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2010夏の甲子園特集

第92回全国高校野球選手権大会・まとめ

2010夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)
2010夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)

<第92回全国高校野球選手権大会>
主催:日本高等学校野球連盟、朝日新聞社
後援:毎日新聞社 特別協力:阪神甲子園球場

期日:2010年8月7日(土)〜21日(土)
場所:阪神甲子園球場

出場校:49校(各府県1校。北海道は南北、東京は東西各1校ずつ)
組み合わせ抽選:8月4日(水)

地方大会:6月19日(土)沖縄から開幕
予選参加:4,028校(連合チームは1校で計算。昨年比-13)

<トピックス>
代表校司会進行先導&始球式チケット観戦ガイド最近10年キャッチフレーズ夏の高校野球応援ソング朝日新聞CM大会歌歌手

<関連ページ>
2010夏の甲子園特集夏の甲子園名曲の殿堂

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<アーカイブス>
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<組み合わせ・結果>
■第1日(8/7)
▽開会式(選手宣誓:福井商・小倉凌主将)
▽1回戦
九州学院14-1松本工、成田2-1智弁和歌山、八戸工大一8-4英明
■第2日(8/8)
北大津11-4常葉橘、前橋商3-0宇和島東、
遊学館11-0一関学院、関東一9-2佐野日大
■第3日(8/9)
中京大中京2-1南陽工、早稲田実2-0倉敷商、
長崎日大4-2北照、佐賀学園5-1旭川実
■第4日(8/10)
報徳学園3-2砺波工、福井商6-0いなべ総合、
明徳義塾6-2本庄一、興南9-0鳴門
■第5日(8/11)
延岡学園5x-4大分工<延長10回>、仙台育英6-5開星
▽2回戦
東海大相模10-5水城
■第6日(8/12)
土岐商15-2八頭、聖光学院1-0広陵、
履正社4-1天理、西日本短大付7-2日川
■第7日(8/13)
新潟明訓5-3京都外大西、鹿児島実15-0能代商、
九州学院7-0山形中央、成田10-2八戸工大一
■第8日(8/14)
北大津9-3前橋商、関東一11-4遊学館、
早稲田実21-6中京大中京、佐賀学園3-2長崎日大
■第9日(8/15)
報徳学園4-2福井商、興南8-2明徳義塾、
仙台育英10-7延岡学園<延長12回>
■第10日(8/16)
▽3回戦
東海大相模3-0土岐商、聖光学院5-2履正社、
新潟明訓1-0西日本短大付、九州学院8-7鹿児島実<延長10回>
■第11日(8/17)
成田6-5北大津、関東一10-6早稲田実、
報徳学園13-5佐賀学園、興南4-1仙台育英
■第12日(8/18)
▽準々決勝
成田6-3関東一、興南10-3聖光学院
■第13日(8/19)
東海大相模10-3九州学院、報徳学園2-1新潟明訓
■準決勝(8/20)
興南6-5報徳学園、東海大相模11-7成田
■決勝(8/21)
興南13-1東海大相模 【優勝】興南(初優勝)※史上6校目の春夏連覇

興南の、興南による、興南のための2010年夏

深紅の優勝旗を授与される興南・我如古主将(2010.8.21)
2010.8.21 深紅の優勝旗を授与される興南・我如古主将

 沖縄県勢悲願の夏初優勝、そして史上6校目の春夏連覇を成し遂げた興南の快挙から一日が経ちました。沖縄県民の方は、興奮がまだ醒めやらないのではないのではないでしょうか。
 今大会は「興南の、興南による、興南のための夏」だったと思います。出場したチームの中で、興南の実力は頭一つ抜けていました。地方大会も、そして甲子園でも危なげない戦いで、そのまま優勝へのゴールテープを切った感じがしました。
 準々決勝の聖光学院戦では3点、準決勝の報徳学園戦では5点のリードを許したのに、「危なげない」のは変だろうと思われるかもしれませんが、見ていて余裕がありましたし、いつでも逆転できる雰囲気がありました。実際に、打線が機能して逆転に成功しました。春夏の甲子園で一番苦しかったのは、結果的には春の決勝の日大三戦だったと思います。

 そして迎えた決勝戦。相手の東海大相模はエースの一二三が3連投でしたが、3回までは非常にいい投球を見せていました。しかし、そこが限界でした。興南打線はそれを見逃すはずがなく、4回に決勝戦の大会タイ記録となる1イニング7点を奪うと、6回にも今大会特に大暴れした3番主将の我如古がホームランを放ち、ただでさえボルテージが上がっていた興南の応援団は大盛り上がり。準決勝で解禁した『ハイサイおじさん』連発で、球場の空気を完全に支配してしまいました。
 至近距離からの打撃練習などでバッティングを徹底的に強化した結果、この夏の6試合で奪った得点は50点、一方で三振はわずかに19(見逃しは1)。近年の高校野球チームでも屈指の強力打線でしょう。

 そして忘れてはいけない、投のヒーロー・島袋。夏甲子園6試合目の先発マウンドは、消耗や疲労度を考えて変化球主体の配球で、ストレート狙いの相模打線を翻弄。ここでも一二三と比べて余裕がありました。奪三振は少なかったですが、それでも終盤は持ち味のストレートで勝負して、最後の打者にはストレートで三振を奪って、歴史的快挙に花を添えました。
 島袋は2年の春は19奪三振、夏も好投しながらともに初戦敗退。3年春に開花したその左腕は、夏にさらに進化。この夏は53個の三振を奪い、甲子園通算奪三振130、2桁奪三振7試合、そして11勝目という記録を作りました。

 試合終了後、インタビューで我如古主将は「県民みんなで勝ち取った優勝です」と答え、沖縄県勢が甲子園で優勝すると必ず起こっていたウェーブは、相模アルプスも一緒に行って3周回りました。甲子園に沖縄の選手が初めて出場してから52年、興南ナインはハイレベルの野球で、沖縄の、そして日本の高校野球の歴史に新たな1ページを書き加えました。

第92回全国高校野球・決勝の結果

優勝を決め、マウンドで歓喜の輪を作る興南ナイン(2010.8.21)
2010.8.21 優勝を決め、マウンドで歓喜の輪を作る興南ナイン

▽決勝
東海大相模(神奈川)000 000 100 = 1
___南(沖_縄)000 715 00X = 13
【優勝】興南(初優勝=史上6校目の春夏連覇)

 4,028校が参加して行われてきた、第92回全国高校野球。その頂点を決める決勝戦が行われました。甲子園は朝早くから観客が詰め掛け、開門は予定より1時間25分早い8時35分。9時には満員通知が出ました。もちろん、観衆は47,000人の満員でした。
 決勝戦、先発は興南が2連投の島袋、相模は3連投の一二三で、13時1分にプレーボール。序盤は互いにランナーを出すものの、好守備などもあって得点が入りません。
 試合が動いたのは4回裏、興南が1死2・3塁のチャンスから伊礼のタイムリーで先制。なおも1死1・3塁で、続く島袋のスクイズ失敗で、飛び出したランナーを刺そうとしたキャッチャーの送球が悪送球となり2点目。打線に火がついた興南はこの後もタイムリーが続いて、この回打者11人で一挙7点を一二三から奪います。5回裏にも1点を追加。6回裏には無死1・2塁から我如古の左中間への3ランホームランが飛び出し、さらに2点を追加。16安打を浴びて13失点の一二三はこの回でマウンドを降ります。7回以降は江川が投げました。
 島袋の前に無得点に抑えられていた相模は、ようやく7回表に2死2塁から伊地知がタイムリーを放って、1点を返します。しかし、反撃はこの1点だけ。島袋は最後の打者、代打宮崎を三振に打ち取って14時57分にゲームセット。13-1の大勝で、興南が1998年の横浜以来の史上6校目の春夏連覇。そして、沖縄県勢として夏初めての優勝を成し遂げました!

 興南ナインのみなさん、おめでとうございました。春の優勝で全チームからマークされていた今大会でしたが、チームも大きくレベルアップして、他を寄せ付けずに堂々たる春夏連覇を達成しました。決勝はそれを象徴するような試合で、打線は先発全員の19安打で13点。投げては島袋が奪三振こそ4だったものの、9安打1失点で完投。完璧すぎる勝利でした。
 そして東海大相模は惜しくも準優勝に終わりましたが、春の初戦敗退で一二三もどん底の状態からサイドスロー転向に活路を見出し、激戦の神奈川大会を33年ぶりに制すと、投打がうまくかみ合って40年ぶりに決勝まで駒を進めました。長い呪縛から解けたと言っていい、この夏でした。

 連日の猛暑日続きで、プレーする方も観戦する方も大変だった今大会。しかし、閉会式のときの甲子園の空は秋の気配が漂っていました。この夏も、頑張った選手たちに感謝の気持ち一杯で、閉会式の場内一周を見ていました。
 この夏も「THP blog×2010夏の甲子園特集」にたくさんのアクセス、コメント、トラックバック、そしてツイッターでのリツイート等本当にありがとうございました。夏の甲子園特集はまもなく終わりますが、高校野球情報は引き続き発信していきますので、今後ともよろしくお願い致します!

▼高校野球春夏連覇達成チーム
1962年(第34回春、第44回夏)作新学院
1966年(第38回春、第48回夏)中京商(現中京大中京)
1979年(第51回春、第61回夏)箕島
1987年(第59回春、第69回夏)PL学園
1998年(第70回春、第80回夏)横浜
2010年(第82回春、第92回夏)興南

第92回全国高校野球・準決勝の結果

連投で7失点ながらも完投した東海大相模・一二三(2010.8.20)
2010.8.20 連投で7失点ながらも完投した東海大相模・一二三

▽準決勝
興南(沖縄) 6-5 報徳学園(兵庫)→詳細
東海大相模(神奈川) 11-7 成田(千葉)

 甲子園はついに準決勝。決勝戦に駒を進めるのはどのチームだ!?
 まず第1試合、先発は報徳が大西、興南が島袋。初回、連打からのピンチを切り抜けた報徳は、島袋の立ち上がりを攻めて、昨日も活躍した中島のファースト強襲のタイムリーで先制します。続く2回も、2四球などで2死満塁のチャンスを作ると、再び中島。左中間を破る走者一掃の3塁打を放ち、さらに越井も続いて、この回一挙4点。5-0とリードを広げます。
 大西の前に4回まで無得点だった興南は、5回に反撃。慶田城と我如古の連続タイムリーで3点を返すと、6回には島袋のヒットで1点差。その裏、報徳八代の長打を3塁タッチアウトで防いだ興南は流れを完全にものして、7回に我如古の3塁打で追いつくと、続く真栄平が代わった報徳田村からタイムリーを放ち、ついに逆転。島袋は3回以降は報徳打線に得点を許さず、9回2死3塁のピンチも三振で切り抜け、ついに夏初めての決勝に進出しました。島袋は159球、12奪三振の完投でした。
 続く第2試合は関東勢同士の対戦。先発は相模が一二三、成田が中川。好投手同士の投げ合いが期待されましたが、試合は打撃戦になります。先制したのは相模。1回、田中と大城卓の連続タイムリーで2点を先制。3回にも1点を追加します。しかし、成田はその裏にタイムリー、押し出し、さらにスクイズで一挙5点を挙げて逆転。4回には高橋がバックスクリーンへホームランを放ち、6-3と3点差とします。
 ここまで一人で4試合を投げ抜いた中川、やはり疲れは隠せませんでした。5回、相模はその中川をとらえて、大城卓の2ラン犠牲フライに染谷の2点タイムリーで再び逆転。6回にも3点を追加して、10-6と逆に4点をリードします。一二三は5回以降は立ち直り、成田の反撃を8回の1点のみに抑え、157球14安打で完投。両チーム33安打が飛び出した試合は相模が勝ち、40年ぶりに決勝進出を果たしました。

<明日の予定>
▽決勝
(13:00)興南-東海大相模
 明日の決勝は興南×東海大相模となりました。興南は準々決勝、準決勝と先手を取られながら、活発な打線がそれを逆転。ついに史上6校目の春夏連覇に王手をかけました。一方の相模も2試合連続2桁安打で、打線は上昇傾向です。島袋は連投、一二三は3連投となりますが、4,028校の頂点まで「あとひとつ」。最高の夏をつかむのは、どちらでしょうか??

▽閉会式
司会:大倉尚子さん(武庫川女子大付)、小松田梓左さん(伊丹北)

<明日のテレビ放送予定>
12:30-15:55 ABCテレビ(最大18:23)
12:55-15:25 テレビ朝日系列全国ネット(最大17:30)、BS朝日(試合終了まで放送)、富山テレビ(最大17:25)、山陰放送(最大15:55)、宮崎放送(最大16:00)
13:00-15:25 テレビ山梨(最大15:54)
13:00-14:55 福井放送
13:00-14:54 テレビ高知

13:00-13:50 NHK教育
13:50-16:00 NHK総合(最大18:00)
13:00-16:00 NHKBS2(延長あり)

5点差逆転!興南春夏連覇まであと1勝

5回、タッチをかいくぐってホームインする興南・大城(2010.8.20)
2010.8.20 5回、タッチをかいくぐってホームインする興南・大城

▽準決勝(第14日第1試合)
___南(沖_縄)000 031 200 = 6
報 徳 学 園(兵_庫)140 000 000 = 5

 エース島袋が打たれて、2回までに0-5。準々決勝の聖光学院戦より大きなビハインド。しかし、興南打線はそのビハインドをひっくり返し、史上6校目の春夏連覇まであと1勝と迫りました。
 興南打線は報徳の“二枚看板”の一人であるエースの大西に、4回まで0点に抑えられていました。しかし、5回に大西を捉えます。先頭の島袋が出塁、続く大城はサードゴロもサードのエラーで、無死1・3塁のチャンス。打席には絶好調の1番国吉陸。ここで満員に膨れ上がっていた3塁側興南アルプスは、地元紙に掲載されたクレーム投稿で演奏を自粛していたチャンステーマの『ハイサイおじさん』を、ゲリラ的に解禁。国吉陸は三振に倒れるものの、慶田城、そして我如古がタイムリーを放って、3点を返します。続く6回、2死3塁から島袋が大きく空いていた三遊間に狙いすましたヒットを打って、これで1点差。
 その裏、報徳は1死から1番八代が左中間を破る当たりを放ちます。八代は3塁を狙いますが、センター慶田城、ショート大城、そしてサード我如古の絶妙な中継でサードでアウト。報徳に行きかけた流れを、再び取り戻します。
 そして7回、1死2塁から再び我如古が右中間を破るタイムリー3塁打で、ついに5-5の同点に追いつきます。なおも1死3塁。打席は今大会不振に苦しみ、この日も再三の好機を潰していた4番真栄平。ここで報徳ベンチは、昨日の新潟明訓戦で好投した二枚看板の一人、1年生の田村を投入。真栄平は田村の初球をセンター返し。悩める4番の気持ちの一打で、ついに勝ち越しに成功しました。
 3回から無得点に抑えていた島袋には、このリードで十分でした。6回の時点で100球を超えましたが、終盤は報徳打線から三振の山を築き、9回2死3塁と粘る報徳に対して、最後も三振に打ち取りゲームセット。5点差を跳ね返した打線、そして12奪三振の島袋の好投で、興南が夏は初めて、そして沖縄県勢としては1991年(第73回)の沖縄水産以来の決勝進出を果たしました。

 センバツを制して、今大会の優勝候補の筆頭に挙げられ、全校からマークされていたと言っても過言ではない興南。しかし、堂々たる横綱相撲で勝ち上がり、ついに決勝まで登りつめました。連投となる島袋はやや心配ですが、チーム状態は最高といって良いでしょう。果たして、春夏連覇と沖縄県勢夏初優勝という大きな快挙がなるかどうか。いよいよ、決勝の舞台に挑みます。

第92回全国高校野球・第13日(準々決勝)の結果

8回、貴重な追加点を挙げる報徳学園(2010.8.19)
2010.8.19 8回、貴重な追加点を挙げる報徳学園

▽準々決勝
東海大相模(神奈川) 10-3 九州学院(熊本)
報徳学園(兵庫) 2-1 新潟明訓(新潟)→詳細

 今日の甲子園は、準々決勝残りの2試合が行われました。
 まず第1試合、先発は相模が一二三、九学が渡辺。試合は相模が初回に大城卓のタイムリーで先制。相模は3回、5回、そして8回にも追加点を挙げて、リードを徐々に広げます。九学は1回から毎回ランナーを出しますが、なかなか得点を奪うことができません。ようやく8回に3点を返して6-3と3点差にしますが、相模は9回に一挙4点を挙げて勝負を決めました。一二三は9安打を打たれたものの、失点を3点に抑えて完投。相模は優勝した1970年(第52回)以来、40年ぶりにベスト4に進出しました。
 第2試合、先発は報徳が1年生の田村、明訓が池田。試合は3回に報徳が中島のタイムリーで先制しますが、両先発の好投でこの1点以外は無得点が続く投手戦になります。試合が再び動いたのは8回、報徳は1死2塁で中島が打席に立つところで、明訓は神田健にスイッチ。中島はその神田健から一二塁間を抜けるタイムリーを放って貴重な追加点。田村を打ちあぐねていた明訓も、その裏1点を返してなおも2死1・2塁で、今度は報徳が大西に継投。大西はこのピンチをしのぎ、9回は三者凡退。1点を争う接戦を制した報徳が、やはり優勝した1981年(第63回)以来のベスト4を決めました。

<明日の予定>
▽準決勝
(11:00)報徳学園-興南
(13:30)東海大相模-成田
 明日は準決勝。第1試合は、投打に安定して横綱相撲を続けている興南に対して、報徳がどう攻略していくのか。第2試合は、相模・一二三と成田・中川の投げ合いが期待されます。決勝戦に駒を進めるのは、果たしてどのチームでしょうか?

<明日のテレビ放送予定>
10:30-16:00 ABCテレビ(最大18:17)
10:54-15:55 BS朝日(試合終了まで放送)
10:55-11:45,12:00-13:00 琉球朝日放送(最大15:00)

11:00-11:54,13:05-16:00 NHK総合(最大18:00)
11:54-13:05 NHK教育
11:00-16:00 NHKBS2(11:54-12:15[天][N]中断、延長あり)

15歳圧巻!報徳・田村が29年ぶり4強を引き寄せる

8回まで好投した報徳1年生・田村(2010.8.19)
2010.8.19 8回まで好投した報徳1年生・田村

▽準々決勝(第13日第2試合)
報 徳 学 園(兵_庫)001 000 010 = 2
新 潟 明 訓(新_潟)000 000 010 = 1

 今大会は1・2年生の活躍が目立っていますが、その中の一人、報徳学園の田村伊知郎投手は1年生、まだ15歳。ここまで、エースの大西一成投手と交互に先発して、継投で勝ち上がってきました。今日の新潟明訓戦は田村が先発、圧巻のピッチングを見せてくれました。
 1回こそ2四死球でピンチを招きますが、それを無失点で乗り切ると、2回以降は明訓打線を手玉に取っていきます。味方が3回に取った1点があれば、今日の田村には十分でした。7回2/3を投げて9奪三振。8回に連打で1点差に詰め寄られたところで、大西に継投。大西は明訓の反撃を抑えて、チームとして夏29年ぶりのベスト4を引き寄せました。
 「気持ちで投げた」という田村。直球は最速142km/hをマークしていました。準決勝の相手は興南。田村が開幕前にぜひ戦いたい相手と熱望していたそうで、それが実現します。島袋に挑む15歳、田村の挑戦はまだまだ続きます。

第92回全国高校野球・第12日(準々決勝)の結果

▽準々決勝
成田(千葉) 6-3 関東一(東東京)
興南(沖縄) 10-3 聖光学院(福島)

 第92回全国高校野球は、いよいよクライマックス。今日から準々決勝、まずは前半の2試合が行われました。
 第1試合は関東勢同士の対戦。先発は関東一が井手、成田は中川。試合は初回に成田が木村のタイムリーなどで3点を先制。3回にも追加点を挙げてリードします。関東一は3回途中からエースの白井が登板して、中盤踏ん張りますが、終盤に失点して万事休す。一方、中川は連投となりましたが、関東一打線に4回まで得点を許さず、後半も失点を許すものの要所はしっかり締めて、8奪三振3失点、144球でこの試合も完投。成田が58年ぶりのベスト4を決めました。
 続く第2試合、先発は興南が島袋、聖光が2年生の歳内。先制したのは聖光。2回に島袋を攻めて5安打を集中、3点を先制します。しかし、興南はその裏に2点を返すと、3回に同点。続く4回、2死1・3塁で慶田城の右中間へのタイムリーなどで3点を勝ち越し、歳内をマウンドから引きずり降ろします。興南は5回、そして8回にも追加点。前の試合から18時間弱しか経っていない島袋も3回以降は立ち直り、8回9安打3失点。9回は川満が締めて、興南が15安打の大勝。42年ぶりのベスト4進出を決め、春夏連覇にまた一歩近づきました。

<明日の予定>
▽準々決勝
(11:00)九州学院-東海大相模
(13:30)報徳学園-新潟明訓

 明日の2試合でベスト4が出揃います。九学と明訓は初めての、相模と報徳は前回の優勝以来の準決勝進出を目指して、準々決勝に挑みます。
 なお、今日の第1試合後に準決勝の組み合わせ抽選が行われて、以下のように決まりました。
■準決勝(8/20)
(11:00)報徳学園×新潟明訓の勝者-興南
(13:30)九州学院×東海大相模の勝者-成田

第92回全国高校野球・第11日の結果

▽3回戦
成田(千葉) 6-5 北大津(滋賀)
関東一(東東京) 10-6 早稲田実(西東京)
報徳学園(兵庫) 13-5 佐賀学園(佐賀)
興南(沖縄) 4-1 仙台育英(宮城)

 今日は、3回戦の残り4試合が行われました。
 第1試合、大津が序盤に3-0とリードを作ります。成田は大津先発岡本の前に6回まで無得点に抑えられていましたが、7回に打者10人の猛攻で5点を取って逆転。大津も8回に成田先発中川を攻めて同点に追いつきましたが、9回に成田は2死1・3塁で高橋がタイムリーを放ち、1点を争うゲームを制しました。成田は58年ぶりのベスト8進出となります。
 第2試合は、15年ぶりとなる東京勢同士の対戦。試合は3回に関東一が山下のホームランなどで3点を先制。その後両チームが点を取り合い、早実が7回に2点差に詰め寄ったその裏、関東一は4点を取って、8回にも1点を追加。早実も9回に3点を返しますが、最後は先発白井が抑えて、こちらも25年ぶりのベスト8。
 第3試合は佐賀が2回に先制しましたが、報徳が3回に逆転。その後も小刻みに得点を加えていきます。佐賀も粘りますが、報徳は20安打13得点と打線が大当たり。投げては先発大西、8回途中からは田村のリレーで逃げ切り、報徳が2年ぶりのベスト8です。
 そして第4試合、興南が初回に仙台先発田中の立ち上がりを攻めて、2点を先制。仙台も2回に三瓶のホームランで1点を返しますが、興南は2回と3回にも追加点。仙台は4回途中から木村に継投して、興南打線を無得点に抑えますが、打線が興南先発島袋を打ち崩すことができず、7回2死満塁のチャンスも無得点。島袋は1失点10奪三振の完投で、興南が30年ぶりの準々決勝進出を決めました。

 これでベスト8が出揃いました。北から聖光学院、新潟明訓、成田、関東一、東海大相模、報徳学園、九州学院、そして興南の8校です。あれだけ好調だった九州・沖縄勢は同地区対戦が相次いだこともあり、結局残ったのは2校。その他は東北1、関東・東京3、北信越1、近畿1となりました。福島、新潟、熊本、沖縄は夏の優勝未経験で、県勢初の快挙への期待がかかります。明日からの準々決勝、ベスト4に駒を進めるのは一体どのチームでしょうか?

<準々決勝の予定>
 本日の第1試合終了後、準々決勝の組み合わせ抽選が行われて、下記のように決まりました。また、準決勝の組み合わせ抽選は、明日の第1試合終了後に行われます。
■第12日(明日)
(11:00)関東一-成田
※準決勝組み合わせ抽選
(13:30)興南-聖光学院
■第13日(8/19)
(11:00)九州学院-東海大相模
(13:30)報徳学園-新潟明訓

第92回全国高校野球・第10日の結果

▽3回戦
東海大相模(神奈川) 3-0 土岐商(岐阜)
聖光学院(福島) 5-2 履正社(大阪)
新潟明訓(新潟) 1-0 西日本短大付(福岡)
九州学院(熊本) 8-7 鹿児島実(鹿児島)<延長10回>

 甲子園は今日から3回戦。ベスト8をかけた8試合のうち、今日は前半4試合が行われました。
 まず第1試合、相模が4回に染谷のタイムリーで先制。相模先発一二三は、土岐打線を7回までノーヒットに抑える快投。8回に代打伊藤にヒットを打たれ、2死3塁とされたものの後続を断ち、その裏相模は貴重な追加点。結局一二三は1安打完封勝利。相模が実に35年ぶりにベスト8に駒を進めました。
 第2試合、聖光が4回に先制、5回に追加点を挙げて2-0とリードします。履正社は6回に山田の同点ホームランが飛び出して、試合を振り出しに戻しますが、8回聖光は斎藤の2ラン、さらに歳内のタイムリーで突き放して勝負を決めました。聖光先発歳内は10奪三振の完投。2年前に続き、ベスト8進出です。
 第3試合は西短森、明訓池田の両先発がともに0点に抑えて、明訓は6回途中から神田健にスイッチ。その裏、明訓は1死2・3塁から間藤のタイムリーで先制。西短は9回に2本のヒットで無死1・3塁のチャンスを作りますが、続く奥井の打球がショートライナー併殺。結局、明訓が継投で完封。昨年の日本文理に続き、2年連続で新潟県勢がベスト8に進みました。
 第4試合は九州勢同士の対戦。互いに点を取り合って4-3と九学リードで、さらに5回、7回、8回と小刻みに加点。7-3とリードを広げますが、鹿実は8回に1点を返し、9回には5本のヒットを連ねて同点。延長戦に突入します。10回、九学は1死2塁から下田のタイムリーで勝ち越し。九州勢同士の対戦は粘る鹿実を振り切って九学が勝ち、熊本県勢としては12年ぶり、九学としては実に47年ぶりのベスト8を決めました。

<明日の予定>
▽3回戦
(8:30)成田-北大津
※準々決勝組み合わせ抽選
(11:00)関東一-早稲田実
(13:30)佐賀学園-報徳学園
(16:00)興南-仙台育英
 ベスト8にはどのチームが進むのか、そして準々決勝の組み合わせはどうなるのか? 明日ですべてが決まる予定です。
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