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2008夏の甲子園特集

第90回全国高校野球選手権記念大会・まとめ5

2008夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)
2008年夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)

<第90回全国高校野球選手権記念大会>
主催:日本高等学校野球連盟・朝日新聞社
会期:2008年8月2日(土)〜18日(月)
場所:阪神甲子園球場

出場校:55校(各県1校。北海道・埼玉・神奈川・大阪は南北各2校、東京・千葉・愛知・兵庫は東西各2校)
組み合わせ抽選:代表校決定毎に随時抽選(抽選会なし)→詳細

地方大会:6月14日(土)沖縄大会から開幕
予選参加:4,059校(前年比-22校)

<トピックス>
代表校司会進行先導&始球式前売券観戦ガイド最近10年/区割り(北海道埼玉千葉東京神奈川愛知大阪兵庫)/キャッチフレーズ夏の高校野球統一テーマ曲朝日新聞CM大会歌歌手プレイベント・甲子園レジェンズ週刊朝日百科・甲子園の夏ビクター甲子園ポスター「夏・甲子園」展

<組み合わせ・結果>
■第1日(8/2)
▽開会式(選手宣誓:福知山成美・椎葉一勲主将)
▽1回戦
駒大岩見沢8-6下関工、智弁和歌山3-0済美、木更津総合6-1鳥取西
■第2日(8/3)
鹿児島実14-1日大鶴ヶ丘、宮崎商7-1城北、
智弁学園5-4近江、報徳学園4x-2新潟県央工
■第3日(8/4)
関東一13-5常総学院、鳴門工4x-3本荘、
浦添商7-0飯塚、千葉経大付3-1近大付
■第4日(8/5)
本庄一5x-4開星、青森山田2-1日本航空、
慶応6-4松商学園、高岡商5-1大府
■第5日(8/6)
清峰11-3白鴎大足利、東邦15-10北海、大阪桐蔭(ノーゲーム)日田林工
■第6日(8/7)
大阪桐蔭16-2日田林工、金沢6-1桐生第一、
広陵8-5高知、横浜6-5浦和学院
■第7日(8/8)
仙台育英4-1菰野、福井商6-1酒田南
▽2回戦
聖光学院9-2加古川北、市岐阜商4-3香川西
■第8日(8/9)
常葉菊川2-1福知山成美、倉敷商2-0佐賀商、
駒大岩見沢8-3盛岡大付、智弁和歌山5-2木更津総合
■第9日(8/10)
鹿児島実4-1宮崎商<延長12回>、報徳学園5x-4智弁学園<延長10回>、
関東一5-2鳴門工、浦添商12-9千葉経大付
■第10日(8/11)
青森山田4-0本庄一、慶応5-0高岡商、東邦5-4清峰
■第11日(8/12)
大阪桐蔭6x-5金沢<延長10回>、横浜7-4広陵、仙台育英6-4福井商
■第12日(8/13)
▽3回戦
聖光学院5-2市岐阜商、常葉菊川11-9倉敷商、
智弁和歌山15-3駒大岩見沢、報徳学園7-3鹿児島実
■第13日(8/14)
浦添商3-1関東一、慶応2-0青森山田、
大阪桐蔭7-5東邦、横浜3-2仙台育英
■第14日(8/15)
▽準々決勝
大阪桐蔭7-4報徳学園、浦添商4-3慶応<延長10回>
■第15日(8/16)
常葉菊川13-10智弁和歌山、横浜15-1聖光学院
■準決勝(8/17)
常葉菊川9-4浦添商、大阪桐蔭9-4横浜
■決勝(8/18)
大阪桐蔭17-0常葉菊川 【優勝】大阪桐蔭(17年ぶり2回目)

<関連ページ>
2008夏の甲子園特集夏の甲子園名曲の殿堂asahi.comABC朝日放送NHKオンラインYahoo!JAPAN(外部へのリンク先は全てHP内の高校野球サイト)

<アーカイブス>
2008春のセンバツ特集2007夏の甲子園特集2007春のセンバツ特集2006夏の甲子園特集2006春のセンバツ特集2005夏の甲子園特集2005春のセンバツ特集

2008夏、輝いた「大きな声」5

一塁コーチャーとして声を張り上げ続けた下関工・柳井(2008.8.2)
2008.8.2 一塁コーチャーとして声を張り上げ続けた下関工・柳井

 今からちょうど20年前、1988年夏の「熱闘甲子園」。その最終日、キャスターの朝日放送・太田元治アナウンサー(当時)は涙を流しながら、この言葉で番組を締めました。

 「最後に浜松商の岡本君…君のピッチング…忘れません。嬉しい夏でした」

 太田アナは決勝戦を戦った広島商や福岡第一の選手ではなく、力投を続けベスト8で惜しくも敗れた岡本将秀投手の名前を出しました。20年前の話をいきなりしましたが、みなさんも今年の夏、このような感じで熱闘甲子園などで取り上げられた主要な選手以外で印象に残っている選手がいるかと思います。

 私は開幕戦で敗れた下関工の柳井智貴選手が印象に残っています。彼は試合自体の出場はありませんでしたが、一塁コーチャーとしてその存在感を如何なく発揮しました。とにかく声がデカかったのです。あのうるさい甲子園のスタンドで、グラウンドからはっきりその声が聞こえたくらいですから。私が直接見た中では2人目です(1人目は星稜の山下前監督)。
 柳井君は1回から最後まで大声で選手を鼓舞し続けました。残念ながら敗れましたが、大量リードされながらも終盤2点差まで詰め寄ったのは、彼の大声も一役買っていると思います。調べてみると、小・中と空手をやっていたとか。それはでかいかも。
 柳井君は2年生。新チームでは主将候補です。横浜の筒香君や大石君、仙台育英の木村君同様、彼ももう一度甲子園のグラウンドに帰ってきて欲しいと思っています。

(関連ページ)
asahi.com−反撃呼んだ気合エール 下関工の一塁コーチ・柳井君

第90回全国高校野球・決勝の結果5

▽決勝
大 阪 桐 蔭(北大阪)401 016 203 = 17
常 葉 菊 川(静_岡)000 000 000 = 0

 いよいよ決勝を迎えた90回記念大会の夏。4,059校の頂点に立ち、深紅の優勝旗をつかむのは常葉菊川か、大阪桐蔭か?
 先発は菊川・戸狩、桐蔭・福島由で13:01にプレーボール。1回表、いきなり桐蔭打線が先制パンチ。1死後3連打で満塁として、奥村がバックスクリーンへ大会第48号の満塁ホームランを打ち込み4点を先制。続く3回表、桐蔭は2死3塁から有山のライト線へのタイムリーが出て、さらに1点を追加。5-0とします。
 菊川は4回から野島が登板。4回裏、菊川は先頭の町田がチーム初安打を打ちますが、福島由が後続を断ちます。5回表、桐蔭は奥村がこの試合3本目のヒットで出塁。中谷が送り、福島康のタイムリーで6点目。さらに6回表は1死3塁から萩原のタイムリー、さらに菊川守備の乱れで3点を追加。なおも2死満塁で福島由が左中間へあわやホームランとなる走者一掃の2塁打を放ち、この回打者10人で一挙6点。菊川のお株を奪う攻撃で12-0とリードをさらに広げます。
 菊川は6回途中から萩原にスイッチしますが桐蔭の猛攻は止められず、7回表にも4番・萩原が大会第49号、3試合連続のホームランで14点目。菊川も7回に2本のヒットで1死1・3塁のチャンスを作りますが、福島由が連続三振を奪い無失点で切り抜けます。菊川は9回から4人目投手・浅川が登板。9回も桐蔭は有山のタイムリーなどでさらに3点を追加。最後は戸狩が再び登板しました。
 結局桐蔭は毎回の21安打を放ち17点。投げては福島由が強力菊川打線を最後まで爆発させず、最後は戸狩をピッチャーゴロに打ち取って5安打完封。これ以上ない完勝で、大阪桐蔭が1991年(第73回)以来17年ぶり2回目の優勝を飾りました!

 大阪桐蔭ナインのみなさん、優勝おめでとうございました! 平田(中日)、辻内(巨人)、そして中田(日本ハム)という超高校級選手を擁しても成し遂げられなかった全国制覇を、後輩が見事にやってのけました。決勝までも6点以上を常に取っていましたが、今日は今までの総決算とも言える豪打爆発で、夏の甲子園決勝タイ記録となる17点を挙げました。これにより大会通算99安打(歴代2位)、大会通算57打点(新記録)、萩原の大会通算15打点(新記録)などの記録も残しました。一方、投げる方も福島由が最高のピッチングで完封。すべてがうまくかみ合っての優勝でした。
 これにより大阪府に17年ぶり10回目の大旗をもたらし、夏の勝ち星も145となって東京を抜いてトップに立ちました。

 そして常葉菊川は決勝こそほとんど見せ場を作ることができませんでしたが、準決勝までのビッグイニングを作る集中打は見事だったと思います。エースの戸狩が肘を痛めて満足に投げられない状態ながらも、他のピッチャーが踏ん張り、そしてセカンド町田のスーパープレーで相手の流れを再三止めたのは印象的でした。静岡県に82年ぶりに優勝旗を持ち帰ることはできませんでしたが、夏の大会前に不祥事で監督交代というアクシデントを乗り越えての準優勝。本当にお疲れ様でした。

 この夏も「THP blog×2008夏の甲子園特集」にたくさんのアクセス、コメント、トラックバックを頂き本当にありがとうございました。夏の終わりは春の始まり。「2008夏の甲子園特集」としては今月下旬で終了しますが、引き続き当ブログでは高校野球情報を発信し、来年1月下旬からまた「2009春のセンバツ特集」をお送りする予定です。今は頑張った選手たちに感謝です。しばらくはこの夏の余韻に浸らせて下さい。

▼チーム大会最多打点(57)
2008回(第90回)大阪桐蔭
▼チーム大会最多2塁打(19)
1983年(第65回)PL学園
2006年(第88回)早稲田実
2008年(第90回)大阪桐蔭
▼個人大会最多打点(15)
2008年(第90回)大阪桐蔭・萩原圭悟
▼個人連続試合ホームラン(3)
1979年(第61回)浪商(現大体大浪商)・香川伸行
1985年(第67回)宇部商・藤井進
1985年(第67回)PL学園・清原和博
1990年(第72回)宇部商・松本謙吾
2001年(第83回)日大三・原島正光
2008年(第90回)大阪桐蔭・萩原圭悟
▼決勝戦チーム最多得点(17)、最多得点差(17)
1920年(第06回)関西学院中(17-0慶応普通部)
2008年(第90回)大阪桐蔭(17-0常葉菊川)
▼決勝戦チーム最多安打(21)
2008年(第90回)大阪桐蔭

第90回全国高校野球・準決勝の結果4

▽準決勝
常葉菊川(静岡) 9-4 浦添商(沖縄)→詳細
大阪桐蔭(北大阪) 9-4 横浜(南神奈川)

 いよいよ90回記念大会もクライマックス。準決勝です。
 第1試合は菊川・戸狩、浦添・島根が先発。まず2回、浦添が相手守備のエラーで先制。しかしその裏、菊川はヒットと四球で無死満塁のチャンスを作り、戸狩の死球でまず同点。栩木のレフト前タイムリーで逆転。ここで浦添は伊波がマウンドへ。依然満塁の場面で伊波は2死までこぎつけますが、伊藤に走者一掃のタイムリーが出て3点。さらに守備の乱れや四球で満塁となると、前田が満塁ホームランを放ってさらに4点追加。結局この回一挙9点。菊川がまたまたビッグイニングを作り突き放します。
 浦添は3回に山城のタイムリーで2点を返し、中盤の菊川の猛攻を0点でしのぎます。そして6回、浦添は代わった野島を攻めて無死2塁とし、仲間のタイムリーで9-4。なおも無死満塁というチャンスでしたが、新田が三振。続く伊波の当たりはセカンド町田のファインプレーでライナー、ダブルプレーとなり追加点を奪えず。これで試合の流れが決まり、野島と9回から再びマウンドに上がった戸狩が毎回安打の浦添を抑えて、初の決勝進出。静岡県勢の夏決勝進出は1973年(第55回)の静岡以来、35年ぶりとなります。
 第2試合は一昨年夏の初戦の再戦。先発は横浜・土屋、桐蔭・福島由。試合は2回、横浜が四球で出た筒香を犠打で進め2死2塁。ここで相手バッテリーにミスが出て、さらに3塁への送球が悪送球となりノーヒットで1点を先制。直後の3回、桐蔭は1死満塁から森川、萩原、中谷にタイムリーが出て、打者一巡で一挙5点を奪い逆転。横浜もその裏松本のタイムリーで1点を返し、5回には相手守備のエラーで5-3と2点差に迫ります。しかし、桐蔭は7回に森川のスクイズで追加点を挙げると、8回は2死1塁から有山のレフトへの大きなタイムリー3塁打でさらに1点。9回には萩原の2ランで勝負を決めました。
 横浜も8回に1点を返すなど粘りますが、福島由の前にあと一本が奪えず。桐蔭が再び横浜を退け、初出場で初優勝した91年(第73回)以来17年ぶりの決勝進出。大阪勢もそのとき以来の決勝となります。

<明日の予定>
▽決勝
(13:00)常葉菊川-大阪桐蔭
▽閉会式
司会:内藤麻貴さん(兵庫・小野)、吉田賢次郎さん(同・龍野)
 というわけで、決勝に残った2校が決まりました。菊川はここ3試合で7、10、9点というビッグイニングを作り、ランナーをためた場面での勝負強さは恐怖感さえ感じられます。エース戸狩が肘痛で本来の投球ができないものの、それを補って余りある打線です。一方、桐蔭も打線は一歩も引けを取らず、ここまで必ず6点以上を取ってきました。投手陣は福島由、奥村の両投手が好投。継投のタイミングも注目です。
 ここまでの両チームの戦いぶりから、超打撃戦になりそうな気もしますが、勝負はどう転がるかはわかりません。菊川が勝てば初優勝で、静岡県勢としては1926年(第12回)の静岡中以来実に82年ぶりの優勝となります。一方、桐蔭は勝てば17年ぶり2回目の優勝で、大阪府勢としては区切りの10回目の優勝がかかります。55代表校が集い熱戦を繰り広げてきた90回目の夏。決勝は13:00プレーボールです!

<明日のテレビ放送予定>
12:30-15:25 ABCテレビ(最大18:17)
12:50-15:25 テレビ朝日系全国ネット(最大17:54)、BS朝日(延長あり)

13:55-15:24 福井放送(最大16:30)
14:05-15:25 富山テレビ(最大16:53)
14:30-15:25 テレビ山梨(最大16:00)、山陰放送(最大15:55)、宮崎放送(最大15:55)
※北京オリンピック中継延長の場合、開始時間変更や休止あり

13:00-15:55 NHK総合(最大16:00。16:00以降はNHK教育で放送)、NHKBS2(延長あり)

ビッグイニングに神守備…常葉菊川初優勝へ突き進む5

▽準決勝(第16日第1試合)
__商(沖_縄)012 001 000 = 4
常 葉 菊 川(静_岡)090 000 00X = 9

 常葉菊川はここ3試合で7点、10点、9点。これは1試合の得点ではありません。1イニングの最大得点です。これほどのビッグイニングを連発したチームは記憶にありません(3試合連続で1イニング5点以上を記録したのは史上初だそうです)。今大会得点を入れたのはわずか6イニング(全33イニング)なのに、35点も取っています。
 3回戦の倉敷商戦では0-6とリードされた5回に4点を返し、過去甲子園で何度も救世主になった伊藤が逆転3ランを放って一気に逆転。準々決勝は同じ3回戦で8回に坂口の1イニング2ホーマーなどで11点を取った智弁和歌山戦。5回に3-2と逆転した次の6回、前田の3ランなどで打者15人で一挙10点。この強烈なビッグイニング返しには、さすがの智弁打線も追いつくことができませんでした。そして今日の準決勝でも2回に逆転をすると、代わった浦添エース・伊波の立ち上がりを攻めて2死から伊藤の走者一掃のタイムリー、そして前田の満塁アーチで一気に畳み掛けました。3回以降は伊波の前に得点を奪えなかったものの、2回の9点が大きくものを言いました。ランナーがたまって、ドカンと行く。相手にとってこれほど怖いことはありません。
 しかし、もっと見逃せないのは守備。特にセカンド・町田は相手の流れを止める神守備を連発しています。智弁戦では9回に1番・浦田のホームランで13-10と詰め寄られ、2番・芝田が繋いで無死1塁。4番の坂口まで回れば同点もありえた場面で、3番・勝谷の強い当たりを横っ飛びで処理。併殺に仕留めて、完全に流れを断ち切りました。そして浦添戦の6回でも1点を取られ、なおも1死満塁の場面で伊波の強烈なライナーをつかみ、そのままセカンドベースへタッチ。飛び出したランナーもアウトになって、浦添の大チャンスの芽を摘みました。守備は相当鍛えられているそうで、昨年も出場している町田は甲子園が庭みたいな感覚ではないでしょうか。
 菊川は投手陣があまり良くありません。特にエース戸狩は大会前に痛めた肘の影響で従来の球威がない状態です。それを補う強力打線と守り。この2年で甲子園13勝は伊達ではありません。静岡県勢82年ぶりの夏優勝へ向けて、常葉菊川が突き進みます。

第90回全国高校野球・第15日(準々決勝)の結果4

▽準々決勝
常葉菊川(静岡) 13-10 智弁和歌山(和歌山)
横浜(南神奈川) 15-1 聖光学院(福島)

 今日も満員の観衆がつめかけた準々決勝。ベスト4に進むのはどこか?
 第1試合は智弁・岡田、菊川・野島が先発。智弁が2回に先制し、5回も2死満塁のチャンス。この場面で菊川は戸狩にスイッチ。肘痛を抱えて本来の球威がない戸狩は押し出しの四球で1点を与えるものの、丁寧なピッチングで後続を断ちます。その裏、菊川は1死満塁から暴投で1点を返して、なおも2死2・3塁で酒井の打球はショートへ。これがイレギュラーして2点タイムリーとなって逆転。これで火がついた菊川打線。6回には智弁の3投手から打者15人、7安打の猛攻で一挙10点。智弁も8回、9回に4点ずつを返し3点差にまで詰め寄りますが、反撃もここまで。最後は再登板した戸狩が抑え、菊川が2年連続のベスト4進出を決めました。
 第2試合は横浜・土屋、聖光・仲田が先発。試合は横浜が2回に2点を先制。聖光も4回に1点を返しますが、横浜はその裏1点追加。5回は筒香の2ランで2点、6回も代わった佐藤竜から筒香の2打席連続となる満塁ホームランなどで11-1と大量リードを築きます。ここで雷雨が強くなり42分ほど中断。再開後も横浜の勢いは止まらず、筒香が大会タイの1試合8打点を記録するなど、18安打で15点と聖光を圧倒。9回は田山が締め、横浜が7年ぶりのベスト4。福島県勢の37年ぶりのベスト4はなりませんでした。

▼個人1試合最多打点(8)
1988年(第70回)常総学院・須田努(対小浜戦)
2008年(第90回)横浜・筒香嘉智(対聖光学院戦)
▼個人大会最多打点(14)
1985年(第67回)宇部商・藤井進
2008年(第90回)横浜・筒香嘉智

<明日の予定>
▽準決勝
(11:00)浦添商-常葉菊川
(13:30)横浜-大阪桐蔭
 明日はいよいよ準決勝。第1試合は浦添・伊波に対し、2試合連続2ケタ得点の菊川打線はどう攻略するのか。ともに勝てば初の決勝進出となります。第2試合はともに優勝経験があるチーム同士の激突。両校は2年前の夏の初戦で対戦経験があり、このときは中田(現日本ハム)のホームランなどで桐蔭が打ち勝った因縁のカードです。

<明日のテレビ放送予定>
10:30-16:30 ABCテレビ(最大18:24)
10:30-15:55 BS朝日(延長あり)
10:54-11:45,12:00-13:25 琉球朝日放送(最大14:55)

11:00-16:00 NHK教育(延長あり)、NHKBS2(11:54-12:15[天][N]中断、延長あり)

第90回全国高校野球・第14日(準々決勝)の結果4

▽準々決勝
大阪桐蔭(北大阪) 7-4 報徳学園(東兵庫)
浦添商(沖縄) 4-3 慶応(北神奈川)<延長10回>

 4,095校が参加して行われた夏の甲子園も残るは8校。今日から準々決勝です。
 第1試合は近畿勢同士の対決。桐蔭は福島由、報徳は近田が先発。試合は2回に報徳が先制しますが、その裏桐蔭も奥村のホームランで追いつきます。報徳は4回に勝ち越し、5回には西郷の2ランが出て4-1。リードをもらった近田でしたが、ここまで一人で投げ抜いてきた疲労が出たのか、徐々にピッチングに切れを欠きはじめました。桐蔭はそれを見逃さず、6回に2本のタイムリーで一気に逆転すると、終盤萩原のホームランなどでさらに突き放します。近田はついに8回途中でKO。桐蔭は6回から奥村、8回から再び福島由が登板し報徳の反撃を抑え、3年ぶりのベスト4進出を決めました。
 第2試合の先発は浦添が初登板の上地時、慶応は只野。まず初回に浦添が先制。3回に慶応が同点。しかし、直後の4回に浦添が勝ち越し。浦添は4回途中から島根、慶応は5回から田村に継投。2-1のまま終盤に進みます。7回、浦添はエース伊波が登板。慶応はその伊波を攻めて、1死2塁で山崎のタイムリーで同点。そして田村のタイムリーで3-2と試合をひっくり返します。しかし、田村の左親指にアクシデントが発生。テーピングをして登板した8回、1死1・3塁とピンチを招くと、4番山城の犠牲フライで同点に追いつかれます。試合はこのまま延長戦に。10回、浦添が1死3塁で上地俊がスクイズを決め再び勝ち越し。このリードを伊波が守り、浦添が11年ぶりのベスト4。沖縄勢の夏初優勝まであと2勝となりました。

▼個人大会最多犠打(9)
2008年(第90回)浦添商・上地俊樹

<明日、準決勝の予定>
■第15日(明日)
▽準々決勝
(11:00)智弁和歌山-常葉菊川
(13:30)聖光学院-横浜
■第16日(8/17)
▽準決勝
(11:00)浦添商-智弁和歌山×常葉菊川の勝者
(13:30)聖光学院×横浜の勝者-大阪桐蔭
 明日は準々決勝の残り2試合が行われます。また、今日の第1試合後に行われた準決勝の組み合わせ抽選の結果は上記のようになりました。

第90回全国高校野球・第13日の結果4

▽3回戦
浦添商(沖縄) 3-1 関東一(東東京)
慶応(北神奈川) 2-0 青森山田(青森)
大阪桐蔭(北大阪) 7-5 東邦(西愛知)
横浜(南神奈川) 3-2 仙台育英(宮城)

 残るベスト8の椅子は4つ。どのチームがつくことができたのか?
 第1試合は3回に1点ずつを取り合い、浦添・伊波、関東一・押久保(3回から)の投げ合いが続きましたが、7回に浦添が2死満塁から漢那のタイムリーで勝ち越し。伊波は9奪三振の完投。浦添が11年ぶりのベスト8進出を決めました。
 第2試合は投手戦となりましたが、慶応が少ないチャンスで効果的に得点を挙げ、投げては田村、只野が2回戦に続き完封リレー。慶応は88年ぶりのベスト8になります。
 第3試合は桐蔭が初回から小刻みに得点を加えて試合をリード。東邦もチャンスを作りながら得点ができず、点差は広がるばかり。終盤、東邦は小宅のホームランなど集中打で2点差に迫りますが、あと一歩及ばず。桐蔭は3年ぶりのベスト8。
 第4試合は1点を争う試合。2-1と仙台リードで迎えた7回、横浜は犠牲フライで同点。さらに9回、横浜は1死2・3塁のチャンス。ここで3回途中から好投してきた仙台の1年生投手・木村の暴投で、横浜が勝ち越し。最後は横浜先発・土屋が3者凡退で締め、4年ぶりのベスト8進出です。

<準々決勝の予定>
■第14日(明日)
(11:00)報徳学園-大阪桐蔭
※12:00に戦没者追悼で1分間の黙祷
※第1試合終了後、準決勝組み合わせ抽選
(13:30)浦添商-慶応
■第15日(8/16)
(11:00)智弁和歌山-常葉菊川
(13:30)聖光学院-横浜
 これでベスト8がすべて出揃いました。初めてのベスト8は聖光学院だけ。慶応、横浜、大阪桐蔭、報徳学園、智弁和歌山は夏の優勝経験があり、常葉菊川も昨春優勝、昨夏ベスト4。浦添商もベスト4の経験があります。甲子園を知り尽くしたチームばかりが揃った、ものすごい顔ぶれとなりました。
 今日の第1試合終了後に準々決勝の組み合わせ抽選が行われ、上記のように決まりました。ますます目が離せない甲子園。明日はまず準々決勝の2試合が行われます。
 なお、明日ABCテレビは北京オリンピックのため、高校野球中継はありません(本来応援実況を行う琉球朝日放送も同様)。NHKかBS朝日をご覧下さい。

第90回全国高校野球・第12日の結果4

死闘を制して、常葉菊川がベスト8進出(2008.8.13)
2008.8.13 死闘を制して、常葉菊川がベスト8進出

▽3回戦
聖光学院(福島) 5-2 市岐阜商(岐阜)
常葉菊川(静岡) 11-9 倉敷商(岡山)
智弁和歌山(和歌山) 15-3 駒大岩見沢(北北海道)→詳細
報徳学園(東兵庫) 7-3 鹿児島実(鹿児島)

 いよいよ今日からベスト8をかけた3回戦です。
 ベスト8一番乗りを決めたのは聖光学院。第1試合、2-1と岐阜リードで迎えた6回に聖光が4連打で4点を挙げて逆転。このリードを聖光先発・佐藤竜が守って初の8強。福島県勢としても33年ぶりの快挙です。
 第2試合は大逆転。倉敷が1回に5点を先制するなど6-0と大量リードを奪いますが、菊川が5回に4点を返し、なおも2死1・3塁で伊藤が逆転3ラン。倉敷も同点に追いつきますが、菊川は8回に町田の2ランなどで突き放して、昨年に続きベスト8進出を決めました。
 第3試合は6回に駒大が逆転に成功しましたが、8回に智弁は無死1・2塁で坂口が今大会初のホームランで逆転。これで打線に火がついた智弁はこの回一挙11点。勝谷にもホームランが出て、坂口は再び回った打席でもホームラン。1イニング3ホーマー、個人1イニング2ホーマーはいずれも史上初。猛打爆発で智弁が2年ぶりのベスト8です。
 第4試合は終始報徳が試合をリード。鹿実も報徳先発・近田に食い下がりますが、なかなか得点ができず、9回に森田がホームランを放つも反撃もここまで。報徳は27年ぶりのベスト8進出です。

▼チーム1イニング最多ホームラン(3)
2008年(第90回)智弁和歌山(対駒大岩見沢戦)
▼個人1イニング最多ホームラン(2)
2008年(第90回)智弁和歌山・坂口真規(対駒大岩見沢戦)

<明日の予定>
▽3回戦
(8:30)関東一-浦添商
(11:00)青森山田-慶応
(13:30)東邦-大阪桐蔭
(16:00)横浜-仙台育英
 明日でベスト8が出揃います。準々決勝の組み合わせ抽選は第1試合終了後に行われます。

超ビッグイニング!智弁和歌山またまた新記録5

大会新の1イニング2ホーマーを放った智弁和歌山・坂口(右から3人目)(2008.8.13)
2008.8.13 大会新の1イニング2ホーマーを放った智弁和歌山・坂口(右から3人目)

▽3回戦(第12日第3試合)
智弁和歌山(和__山)000 020 0112 = 15
駒大岩見沢(北 北 海 道)010 002 0000 = 3

 6回、智弁の2番手・林を捕らえて逆転に成功した駒大。7回の智弁の攻撃を抑え、あと2イニング。しかし、8回表にとんでもない展開が待っていました。
 無死1・2塁から今大会注目の4番・坂口が放った逆転弾はほんの序の口。これで気落ちした駒大先発・板木に容赦なく智弁打線が襲いかかります。味方のまずい守備や四死球も絡んでさらに3点を追加し、なおも1死満塁。駒大は沼舘に代えますがヒットが続き、そして3番・勝谷の3ランでついにこの回10点目。とどめは再び坂口。さらに代わった小川からレフトへ2本目のホームラン!
 結局この回は打者15人で11点。ヒット8本、うち3本はホームランで1イニングの最多ホームラン記録を樹立。さらに坂口の1イニング2ホーマーも史上初。記録ずくめの猛攻となりました。
 高校野球ファンであれば、智弁和歌山打線の破壊力はご存知だと思います。大会最多の100安打を放って優勝した2000年夏(第82回)、そして9回に4点差をひっくり返した帝京戦の06年夏(第88回)…。そして今年は3試合連続2ケタ安打中で、さらに今日は2つの新記録。この猛威を止めるピッチャーは現れるのでしょうか?

駒大岩見沢にとっては「魔の8回」となったスコアボード(2008.8.13)
2008.8.13 駒大岩見沢にとっては「魔の8回」となったスコアボード
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