みなさん、こんにちは。
羽生一月(@habuhitotsuki)です。
僕の不動産投資の失敗談第4回目です。
以前の記事は下記から見ることができます。
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これまでに、
全くの不動産投資初心者だった僕は、
六本木の水○大家さんという業者を訪ね、
そこで紹介された物件は、
家賃が大幅に水増しされて、
販売されていた物件だった、
という部分まで書きました。
不穏な橋本からの電話
読者の方はお察しだと思いますが、
実は僕はまだこの時点で、
騙されていることに全く気がついていません。
そんな僕を尻目に、
橋本と佐藤は銀行への融資打診を着々と進め、
僕の融資申込書を銀行に提出するところまで、
手続きが終わりました。
そんな折、橋本から一本の電話が。
橋本「○○さん。順調に銀行融資の手続きは進んでいます。
ただ一点、困ったことが起きていまして」
全て順調に進んでいると聞かされていた僕は、
困ったことが起きている、
という橋本の表現に驚きましたが、
とりあえず内容を聞いてみると・・・。
橋本「銀行がですね。
とりあえず銀行口座に1000万円入っていないと、
これ以上手続きを進めることができない、
って言ってるんですよ。
とりあえず1000万円を入金してもらうことができますか」
と軽い口調で言ってくるんです。
僕「いやいや・・・。
1000万円って大金ですよ?
そんな風に軽々しく言わないでくださいよ・・・。」
橋本「○○さん。
本来は地主などの資産家にしか許されない不動産投資に、
挑戦しようとしてるんですよ?
そもそもサラリーマンが始めようとすること自体、
ハードルが高いことなので、
どんな形でもいいのでとりあえず1000万円を集めてもらえますか」
何が僕に任せておけば何も心配いらないですよ、だ。
何が全て順調に進みますよ、だ。
いきなりつまづいているじゃないか。
しかもこんな時の口調までドヤ顔風。
少しはしおらしい対応もしてもらいたいものです。
とはいえ、
やはりどうしても不動産投資を始めたかった僕。
両親は全くお金を持っていないので、
なんと奥さんのご両親に頼み込むことにしてしまいます。
僕「本当に申し訳ありません。
どうしても不動産投資を始めたいと思っており、
必ずお返ししますので、700万円をお借りできないでしょうか。」
(300万円は自分の貯金がありました)
ご両親「○○くん。
君の気持ちはわかった。
ただ僕の親も不動産経営をしていたことがあり、
その苦労を間近に見ていた僕としては、
とてもおすすめできるものではない。
それでも君は本当にやりたいと思うのかい?」
という、会話の始まりから、
話し合うこと2時間。
なんとご両親から資金をお借りできることになったのです。
そもそも礼儀としてありえない相談なので、
非常に失礼な義理の息子です。
なんとか用意した1000万円。ところが・・・
こうして、
必死の思いでかき集めた1000万円を口座に入金し、
橋本に連絡しました。
僕「なんとかお金は用意できました。
ただ必死に妻のご両親に頭を下げて、
借りたお金なので、
僕としても後に引けない状況なので、
何卒よろしくお願いします。」
橋本「よくお金を集められましたね。
任せてください。
必ず審査を通してみせます。
結果も早くわからないとダメでしょうから、
最大限急ぎますね。
あと○○さんはすでに資産管理法人をお持ちでしたよね?
先々の税金のことも考えて、
今回はその法人で融資を受けるようにしましょう。
では、進捗があったらまたご連絡しますね」
ご両親から借りた700万円を一刻も早く返したかったので、
僕は橋本からの連絡を毎日心待ちにしていました。
しかし、あれほど急ぐと言ってくれていたのに、
3週間経っても橋本から連絡はありませんでした。
そして、1ヶ月ほど経ったある日、
橋本から連絡がありました。
橋本「○○さん。
融資の件ですが、
やはりオ○ックス銀行は、
実績がほとんどない法人で融資は難しいようです。」
僕「え?
あれから1ヶ月も経つのに、
そもそもダメなら最初の段階でわからなかったのですか?」
この時は耳を疑いました。
だって、そもそもの条件の確認に、
プロの業者が1ヶ月もかかるなんて、
ありえないと思っていましたから。
橋本「すみません。
銀行の担当者も多忙で、
そもそもの条件確認が甘かったです。
あとさらに悪いニュースなのですが、
お買い上げいただこうと思っていた物件が、
別の業者のお客さんに買われてしまいました」
僕「えっ?
物件を押さえてくれていたのではないのですか?」
橋本「すみません。
融資に時間がかかったために、
物件を押さえきることができませんでした。
またいい物件情報が出たらご連絡します。
あ、ちょっと今移動中なので、
また詳しい話は追ってさせていただきますね」
と、
一方的に言いたいことだけを言って、
電話を切られてしまいました。
読者の皆さんは、
こんなことをされてこの業者を許すことができますか?
妻の両親に必死に頭を下げてお金を借りさせられ、
自信満々に、任せておけば大丈夫だと言われていたのに、
そもそもの融資条件すら把握しておらず、
状況が悪くなると一方的に言い放って、電話を切ってしまう、
こんな業者。
現在、水○大家さんは最近TVのスポンサーも始めたようで、
随分羽振り良く営業しているようです。
ただ、その実態は、
僕の事例からもわかるように銀行との付き合い方も雑で
出禁になった銀行は数知れないようです。
(○光銀行など出禁になった銀行を何行か聞きました)
そもそも日頃から、
きちんと銀行と関係性ができていれば、
こんな融資の前提条件の確認など、
事前にできているものです。
ドヤ顔でずっと話されていましたが、
ろくに融資を通すこともできない担当者だったのでした。
また今ではよくわかりますが、
この業者のそもそものビジネスモデルは、
投資家のことなど考えずに、
融資が最大額でいくら引っ張れるかどうかだけを計算して、
案件自体は吟味せず、
最大額を投資家に買わせる、
というものらしいです。
手口の悪質さは今では知っている人は多いです。
初心者以外で引っかかる人はもういないでしょう。
付き合う業者を選ぶことは本当に大事
僕の事例では、結果として、
家賃が水増しされた紹介物件は、
買わずに済んだので命拾いしました。
しかし、当然うまく買えてしまう投資家もいて、
そういう投資家は物件を買ってから思うようにいかず、
苦労するわけです。
ただし、
僕も不動産投資では失敗を避けることはできましたが、
妻のご両親にはお金が必要なくなった旨を、
丁寧に説明する必要があり、
随分恥をかきましたし、
大見得を切った手前、しばらくの間、非常に肩身が狭かったです。
以上、僕の不動産投資の最初の失敗談でした。
本当にみなさん、
付き合う不動産業者は徹底的に吟味しないといけませんよ。
僕は水○大家さんが仕事ができなかったおかげで、
偶然失敗を避けられただけです。
不動産投資を始めたい人は、
すでに成功している人から不動産業者は紹介してもらいましょう。
僕の失敗談はまだまだあるので、
これからも書いていきたいと思います。
少しでも不動産投資で失敗する人が減りますように。
ご参考になれば幸いです。
羽生一月
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