今年もあと3日で終わります。私も昨日で仕事納めとなってまずは一息。年賀状も出し、年始用の買物も終えて、明日は大掃除でもしようかなという按配になっています。
 さて、いよいよ来年秋から改修工事に入る甲子園球場の話題を2つ。
甲子園に「リボン型LEDボード」(デイリースポーツ)
 阪神電鉄は25日、今年のシーズンオフから始まった甲子園球場のリニューアル工事に伴い、完成する09年3月に新規映像装置として「リボン型発光ダイオード(LED)ボード」を設置すると発表した。
 ライブ感のある仕掛けが可能な装置で、球場内の演出において長文のメッセージを流したり、ボードの中の映像を走らせたりできる。電光表示式の情報提供ボードで、フルカラーでのビデオ映像も表示可能。アメリカではすでに設置されている球場もあるが、日本国内では現時点で導入している球場はなく、国内球場では初めての画期的なものといえる。
 設置個所は、バックネット裏を覆う銀傘下のスイート席のバルコニー・フィールド側壁面部。高さは約1.2メートル、左右は約250メートル。鮮やかな映像を流せることから、新しい広告媒体としての使用も検討している。
 メジャーリーグの球場で似たようなものは見たことがありますが、なんかこんなド派手な電光掲示板は伝統の球場には似つかわしくないような…? もっとも、高校野球ではまず使わないと思いますが。
 特にリリースはされていませんが、既存スコアボードも例えば左側のメンバー表示までフリーエリアを拡大したりとかあるのでしょうか?
甲子園ツタ「写真パネル」で復活(デイリースポーツ)
 甲子園にツタが復活する? 阪神・牧田俊洋球団社長(56)はリニューアル工事により伐採された名物ツタの代わりに、ツタの写真をパネルにし、壁面すべてに設置することを明らかにした。
 「コンクリートがむき出しの壁ではせっかく来ていただいても寂しい思いをされるでしょうからせめて写真でもということです」。写真パネルとはいっても高さ15メートル、1周約700メートルある外壁全体を覆うとなると、その費用は安くない。「数千万はかかります」と牧田社長は説明した。
 井川のポスティングで得る見込みの30億円もあるが、そこはナニワの商人、“ただ”では終わらない。壁面に広告や聖地を彩ってきた名場面、名選手の写真掲載、メッセージボードなどを設置することで広告収入を得ようというのだ。「これから募集したいと思っています」と同社長も抜け目ない。
 年明けにも着工し、春の選抜大会や開幕に合わせて完成させる予定。球場リニューアルが完成する09年までの措置となるが、決して枯れることのない“緑のカーテン”が新名物となりそうだ。
 現在、甲子園球場内野・アルプス部分の外壁は改修準備のために蔦がすべて伐採されて、コンクリートがむき出しの状態になっています。大正時代からのものでこれはこれで味があると思いますが、やはり見栄えがしないのも確か。暫定的に蔦の写真パネルを覆うという噂はありましたが、外壁すべてを蔦のパネルで覆うことになりました。それにしても、このパネルも商売に利用してしまおうというところは、さすが大阪商人ですね。井川マネーがたんまり入ったというのに…。
 いずれにせよ、これから刻々と変わりゆく甲子園球場。ウォッチャーとしては見逃せない日々が続きます。

(関連ページ)
阪神グループプレスリリース−リニューアル後の阪神甲子園球場に新規映像装置(リボン状LEDボード)を導入します
スポンサードリンク