2016年08月13日

小型PARMECO用スタンド製作とアクセサリ類から見えること 最終回

小型PARMECO用スタンド製作と試聴

スタンド後方に取り付けられたフィン板は、輸送に際して梱包しやすい点を考慮しましたが、もう一つ理由があります。 可動にすることにより床面から回ってくる音の合流点を調整可能にしています。 継手部のナットを回してフィン板の高さを調整することも出来ます。 高さだけでなく、箱そのものの床への振動アースが加減できるのも大きなメリットです。
すでにPARMECOスピーカはお客様の元に発送してしまいましたので、やむを得ずLOLA‐CELESTIONの60年代ブックシェルフ型2ウェイシステムを載せて試聴してみました。 アンプは英国製ステレオプリメインアンプ(EL84PP)、プレイヤはガラードTYPE-A、カートリッヂはM44-7です。 
セッティングして音出ししてみます。 はっきり言って悪い。 RIMG0522スピーカの下に3cmほどの木材を敷いて浮かした時よりもひどいものです。 理由を考えてみるとスタンドの上面、スピーカを置く4隅に滑り止め用フェルトを張ったのがワルサをしている、と感じ、これを取り去りますと、ずいぶん良くなりました。 まだ低音の量感が不足気味です。 フィン板の継手のナットを調整してみます。 下のナットを緩め、上のナットを丸棒にきっちり押し付けました。 これにより、スピーカの重さにより自然にフィン板の振動アースが床に強めに接します。
こうしてずいぶん音質は改善されていきますが、それでも高域が引きつって聴こえいます。 まるでツィータが切れかかっているような具合です。 もちろんツィータはチェック済なので、原因ではありません。 行きついたのがアームの不良です。 A氏にGARRARD TYPE-A の再点検をお願いしたら、この引きつりがピタリと収まった。 こういうことはスピーカがニュートラルに近づくとオーディオシステムの他の部分の不具合が簡単に見えてくるので、よくあることです。
これで基本的問題は解決したので、ある程度音量を上げてみます。 そうすると床に木材を敷いて置いた時よりも数段レインジが伸び、ストレスなしに音量が増していきます。 ちょっと中抜け気味か? スピーカの位置を手を広げ多分だけ近づけます。 これにより、相互干渉帯の混ざり具合の充実がはっきり聞き取れてスピーカのグレイドが二つも三つも高くなったように感じます。 圧縮効果と音の回り込みも自然になったからです。
このスタンドはあくまでPARMECO用に製作したものなので、試聴に使用したスピーカでは十分な効果が得られたかどうかは疑問です。 しかし、セッティングの方法、音の捉え方、調整箇所の発見などは、基本的には度のスピーカも同じです。 スピーカが異なれば、またセッティングも異なりますし、スタンドの形態も違うものになります。 しかし、基本はユーザの耳に如何に音楽が聴こえてくるかであり、音楽含有量の多い再生音を部屋に満たすかにあります。  この項おわり
以上T氏


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