2021年09月19日
Grey List #48 から イタリアRCAの2枚
昔の録音なのにスピーカから鮮度たっぷりに音楽が飛び込んで来る。初期盤の面白さは扉を開けて未知の世界に踏み入る冒険でもある。アメリカ盤に始まり、イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、東欧、スイス、ソビエト・・そしてイタリア。
KV49 ベートーヴェン バガテール作品126 作品33 M.デッリ・ポンティ(Pf) 録音1960年 RCAイタリアスタジオ ローマ エンジに銀円イタリアRCA‐Victrolaレーベル(オリジナル) 小さめの食堂っぽいところで、座った途端、『ここ、良さそう』って予感しません?イタリアで、何を食べても『うんまい!』リストランテに当たるとうれしくなりますよね。満腹したところで、とどめのドルチ!大きなバットに並べてあるのを、これとこれと、これ。ジェラート、おだんご、カスタードがお皿にてんこもり。ネットリした舌ざわりがたまらない。それをスピリッツを舐めながら平らげる。このバガテール、出てくるものみんなドルチ。音符の料理の腕前もちろんベーネ。耳が舌なめずりする音を出すピアニスト。それにしても、バガテールのいい録音って、あまりないんでね。リストランテ「ポンティ」はおすすめ。イタリアRCAのVictrolaの内袋メニューを見ると、ティート・アプレアによるショパン ポロネーズ全曲(KV17/8)なんていうのもあるみたいです。 盤ほとんど美品〜美品 ジャケットおおむね良好 イタリアプレス Grey List #48 (January 2002) ¥10000
KVS142 『17世紀イタリアのピアノ音楽』 スカルラッティ/パラディシ/チマローザ/クレメンティ/ガルッピ/アバーテのソナタから全9曲 ラウラ・デ・フスコ(Pf) 録音1965年 エンジに銀円伊RCA VICTOROLAステレオレーベル(オリジナル) 異才です。彼女が弾き始めると、いっぺんに空気が変わる。からと明るく、なんとわがままな・・・。風変わりなニュアンスとタッチのセンスの輝き。世を捨てた人が弾いている感じ。とにかく、カッコいい、スカルラッティをこんなふうに切り込んでイタリアンモードで闊歩するのは聞いたことがない。太い枠の黒メガネ(はずせば美人!)、ピアノの前にふてぶてしく座っている彼女の写真からして、いっぺんに好きになりました。ほかに録音があれば、何が何でも聴きたい! 盤美品〜ほとんど美品 ジャケットほとんど美品 イタリアプレス Grey List #56 (January 2004) ¥18000
ガイドブックで推薦される名盤ではありません。
だから聴いて欲しいのです。
KV49 ベートーヴェン バガテール作品126 作品33 M.デッリ・ポンティ(Pf) 録音1960年 RCAイタリアスタジオ ローマ エンジに銀円イタリアRCA‐Victrolaレーベル(オリジナル) 小さめの食堂っぽいところで、座った途端、『ここ、良さそう』って予感しません?イタリアで、何を食べても『うんまい!』リストランテに当たるとうれしくなりますよね。満腹したところで、とどめのドルチ!大きなバットに並べてあるのを、これとこれと、これ。ジェラート、おだんご、カスタードがお皿にてんこもり。ネットリした舌ざわりがたまらない。それをスピリッツを舐めながら平らげる。このバガテール、出てくるものみんなドルチ。音符の料理の腕前もちろんベーネ。耳が舌なめずりする音を出すピアニスト。それにしても、バガテールのいい録音って、あまりないんでね。リストランテ「ポンティ」はおすすめ。イタリアRCAのVictrolaの内袋メニューを見ると、ティート・アプレアによるショパン ポロネーズ全曲(KV17/8)なんていうのもあるみたいです。 盤ほとんど美品〜美品 ジャケットおおむね良好 イタリアプレス Grey List #48 (January 2002) ¥10000
KVS142 『17世紀イタリアのピアノ音楽』 スカルラッティ/パラディシ/チマローザ/クレメンティ/ガルッピ/アバーテのソナタから全9曲 ラウラ・デ・フスコ(Pf) 録音1965年 エンジに銀円伊RCA VICTOROLAステレオレーベル(オリジナル) 異才です。彼女が弾き始めると、いっぺんに空気が変わる。からと明るく、なんとわがままな・・・。風変わりなニュアンスとタッチのセンスの輝き。世を捨てた人が弾いている感じ。とにかく、カッコいい、スカルラッティをこんなふうに切り込んでイタリアンモードで闊歩するのは聞いたことがない。太い枠の黒メガネ(はずせば美人!)、ピアノの前にふてぶてしく座っている彼女の写真からして、いっぺんに好きになりました。ほかに録音があれば、何が何でも聴きたい! 盤美品〜ほとんど美品 ジャケットほとんど美品 イタリアプレス Grey List #56 (January 2004) ¥18000
ガイドブックで推薦される名盤ではありません。
だから聴いて欲しいのです。