2016年08月12日

小型PARMECO用スタンド製作とアクセサリ類から見えること 16

小型PARMECO用スタンド製作と試聴

ステレオ再生についていろいろ書いてきました。 その考えを応用して小型PARMECOスピーカ用に製作したのがこのスタンドです。 そのはたらきはエンクロージャの振動を受動体として受け、スピーカの起動力が上がるにつれて能動化してゆくというアイデアを基にしています。 構造体は箱です。 内部は2つに分けられます。 上部位(第1空気室)は天板からダイレクトに伝わる振動を強めるもので、四方の穴から下部の第2空気室に導かれます。 それぞれの空気室にはイコライザがあり、共鳴をコントロールしています。 第2空気室の大きなイコライザのはたらきは大切であり、ここを調整することにより、第1空気室と第2空気室の間にある6亳の合板の鳴りをコントロールしています。
さらにこのイコライザは箱の板材と平行にすると共鳴型に、45度傾けると拡散型としてはたらきます。 試聴した限りでは平行にして共鳴させて良い結果が出ました。

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天板・前板・フィン板は9亳のシナ合板の響きの良いもの、両サイドは15mmのどこにでもあるランバーコアです。 材料については高級材で厚いものを使えば良い響きがでるというものではない、ということに注意してください。 叩いてみて、触ってみて良いものでなければ、良い結果は出ません。 両サイドにはスリットを適宜数本切込んで第2空気室の共鳴をゆるやかに且つ外側からの音も取り込んで混ぜ合わせています。 ただ低域を増強するならスリットは必要ないのです。 それでは音をいぢることになります。 音を変えるのが目的ではなく、スピーカそのものが自らの振動によって受ける影響を整えて、本来あるべき姿を保つことにこのスタンドが目指すはたらきがあります。 受容体は必要以上にはたらいてはいけません。 
さらにこのスリット左右で幅を少し変えておきました。 ステレオは左右の信号が異なるため、同じスピーカを使っても、動き方が左右で違うことになります。 それならスタンドも左右で違ったものにしても違和感はないはずです。 
後方中央に取り付けたフィン板は3つの役割があります。 ひとつは箱そのものの共振をいったん外に出し、離れたところにアースポイントを作り振動をのがすため、2つ目は箱の外から回り込んでくる音をコントロールするはたらきも有しています。 このフィン板にもスリットを入れてあり、両方から回り込んでくる音が混じりやすくしています。 3つ目は箱そのものの安定です。 設置面積に対し箱が比較的高いので不安定になりやすいため、フィン板により安定が増します。  つづく
以上T氏






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