2016年09月19日
英 iFi社製 ステレオプリメインアンプ retro50 その10
A1とC4の組み合わせはどうでしょう。 Jensenのスピーカは面白い音を出します。 ジャズをかけるとフレッド・アステアを思わせる音を出してくれるのですが、よおく聴いていると、アステアではなく植木等のほうに近い。 無責任男があちこち走り回ってもめ事をはぐらかしてしまうように、Jensenの8インチはクラシックさえもそれなりにこなしてしまいます。 アステアが植木に聞こえてしまうのは英国風にもアメリカ的にもならずに、結果としてなんとなく日本を感じさせる音になってしまうからのようです。
だから昔どこかで聴いたような音になったのでしょう。 イタリアのバロック、たとえばヴィヴァルディをかけると、イタリア音楽であることを忘れてしまうほど、あっけらかんとしています。 この聞こえ方はretro50 でもGOODSELLでも同じです。 特に後者とつなぐと、トルクが強すぎるのに、馬鹿正直にその強いトルクを受け止めてしまうのがJensenのユニットです。 これもいかにもアメリカ的なおおらかさなのでしょう。 その人の好さがこのスピーカの魅力なのです。
一方retro50 のC4に対する適応力は見事です。 C3とはまた違う世界観によって製造されたユニットを抑え込まず、放って置きもせず、的確にコントロールするのです。 また歪感の少なさも大したものです。 本来このくらいの口径の米スピーカユニットは電気的ひずみが目立つものですが、ここでは感じられない。 retro50 の出力トランスは小さいのに、不思議です。 C4の低音はこのサイズであるから伸びはないけれど、音の重心を低くとってあるので低域の量感に不足は感じるどころか、太い音色を持っておりうまい音作りをしている。 高域はC3のような現象は発生しません。 ユニット自体がシングルコーンでサブコーンが無いタイプなので、ひずみをもたらす共振はそれほどありません。 まだまだつづく
以上T氏
retro stereo50 プリメインアンプの詳細は下記HPをご参照ください
retro stereo 50 HP
お問い合わせ ご購入方法はこちら

一方retro50 のC4に対する適応力は見事です。 C3とはまた違う世界観によって製造されたユニットを抑え込まず、放って置きもせず、的確にコントロールするのです。 また歪感の少なさも大したものです。 本来このくらいの口径の米スピーカユニットは電気的ひずみが目立つものですが、ここでは感じられない。 retro50 の出力トランスは小さいのに、不思議です。 C4の低音はこのサイズであるから伸びはないけれど、音の重心を低くとってあるので低域の量感に不足は感じるどころか、太い音色を持っておりうまい音作りをしている。 高域はC3のような現象は発生しません。 ユニット自体がシングルコーンでサブコーンが無いタイプなので、ひずみをもたらす共振はそれほどありません。 まだまだつづく
以上T氏
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