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高校野球を中心に、自分の興味のあることだけを追求する、ひとりよがりなブログです。

 

2007夏の甲子園特集

第89回全国高校野球選手権大会・まとめ5

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2007夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)
2007年夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)

<第89回全国高校野球選手権大会>
主催:日本高等学校野球連盟・朝日新聞社
会期:2007年8月8日(水)〜22日(水)
場所:阪神甲子園球場

出場校:49校(各府県1校。北海道は南北2校、東京は東西2校)
組み合わせ抽選:8月5日(日)

地方大会:6月16日(土)沖縄大会から開幕
予選参加校:4081校(前年比-31校)

<トピックス>
代表校司会先導&始球式前売券ABCテーマ曲朝日新聞CM大会歌歌手キャッチフレーズ最近10年観戦ガイド夏 朝日新聞と高校野球展

<組み合わせ・結果>
■第1日(8/8)
▽開会式(選手宣誓:前橋商・樺沢健主将)
▽1回戦
佐賀北2-0福井商、興南3-2岡山理大付、文星芸大付5-0市船橋
■第2日(8/9)
近江9-3松商学園、今治西12-1八代東、
仙台育英4-2智弁和歌山、智弁学園12-2尽誠学園
■第3日(8/10)
帝京7-1駒大岩見沢、神村学園6-3金光大阪、
甲府商14-1境、新潟明訓1-0花巻東
■第4日(8/11)
創価3-1愛工大名電、大垣日大2-1金足農、
東福岡4x-3桜井<延長11回>、広陵5-4駒大苫小牧
■第5日(8/12)
青森山田5-0報徳学園、聖光学院11-7岩国
▽2回戦
長崎日大3-1星稜
■第6日(8/13)
京都外大西5-3常総学院<延長12回>、開星3-1徳島商、
楊志館6-4高知、常葉菊川12-4日大山形
■第7日(8/14)
日南学園9-6桐光学園<延長11回>、前橋商2-1浦和学院、
宇治山田商4-4佐賀北<延長15回規定引き分け>、文星芸大付5-2興南
■第8日(8/15)
今治西1-0近江、智弁学園5-2仙台育英、
帝京9-2神村学園、新潟明訓2-1甲府商<延長12回>
■第9日(8/16)
佐賀北9-1宇治山田商、大垣日大5-3創価、
広陵14-2東福岡、聖光学院6-4青森山田
■第10日(8/17)
▽3回戦
長崎日大5-4京都外大西、楊志館6-3開星、
常葉菊川4x-3日南学園<延長10回>、佐賀北5-2前橋商
■第11日(8/18)
今治西6-2文星芸大付、帝京6-0智弁学園、
大垣日大8-3新潟明訓、広陵8-2聖光学院
■第12日(8/19)
▽準々決勝
佐賀北4x-3帝京<延長13回>、広陵7-1今治西
■第13日(8/20)
長崎日大7-1楊志館、常葉菊川6-1大垣日大
■準決勝(8/21)
広陵4-3常葉菊川、佐賀北3-0長崎日大
■決勝(8/22)
佐賀北5-4広陵 【優勝】佐賀北(初優勝)

<関連ページ>
2007夏の甲子園特集夏の甲子園名曲の殿堂asahi.comABC朝日放送熱闘甲子園速報!甲子園への道)/NHKオンラインYahoo!JAPANgooスポーツ×Number(外部へのリンク先は全てHP内の高校野球サイト)

<アーカイブス>
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佐賀北ナイン、改めておめでとう!5

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開幕戦、先制ホームを踏んだ井手を迎える佐賀北ナイン(2007.8.8)
2007.8.8 開幕戦、先制ホームを踏んだ井手を迎える佐賀北ナイン

 佐賀北の劇的な優勝から2日経ちました。前日に地元に帰ったナインは博多駅、母校で大歓迎を受け、そして今日は県民栄誉賞も贈られました。佐賀県は沸きかえっています。
 佐賀県は面積、人口ともに全国47都道府県中42位。地元民放テレビ局は1局(福岡や長崎のテレビも受信できますが)。印象はどちらかと言えば「地味」です。甲子園の成績にしても、今大会が始まるまで夏の大会88回の通算でわずか28勝(全国37位)。ここ10年間は5勝にとどまっていました。
 しかし、佐賀県はここ一番でとてつもない輝きを見せます。大隈重信、吉野ヶ里遺跡、はなわの『佐賀県』(これは違うかw)、そして島田洋七の『佐賀のがばいばあちゃん』…。高校野球でも、1994年夏(第76回)の佐賀商の優勝は鮮烈なインパクトがありました。そしてこの夏、佐賀北が甲子園で大きく輝きました。

 私は佐賀北の初戦、開幕戦となった福井商戦を甲子園で観戦しました。そのときは馬場、久保両投手のテンポ、コントロールが良くて、守りも堅いいいチームだと思いました。しかし悲しいかな、私は今後の展開はネームバリューが邪魔して、失礼ながら「もうそろそろ危ないかな」とずっと思っていました。
 2回戦は中井のいた宇治山田商を、延長引き分け再試合の末大勝。3回戦は前橋商戦に快勝。そして準々決勝の帝京戦、優勝候補の相手に一度もリードを許さず延長13回サヨナラ勝ち。それでも、自分の中で「そろそろ危ない」思いが完全に払拭されたわけではありませんでした。
 それが完全に払拭され、佐賀北はいけると確信したのは決勝の広陵戦、副島の逆転満塁ホームランが出てからでした。遅すぎですよね。本当にごめんなさいとしか言いようがないです。

 この優勝により、佐賀県は34勝になり順位は35位にランクアップ。そして優勝回数(2回)は12位タイにジャンプアップしました。そして決勝戦の勝率は2戦2勝で堂々の10割。2戦以上戦って10割なのは佐賀と奈良(こちろも2戦2勝。いずれも天理)だけです。
 「怪物」や「王子」がいなくても、この夏の甲子園は十分盛り上がりました。そして、その中心にいたのは間違いなく佐賀北ナインでした。改めて、おめでとう!

第89回全国高校野球・決勝の結果5

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▽決勝
佐賀北(佐賀) 5-4 広陵(広島)→詳細

 平日にも関わらず、ほぼ満員に膨れ上がった甲子園球場。今日も晴天で酷暑の中、この夏の頂点を決める決勝が行われました。
 先発は広陵・野村、佐賀・馬場。1回裏、野村は2つ四球を出しますが、冷静に後続を断ちます。2回表、広陵は連打が出て、さらに犠牲バントが内野安打となり無死満塁。ここで今日先発スタメンに起用された岡田淳のセカンドゴロの間に1点を先制。野村のスクイズ失敗もありましたが、さらに2死満塁として櫟浦のタイムリーで2点目。ここで佐賀は早くも久保に継投。久保は上本崇を打ち取って、ここはピンチを切り抜けます。
 広陵は4回、5回、6回といずれも得点圏にランナーを進めながら、久保と堅い守りの前に無得点でしたが、7回表、1死1・2塁からここまで好投の野村自らが左中間へのタイムリー2塁打を放って、貴重な2点を追加。ついに久保の甲子園無失点が途切れてしまいます。一方、佐賀は3回以降出塁は井手のヒットのみ。野村の前に7回までに10三振を喫します。
 しかし8回裏、1死から久保がチーム久々のヒットを放つと、代打新川もヒット。辻が四球で満塁。この時点で甲子園はほぼ佐賀の応援一色になり、異様な雰囲気に包まれます。この状況の中、野村は続く井手にも四球を出して押し出しで1点を返します。なおも1死満塁。そして、副島がこの場面で「まさか、まさかの」レフトへの特大逆転満塁ホームラン!!(大会第24号)5-4となり一気に形勢が逆転します。そして、このリードを久保が守りきり、最後は野村を三振。佐賀北が劇的な逆転勝ちで初優勝!!佐賀県勢としては1994年(第76回)の佐賀商以来、2度目の優勝。一方、広陵は40年ぶり3度目の夏決勝も初優勝の悲願は叶いませんでした。

 この夏も「THP blog×2007夏の甲子園特集」にたくさんのアクセス、コメント、トラックバックを頂き、本当にありがとうございました。本特集は8月下旬に終了する予定です。来春の「2008春のセンバツ特集」までの間は、「THP blog」として引き続き高校野球・甲子園ネタを中心にお送りします。

▼チーム大会最長イニング(73)
2007年(第89回)佐賀北
▼チーム大会最多四死球(48)
2007年(第89回)佐賀北
▼個人大会最多犠打(8)
1969年(第51回)三沢・小比類巻英秋
1998年(第80回)豊田大谷・山瀬正明
2006年(第88回)早稲田実・ 小柳竜巳
2007年(第89回)広陵・小林誠司
▼決勝戦満塁ホームラン
1994年(第76回)佐賀商・西原正勝(対樟南戦)
2007年(第89回)佐賀北・副島浩史(対広陵戦)

劇的グランドスラム!13年前の“佐賀商の奇跡”再来5

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▽決勝
___陵(広_島)020 000 200 = 4
__北(佐_賀)000 000 05X = 5

 8回裏、7回まで広陵・野村の前に1安打に抑えられていた佐賀打線がここまで投げ抜いてきた久保のヒットで目覚め、ついに押し出しで1点を返して3点差。なおも1死満塁。打席には今大会2ホーマーの副島。ここでふと、13年前のあの場面を思い出しました。
 1994年夏(第76回)の決勝・佐賀商×樟南。佐賀商・峯、樟南・福岡(キャッチャーは田村)の投げ合いで4-4の同点で迎えた9回表。佐賀商は1死満塁の大チャンスを作ります。この場面で福岡は気力の投球で次の打者を三振に打ち取って2死。しかし次の西原への初球、打球はレフトスタンドへと吸い込まれていきました。この満塁ホームランで佐賀商は佐賀県勢初の優勝を決めました。そして、この年の佐賀商は開幕戦を戦っていました。
 佐賀北も開幕戦で福井商に勝って、延長15回引き分け再試合、延長13回サヨナラなどを経てここまで来ました。微妙に13年前とシンクロするこの場面。まさか、こんなところでホームランが出たら出来すぎだ…そう思った刹那でした。

 副島、レフトへ逆転満塁ホームラン!!

 これで5-4。9回表、広陵も同点のランナーを出すものの、犠打で守備の隙を突いて3塁を狙ってタッチアウト。そして最後の打者・野村が三振に倒れて、佐賀北があのときの佐賀商以来、13年ぶりに佐賀県に深紅の優勝旗を持ち帰ることになりました。公立校の優勝も96年(第78回)の松山商以来となります。
 この回、2人ランナーが出たあたりから、1塁・広陵アルプスを除く球場全体が佐賀の応援に回っていました。はっきり言って異様な光景でした。ここまで11奪三振無失点と好投してきた野村も、その雰囲気に気がついたら飲まれてしまっていたのです。点を奪われたときの野村の表情がすべてを物語っていたような気がします。

 何はさておき、佐賀北の選手のみなさん、本当におめでとうございます。開幕戦のときには失礼ながら、ここまで行くとは思ってもいませんでした。7試合73イニング(過去最長)を戦い、まさに「甲子園で成長した」チームでした。馬場、久保の磐石リレー、そして堅い守備は優勝チームにふさわしいと言っていいでしょう。敗れた広陵はほとんどつかんでいた優勝をあと一歩のところで逃しましたが、こちらもエース・野村を中心に試合巧者ぶりを見せてくれました。お疲れ様でした。
 この夏も選手たちの全力のプレーにいっぱい感激させてもらいました。その輝きが、やさしさにかわるまで…。

第89回全国高校野球・準決勝の結果4

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▽準決勝
広陵(広島) 4-3 常葉菊川(静岡)→詳細
佐賀北(佐賀) 3-0 長崎日大(長崎)

 大会はいよいよ大詰め。今日は準決勝です。
 第1試合はともにセンバツ経験もある甲子園慣れした両校の対決。先発は菊川・田中、広陵・野村。試合は広陵が1回に土生のホームランで先制。2回にもエラー絡みで1点を追加。4回は2死1・3塁から野村のセカンドゴロの間にさらに1点。3-0とリードします。菊川は4番・相馬、6番・酒井がヒットを打つものの、それ以外の打者が野村の前に三振を重ね、7回まで無得点に封じられます。8回から菊川は戸狩にスイッチしますが、広陵はその8回に1死3塁から4番・山下がスクイズを決めて4-0。しかし、ここまで終盤に強さを発揮してきた菊川はその裏に長谷川のタイムリーで1点を返し、9回には2死からラッキーボーイ・伊藤のヒットをきっかけに3連打で2点を奪い、1点差にまで詰め寄りますが、最後は町田が倒れて試合終了。広陵が40年ぶり3度目の夏決勝進出を決めました。常葉菊川は史上6校目の春夏連覇まであと2勝でしたが、あと一歩及びませんでした。
 第2試合は九州対決。先発はこれまで通り佐賀・馬場、長崎・浦口。2回、佐賀はエラーとヒットで1死1・3塁のチャンスを作り、馬場がスクイズ。これが決まって佐賀が先制。4回にも相手のワイルドピッチでリードを広げます。馬場は6回、7回に先頭打者をヒットで出しますが、それぞれ後続を断ち得点を許しません。逆に佐賀は7回に先頭の代打・重松が四球を選び、代走の内川は盗塁と犠打で3塁へ。ここで迎えた辻の打球はレフトへの浅いフライでしたが、内川は迷わずタッチアップ。ボールがわずかに1塁側にそれたのも幸いし、佐賀が貴重な追加点を奪います。佐賀は8回から今大会無失点の久保がリリーフ。ランナーを出すものの要所を締め、この試合も無失点。佐賀北が少ないチャンスをものにして初の決勝進出。長崎は馬場、久保の前に5安打0点に抑えられ、長崎県勢初の夏の大会決勝進出はなりませんでした。

<明日の予定>
▽決勝
(13:00)広陵-佐賀北
▽閉会式
司会:三輪夏樹さん(兵庫・尼崎小田)、下川太郎さん(同・須磨友が丘)
 決勝のカードは広陵×佐賀北と決まりました。広陵は27年(第13回)、67年(第49回)に続く3度目の決勝。図らずもちょうど40年間隔です。過去の決勝では高松商、習志野にそれぞれ敗退。投打にスキのないチームが3度目の正直を狙います。一方、佐賀北は初の決勝進出。佐賀県勢としては94年(第76回)に優勝した佐賀商以来となります。このときの佐賀商も実は開幕戦に勝って、その勢いで優勝までいきました。佐賀北も開幕戦で福井商を破って、甲子園の一戦一戦で力をつけてきました。磐石の馬場、久保のリレー。安定した守備、小技から一発まである打線はかなりのレベルです。
 泣いても笑っても夏の甲子園はあと1試合(昨夏のような再試合があれば別ですが)。めちゃくちゃ暑かったこの夏、疲労はピークに達していると思いますが、両チームとも精一杯の力を発揮して最高の決勝戦にして下さい。決勝は13:00プレイボールです!!

<明日のテレビ放送予定>
12:30-15:55 ABCテレビ(最大延長18:17)
12:50-15:55 テレビ朝日系列23局(最大延長17:54)、BS朝日(試合終了まで放送)

13:55-15:54 福井放送(最大延長16:30)
14:00-15:55 テレビ山梨、山陰放送、テレビ高知、宮崎放送
14:05-15:55 富山テレビ(最大延長16:55)

13:00-16:00 NHK総合(最大延長18:00、以降はNHK教育で放送)、NHKBS2(最大延長19:00)
※放送時間(特に最大延長時間)は変更の場合があります。当日のテレビ欄を必ずご確認下さい。また、今夜の「熱闘甲子園」は23:46からの放送です(試合中止時は休止)。

広陵が40年ぶり決勝へ!常葉菊川春夏連覇ならず

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▽準決勝(第14日第1試合)
___陵(広_島)110 100 010 = 4
常 葉 菊 川(静_岡)000 000 012 = 3

 かたや史上6校目の春夏連覇を目指す常葉菊川。かたや40年ぶりの決勝進出を狙う広陵。菊川はバントをほとんど使わない強攻野球。一方広陵は広島伝統の手堅い試合運び。チームカラーも異なる両校が激突した準決勝は、広陵に軍配が上がりました。

 1回表、広陵は菊川エース・田中から土生が先制ホームラン。2回表には先頭で出た林を、犠牲バントで有水が送ります。このバントを処理した田中は2塁へ。しかしセーフとなり(フィルダースチョイス)、1塁へ投げますがこれが悪送球。さらにこの球がカメラマン席に入って、グラウンドルールにより自動的に1個進塁。犠打、エラーと合わせて林がホームインとなり、これで2点目。4回表には1死1・3塁から野村がセンターへ抜けようかという当たりを放ちます。セカンド・町田はよく捕ってグラブトスでセカンドフォースアウトにしますが、この間にまた1点が入り、前半は3-0と広陵がリードします。
 菊川は田中の出来が決して悪いわけではなく、また打線も広陵・野村からヒットを放ってはいるのですが、なかなか次の一本が出ず得点に繋がりません。田中は7回裏に代打を出されて降板。後を戸狩に託します。8回から登板した戸狩は先頭バッターを出し、1死3塁のピンチを招きます。打席は4番の山下。4球目、山下は意表をつくスクイズを敢行。戸狩も反応してすぐにキャッチャーへ送球しますが、間一髪セーフ。広陵が「らしい」攻撃で4点目をもぎ取りました。
 しかし春、静岡大会、そして日南学園戦でも終盤に粘りを見せて勝ち抜いてきた菊川。このままで終わるわけがありません。その裏、ヒットのなかった“おやじ”高野が四球で出塁。町田もヒットで続きます。無死1・2塁で打席は日大山形戦2ホーマーの長谷川。その初球、ワンバウンドでキャッチャーがボールを一瞬見失います。これを見て高野は3塁を狙いますが、ちょっと無謀だったか余裕を持ってタッチアウト。チャンスを潰しかけたかに思われましたが、長谷川がレフトへのタイムリーを放ち1点を返します。
 そして9回裏、菊川は2死になりますが日南学園戦、大垣日大戦で活躍した伊藤のヒットで望みを繋ぎます。代打の小林はレフトへの大きな当たり。伊藤が一気に還って2-4。さらに高野も8回の雪辱とばかりセンター前タイムリーでついに1点差。菊川の奇跡再びと思われましたが、町田がサードゴロに倒れゲームセット。広陵が粘る菊川を振り切って、決勝進出を決めました。

 広陵の決勝進出は1927年(第13回)、67年(第49回)に続いて3回目。偶然にしては凄すぎる40年間隔での決勝進出です。しかし広島では「春の広陵、夏の広商」という言葉に代表されるように、広陵は春は3回優勝していますが、夏はまだ優勝はありません(広島商は春1回、夏6回優勝)。40年越し、いや80年越しの悲願まであと一歩のところまで来ました。広島県勢としても88年(第70回)の広島商以来、8回目の全国制覇がかかります。
 一方、常葉菊川は春夏連覇、静岡県勢としても81年ぶりの優勝がかかっていたのですが、あと一歩のところでを逃してしまいました。しかし、最後まであきらめないプレーは本当に見事でした。戸狩、伊藤は2年生なので、また来年も楽しみです。本当にお疲れ様でした!

第89回全国高校野球・第13日(準々決勝)の結果4

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▽準々決勝
長崎日大(長崎) 7-1 楊志館(大分)
常葉菊川(静岡) 6-1 大垣日大(岐阜)

 準決勝への残る2つへの椅子をかけて、準々決勝2試合が行われました。
 第1試合は九州対決。先発は長崎・浦口、楊志館・甲斐で、1回表に長崎が曲渕のタイムリーなどで2点を先制します。その裏楊志館も1点を返しますが、以降は浦口の前にヒットは出るものの得点に繋がりません。逆に長崎は打線が繋がり、中盤にかけて小刻みに点を加えます。長崎は小山が最後のバッターを抑えてゲームセット。長崎日大が初のベスト4進出。長崎県勢としては1976年(第58回)の海星以来、31年ぶりのベスト4となりました。
 第2試合はこの春のセンバツ決勝カードの再戦。これは49年ぶりのこととなります。先発投手は菊川・田中、大垣・森田。3回戦の日南学園戦で代打同点3ランとサヨナラタイムリーを放ち、一躍ラッキーボーイとなった菊川・伊藤も8番サードで先発しました。先手を取ったのは大垣。3回に吉岡のタイムリーで先制。森田は4回まで菊川打線を1安打に抑えますが、5回に1死から連打で同点とされ、さらに伊藤にもタイムリーが出て、勝ち越しを許します。8回には2点を追加し、さらに石岡がとどめの2ランを放って勝負あり。田中は5回以降、味方の再三の好守備にも助けられてパーフェクトに抑え、菊川が春に続いて夏もベスト4。静岡県勢としては73年(第55回)の静岡以来、34年ぶりにベスト4に駒を進めました。大垣は秋、春、そしてこの夏も菊川の前に涙をのみました。

<明日の予定>
▽準決勝
(11:00)常葉菊川-広陵
(13:30)佐賀北-長崎日大
 残った4校はどこが優勝しても初優勝となります。第1試合はセンバツ経験校同士の対戦。田中と野村の投げ合い、そして攻撃にも見応えある試合が見られそうです。第2試合は九州勢同士の対戦。5試合55イニングを戦い、また帝京を倒して勢いのある佐賀北相手に長崎がどう立ち向かっていくのか。長崎県勢はまだ夏の決勝進出がなく、勝てば初の快挙となります。

<明日のテレビ放送予定>
10:30-16:00 ABCテレビ(第1試合後[N]、最大延長17:54)
10:30-15:55 BS朝日(試合終了まで放送)
10:30-13:05 広島ホームテレビ(中断[N]11:45-12:00、最大延長15:00)
10:30-13:20 静岡朝日テレビ(中断[N]11:45-12:00、最大延長14:25)
13:20-15:49 長崎文化放送(最大延長17:54)
※広島ホームテレビ、静岡朝日テレビ、長崎文化放送は地元校応援実況

11:00-11:45,13:05-16:00 NHK総合(最大延長18:00)
11:45-13:05 NHK教育(延長の場合18:00から放送)
11:00-16:00 NHKBS2(中断[天][N]11:54-12:15、延長あり)

第89回全国高校野球・第12日(準々決勝)の結果4

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▽準々決勝
佐賀北(佐賀) 4x-3 帝京(東東京)<延長13回>→詳細
広陵(広島) 7-1 今治西(愛媛)

 いよいよ大会も大詰め。今日から準々決勝です。
 第1試合はいきなり壮絶なゲームとなりました。先発は佐賀・馬場、帝京・高島。試合は佐賀が先制すると、帝京もすぐに追いつくという展開。帝京は3回に垣ヶ原、佐賀は6回から久保へ継投。両投手は互いに譲りません。9回に佐賀は1死満塁のサヨナラのチャンスを迎えますが、スクイズ失敗などで無得点。3-3で今大会7試合目の延長戦に入ります。延長になっても互いに守り合い、帝京は2度スクイズを試みて本塁封殺。そして迎えた延長13回、佐賀が2死から3連打を放ちついにサヨナラ。劇的な幕切れで佐賀北がベスト4一番乗り、佐賀県勢としても1994年(第76回)に優勝した佐賀商以来のベスト4進出を決めました。
 第2試合は今治・熊代、広陵・野村が先発。1回、今治が熊代のタイムリーで先制しますが、4回に広陵が逆転。5回にも2点、7回には3点をさらに加えて大量リードします。野村は2回以降ヒットを許しながら要所を締め12奪三振。9回は前田が3者凡退にきって取りゲームセット。広陵は夏は40年ぶりのベスト4進出(広島県勢としては17年ぶり)。今治西は30年ぶりのベスト4はなりませんでした。

<明日の予定>
▽準々決勝
(11:00)長崎日大-楊志館
(13:30)常葉菊川-大垣日大
 明日は準々決勝の残り2試合が行われます。4校とも勝てば初の夏ベスト4進出。第1試合は九州勢対決。第2試合は今年のセンバツ決勝カードの再現。そのときは6-5で菊川が勝ちましたが、菊川が連勝するか? それとも大垣がリベンジできるかどうか?

 なお、第1試合終了後、準決勝の組み合わせ抽選が行われて、以下のように決まりました。第2試合は九州勢同士の対決となり、96年(第78回)以来の九州勢決勝進出が確定しました。

<準決勝の予定>
■第14日(8/21)
(11:00)常葉菊川×大垣日大の勝者-広陵
(13:30)佐賀北-長崎日大×楊志館の勝者

佐賀北、帝京との激闘を制してベスト4!5

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▽準々決勝(第12日第1試合)<延長13回>
___京(東東京)010 200 000 000 0 = 3
__北(佐_賀)111 000 000 000 1x = 4

 毎年、甲子園には「旋風」を起こすチームが必ず現れます。2005年夏は清峰、昨夏は鹿児島工、そして今年の夏は佐賀北が旋風を起こしています。初戦は開幕戦で福井商を完封、2回戦は宇治山田商と延長15回引き分け再試合を制し、3回戦の前橋商戦ではランニングホームランを放つなど快勝しました。
 そして今日、佐賀北は帝京と対戦しました。帝京は多くの優れた投手を揃え、4番には中村が座り、また足もある打線。ここ2季連続で8強以上で、今大会も優勝候補に挙げられています。さすがの佐賀北も地力の差、それに加えてすでに4試合を戦っている疲労で、帝京には敵わないのではないかと思われました。

 しかし、先制したのは佐賀でした。1回裏、先発の高島の立ち上がりを攻めて、4番の市丸がタイムリー3塁打を放って1点を奪います。帝京は2回に同点に追いつきますが、その裏2死から3四死球で満塁のチャンスを作ると、井手がレフト前へのタイムリーでまた勝ち越し。帝京は3回から背番号1の垣ヶ原へ継投。佐賀はその代わり端、先頭の副島が左中間へのホームランをかっ飛ばし、リードを広げます。
 帝京も黙ってはいません。4回に中村が2塁打。そして得意の盗塁。タイミングはアウトでしたが、タッチをかいくぐって3塁へ。その後1死1・3塁として、長田が走者一掃の2塁打で3-3の同点とします。6回から佐賀はこれまで通り、今大会ここまで無失点の久保へ継投。久保、垣ヶ原が互いに得点を許しません。8回裏には帝京のセカンド・上原がセンターへ抜けようかという打球を捕ると、一旦ショート・杉谷拳へトス、1塁へ投げてアウトという中日の荒木、井端の二遊間を彷彿とさせる好守備を見せるなど、守備も盛り立てます。
 そして迎えた9回。帝京は2死1・2塁のチャンスで、上原がライト前ヒット。2塁ランナーの垣ヶ原は3塁を回りますが、ライトの江頭が好返球。余裕を持ってアウトにして、勝ち越しを許しません。その裏、佐賀は馬場崎の俊足を生かしたバントヒットをきっかけに、フィルダースチョイスなどで1死満塁とサヨナラの大チャンスを迎えます。打席は4番市丸。ここで市丸は意表をつくスクイズを敢行。しかしこれが空振りとなり、3塁走者の馬場崎はタッチアウト。市丸も三振に倒れて、ついに延長戦に入ります。
 10回表、帝京は杉谷拳の2塁打から無死2・3塁のチャンスを作ります。久保は鎌田を三振に打ち取り、続く長田のスクイズも久保が落ち着いてさばいて本塁封殺。12回も帝京は1死1・3塁で鎌田がスクイズを試みますが、またしても久保の好守でホームタッチアウト。13回には垣ヶ原の大きな当たりを、センター・馬場崎がフェンスに当たりながらキャッチ。再三の好守備で、流れは佐賀に来ていました。
 13回裏、佐賀はあっさり2死になりますが、表で好守を見せた馬場崎がヒット。続く辻もヒットで1・2塁。そして、井手もセンターへのヒットで3連打。俊足の馬場崎が一気にホームまで還ってついにサヨナラ勝ち!!“東の横綱”帝京を破る大金星を挙げ、初のベスト4進出を決めました。

 久保はこの試合も無失点で、甲子園に入ってからの無失点記録を継続。初勝利が目標だったチームが、百崎監督いわく「開幕戦、初勝利、延長15回引き分け再試合、ナイトゲーム、そしてサヨナラゲームまで経験」できました。すでに甲子園で5試合55イニングをこなし、決勝まで進めば9日間で6試合という可能性もありますが、とにかく今はできるだけ甲子園で野球できることが楽しくて仕方ないでしょう。まだまだ旋風を見せて欲しい、そんなチームだと思います。
 一方、帝京は2年連続夏準々決勝でサヨナラ負け。春には同じ佐賀の小城に大勝しましたが、その敵を取られた格好になりました。

第89回全国高校野球・第11日の結果4

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▽3回戦
今治西(愛媛) 6-2 文星芸大付(栃木)
帝京(東東京) 6-0 智弁学園(奈良)
大垣日大(岐阜) 8-3 新潟明訓(新潟)
広陵(広島) 8-2 聖光学院(福島)

 今日は3回戦の残り4試合が行われました。
 第1試合は昨夏も対戦した両チームの再戦。文星・佐藤、今治・熊代が投げ合い、2点ずつを取って迎えた9回、今治は2死から熊代が勝ち越しのホームラン。これで文星の緊張の糸が切れたか、守備の乱れなどでさらに3点を追加。これが決勝点となり、今治が26年ぶりに夏ベスト8進出を決めました。
 第2試合は帝京・垣ヶ原、智弁・内之倉が先発。帝京は初回から内之倉を攻め立て、2回に5安打集中で4点を先制。中盤にも追加点を挙げて、試合の主導権を握ります。垣ヶ原は智弁打線を7安打8奪三振で完封。帝京が昨夏、今春に続いて3季連続でベスト8に名乗りを上げました。
 第3試合は初回から大垣が得点を重ねて、4回まで毎回得点で7-0とリード。明訓は6回に長橋の3塁打などで3点を返しますが、大垣は一度ライトに退いた森田が再びマウンドに上がって明訓の反撃を断ち、初出場ながら春に続くベスト8。
 第4試合は広陵が聖光の佐藤、鈴木健両投手を打ち崩し、前半で試合を決めました。聖光も9回に2点を返しますが及ばず。広陵が夏は5年ぶり、こちらも春に続くベスト8進出です。

 これでベスト8がすべて出揃いました。北から帝京○、常葉菊川○、大垣日大○、広陵○、今治西○、佐賀北、長崎日大、楊志館の8校。春出場のチーム(○印)5校と九州勢3校という組み合わせになりました。今大会は有力チームが早い段階で敗れて、波乱を予感させましたが、やはり甲子園経験を積んだ高校が残ってきました。一方でここ数年不振だった九州勢が大活躍。7年ぶりに3校がベスト8に名を連ねました。春経験校と九州勢できれいに色分けされた今年のベスト8。明日からいよいよ準々決勝です。

<準々決勝の予定>
 今日の第1試合後に準々決勝の組み合わせ抽選が行われて、以下のように決まりました。準決勝の組み合わせは明日の第1試合終了後に行われます。
■第12日(8/19)
(11:00)佐賀北-帝京
※準決勝組み合わせ抽選
(13:30)今治西-広陵
■第13日(8/20)
(11:00)長崎日大-楊志館
(13:30)常葉菊川-大垣日大
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