2020年08月16日

Connoisseur Pick up plays 78

棚から英Connoisseur Pick up(1947) が落ちてきた。ジャズの78回転の魅力に目覚めており、ちょうど良い機会。試し聴きすることに。RIMG2937御覧の通り、未使用で交換針も10本入りが6袋ある。袋書きに「10-12面は高いクオリティで再生可能、あと50-100面はレコードへのダメージなしに再生する」。指定針圧30g、蓄音機が100-200gだから、78回転用としてはLight-weight の部類に入るし、4-6g のバリレラやクリスタルでは「いいんだけど、ちょっと違うかな」と直感していた。発電形式は好みのMI型(Moving Iron)で40-50年代録音をハイフィデリティ再生できるんじゃないか。RIMG2941繊細な音の素肌、しっとりとしていながらあやふやにならず、潤いとデリケイトな音色。MI型らしい痩せるとは縁のない音は面を重ねる毎に肉感がのって音が生きていく。エロスイコールライフ。ペギー・リーの気配、バド・パウエル輝きの圧倒、ゴーティエとルフェビュール奏でるブルーズ楽章の細くて白い腺の艶っぽさ、モーツァルトのイ短調ソナタ弾くメイエルのあざとい雅び・・・。「聞く」という行為はフィジカルなんだとあらためて実感。音が生きている。
RIMG2945ピックアップ、MI型なのに出力が1V(付属トランス使用で5V)もあるから、例えばretro stereo 50アンプのAUX端子に入れてトーンコントロールを使用すれば問題なく気持ちよい音が出てくる。Pick up の出力を直接Grey Amplifier に差し込んで再生したのが一番良かった。二系統のINPUTにそれぞれ100KΩと120KΩのロードをかけて特性を選択できるようにした。これは発見でプレイヤと小さなアンプ一台あれば高水準で78回転ハイファイが実現できる。ゴーティエ奏するバッハのソナタには恐れさえ感じるほど。RIMG2973LP以上の迫りくる生々しさに潤いに音色が重なり心地よいこと。当分病みつきになりそう。長年積んであったシェラック盤が俄然宝物のようにかがやき始めた。40年代以前の演奏をアナクロではなく、LPやCDと同じステージに置いて聞けるようになった。なによりカナ臭い音がしない乾いた音がない。盤を痛めるこころの痛みもない。これで数分ごとにドアをノックされなければ、極楽なのだけど。

connoisseur pick up (2)



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