2016年09月16日

英 iFi社製 ステレオプリメインアンプ retro50 その9

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A1とC3の組み合わせで起きるキツイ音には、スピーカ側にも要因があります。 それはWharfedale Super8 のサブコーンとアルミ製センタドームの鳴きです。 サブコーン自体はメインの振動板(コーン紙)との間にスポンジが挟まれていて不要共振をダンプしてはいますが、メインの振動板が強制的にドライヴされると一緒になった鳴いてしまいます。 構造そのものがメカニカルなものであるので、致し方が無いのです。 しかし、これは欠点というわけではなく、考えようによっては長所としてとらえることもできます。 サブコーンを置くことにより音にまとまりが出て音楽が聴きやすくなるからです。 欠点にも長所にもなるのがヴィンテージ時代のフルレインジスピーカの特長といえましょう。 そこで重要になるのがエンクロージャです。 これを工夫するとキツイ音から解放されることが出来ます。 まずユニット前面に幅18/厚み9个糧頂爐鮟弔妨把蠅靴泙后 これによりサブコーン紙の共鳴音を分散屈曲させて刺激的な音を和らげます。 次にエンクロージャ内部に吸音材を側板側に追加します。 さらに共振制御棒の止めネジを緩めエンクロージャの共振を自由にします。 これで再生時の広域のキツサは大幅に緩和され聴感上問題のないところまで落ち着きますし、音楽的にまとまり音色も楽に出てくるようになります。 ヴィンテージのキモは、プレイヤにしろアンプにしろそしてスピーカも、聴きながら調整する余地が残されています。 それは、ユーザの工夫により自身の聴感上の好みに近づけることが可能であることを意味し、これがまた魅力でもあります。
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これでスピーカがあるべきところに戻ったので、本格的に試聴を続けます。
結論から述べればA1とC3の組み合わせではretro50 の方が良い結果をもたらしました。 部屋に立体音響として広がり、音楽が持つ音量差に応じて自然に縮み、自然に伸びるのです。 左右のスピーカを1m30cmほどにして4m離れたところで聴くと、音源の所在がつかめずに空気そのものが鳴っているように感じられるのです。 音色はあざやかさよりあでやかさが際立ちます。 大輪の華ではなく、小さな花の群れが風に揺られる感じ、ここに至ってA1のCollaro4T200/DECCA ffss の本質が初めて示された、と感じます。 ジャズヴォーカルも良いのです。 決して上等とは言えない生活をしてきたをんなに見えてもこころのうちに秘めている純な気持ちを聞かせてくれます。 GOODSELLはエンクロージャを調整した後ではキッチリと良い仕事をしてくれますが、retro50 に比べ真面目過ぎるきらいがあります。 スピーカの能力が向上したために、ややモニタ的な音になってしまったように思います。 つづく
以上T氏


retro stereo50  プリメインアンプの詳細は下記HPをご参照ください
retro stereo 50 HP
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