2021年08月03日

オリンピック興行

オリンピックが東京にやってきた。前に来たときは大会という感じだったけれど、今回は興行、いや巡業と呼びたい。どこか違う。大会の頃、選手はとりあえず皆アマチュアだった、と記憶する。今日日はプロフェッショナルな興行主と選手が世界中をめぐる、だからオリンピックを巡業とつい呼んでしまう。
TD124をレストアしていて、もう少しこうしてみたい、と時間をかけてみることが多くなった。例えば金属部品の軸受けを磨いていて、「これで十分だけれど、もう一度磨いてみたら、どうだろう」と、触れながら、もう一度磨いてみることにしている。「これで十分」で、すっぱり止めて次の作業に移るのが、いわゆるプロの仕事ぶりなのかもしれない。「いや待てよ」僕には好奇心がある。気が済むまでやってみても、「構わない」と、部品を見ている。時間はいくらかかっても構わない。一台一台個性があるTD124のレストアを、「この程度で」「どうせお客にはわからない」で済ませたくないから。どちらかというと、僕のレストアはお金をいただいてはいるが、アマチュアに近いポジションにある。こんなこと書いていること自体、僕はプロのレストア職人ではない。
楽器そのものの音がらくらく出ているか、共感できるか、音溝に刻まれた音がどんなことを伝えたいのか、音色の肌触り、音の先が伸びているか、録音会場の臨場感・空気の匂いとか、耳に重くないか、疲れないか、サクサクきれいに空気が震えているか、イマジネイションを誘うか、などなど、まず低音・高音・原音よりも、無意識に聞いているポイントはそんなところです。無理して低音・高音・原音を出そうとすると、肝心の音楽は逃げていきます。



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