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高校野球を中心に、自分の興味のあることだけを追求する、ひとりよがりなブログです。

 

2011春のセンバツ特集

第83回選抜高校野球大会・まとめ

2011春のセンバツトーナメント表(クリックで拡大)
2011春のセンバツトーナメント表(クリックで拡大)

<第83回選抜高校野球大会>
主催:日本高等学校野球連盟・毎日新聞社
後援:朝日新聞社 特別協力:阪神甲子園球場
日程:2011年3月23日(水)〜4月3日(日)

出場校:32校(一般選考29校、21世紀枠3校)
出場校決定:1月28日(金) 組み合わせ抽選:3月15日(火)

<組み合わせ・結果>
■第1日(3/23)
▽開会式(選手宣誓:創志学園・野山慎介主将)
▽1回戦
日本文理8-1香川西、九州国際大付7-1前橋育英、北海2-1創志学園
■第2日(3/24)
天理8-0大館鳳鳴、波佐見5-1横浜、加古川北4-0金沢
■第3日(3/25)
日大三6-5明徳義塾、静清9-3京都成章、光星学院10-0水城
■第4日(3/26)
智弁和歌山8-1佐渡、履正社4-0総合技術、九州学院8x-7国学院久我山
■第5日(3/27)
城南8-5報徳学園、鹿児島実5-3浦和学院、東海大相模9-1関西
■第6日(3/28)
大垣日大7-0東北
▽2回戦
九州国際大付4-2日本文理、北海1-0天理
■第7日(3/29)
加古川北2-0波佐見、日大三3-1静清、智弁和歌山3-2光星学院
■第8日(3/30)
履正社8-2九州学院、鹿児島実7-2城南、東海大相模13-5大垣日大
■第9日(3/31)
▽準々決勝
九州国際大付5-4北海、日大三13-2加古川北
■第10日(4/1)
履正社10-3智弁和歌山、東海大相模2-0鹿児島実
■準決勝(4/2)
九州国際大付9-2日大三、東海大相模16-2履正社
■決勝(4/3)
東海大相模6-1九州国際大付 【優勝】東海大相模(11年ぶり2回目)

<トピックス>
出場校入場行進曲歴代)/司会と国歌斉唱チケット最近10年甲子園観戦ガイド

<関連ページ>
2011春のセンバツ特集センバツ行進曲メモリー毎日jpMBS毎日放送NHKオンラインYahoo!JAPAN(外部へのリンク先は全てHP内の高校野球サイト)

<アーカイブス>
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「東北魂」九州国際大付・若生監督の思い

東海大相模・門馬監督と挨拶を交わす若生監督(左から2人目)(2011.4.3)
2011.4.3 東海大相模・門馬監督と挨拶を交わす若生監督(左から2人目)

 東日本大震災発生からわずか12日というタイミングで開幕して、昨日で閉幕した第83回選抜高校野球大会。選手や関係者、ファンの中ではさまざまな葛藤があったと思いますが、「プレーを通じて被災地に希望を」という思いは、伝えることができたのではないでしょうか。

 特にその思いが強かった一人に、九州国際大付の若生正広監督が挙げられると思います。若生監督は現在こそ北九州が生活の拠点ですが、東北に強い結びつきがあることは高校野球ファンはもちろん、ニュース等でご存知の方も多いはずです。
 若生監督は宮城県仙台市出身で、東北高校で選手、監督として甲子園に出場。ダルビッシュ有投手(日本ハム)らを育て、ダルビッシュが2年の2003年夏(第85回)には準優勝に輝いています。単に故郷という以上に、そこで多くの選手を育ててきた地でもあるのです。
 実家は今も仙台にあり、この震災で家も被害を受けました。そして教え子も亡くしました。折りしも、震災で大きな被害を受けた古巣も出場した今大会。勝つことで恩返しをして、希望を与えたい…。

 「個人的なことだから」と、若生監督は選手たちの前では悲しみは見せませんでしたが、監督の思いは選手たちに確かに伝わっていました。北九州を離れず、しかも「黄色靱帯骨化症」という難病を抱えながら指導してくれた若生監督に、選手たちも恩返しがしたかったのです。1回戦でセンバツ初の1イニング3ホーマーという快挙で勝ち上がると勢いを見せて、チーム史上初となる決勝に進出しました。
 決勝ではエース三好の疲れや、東海大相模投手陣の好投もあって、本来の持ち味が発揮できませんでしたが、9回に2死ランナーなしから奪った1点は、この試合スタンドが最も沸いた瞬間でした。惜しくも初優勝はなりませんでしたが、ナインの若生監督への恩返しは、東北への恩返しにもなりました。

第83回選抜高校野球・決勝の結果

優勝を決め、抱き合う東海大相模の近藤と佐藤のバッテリーら(2011.4.3)
2011.4.3 優勝を決め、抱き合う東海大相模の近藤と佐藤のバッテリーら

▽決勝
東海大相模_(神奈川)002 120 100 = 6
九州国際大付(福_岡)000 000 001 = 1
【優勝】東海大相模(11年ぶり2回目)

 11年ぶりの優勝か、福岡県勢初優勝&九州・沖縄4連覇か。第83回センバツ決勝戦は、32,000人の観衆を集めて行われました。
 相模先発は背番号11の左腕・長田で、大垣日大戦以来2度目のマウンド。九国先発は今大会ここまで1人で投げ抜いてきた、エースの三好。予定よりやや遅れて、12:33にプレーボールしました。

 1回、2回は両チームともランナーを出しますが、得点には至らず。試合が動いたのは3回。相模が3番田中、4番佐藤の連続タイムリーで2点を先制。さらに4回、相模は8番橋本が内野安打で出ると、9番長田の送りバントで一気に3塁を陥れ、これを1番渡辺がきっちり還して1点を追加。5回には佐藤の2ランで5-0と突き放します。長田は丁寧なコントロールで九国打線に得点を与えず、5回4安打無失点の好投で試合の流れを作りました。
 6回、相模は満を持してエースの近藤が登板。近藤も力投して九国に点を与えません。7回、相模は菅野のホームランで1点を追加。相模打線はこの日も14安打を放ち、大会通算で74安打、113塁打のセンバツ新記録を作りました。
 ようやく9回、九国が2死から近藤を攻めて、加藤のタイムリーで1点を返して意地を見せましたが、最後は内川が三振に倒れて14:20にゲームセット。相模が2000年(第72回)以来、11年ぶり2回目の優勝を飾りました。

 東海大相模ナインのみなさん、優勝おめでとうございます。新記録を作った打線の強力さはもちろん、随所に機動力も見せ、守りも堅く、投手陣は近藤、庄司、長田、笠間がそれぞれ持ち味を発揮。走攻守がかみ合って強豪を次々と倒して、頂点に立ちました。一二三慎太投手(阪神)を擁した昨年、春は初戦で同じ福岡の自由ケ丘、夏は決勝で興南に敗れましたが、この春は九州・沖縄勢を2校破ってリベンジも果たしました。今度は「追われる立場」になりますが、夏もぜひ活躍を期待したいです。
 一方、九州国際大付は惜しくも初優勝を逃しましたが、大会で実に6本のホームランを放ち、4番高城は大会タイの8打数連続安打を記録するなど、こちらも脅威の打線で相手を圧倒してきました。エース三好は最後は連投の疲れが出てしまいましたが、今度は一回り成長した姿を夏に見せて欲しいと思います。

 東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた今大会。「がんばろう!日本」をスローガンに、例年とはやや異なる雰囲気ながらも無事に全日程を終えました。雨の中止・順延なし(10年ぶり)、点灯試合なし(54年ぶり?)、延長戦なし(26年ぶり)、サヨナラも1試合だけで大差の試合が多く、1試合の平均時間は1時間58分と、「時短」徹底のあまり淡白さがあったことは否めませんが、1イニング3本塁打、サイレンアーチ、ダブルグランドスラム、さらに相模の通算安打、塁打など多くの記録が作られた大会でもありました。
 インタビューで相模の佐藤主将は「開催を許してくれた被災地に感謝している。逆に勇気をもらって、精いっぱいできた」と答え、閉会式では本来開会式で行われる『今ありて』のフルコーラス合唱がありました。歌詞にある「今ありて 時代も連なり始める」の思いは、被災地に届いたと信じています。

 この春も「THP blog×2011春のセンバツ特集」にたくさんのアクセス、ツイッターでのリツイートなどありがとうございました。被災地を中心にまだまだ大変な状況が続きますが(東北高校ナインは帰仙して、再びボランティアに勤しんでいます)、6月下旬頃からは「夏の甲子園特集」をお送りしていきます。もちろん、高校野球情報は随時お伝えしていきますので、今後ともよろしくお願いします。

※「応援団賞」は鳴り物禁止や、震災のために応援に行けない学校があった影響で、今大会は審査・表彰を行いませんでした。

▼チーム大会最多安打(74)
▼チーム大会最多塁打(113)
2011年(第83回)東海大相模
▼個人連続打数安打(8)
1956年(第28回)中京商(現中京大中京)・富田虎人
1984年(第56回)享栄・ 藤王康晴
2009年(第81回)報徳学園・平本龍太郎
2010年(第82回)興南・我如古盛次
2011年(第83回)九州国際大付・高城俊人

紫紺の優勝旗を授与される東海大相模・佐藤主将(2011.4.3)
2011.4.3 紫紺の優勝旗を授与される東海大相模・佐藤主将

第83回選抜高校野球・準決勝の結果

決勝進出を決めた九州国際大付の高城(左)と三好(2011.4.2)
2011.4.2 決勝進出を決めた九州国際大付の高城(左)と三好

▽準決勝
九州国際大付(福岡) 9-2 日大三(東京)
東海大相模(神奈川) 16-2 履正社(大阪)

 32校が出場して行われた第83回センバツも、残るは4校。今日は準決勝が行われました。
 まず第1試合、先発は九国が三好、日大三が吉永の両エース。試合は初回から動きます。表の九国は三好の2ラン、裏の日大三は畔上のタイムリーで点を取り合って2-1。このまま打ち合いになるかと思われましたが、試合は一方的な展開になります。3回、九国が龍と花田の連続タイムリーで3点を追加。4回にも2死3塁で吉永の暴投で1点を取って、6-1として試合の主導権を握ります。
 三好は4回に打球を左手に受けるアクシデントがあったものの、2回以降は日大三打線に1点しか許さず、135球7安打で完投。九国は終盤にも3点を取って9-2で勝ち、春夏通じて初めての決勝進出。福岡県勢としても、1954年(第26回)の小倉以来57年ぶりの決勝となります。日大三は吉永が踏ん張れず、2年連続の決勝進出はなりませんでした。
 続く第2試合、先発は履正社が背番号18の渡邊、相模はエース近藤。こちらも1回から試合が動き、表の相模が田中と菅野のタイムリーで2点を先制すると、履正社も大西のタイムリーで同点に追いつきます。しかし、2回以降は完全に相模ペース。2回に1点、3回に3点を取って、4回には森下の満塁ホームランが出て、一挙4点。10-1となって、履正社は4番手投手としてエースの飯塚が登板します。
 飯塚は5回こそ無得点に抑えたものの、やはり相模打線の餌食になってしまいます。相模は6回に2点を追加、7回は2死から3連打で満塁として、田中がホームラン。甲子園春夏通じて初となる1試合2本の満塁ホームランが飛び出し、結局先発全員の21安打16点を記録。9回は笠間が締めて、相模が春は11年ぶり4回目、夏春連続の決勝進出を決めました。

<明日の予定>
▽決勝
(12:30)九州国際大付-東海大相模
▽閉会式
司会:岡田紗英さん(千葉・小金)
 明日の決勝は九州国際大付×東海大相模となりました。準決勝を見ると、「打ったもん勝ち」の展開になるでしょうか。九国は今大会全ホームランの約半分となる6本を打っていて、4番高城は7打数連続安打を継続中。一方の相模は今大会2試合で20安打以上を放ち、今日のダブルグランドスラムを見るように、やはり一発もあります。これを九国・三好、相模・近藤の両エースがどのように抑えるかとなるでしょう。ともに連投の疲れもありますが、ここは気力勝負のような感じもします。
 九国が勝てば初優勝。福岡県勢としてもセンバツ初制覇となります。さらに九州・沖縄勢の4連覇もかかります。一方、相模が勝てば11年ぶり2回目、神奈川県勢としては5年ぶり6回目の優勝となります。どちらが紫紺の優勝旗を手にできるか。プレーボールは12:30です!

<明日のテレビ放送予定>
12:30-15:30 NHK総合(延長あり)
※東日本大震災関連のニュースで中断の場合あり
11:45-14:55 毎日放送(延長あり)
24:50-25:20 毎日放送「みんなの甲子園」
11:49-12:55,16:00-19:00(ニアライブ) GAORA(試合終了まで放送)

第83回選抜高校野球・第10日(準々決勝)の結果

▽準々決勝
履正社(大阪)10-3 智弁和歌山(和歌山)
東海大相模(神奈川) 2-0 鹿児島実(鹿児島)

 ベスト4をかけての準々決勝。今日は残りの2試合が行われました。
 まず近畿勢同士の対戦となった第1試合、先発は智弁・青木、履正社・飯塚。序盤は互いにランナーを出しながらも無得点でしたが、4回に履正社が坂本のタイムリーで先制すると、5回には制球に苦しむ青木を攻めて、タイムリーを連ねて打者12人の猛攻で7点を追加して、8-0とリードを広げます。飯塚は丁寧なピッチングで、智弁打線に11安打を浴びながらも反撃を3点に抑えて完投。履正社が春夏通じて初めて、ベスト4に進みました。
 続く第2試合、先発は鹿実・野田、相模・近藤。両チームとも攻撃力が目立っていましたが、この試合は両先発の力投による投手戦となりました。その中で相模が2回に野田のボーク、7回に渡辺の犠牲フライと少ないチャンスで得点を挙げて、近藤は6安打完封。相模が夏春連続のベスト4進出を決めました。春は優勝した2000年(第72回)以来。

<明日の予定>
▽準決勝
(11:00)九州国際大付-日大三
(13:30)履正社-東海大相模
 明日は準決勝です。第1試合は、ともに打線好調のチーム同士の対戦。相手打線に九国・三好、日大三・吉永がどう立ち向かっていくかが見どころです。九国が勝てば初の決勝進出で、福岡県勢としては57年ぶり。日大三が勝てば昨年に続き、5回目のセンバツ決勝となります。
 第2試合も打撃陣の働きが注目されますが、履正社・飯塚、相模・近藤も調子を上げてきているので、3〜4点くらいの勝負となるでしょうか。履正社が勝てば初、大阪勢は13年ぶりの決勝進出。相模が勝てば11年ぶり4回目の決勝となります。

<明日のテレビ放送予定>
11:00-11:40,11:54-14:10 NHK教育
14:10-15:00,15:10-16:00 NHK総合(延長あり)
※東日本大震災関連のニュースのため、中断の場合あり
11:00-11:45,11:58-15:55 毎日放送(延長あり)
24:30-24:58 毎日放送「みんなの甲子園」
10:55-13:55,17:00-19:00(ニアライブ) GAORA(試合終了まで放送)

第83回選抜高校野球・第9日(準々決勝)の結果

▽準々決勝
九州国際大付(福岡) 5-4 北海(北海道)
日大三(東京) 13-2 加古川北(兵庫)

 センバツはいよいよ準々決勝。今日はまず2試合が行われました。
 まず第1試合、先発は九国・三好、北海・玉熊。九国が常に先手を取るも、北海がその都度追いついて粘りを見せます。3-3の同点で迎えた8回、九国は花田のホームランで4たび勝ち越し。さらに、平原のタイムリーで突き放します。しかし、北海も9回に石川のタイムリーで1点差に詰め寄り、なおも1死1・2塁と逆転サヨナラのチャンスでしたが、最後は三好が後続を断ち、北海を振り切りました。九国は初のベスト4進出。福岡県勢としても、春42年ぶりのベスト4となります。
 続く第2試合、先発は加古川・井上、日大三・吉永。井上はここまで2試合完封でしたが、日大三打線に初回から捕まり、無失点はあっさりストップ。結局5回までに12安打9失点でマウンドを降りました(8回に再登板)。日大三は最後まで攻撃の手を緩めず、先発全員の22安打で13得点。特に畔上は、センバツタイ記録となる6安打と大暴れ。吉永も7回無失点に抑え、大勝で2年連続のベスト4を決めました。加古川は9回に2点を返しましたが及ばず。

▼個人1試合最多安打(6)
1937年(第14回)滝川中・田中幸男(対浦和中戦)
2002年(第74回)鳴門工・佐坂謙介(対広島商戦)
2009年(第81回)報徳学園・平本龍太郎(対今治西戦)
2011年(第83回)日大三・畔上翔(対加古川北戦)

<明日の予定>
▽準々決勝
(11:00)智弁和歌山-履正社
(13:30)鹿児島実-東海大相模
 明日は準々決勝の残り2試合。第1試合は近畿勢同士の対戦。智弁は11年ぶり、履正社は初のベスト4をかけます。第2試合は、1974年夏(第56回)準々決勝の「定岡VS原延長15回」以来となる両校の対戦。今回も準々決勝で、あのときの熱戦がよみがえる?

第83回選抜高校野球・第8日の結果

▽2回戦
履正社(大阪) 8-2 九州学院(熊本)
鹿児島実(鹿児島) 7-2 城南(徳島=21世紀枠)
東海大相模(神奈川) 13-5 大垣日大(岐阜)

 ベスト8への切符は残り3枚。今日は2回戦残りの3試合が行われました。
 第1試合、履正社が3回に先制、4回、5回と2点ずつを挙げて点差を広げます。九学も6回に2点を返して反撃しますが、履正社は8回にタイムリーや相手のミスなどで3点を奪って、試合を決めました。履正社先発・飯塚は失点を6回の2点だけに抑えて、5安打完投。履正社が春夏を通じて初めて、ベスト8に進出しました。
 第2試合は鹿実が城南を圧倒。1回戦で好投した城南先発・竹内を攻めて、2回に2点を先制。中盤にも得点を重ねて先発全員の15安打、7点を奪いました。投げては鹿実先発・野田が7四死球ながら、城南打線を6安打2失点に抑え、13奪三振の完投。鹿実は優勝した1996年(第68回)以来のベスト8となります。
 第3試合は、両チーム合わせて33安打が飛び出した打撃戦。1回に大垣が先制しましたが、その裏相模が3本のタイムリーで4点を取って逆転。その後も得点を重ね、大垣先発・葛西を4回途中でマウンドから引きずり降ろし、5回までに9-1とリードを広げます。大垣も6回に4点を返し、7回も1死満塁と攻め立てますが後続が倒れて無得点。相模は終盤にも得点を奪い、20安打13点と打線が爆発。相模がベスト8最後の椅子にすべり込みました。ベスト8進出は、優勝した2000年(第72回)以来12年ぶり。 

<明日の予定>
▽準々決勝
(11:00)九州国際大付-北海
(13:30)加古川北-日大三
 これでベスト8がすべて出揃いました。北海、日大三、東海大相模、履正社、加古川北、智弁和歌山、九州国際大付、鹿児島実の8校です。北海道、関東、東京が1校ずつ、近畿が3校、春4連覇を狙う九州が2校となりました。優勝・準優勝経験のある5校以外は、すべて春夏通じて初のベスト8という顔ぶれです。
 明日から準々決勝。まずは2試合が行われます。第1試合は九国・三好、北海・玉熊、第2試合は甲子園無失点の加古川・井上、上り調子の日大三・吉永の各投手の投げ合いが期待されます。

第83回選抜高校野球・第7日の結果

▽2回戦
加古川北(兵庫) 2-0 波佐見(長崎)
日大三(東京) 3-1 静清(静岡)
智弁和歌山(和歌山) 3-2 光星学院(青森)

 毎年悩まされる雨が1日も降らず、順調に日程を消化している甲子園。今日は2回戦の3試合が行われました。
 まず第1試合、加古川は1回、先頭の渋村がヒットを放ち、相手守備のまずさもあって3塁を陥れます。柴田のタイムリーで渋村が還って先制。加古川は8回にも追加点。加古川・井上、波佐見・松田の両先発による見応えのある投手戦は、井上が2試合連続となる5安打完封で軍配。公立対決を制した加古川が、初のベスト8を決めました。
 第2試合、先制したのは静清。1死2塁から松田のタイムリーで1点を取ります。しかし、日大三は4回に金子の2点タイムリーで逆転。8回にも1点を追加。日大三先発・吉永は、2回以降静清に得点を与えず、8安打1失点の完投。日大三が、準優勝した昨年に続いてベスト8に進出しました。
 第3試合、智弁が4回に先制するも、5回に光星が川上の2点タイムリーで逆転。すかさず智弁もその裏に追いつくという、1点を争う展開。8回に智弁が1死1塁のチャンスで、道端が左中間を破る2塁打を放って勝ち越し。接戦を制した智弁が、3年ぶりのベスト8です。

<明日の予定>
▽2回戦
(9:00)履正社-九州学院
(11:30)城南-鹿児島実
(14:00)東海大相模-大垣日大
 明日の3試合で、ベスト8がすべて出揃います。1回戦で報徳学園を破った21世紀枠の城南は、第2試合で秋の九州大会優勝・鹿児島実との対戦。勝って「城南旋風」を巻き起こすことができるか、見逃せません。

第83回選抜高校野球・第6日の結果

全力を尽くして戦った東北ナインを称える3塁側アルプス(2011.3.28)
2011.3.28 全力を尽くして戦った東北ナインを称える3塁側アルプス

▽1回戦
大垣日大(岐阜) 7-0 東北(宮城)
▽2回戦
九州国際大付(福岡) 4-2 日本文理(新潟)
北海(北海道) 1-0 天理(奈良)

 終盤ではない春の平日にも関わらず、今日も甲子園には多くの観衆がつめかけました。
 まず第1試合、大垣の畑がいきなり「サイレンアーチ」(1回表先頭打者初球ホームラン)。このセンバツ史上11人目となる先頭打者ホームランをきっかけに、続く打者も東北先発・上村をとらえて長打を連発。いきなり打者一巡で5点を挙げました。6回にも2点を追加し、投げては大垣先発・葛西(かっさい)が4安打完封。東日本大震災の被災地から出場した東北、16年前に阪神・淡路大震災を経験した兵庫県内の高校野球部を中心に、多くの観衆の暖かい声援を受けて試合に臨み、9回2死までノーエラーと懸命のプレーを見せましたが、残念ながら初戦で姿を消しました。
 続く第2試合からは、ベスト8入りをかけた2回戦。九国が4回に文理に同点に追いつかれたその裏、石迫と平原のタイムリーで3点を挙げて突き放し、九国先発・三好が12奪三振の力投で文理の反撃を抑えて、ベスト8一番乗りを決めました。九国にとっては初めてのベスト8。
 第3試合、0-0の均衡を破ったのは北海。6回2死1・2塁で代打松本のタイムリーで1点を奪い、その1点を先発・玉熊が守りきって完封。投手戦を制した北海が、準優勝した1963年(第35回)以来、48年ぶりにベスト8に駒を進めました。北海道勢としては、昨年の北照に続いて2年連続のベスト8となります。

<明日の予定>
▽2回戦
(9:00)波佐見-加古川北
(11:30)日大三-静清
(14:00)光星学院-智弁和歌山
 明日も2回戦3試合。第1試合は現在3校が残る公立勢が直接対決。ともに初めてのベスト8を目指します。

第83回選抜高校野球・第5日の結果

公式戦初登板ながら堂々完投した東海大相模・庄司(2011.3.27)
2011.3.27 公式戦初登板ながら堂々完投した東海大相模・庄司

▽1回戦
城南(徳島=21世紀枠) 8-5 報徳学園(兵庫)→詳細
鹿児島実(鹿児島) 5-3 浦和学院(埼玉)
東海大相模(神奈川) 9-1 関西(岡山)

 日曜日で第1試合は地元兵庫の報徳登場とあって、今日はさらに多くの観衆がつめかけた甲子園。今日も1回戦3試合が行われました。
 まず第1試合、城南打線が積極果敢な攻撃で、昨夏ベスト4を経験した報徳先発・田村に襲いかかります。4回に奥浦のタイムリーで先制。5回にも2点を追加。報徳も反撃しますが、城南は堅い守備で最小失点に抑え、9回には竹内の3ランで突き放し、21世紀枠から出場の城南が見事な甲子園初白星を挙げました。
 第2試合は秋の九州王者と関東王者が激突。序盤から点を取り合って、3-2と浦和リードで迎えた5回、鹿実は無死満塁から揚村のタイムリーで逆転。6回にも追加点を挙げ、投げては先発・野田が5回以降は浦学打線に得点を許さず、地区王者対決を制しました。九州勢はすべて初戦突破(相手はすべて関東・東京勢)。浦学は甲子園初戦5連敗。
 第3試合も秋の中国王者と関東準優勝の対決でしたが、相模が1回から盗塁やエンドランなど機動力を生かして得点を重ね、関西先発・堅田を攻略。関西打線は相模先発・庄司を打ちあぐねて、9回に1点を返したのがやっと。中学は軟式で、この甲子園が公式戦初登板という2年生の完投劇で、相模が快勝しました。

<明日の予定>
▽1回戦
(9:00)大垣日大-東北
▽2回戦
(11:30)日本文理-九州国際大付
(14:00)北海-天理
 明日は第1試合、1回戦最後の試合で東日本大震災の被災地から出場する東北が登場。昨春ベスト4で秋季東海大会を制した大垣日大に挑みます。第2試合からは2回戦。ベスト8の椅子をかけて、さらに激しい戦いが期待できます。
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 2014年、ABC高校野球中継EDを“卒業”、28年間の集大成がここに!

はじまりの瞬間…(西浦達雄)
はじまりの瞬間…
 ABC高校野球中継ED『はじまりの瞬間…』収録!実況つきテレビバージョンも

やさしさにかわるまで…(西浦達雄)
やさしさにかわるまで…
 2012年ABC高校野球中継ED『大空のしずく』収録。試合の余韻と共に感動を

Voice of Mind〜Extra Version〜(西浦達雄)
Voice of Mind〜Extra Version〜
 夏といえば西浦達雄!高校野球エンディング20年の歴史がつまった1枚

今ありて(谷村新司)
今ありて
 阿久悠作詞・谷村新司作曲のセンバツ大会歌。春の幕開けを実感できます
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