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高校野球を中心に、自分の興味のあることだけを追求する、ひとりよがりなブログです。

 

2010春のセンバツ特集

第82回選抜高校野球大会・まとめ

2010春のセンバツトーナメント表(クリックで拡大)
2010春のセンバツトーナメント表(クリックで拡大)

<第82回選抜高校野球大会>
主催:日本高等学校野球連盟、毎日新聞社
後援:朝日新聞社 特別協力:阪神甲子園球場
日程:2010年3月21日(日)〜4月3日(土)

出場校:32校(一般選考29校、21世紀枠3校)
出場校決定:1月29日(金)
組み合わせ抽選:3月13日(土)

<トピックス>
出場校入場行進曲歴代)/司会と国歌斉唱始球式チケット最近10年甲子園観戦ガイド

<組み合わせ・結果>
■第1日(3/21)
▽開会式(選手宣誓:北照・西田明央主将)
▽1回戦
敦賀気比7-4天理、花咲徳栄4-0嘉手納、日大三14-4山形中央
■第2日(3/22)
向陽2-1開星、宮崎工4-0前橋工、広陵7-6立命館宇治
■第3日(3/23)
神港学園6x-5高知、中京大中京5-4盛岡大付、智弁和歌山6-1高岡商
※3/24,25は雨のため中止
■第4日(3/26)
興南4-1関西、帝京3-2神戸国際大付、三重6x-5今治西<延長10回>
■第5日(3/27)
大阪桐蔭9-2東海大望洋、大垣日大3x-2川島<延長10回>、
自由ケ丘4-2東海大相模
■第6日(3/28)
北照2-0秋田商
▽2回戦
敦賀気比7-5花咲徳栄、日大三3-1向陽
■第7日(3/29)
広陵1x-0宮崎工、中京大中京2-1神港学園、興南7-2智弁和歌山
■第8日(3/30)
帝京3x-2三重<延長10回>、大垣日大6-2大阪桐蔭、北照5-4自由ケ丘
■準々決勝(3/31)
日大三10-0敦賀気比、広陵5-1中京大中京、興南5-0帝京、大垣日大10-1北照
■準決勝(4/1)
日大三14-9広陵、興南(中止)大垣日大
■準決勝(4/2)
興南10-0大垣日大
■決勝(4/3)
興南10-5日大三<延長12回> 【優勝】興南(初優勝)

<関連ページ>
2010春のセンバツ特集センバツ行進曲メモリー毎日jpMBS毎日放送NHKオンラインYahoo!JAPAN(外部へのリンク先は全てHP内の高校野球サイト)

<アーカイブス>
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「最後の春」興南・大湾、最高の有終

最終回の守備につき、優勝の瞬間喜ぶ大湾(2010.4.3)
2010.4.3 最終回の守備につき、優勝の瞬間喜ぶ大湾

 興南の優勝で幕を閉じた、第82回センバツ。リアルタイム更新という性格上、紹介しきれなかったネタも数多くありますが、その中の一つとして「最後の春」となった、興南の大湾(おおわん)圭人選手を紹介します。
 普通であれば、公式戦の引退は夏の大会なのですが、大湾の場合はこのセンバツが出場できる最後の公式戦となります。理由は年齢制限。大湾は2007年春、別の高校に入学したのですが、指導方針になじめずに退学という決断をしました。翌年春に興南に再入学(編入ではない)したため、年齢が他の人よりも1歳上で、まもなく19歳になります。高野連の規定で、19歳になると公式戦には出場できないのです。
 ハンデは承知の上で、再入学という決断をした大湾。再入学後は一層野球に打ち込み、寮で同室だった我如古主将の良き相談役として、チームをまとめてきたそうです。
 最後の舞台は、最高の舞台となる甲子園。主に守備固めで出場して、決勝戦の最終回でも3塁守備につき、優勝決定の瞬間はグラウンド上で他のナインと一緒に喜びを分かち合いました。試合後、我喜屋監督から記念のウイニングボールをプレゼントされ、ナインからは胴上げで祝福されました。
 試合には出場できなくなりますが、夏に向けて今度は陰でナインを支えていきます。

第82回選抜高校野球・決勝の結果

大熱戦を制して、興南が初優勝!(2010.4.3)
2010.4.3 大熱戦を制して、興南が初優勝!

▽決勝
興南(沖縄) 10-5 日大三(東京)<延長12回>→詳細
【優勝】興南(初優勝)

 雨で2日日程が順延し、土曜日の決勝となった第82回センバツ。甲子園には多くの観衆が詰めかけ、それに後押しされるような熱戦になりました。

 先発は大方の予想通り、日大三・山崎、興南・島袋。山崎は前の試合は4回を投げての中1日、島袋は同じく7回を投げての連投です。
 1回は両投手とも無難な立ち上がりでしたが、2回、島袋のコントロールがうまく定まらず、2つの四球と犠打エラーで無死満塁のピンチを背負います。ここから2死までこぎつけますが、島袋が牽制エラーをしてしまい、2者が生還。日大三が2点を先制します。日大三は3回にも、平岩の今大会2本目となるソロホームランが飛び出し、3-0とリードを広げます。
 山崎の前に4回まで2安打に抑えられていた興南打線でしたが、5回にとらえます。2死満塁から国吉陸のタイムリーで1点を返すと、続く6回にも2死から打線が繋がり一挙4点。試合をひっくり返します。しかしその裏、日大三も大塚のホームランとスクイズで同点に追いつき、これで5-5。同点で終盤を迎えます。
 打ち合いの様相を呈してきた試合でしたが、7回以降は山崎、島袋がそれぞれ持ち味を発揮。テンポ良く相手を0点に抑えて、決勝戦は21年ぶりに延長戦に入りました。
 延長に入っても互いに譲りませんでしたが、延長12回に試合が動きます。興南は1死から、エラーで出たランナーを相手の暴投で2塁へ進めます。日大三は吉沢に継投して、守備も大幅に変更します。それまでショートを守り、急遽登板となった吉沢はストライクが入らず、2連続四球で満塁。続く安慶名の当たりはサードゴロでしたが、併殺を焦ったサード・横尾が悪送球をしてしまい、2者が生還。ついに興南が勝ち越します。
 興南はさらに島袋のタイムリーで点差を広げて、この回一挙5点。その裏、日大三もランナーを出しましたが、最後は吉沢がレフトフライに倒れてゲームセット。延長12回の激闘を制した興南が日大三を破り、初優勝を飾りました。

 興南ナインのみなさん、優勝おめでとうございました。エースの島袋の200球近い熱投に、全試合2桁安打という打線が見事に応えて、3たび沖縄に紫紺の優勝旗を持ち帰ることができました。大昔は勝つだけでもお祭り騒ぎだった沖縄県勢も、ここ最近の安定した成績は強豪県の仲間入りと言っていいと思います。
 日大三もどこからでも点が取れる、破壊力のある打線が決勝でも見られましたが、最後はエラーから大量失点を喫して、惜しくも39年ぶりの優勝はなりませんでした。この悔しさを胸に、ぜひ夏も帰ってきて下さい。
 なお、日大三・山崎と興南・我如古はこの試合でそれぞれ1安打を放ち、個人大会通算最多安打タイとなる13安打となりました。

▼個人大会最多安打(13)
1995年(第67回)観音寺中央・室岡尚人
2010年(第82回)日大三・山崎福也
2010年(第82回)興南・我如古盛次

 この春も「THP blog×2010春のセンバツ特集」にたくさんのアクセス、トラックバック、コメントをありがとうございました。春の次はもちろん夏!6月下旬頃よりスタート予定の、夏の甲子園特集でまたお会いしましょう。引き続き高校野球情報は、当ブログで随時発信していきます。
 最後に、今大会の応援団賞を紹介します。

▽応援団賞
最優秀賞:川島(徳島=21世紀枠)
優秀賞:山形中央(山形=21世紀枠)、東海大相模(神奈川)、向陽(和歌山=21世紀枠)、自由ケ丘(福岡)、嘉手納(沖縄)

島袋圧巻!4打点&熱投198球でV引き寄せる

投打に活躍し、初優勝を引き寄せた興南・島袋(2010.4.3)
2010.4.3 投打に活躍し、初優勝を引き寄せた興南・島袋

▽決勝<延長12回>
___南(沖_縄)000 014 000 005 = 10
__三(東_京)021 002 000 000 = 5

 ちょうど1年前の春。いわゆる「トルネード投法」で先発全員、毎回の19奪三振という快投を見せて一躍名を売った、興南の島袋洋奨投手。しかし、この快投も勝ち星には恵まれず、夏も初戦でサヨナラ負け。なかなか花を咲かせることができなかった甲子園の舞台で、ついに大輪の花を咲かせました。

 今大会も1回戦と2回戦で2桁奪三振を記録。準決勝終了時点で、21イニング連続無失点を継続中でした。しかし、2回に自らの牽制悪送球で日大三に先制点を許し、無失点記録がストップ。初の連投となる今日の決勝、やはり微妙に疲れが残っていました。しかし、6回に興南が3-2と1点差に詰め寄って、なおも2死1・2塁という場面で、島袋は自分のミスは自分で取り返すとばかり、センターへ走者一掃の2塁打を放ち、試合を一気にひっくり返します。
 その裏、同点に追いつかれましたが、ここから島袋が本領を発揮。140km/h超の速球で強力な日大三打線を翻弄し、7回以降は1本しかヒットを許しません。延長11回には無死1塁のピンチで、相手の送りバントを自らの好フィールディングで2人続けて阻止。これが12回のビックイニングに繋がりました。
 12回にも勝負を完全に決める2点タイムリーを放ち、その裏の日大三の反撃をピシャリ。島袋は結局12回を完投。198球、被安打8、与四死球5、奪三振は3度目の2桁となる11。そして打撃は5打数2安打4打点。投打にわたる活躍で、興南の初優勝に大きく貢献しました。

 興南のこれまでの最高成績は、1968年夏(第50回)のベスト4。当時の主将が現在の我喜屋監督でした。その成績を超えて、頂点にまで登りつめた興南。次に狙うは春夏連覇。島袋とそのナインの挑戦は、まだ終わりません。

第82回選抜高校野球・準決勝の結果

多くのファンが興南・島袋の投球練習を見つめる(2010.4.2)
2010.4.2 多くのファンが興南・島袋の投球練習を見つめる

▽準決勝
興南(沖縄) 10-0 大垣日大(岐阜)

 今日は、昨日雨で流れた準決勝の残り1試合が行われました。
 興南・島袋、大垣・葛西の両左腕の投げ合いが注目された試合ですが、葛西が今ひとつピリっとしません。1回の2四球からのピンチは併殺で切り抜けましたが、2回の山川の先制弾をきっかけに、興南打線が火を噴きます。
 山川のホームランの後、興南はさらに2点を追加。3回にも先頭の真栄平からの3連打で、5-0と点差を広げます。葛西はここで降板。準々決勝で完投した阿知羅にマウンドを託しますが、興南打線の勢いは止められず、この回もう1点を追加。続く4回も伊礼のタイムリーで、4回までに8-0として、前半で勝負を決めてしまいました。
 一方、雨で1日休むことができた島袋は、絶好調に近いピッチングを披露。初回こそ2つの三振を奪いましたが、2回以降は打たせて取る省エネ投法に徹し、バックの堅い守りにも助けられて、6回2死まで大垣打線をノーヒットに抑えます。島袋は7回を投げて94球、2安打無失点と好投して、8回からはライトに回りました。
 興南は終盤にも追加点を挙げて、投げては島袋をリリーフした砂川が大垣打線をピシャリと抑え、10-0と興南が完勝。春夏通じて初めて、決勝に進出しました。沖縄県勢としては、一昨年の沖縄尚学以来となります。

<明日の予定>
▽決勝
(12:30)日大三-興南
▽閉会式
司会:佐藤有華さん(長崎・長崎西)

 雨による順延のために日程が2日延びましたが、ついに決勝に進む2校が決定しました。日大三は打撃が絶好調で、今大会4試合中3試合で2桁得点を記録しています。エースの山崎もここまで好投。中1日と休養も十分です。
 一方、興南はエースの島袋が前評判通りの活躍を見せて、現在21イニング連続無失点を継続中。明日は連投となります。こちらも打撃が良く、今日の勢いを持って決勝に臨みます。
 日大三が勝てば39年ぶり2回目の優勝、興南が勝てば初優勝となります。紫紺の優勝旗はどちらの頭上に輝くのか? 決勝は12時30分プレーボールです!

<明日のテレビ放送予定>
12:30-13:00,13:50-15:30 NHK総合(延長あり)
13:00-13:50 NHK教育
12:30-15:30 NHKBS2、NHKBShi(延長あり)

11:58-15:20 毎日放送(延長あり)
4/5 23:30-27:00 GAORA
24:58-25:28 毎日放送「みんなの甲子園」

第82回選抜高校野球・準決勝の結果

終盤、グラウンドがドロンコになった日大三×広陵戦(2010.4.1)
2010.4.1 終盤、グラウンドがドロンコになった日大三×広陵戦

▽準決勝
日大三(東京) 14-9 広陵(広島)

 第82回センバツは準決勝。今日は2試合の予定でしたが、雨のため第1試合のみが行われました。
 その第1試合、試合開始直後から降る雨の影響で、日大三の先発・山崎がコントロールに苦しみ、1回にワイルドピッチ2つで2点を失います。しかし、その裏すぐに日大三は同点に追いつき、3回には荻原のホームランで勝ち越します。
 連投で調子の上がらない山崎は5回からファーストに回り、細かい継投でしのぎますが、6回に3番手・吉永がつかまり、豊田のタイムリーで広陵が4-3と一気に逆転。日大三はその裏に畔上のタイムリーで同点としますが、広陵は直後の7回に4番・丸子のホームランが飛び出し、再び突き放します。
 ここまで、強力な日大三打線をなんとか抑えてきた広陵先発・有原でしたが、雨が一層強くなった8回、1死1・2塁から根岸のピッチャー前のバントを、有原が痛恨の悪送球。三たび同点に追いつかれます。続く清水にタイムリーを許して勝ち越されると、日大三の畳み掛ける攻撃を止められず、ついにこの回途中で降板。日大三は広陵のリリーフ陣も打ち込み、この回だけで打者15人で9安打(9打数連続安打で大会タイ記録)、一挙10点(9者連続得点含む。これも大会タイ記録)を奪って勝負を決めました。
 最終回、広陵もやはり雨に苦しむ日大三4番手・吉沢を攻めて4点を返しましたが、反撃もここまで。日大三が雨中の激戦を制し、38年ぶりに決勝に進みました。

 第2試合は降り続く雨の影響で中止になり、明日に順延となりました。明日は14時から試合が行われます。また、決勝戦は4月3日の予定です。

▼チーム1試合最多連続得点(9)
1924年(第01回)市岡中(対横浜商戦)
1985年(第57回)東海大五(対奈良広陵戦)
2010年(第82回)日大三(対広陵戦)
▼チーム1試合最多連続打数安打(9)
1985年(第57回)東海大五(対奈良広陵戦)
2010年(第82回)日大三(対広陵戦)

<明日の予定>
▽準決勝
(14:00)興南-大垣日大
 大垣日大にとっては、4連戦が回避されることになって、まさに「恵みの雨」となりました。明日も午前中は雨の予報ですが、ベストな状態でできることを祈ります。

<明日のテレビ放送予定>
14:00-16:30 NHK総合、NHKBS2、NHKBShi(延長あり)

13:50-15:50 毎日放送(延長あり)
13:52-16:00 GAORA(延長あり)
24:20-24:50 毎日放送「みんなの甲子園」

第82回選抜高校野球・準々決勝の結果

▽準々決勝
日大三(東京) 10-0 敦賀気比(福井)
広陵(広島) 5-1 中京大中京(愛知)
興南(沖縄) 5-0 帝京(東京)
大垣日大(岐阜) 10-1 北照(北海道)

 第82回センバツはいよいよ大詰め。今日の準々決勝は雨で日程が順延になった影響で、7年ぶりに4試合が1日で行われました。
 まず第1試合、日大三が初回から猛攻を見せて、3回には打者10人で4点。打線の勢いは最後まで止まらず、13安打で今大会2回目の2桁得点。日大三の先発・山崎は、気比打線を散発の3安打に抑えて完封。日大三が準優勝した1972年(第44回)以来、38年ぶりにベスト4に駒を進めました。
 第2試合はセンバツ優勝4回の中京大中京と、同じく3回の広陵という、古豪同士の対戦。試合は1回、広陵が中京先発・森本の立ち上がりを攻めて、3連続タイムリーで3点を先制。広陵は終盤にも追加点を挙げて、投げては先発・有原が中京打線を8回4安打無失点に抑える好投で、7年ぶりに準決勝に進出しました。
 第3試合は、興南が3回に我如古のタイムリーで先制。6回にも1点を挙げ、7回には2死無走者から4連打で大きな3点を追加。終始、興南が試合の主導権を握りました。興南先発・島袋は5つの四死球を与えたものの、帝京打線を抑えきり完封勝利。奪三振は7でした。沖縄県勢としては2年ぶり、興南にとっては初の春ベスト4となります。
 そして第4試合は、大垣が昨日指を負傷して途中降板した北照先発・又野に1回から襲い掛かり、2死から3点を先制。代わった千葉も打ち込み、3回までに10-0と大きくリードします。大垣は4回以降は千葉の前にノーヒットでしたが、大量リードで余裕の展開。大垣が3年ぶりにベスト4の切符をつかみました。

<明日の予定>
▽準決勝
(11:00)日大三-広陵
(13:30)興南-大垣日大
 明日は準決勝。第1試合は広陵・有原が、2回2桁得点を記録している日大三の強力打線にどう立ち向かうか。第2試合は興南・島袋と今日は登板しなかった大垣・葛西の投げ合いに、それぞれ注目です。午後からは雨の予報も出ていますが、プレーボールは11時からです。

<明日のテレビ放送予定>
11:00-11:53,13:05-16:00 NHK総合(延長あり)
11:53-13:05 NHK教育
11:00-16:00 NHKBS2(11:53-12:15[天][N]中断、延長あり)、NHKBShi(延長あり)

11:00-11:30,11:55-15:50 毎日放送(延長あり)
10:55-16:30 GAORA(延長あり)
24:00-24:30 毎日放送「みんなの甲子園」(琉球放送でも放送)

第82回選抜高校野球・第8日の結果

▽2回戦
帝京(東京) 3x-2 三重(三重)<延長10回>
大垣日大(岐阜) 6-2 大阪桐蔭(大阪)
北照(北海道) 5-4 自由ケ丘(福岡)→詳細

 ベスト8への切符は残り3つ。その3つを決める、2回戦の3試合が行われました。
 まず第1試合、序盤の得点で2-1と三重リードで迎えた9回、帝京は2死3塁から田口のタイムリーで同点に追いつくと、続く延長10回にヒットと死球で無死満塁。ここで鈴木の当たりはサードへ。これが強襲ヒットとなって、帝京がサヨナラ勝ちで、3年ぶりのベスト8進出。また、東京勢の2校が揃ってベスト8に進んだのは、1987年(第59回)以来となります。
 第2試合は、大垣が2回に2点を先制すると、4回に時本、6回に安藤がホームランを放つなど小刻みに加点。大阪桐蔭は終盤反撃を見せますが、大垣先発・葛西が後続を断ち、大垣が快勝。大垣も3年ぶりのベスト8です。
 第3試合は、6回までは互いにランナーを出すものの得点には至らず0-0。試合は後半に激しく動き、7回に北照が3点を先制すると、その裏自由ケ丘もすかさず同点。9回、北照は2死3塁から木村がセーフティーバントを決めて勝ち越し、さらにもう1点追加。自由ケ丘もその裏連続長打で1点を返しますが、反撃もここまで。北照が初のベスト8に進出。北海道勢としても春は17年ぶりとなります。

<明日の予定>
▽準々決勝
(8:30)敦賀気比-日大三
(11:00)広陵-中京大中京
(13:30)興南-帝京
(16:00)大垣日大-北照
 これでベスト8がすべて出揃いました。北から北照、帝京、日大三、中京大中京、大垣日大、敦賀気比、広陵、興南と、北海道から沖縄まで広く残りました。優勝経験があるのは4校、優勝すれば県勢初の大旗となるのが2校、概ね投手力が安定しているので、どのチームも上に上がるチャンスは大です。
 明日は7年ぶりの準々決勝4試合一括開催。「高校野球で一番面白い」準々決勝が帰ってきます。ベスト4に駒を進めるのは、果たしてどのチームでしょうか?

名将直伝バントで引き寄せた!北照初のベスト8

▽2回戦(第8日第3試合)
___照(北海道)000 000 302 = 5
自 由 ケ 丘(福_岡)000 000 301 = 4

 バントの成否が勝敗を分ける、とはよく言われますが、この試合はまさにその象徴だったかもしれません。ここぞというときにバントが冴えまくった北照が、チームとしては春夏通じて初めて、北海道勢としても17年ぶりにベスト8の駒を進めました。
 試合の前半は互いにランナーを出しながらも、ともに得点を奪えません。そんな中、4回に四球で出塁していた先発の又野が、牽制で塁に返ったときに右手親指を負傷。又野はその影響で5回、四球を2つ出したところで降板してしまいます。北照は急遽千葉がマウンドに上がりましたが、エースの故障をカバーすべく、引き続き得点を許しません。
 0-0で迎えた7回、ついに試合が動きます。北照は1死1・3塁のチャンスを作ると、千葉がスクイズに成功して均衡を破り、大野のタイムリーの後、木村はなんと2死からプッシュバントを敢行。これが見事に決まり、この回3点を取りました。
 その裏、自由ケ丘も同点に追いつきますが、9回に北照は2死3塁で木村が今度はセーフティースクイズ!3塁線へ転がる当たりで、サードがファウル狙いで打球の行方を追いましたが、ラインを割らずまたまた成功。この後さらに1点を追加して、勝負を決めました。

 自らのバントで2点を稼いだ木村をはじめ、北照ナインはバント練習に力を入れてきました。これは「箕島直伝」のもので、北照・河上監督は箕島・尾藤公元監督と約30年の親交があり、師弟関係の中で学んだ戦術でした。それが、甲子園という舞台で見事に開花。北海道のチームでは歴代4校目となる、春ベスト8をもたらしました。
 準々決勝の相手は、百戦錬磨の阪口監督率いる大垣日大。ここぞのバントで、秋の神宮大会の覇者に挑みます。

第82回選抜高校野球・第7日の結果

▽2回戦
広陵(広島) 1x-0 宮崎工(宮崎)
中京大中京(愛知) 2-1 神港学園(兵庫)
興南(沖縄) 7-2 智弁和歌山(和歌山)

 ベスト8をかけた2回戦。今日はそのうち、3試合が行われました。
 第1試合は、宮崎工・浜田、広陵・有原の両先発によるがっぷり四つの投手戦。0-0のまま迎えた9回、広陵が2本のヒットと敬遠で無死満塁のチャンスを作り、三田が初球をセンターへ運んでサヨナラ勝ち。有原は2安打10奪三振の完封。広陵が3年ぶりにベスト8に駒を進めました。
 第2試合も1点を争う試合。3回に1点ずつを取り合い、1-1の同点の7回、中京は2死1・3塁から小木曽の左中間への2塁打となるタイムリーで勝ち越し。このリードを先発・森本が守り抜いて、9奪三振の完投で2年連続のベスト8に名乗りを上げました。
 第3試合は、2-1と智弁リードで迎えた5回、興南は無死満塁から押し出し四球と犠牲フライ、スクイズと、タイムリーなしで3点を奪い逆転。さらに8回には真栄平の2ランなどで、3点を追加。興南先発・島袋は後半は要所を締め、智弁4番・山本を5打席5三振に抑えるなど、この試合も11奪三振。興南が初のベスト8進出を決めました。また、5打数5安打の興南・我如古は、連続打席安打を8に伸ばし、大会タイ記録となりました。準々決勝で新記録に挑みます。

▼個人連続打数安打(8)
1956年(第28回)中京商(現中京大中京)・富田虎人
1984年(第56回)享栄・ 藤王康晴
2009年(第81回)報徳学園・平本龍太郎
2010年(第82回)興南・我如古盛次

<明日の予定>
▽2回戦
(9:00)帝京-三重
(11:30)大阪桐蔭-大垣日大
(14:00)自由ケ丘-北照
 明日でベスト8がすべて出揃います。明日登場する6チームは日程の関係上、勝ち進めば4連戦となる非常に厳しいブロックで、先を見据えた戦いをしなければなりません。
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