2016年08月10日

小型PARMECO用スタンド製作とアクセサリ類から見えること 15

スピーカ用インシュレイタ

一般にオーディオ用インシュレイタとして開発されたものは、手軽にホームセンタなどで入手できるものとは一線を画するものです。 音質の向上を謳っているからです。 そうである以上それなりの責任はメーカ側にあるのですが、そのあたりは相当いい加減だといえます。 なぜなら、スピーカの種類・性格・接続する装置のクオリティ等々によりインシュレイタによる効果は異なるからです。 RIMG0693それらの製品の効果により、音が変わるのは確かでしょう。 しかし、その変わりようが良い結果なのか悪い結果なのかは、購入したユーザ自身がテスト台となって判断するしかありません。 ただ、製品にたいして支払った対価がホームセンタのそれよりも数倍から数十倍もしたとしたら、ユーザというものは、『音が良くなった』 と思い込みたくなるものです。 そうしたアクセサリに費やした対価が多ければ多いほど、ヴィンテージオーディオの場合、再生音の質は確実に低下するケースを私は数多く見てきましたことを付け加えておきます。
インシュレイタを使用してスピーカをセッティングする際、その効能を的確かつ短時間に判断できる方法はあります。 それはTHORENS TD124 を使用して再生してみることです。 このプレイヤをグレイで扱っているから書いているだけではありません。 それもありますが、TD124は私が知る限りオーディオシステムの不具合部位を適確に示してくれる数少ないプレイヤのひとつであることは確かです。 その他の音楽再生に優れたプレイヤ、例えばコニサーやコラロあるいはガラード4HFなどのホームユースプレイヤはそうした力を持ち合わせてはいません。 原則として当時英国製スピーカシステムのために製作された機器であり、接続するスピーカはブックシェルフ型ではなく足付きスピーカか据え置き型であり、インシュレイタなどは考慮の外でした。 一方TD124は世界向け製品であり、特に米国は重要な市場でした。 すでにブックシェルフ型が大量に出回っており、スピーカの種類は多種多用を極めました。  米国でも通用するプレイヤになるためには、多種多様な装置に対して個有の告知力を具えていなければならなかった、と私は推測します。 小国であるスイス人の意地悪な親切心が為せる技なのでしょう。 つづく
以上T氏


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