2021年11月04日

Grey List #32から ショパンとトリスタン

ドビュッシィやサティに限らず、ほとんどの作曲家はワグナーを意識していた。当然ワグナーはフランスの演奏家たちにコンプレックスに近いものを投げかけている。Grey List の原稿に赤字を入れていると面白いことに気づく。

RES‐16 ショパン 24の前奏曲  J.ミコー(Pf)  録音1958年 スタジオ・ファゴン パリ  黒に銀のresonancesレーベル(オリジナル) フラット重量盤  1958年初出分  ミコーは多趣味の持ち主。文学と数学にも熱心で、『芸術文学協会』の一員であるとのこと。  盤・ジャケット共きわめて良好  FP  後期CCIRカーヴ(RIAAと同一)を指定  Grey List #34  ¥6000

同上 ショパン 24の前奏曲 幻想曲へ短調  J.ミコー(Pf)  録音1958年 スタジオ・ファゴン パリ  黒に銀のresonancesレーベル(オリジナル) フラット重量盤  使用楽器はスタインウェイ  ミコーは音楽一家の出、パリ音楽院でジュール・ジャンティルに師事、1948年プルミエ・プリを授与、その後エコール・ノルマル教授となり、アルフレッド・コルトーの補佐役を任じられていました。  盤ほとんど美品  ジャケット(58)ほとんど美品  FP  RIAA指定  Grey List #65 ¥14000

同上 ショパン 24の前奏曲 幻想曲ヘ短調  J.ミコー(Pf)  録音1958年 スタジオ・ファゴン パリ  黒に銀のresonancesレーベル(オリジナル) フラット重量盤  『ショパンはこの曲をトリスタンと同じポジションで創作したのではないか。つまり、愛と死の壮大な詩を書いたとしたら・・・。もちろん、そんなはずはないというのも充分承知のうえだ。だが、そうかも知れないという思いも断ち切れない何かが、私の中にはある。』という書き出しで始まる、ミコー自身によるジャケット解説。Res16事実マジョルカ島以来、ショパンはボードレール、そしてエドガー・ポーに強く惹かれていた。もやもやと奇怪なイマジネーションが産まれ、ジョルジュ・サンドというエネルギーを得て、それは開花する。バッハの和声と堅牢さを備え、ピュアなイタリアの叙情にも触発された音楽がある。ショパンをトリスタンのテンペラマン(気質)で弾く、という発想。それを知った途端、流れているショパンのトーンが変わった。印象とエピソードのつながりとなって、少しく深く残る。  盤美品〜ほとんど美品  ジャケット(58)ほとんど美品  FP  Grey List #66 ¥12000

ガイドブックで推薦される名盤ではありません。
だから聴いて欲しいのです。



この記事へのコメント

1. Posted by のらくろ   2021年11月04日 18:33
深いな。
2. Posted by グレイ   2021年11月05日 10:39
うん、深い

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