2016年07月24日

小型PARMECO用スタンド製作とアクセサリ類から見えること 6

様々なオーディオ製品を仕分けしてみると 3

仕分け作業の最後はアクセサリと呼ばれるカテゴリです。 さまざまな種類のインシュレイタ、レコード用スタビライザ、信号ケーブル、音響補正用の衝立などなど、数えきれないほどのオーディオアクセサリが存在するのはご存知のとおり。 メーカ側が付属させたものであれば部品といえますが、その他はアクセサリとするのが自然でしょう。 注意すべきは80年代以降、製造者責任を放棄して、拡張機器としてのオプションを乱発し、あとはユーザが勝手に組み合わせてくださいという売り方をしているメーカが現れたことです。 結果、価格ばかりが高騰していく状況が生まれました。 RIMG0683ユーザは高ければ高いほど良い結果を得られると信じる性向を逆用したのです。 現代オーディオはもともとトンデモ無いものですから、それでも平気なのでしょうが、ヴィンテージオーディオではそれは通用しないということをはっきり言っておきます。 ヴィンテージオーディオで良い結果を得たいのなら、して良いことと悪いことが暗黙の了解により厳しく決められていることを体得する必要があります。 現代オーディオで有効とされていることでもヴィンテージオーディオでは害悪になることは結構あるのです。 
ヴィンテージ時代、アクセサリといえば、針先洗浄液、レコードクリーナ、アームリフタ、ストロボ等くらいでした。 針先クリーニングは水でも良いし、ユ―ザが無水アルコールを薄めて使用しても効果があります。 アームリフタは無くても手動で降ろせますし、クリーナも硬く絞った布のほうが良い場合が多いのです。 ストロボにしても全体使わなければならないというものではなくて、シンクロナスモータのプレイヤでしたら原則回転速度は固定されてしまっています。 さらに速度調整可能なフォノモータでしたら、速かろうが遅かろうが耳で判断して一番良い音だと判断した速度で再生しても良いのです。 
それに比べると今日、アクセサリは花盛りです。 だからといって必要以上に頼るのはセコイと言わざるを得ません。 スタビライザやインシュレイタの多用はヴィンテージオーディオでは避けることをお勧めします。 そうした類いのものに頼っていては良質な再生音は得られません。 現代のオーディオと違い、ヴィンテージを聴いて楽しむ方は一度すべてのアクセサリ類を取り払って、素の音の良さ、自然な空気の震えを聴いたら良いのです。 そうすれば普段使用しているオーディオ機器の本質が見えてくるし、思いがけない再生のヒントが生まれてくるかもしれません。 アクセサリ中毒だけにはなって欲しくないのです。 つづく
以上T氏


注)スタビライザは初期盤の場合はレコードの音を殺します。 当時はレコード自体の振動を前提として音作りがされていたからです。 


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔