2019年02月18日
ローコスト・フォノイコライザとプリメインアンプ その5
今回はGREY プリメインアンプを聴いてみる。
まず気が付くのは大出力パワーアンプとは違う静けさに耳は喜びます。音のテンションが高すぎず低すぎず。音と音楽がスムーズに出てくる。レコードの溝をたどる針先から発する信号を素直にスピーカに渡す。レコードプレイヤ固有にあるトランスクリプション力(レコードからの信号を音楽に変換する能力)をそのまま増幅するから、余計な張り、ニジミがほとんどないのがうれしい。プレイヤの能力の差異が際立つから良質なホームユースのプレイヤにEQ11やEQ12フォノイクォライザを通して接続すれば、すぐに音楽に浸ることができる。音の出入りにわざとらしさが無くリニアに再生されます。こういう音を出してくれるとアームの調整による音質の変化、プレイヤ本体の手入れの後の音の鮮度の違いを簡単に認識します。ということはレコードプレイヤの質が問われることになる。


THORENS TD124 Mk.1/Mk.2/TD134/TD184/TD135Mk.1/Mk.2 を実際に接続して試聴しましたがそれぞれの機器の特長の差異がきちんと再生音に反映され気持ちよく音楽を感じました。GARRARD 4HFとの組み合わせも音楽再生能力に長け、音楽含有量の高さには驚かされました。ジャズ・ロックに敏感に反応してダイナミクスの頂点のキマリ具合が気持ちいい。
GOODMANS MAXIM/CELESTION 10インチ/EMI楕円スピーカ/Lowther Audiovectorといった英国製ヴィンテージスピーカを気持ちよくドライヴしてくれます。
出力は付録アンプと同じ5W x 2で、これも十分すぎるほどスピーカーをドライヴします。残留ノイズはほとんどゼロ。低域の伸び、高域の透明感、もちろん中音域の張り出しがジャズを聴いて強く感じました。これだけの音質を生むアンプのサンプルを一日で製作してしまう合研Labの製作経験の積み重ねと技術力の高さとフレキシブルな創意工夫。真空管はチェコ製12AU7が標準ですが、ご希望により仏ORTF仕様ECC82、米PHILIPS JAN8139W も用意しています。サブシステムというより小さな部屋にはメインシステムです。次回は付録アンプ/Greyアンプの違うところ似ているところを書きます。
つづく
まず気が付くのは大出力パワーアンプとは違う静けさに耳は喜びます。音のテンションが高すぎず低すぎず。音と音楽がスムーズに出てくる。レコードの溝をたどる針先から発する信号を素直にスピーカに渡す。レコードプレイヤ固有にあるトランスクリプション力(レコードからの信号を音楽に変換する能力)をそのまま増幅するから、余計な張り、ニジミがほとんどないのがうれしい。プレイヤの能力の差異が際立つから良質なホームユースのプレイヤにEQ11やEQ12フォノイクォライザを通して接続すれば、すぐに音楽に浸ることができる。音の出入りにわざとらしさが無くリニアに再生されます。こういう音を出してくれるとアームの調整による音質の変化、プレイヤ本体の手入れの後の音の鮮度の違いを簡単に認識します。ということはレコードプレイヤの質が問われることになる。


THORENS TD124 Mk.1/Mk.2/TD134/TD184/TD135Mk.1/Mk.2 を実際に接続して試聴しましたがそれぞれの機器の特長の差異がきちんと再生音に反映され気持ちよく音楽を感じました。GARRARD 4HFとの組み合わせも音楽再生能力に長け、音楽含有量の高さには驚かされました。ジャズ・ロックに敏感に反応してダイナミクスの頂点のキマリ具合が気持ちいい。
GOODMANS MAXIM/CELESTION 10インチ/EMI楕円スピーカ/Lowther Audiovectorといった英国製ヴィンテージスピーカを気持ちよくドライヴしてくれます。

つづく