2016年09月04日

英 iFi社製 ステレオプリメインアンプ retro50 その2

プレイヤはグレイで完全な状態にもっていけたとしても、相応しいアンプが無ければ意味がない。 スピーカはヴィンテージの良い状態のものがまだかろうじて入手できることからしても、ステレオレコード再生に適したアンプが見当たらないと、システム構築はうまく進むことができません。 現行品にこだわらなくとも、ヴィンテージ時代のアンプを使えば問題ないのでは? しかし、今日のヴィンテージ・アンプの現状ではそううまくはいかない事情があります。 市場に多く出回っているのは、マランツやマッキントッシュといった米国製であり、ジャズやポピュラーを聴くなら相応の対価を払えば入手できるからよいのですが、クラシックのヨーロッパ盤となるとこれらのアンプではレコードの本質とは違う方向へ導かれていくことになります。 グレイでは長年クラシックの初期盤を販売してきましたが、この二十年というもの、クラシックの分野ではアメリカ盤の需要は凋落し、販売枚数の9割以上がヨーロッパ盤という状況をみるにつけ、わが国ではヨーロッパ盤への志向がかなり強いといえましょう。 これ以上は申しませんが、ヨーロッパプレスのクラシックレコードを米国製や日本製アンプで聴かれている愛好家は多かれ少なかれ違和感を感じているはずです。
伸びやかなハーモニクス、音色のニュアンス、力ずくではないダイナミクス・・・、自然に空気をドライヴしてリスニングルームを音楽で満たすには、どうしてもヨーロッパ製とりわけ英国製の良質なアンプが必要になります。 PYE、GOODSELL、あるいはARMSTRONG社製のもの、その下のクラスではLEAK社製アンプが知られたところでしょう。 LEAK社製アンプを除けば入手困難、たとえ入手できたとしても最近のものは劣化が酷く、トランスの断線や回路の改造などが横行しており、とても本来の性能を維持している個体は無いに等しいというのが現実です。 米国製とは基本的に音作りが異なる英国製アンプを本来の音質にまで仕上げられる技術者を探して依頼するのも至難の業です。 一台のアンプを良い状態に仕上げるにはスペア用としてあと二台は必要なケースも珍しいことではありませんし、真空管にしても4本そろえるには12本は用意することを覚悟しなければなりません。 英国製ヴィンテージアンプを良質なものに仕上げるにはこうした困難が立ちはだかっています。 たとえ仕上がっても、何度かの修理と調整を覚悟しなければなりません。 こんなことを喜んで実行しているヴィンテージマニアはほんの一握りであり、レコード愛好家は何らかの形で妥協を強いられてきました。 思い当たる方々もおおいのではないでしょうか。 つづく
以上T氏

retro stereo50  プリメインアンプの詳細は下記HPをご参照ください
retro stereo 50 HP
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