「2005夏の甲子園特集」を記念して、“夏の甲子園名曲の殿堂”というのを始めたいと思います。夏の高校野球を彩ってきた、もしくはテーマにした曲を紹介しようというものです。
 ただ、取り上げたい曲はいろいろあるんですけど、問題は「私の解説」。曲のレビューが苦手なんですよね…。まあ突っ込みどころが多いネタになるとは思いますが、とりあえずいってみましょう。記念すべき第1回は『君よ八月に熱くなれ』です。

君よ八月に熱くなれ(高岡健二)●君よ八月に熱くなれ(1977.8.5発売)
 作詞:阿久悠/作曲:中田喜直
 歌:高岡健二(現・高岡建治)、堤大二郎、夏川りみ、西浦達雄など
 ※他に吹奏楽、シンセサイザーによるインストバージョンあり

 「あゝ甲子園」(1977)
 「ABC高校野球中継」(1977,79-94オープニング,2008最終日エンディング)
 「速報!甲子園への道」(1981-91)
 「熱闘甲子園」(1981-88,89エンディング,2003-05挿入歌)など
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♪まためぐり来る夏の日に 心ふるわす人がいる…80年代の夏の甲子園といえば、やはりこの曲ですよね。この曲が流れるようになると、今年もこの季節が来たんだなと実感させてくれたものでした。
 ABCの夏の高校野球関連番組では必ずかかっていたこの曲。元々は「あゝ甲子園」という、高校野球ドキュメント番組のために作られた曲です。俳優だった高岡健二が起用されたのは、高校時代に野球部でプレーしていた経験があり、高校野球をテーマにしたこの曲を歌うのに、最も適していたからだそうです。プロの歌手ではなかったので、ちょっと泥臭い感じの歌唱でしたが、それがうまくはまっていたように思います。
 忘れてはいけないのが、大阪府立淀川工業高校(現淀川工科高校)吹奏楽部(全国的にも屈指の実力を持つブラスバンド)の演奏によるバージョン。初期の「熱闘甲子園」はこのバージョンの曲と、松下電器の番組オリジナルCMはなくてはなりませんでした。
 その後、80年代途中から歌い手が堤大二郎にバトンタッチ。94年を最後に一旦はテレビからは聞かれなくなりますが、2003年に「熱闘甲子園」の挿入歌として復活。夏川りみが優しく歌い上げています。
 現在CDで聞くことができるのは高岡・夏川・西浦バージョンのみ。せっかくなら、歴代の各バージョンと、淀工吹奏楽部演奏のバージョン4曲を収めたマキシシングルで発売したら、ビッグビジネスの予感がするんですけど、いかがですかね?

 というわけで、こんな感じでこのシリーズはゆるくやっていきたいと思います(そうでないと続かないから…)。

(関連ページ)
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