2016年09月20日

英 iFi社製 ステレオプリメインアンプ retro50 その11

今回からはA2(TD124エンポリウム仕様+SME3009S2+SHUREM44-7)をしばらく聴いてみることにします。 A2とC1の組み合わせは低音域の太さとゆたかさが再生されます。 時として低音肥大気味にもなります。 音色は前回まで試聴してきたA1のDECCA ffssピックアップシステムのような色艶にはM44-7はかないませんが、楽器を色分けして示しています。 音場となるとA1の時のようにモノーラル的な鳴り方と異なり、左右のスピーカから音がきれいに混合して立体音響として提示されます。
EPSON001

このステレオ再生に見る混合力こそTD124エンポリウム仕様の再生力のみなもとであり、それがためにディジタル的なアナログ再生に嫌気がさしたLP愛好家に新鮮に受け入れられる所以なのでしょう。 RIMG0881これはretro50でもGOODSELLで聴いても同じ印象を受けるのですが、実は両者のTD124に対する反応の仕方に違いがあります。 実際TD124エンポリウム仕様はすべてのTD124のなかで最も圧縮力が強いタイプであり、接続するアンプによってはそれがマイナスとして働いて、スピーカをオーヴァ・ダンプ状態にしてしまうこともあります。 ふぁおのモータが持つ圧縮力はスピーカを駆動する制動力として働くのですが、その力をアンプリファイアがどのようにスピーカに伝えるかで音質、音色、響きの密度、音の伸びやかさなどが決定されてしまうのです。  London Westrex system
GOODSELLはA2から出力される信号にある圧縮力を真正面から受け止めて、自らの力で聴き手に良い音と思われるくらいにほぐして送り出します。 僕のところに来たからには手ぶらで返すわけにはいかないといったところでしょうか。 一方retro50 は平気で手ぶらで送り出します。 圧縮力が強ければ強いなりに、弱ければそれなりに送り出してしまいます。 ということはretro50 はレコードプレイヤの圧縮力を測る上では有効なアンプリファイアなのです。 このアンプの設計者はレコード再生ではアイドラドライヴ型を相当意識してデザインしたように思えて仕方がありません。 こうした圧縮力に対するretro50 の在り方はベルトドライヴやダイレクトドライヴではうまく機能しないからです。 リーク社のヴィンテージアンプを頭に置いて製作されたアンプと称されるだけに、こういう推測もあながちハズレではないはずです。 つづく
以上T氏

retro stereo50  プリメインアンプの詳細は下記HPをご参照ください
retro stereo 50 HP
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