2022年03月12日

コンセルトヘボウ その3

コンセルトヘボウがステレオをテイクするのは1957年5月27−28日、ドビュッシィの『海』と『夜想曲』が初めとされる。くすんだホルン群の祝い唄で始まるヘンデル『水上の音楽』は翌1958年6月1日のセッション。 

De hoorns
De hoorns 2

835004AY ヘンデル 『水上の音楽』全曲  E.v.ベイヌム COA  録音1958年 コンセルトヘボウ  エンジに銀のPHILIPS Hi‐Fiステレオレーベル 重量盤  P;J.v.ヒネケン E;H.ヤンセン/C.フイジンガ/W.v.レーウヴェン  モクモクとヘンデルの入道雲。 ベイヌムの棒は気分良くコンセルトヘボウのオーケストラをドライヴする。 この盤から再生される空間はけばけばしさとは縁はなく、圧迫感のないホールを名人たちの響きが伸びていきます。 フレキシブルな弦群とユーモアさえ吹き込む管楽器たち。 低音が強めな時は、ホールトーンが自然に拡がるまでアンプのBASSを絞ってみてください。  盤ほとんど美品〜美品 ジャケットほとんど美品  NLP グレイリスト#50 ¥10000

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SABL125   ヘンデル 水上の音楽  E.v.ベイヌム COA  録音1958年 コンセルトヘボウ  エンジに銀のPHILIPS Hi‐Fiステレオレーベル 重量盤  『水上の』というより『楽園の』音楽が部屋に静かに拡がります。慈愛に満ちたコンセルトヘボウの音響に何の妨げもありません。オーケストラの団員がヘンデルに浸りきって静かな慶びを捧げているのです。  盤美品〜ほとんど美品  ジャケットほとんど美品  EP  (蘭835004AY) グレイリスト#46 ¥15000

リストのコメントからして、当時はまだこのレコードの本当の面白さを聞き取れていなかった。たしかにこれ、まともに再生するには感性を駆使して装置を調整しないとむつかしい。RIMG0265ことにコントラバスがバズらないよう、締まりのある響きを出すと、ワーッといいたくなるほどにオーディオ的に大満足。プレイヤの精度が何より重要で、トーンアームの質量を考慮した微妙な調整が加わると功を奏する。今週レストアを終えたばかりのTD124Mk.2+SME3009S2+スイス製キャビネット(職人芸による響きが良い作品で最近取り扱いを開始した)で、久しぶりに聞いてこれが並みのステレオ録音ではないのに気付く。またもう一つレコードの奥に行き着いた気分、今回は弦群のハーモニクスのさじ加減に痺れる。メヌエット風の中間部での第二ヴァイオリンとヴィオラ、それにファゴットのハモらせ具合のセンスの良さ。このあたり、粋な感じを出すのは現代のオーケストラに求めるのは無理。

De 2e Violen
De 2e Violen 2

De Altviolen
De Altviolen 2


De fagotten
De fagotten 2


写真をクリックして団員の表情を見てほしい。
音楽する喜びがこぼれている。

Grey List を5月10日に発売します。
上下巻3,000頁、およそ5圓撚然覆66,000円(消費税・送料共込)
*詳しいパンフレットご希望の方は下記まで。
greythorens@kind.ocn.ne.jp
tel 0479-25-1140 fax 0479-25-3895

IMG_6260.jpg 表紙 茶顔



この記事へのコメント

1. Posted by のらくろ   2022年03月12日 21:44
冒頭の「もくもくとヘンデルの雲」。読むだけで音を想像できる。読むだけでも楽しめる❗️
2. Posted by グレイ   2022年03月13日 06:18
整数の音楽、ヘンデルは清々しい。

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