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高校野球を中心に、自分の興味のあることだけを日々発信する、ひとりよがりなブログです。

 

2013春のセンバツ特集

第85回記念選抜高校野球大会・まとめ

2013春のセンバツトーナメント表(クリックで拡大)
2013春のセンバツトーナメント表(クリックで拡大)

<第85回記念選抜高校野球大会>
主催:日本高等学校野球連盟、毎日新聞社
後援:朝日新聞社 特別協力・会場:阪神甲子園球場
期日:2013年3月22日(金)〜4月3日(水)

出場校:36校(一般選考32校、21世紀枠4校)
出場校決定:1月25日(金) 組み合わせ抽選:3月15日(金)

<組み合わせ・結果>
■第1日(3/22)
▽開会式(選手宣誓:鳴門・河野祐斗主将)
▽1回戦
敦賀気比11-2沖縄尚学、岩国商1-0履正社、常葉菊川9-5春江工
■第2日(3/23)
遠軽3-0いわき海星
▽2回戦
鳴門2-1宇都宮商、聖光学院8-0益田翔陽、盛岡大付4x-3安田学園
■第3日(3/24)
尚志館2-1大和広陵、北照7-0菰野、浦和学院4-0土佐
■第4日(3/25)
仙台育英7-2創成館、早稲田実4-2龍谷大平安、高知5-1関西
■第5日(3/26)
済美4x-3広陵<延長13回>、済々黌2-0常総学院、敦賀気比6-5京都翔英
■第6日(3/27)
常葉菊川4-3報徳学園、山形中央6-2岩国商、県岐阜商8-3花咲徳栄
■第7日(3/28)
大阪桐蔭11-1遠軽
▽3回戦
聖光学院4-3鳴門、敦賀気比3-0盛岡大付
■第8日(3/29)
北照6-3尚志館、浦和学院11-1山形中央、仙台育英4-1早稲田実
■第9日(3/30)
高知3-1常葉菊川、済美4-1済々黌、県岐阜商5-4大阪桐蔭
■第10日(3/31)
▽準々決勝
敦賀気比9-3聖光学院、浦和学院10-0北照
■第11日(4/1)
高知2-0仙台育英、済美6-3県岐阜商
■準決勝(4/2)
浦和学院5-1敦賀気比、済美3-2高知
■決勝(4/3)
浦和学院17-1済美 【優勝】浦和学院

<トピックス>
出場校入場行進曲司会進行&国歌独唱始球式チケット観戦ガイド

<関連ページ>
2013春のセンバツ特集センバツ行進曲メモリー毎日jpMBS毎日放送NHKオンラインスポーツナビ阪神甲子園球場日本高等学校野球連盟 (外部へのリンク先は、全てHP内の高校野球サイト)

<アーカイブス>
・春(2012,2011,2010,2009,2008,2007,2006,2005
・夏(2012,2011,2010,2009,2008,2007,2006,2005

第85回選抜高校野球・決勝の結果

▽決勝
___美(愛_媛)010 000 000 = 1
浦 和 学 院(埼_玉)000 072 08X = 17
【優勝】浦和学院(初優勝)

 済美・安樂、浦学・小島という2年生がエースナンバーを背負い、勝ち上がってきた両チーム。済美のV2か、浦学の初優勝か。第85回センバツ決勝は、両投手の先発で12:32にプレーボールしました。
 試合は2回、済美が2死2塁から8番・金子がショートのグラブを弾くタイムリーを放って1-0と先制。3試合連続で2桁安打の浦学打線は4回まで安樂の前に2安打に抑えられていましたが、5回にとらえて3連打で同点。その後、相手のエラーなどで2死満塁として、3番・山根の2点タイムリーで勝ち越し。その後もヒットが続いて、この回打者12人、8安打を集中して一挙7点。浦学は6回にも2点を追加し、ついに安樂はこの回で降板となります。
 浦学はその後も攻撃の手を緩めず、8回から3番手で登板した太田を攻めて、打者12人の猛攻で8点を追加。結局、この試合も18安打を放って、4試合連続の2桁安打を記録。小島は3回以降は済美に得点を与えず、最後は三者凡退で締めて、8安打1失点の完投。浦学が春夏通じて初優勝、45年ぶりに埼玉県に優勝旗をもたらしました!ゲームセットは14:40でした。

 浦和学院が甲子園20回目の出場で、初めて頂点に立ちました。毎回、好チームを甲子園に送り込みながらあと一歩のところで勝ちきれず、一時は初戦敗退も続きましたが、今大会は3試合連続ホームランの4番・高田を中心とした打線、そして大会を通じてエラーわずか1つの堅い守りで2年生エースの小島をしっかり支え、小島も失点を許さない完璧なピッチングでそれに応え、優勝まで駆け抜けました。次は夏ですが、まだ埼玉県は夏の優勝がありません。史上初の快挙を目指して、一層レベルアップして夏に臨んで下さい。
 そして、済美は大事なところでのエラーなどもあり、惜しくも2度目の優勝、そしてセンバツ10連勝はなりませんでした。安樂は前評判通りのピッチングをこの試合の途中まで見せてきましたが、5試合目、さらに3連投となったマウンドで最後は力尽き、リリーフに譲らざるを得ず、試合終了後はベンチ前で涙を流しました。安樂の今大会の投球数は772。まずはゆっくりと体を休めて、夏に向けてリベンジをしてほしいと思います。

 東北から5校が出場、好投手や好打者が続出して、熱戦が相次いだ第85回センバツは閉幕しました。この春もたくさんのアクセスや、ツイッターでのリプライなどありがとうございました。「春のセンバツ特集」は終わりますが、高校野球は春季大会を経て、今度は夏に入っていきます。6月下旬から「夏の甲子園特集」がスタートしますので、引き続きTHPをよろしくお願い致します。頑張った選手たちに感謝!

▽応援団賞
最優秀賞:土佐(高知=21世紀枠)
優秀賞:遠軽(北海道=21世紀枠)、安田学園(東京)、春江工(福井)、済々黌(熊本)、尚志館(鹿児島)

第85回選抜高校野球・準決勝の結果

▽準決勝
浦和学院(埼玉) 5-1 敦賀気比(福井)
済美(愛媛) 3-2 高知(高知)

 降ったり止んだりという雨の中、甲子園は第85回センバツの準決勝が行われました。
 まず第1試合、先発は気比・岸本、浦学・小島。まず気比が1回に、4番・喜多のタイムリーで1点を先制しましたが、浦学はその裏に4番・高田が2ランを放ち逆転。高田はこれで3試合連続のホームランで、センバツタイ記録。中盤はともに無得点で進みましたが、5回に浦学が1死1・3塁から3番・山根、さらに5番・木暮にタイムリーが飛び出して3点を追加、5-1とします。
 小島は気比打線を2回以降は無得点に抑え、5安打完投。浦学が春夏通じて3度目の準決勝で初めて勝って、決勝に駒を進めました。埼玉県勢の決勝進出は5年ぶりとなります。気比は岸本を援護できず、初の決勝進出はなりませんでした。
 続く第2試合、先発は高知・酒井、済美・安樂。試合はいきなり1回に、高知が2番・土居のホームランで先制。3回まで酒井の前にノーヒットだった済美は、4回に3四球で1死満塁として、5番・太田がサード強襲のヒットを放ち同点に。5回に高知は坂本優に継投しますが、済美はその坂本優を攻めて、2番・山下のタイムリーで勝ち越し。しかし7回、高知は今日4番に座る和田恋のホームランで追いつき、四国勢同士の対決は互いに譲らない展開となります。
 勝ち越し点を入れたのは済美。8回、再び山下が今度はレフトへのホームランを放ち、3-2。最終回、高知はヒットとエラーで1死1・3塁と粘りますが、6番・上田の内野ゴロで3塁ランナーが本封、最後は7番・杉本のライトフライでゲームセット。済美が優勝した2004年(第76回)以来の決勝進出を果たしました。安樂は今日も134球で完投し、4試合連続の完投となりました。

<明日の予定>
▽決勝
(12:30)浦和学院-済美
▽閉会式
司会:犬塚千裕さん(長崎・諫早)
 決勝戦は浦和学院×済美というカードに決まりました。浦学が勝てば初優勝、済美が勝てば9年ぶり2回目の優勝となります。また、埼玉県勢としては45年ぶりの優勝がかかります。
 浦学は小島、済美は安樂という2年生エースを擁し、打線もともに中軸を中心に振れているということで、試合の流れをどちらが早く引き寄せられるかが勝負の分かれ目になるのではないかと思います。連戦となり、特にここまで一人で投げ抜いて明日は3連投となる安樂は、ここまではいい意味で裏切るスタミナを披露していますが、決勝はどうなるでしょうか。プレーボールは12時30分です!

<明日のテレビ放送予定>
12:30-15:30 NHK総合(延長あり)
12:00-14:55 MBSテレビ(最大延長17:45)、あいテレビ(延長あり)
12:00-16:00 GAORA(延長あり)
18:46-19:00 MBSテレビ、GAORA「みんなの甲子園」(MBSは27:14-27:29にも放送)

第85回選抜高校野球・第11日(準々決勝)の結果

高知が仙台育英を下して、38年ぶりのベスト4進出(2013.4.1)
2013.4.1 高知が仙台育英を下して、38年ぶりのベスト4進出

▽準々決勝
高知(高知) 2-0 仙台育英(宮城)
済美(愛媛) 6-3 県岐阜商(岐阜)

 今日も春の陽気に包まれた甲子園、第85回センバツは準々決勝残りの2試合が行われました。
 まず第1試合、先発は育英・鈴木、高知・酒井。両先発は無難に序盤を無失点に抑えますが、4回に高知が4回に相手のバッテリーミスと前田のタイムリーで2点を先制。2-0のまま試合は進み、育英は6回に馬場へ、高知は7回に坂本優へ継投。育英は後半にいい当たりを飛ばすのですが、ことごとく野手の正面を突き、9回の1・3塁のチャンスも併殺で万事休す。高知が5安打完封勝利で、38年ぶりのベスト4に進出、今大会は東北勢が5校出場しましたがすべて姿を消し、またも初優勝はお預けとなりました。
 続く第2試合、先発は済美・安樂、岐阜・藤田。試合は1回に済美が先制しましたが、岐阜が3回に併殺崩れで追いつき、4回に内野ゴロの間に同点。そして5回に追加点を挙げますが、その裏に済美も1点を返して、3-2と岐阜リードで後半へ。岐阜は藤田が大阪桐蔭戦での負傷の影響で6回で降板、リリーフ投手で逃げ切りを図りますが、8回に済美が1死満塁として林幹と上田のタイムリー、さらに2つの押し出しで一挙4点を奪って逆転。安樂は9回2死で最速の151km/hを出し、そこから2人ランナーを出すものの後続を断ち、済美が9年ぶりのベスト4を決めました。

<明日の予定>
▽準決勝
(11:00)敦賀気比-浦和学院
(13:30)高知-済美
 明日は準決勝となります。第1試合は、ともに春夏通じて初の決勝進出をかけた一戦。両校は昨年のセンバツ1回戦で対戦していて、このときは浦学が10-2で大勝しています。そして第2試合は四国勢同士の対戦。最近は元気がちょっとなかった四国勢ですが、これで9年ぶりの決勝進出が確定。勝ち上がるのはどちらでしょうか? ただ、明日は雨の予報が出ていますので、観戦に行かれる方は最新の天気予報のチェックして下さい。

第85回選抜高校野球・第10日(準々決勝)の結果

▽準々決勝
敦賀気比(福井) 9-3 聖光学院(福島)
浦和学院(埼玉) 10-0 北照(北海道)

 36校が出場して22日に開幕した、第85回センバツもいよいよ準々決勝。今日はまず2試合が行われました。
 まず第1試合、先発は聖光・石井、気比・岸本。試合は気比が2回に1点を先制、さらに3回に山田の2ラン、4回にも2点を追加して5-0とリードします。後半に入っても気比の攻勢は続き、7回には山田のこの試合2本目の一発、さらに続く喜多にもホームランが出て、石井をマウンドから引きずり下ろします。聖光は8回に替わったピッチャーから3点を返しますが、最後は再びマウンドに上がった岸本が抑えてゲームセット。気比が3本塁打を含む11安打9得点で大勝し、春初めてのベスト4に駒を進めました(福井県勢としては11年ぶり)。聖光はまたも「ベスト4の壁」に阻まれ、福島県勢初のセンバツベスト4はなりませんでした。
 続く第2試合、先発は北照・大串、浦学・小島。いきなり浦学が初回に高田の2ランで先制。その後、2回〜4回までは無得点が続きますが、浦学は5回にも贄(ぬえ)のタイムリーなどで追加点。さらに7回には3者連続四球で得た1死満塁のチャンスに山根が走者一掃の2塁打を放ち、さらに木暮もタイムリーで、打者一巡で一挙6点を挙げて圧倒。投げては小島が7回まで1安打無失点、8回からは山口がパーフェクトリリーフを見せ、北照打線を1安打完封。浦学が1992年(第64回)以来のベスト4進出を決めました(埼玉県勢としては5年ぶり)。

<明日の予定>
▽準々決勝
(11:00)仙台育英-高知
(13:30)済美-県岐阜商
 明日も準々決勝2試合が行われます。第2試合、前の試合で済美・安樂は右手に打球を受け、岐阜・藤田は右足に死球を受けました。中一日おいて、エースの状態がどこまで元に戻っているのか。これから連戦となるだけに、影響がないことを祈ります。

第85回選抜高校野球・第9日の結果

自らのバットでベスト8への決勝点!済美のエース・安樂(2013.3.30)
2013.3.30 自らのバットでベスト8への決勝点!済美のエース・安樂

▽3回戦
高知(高知) 3-1 常葉菊川(静岡)
済美(愛媛) 4-1 済々黌(熊本)
県岐阜商(岐阜) 5-4 大阪桐蔭(大阪)→詳細

 週末の甲子園、好カードが並んだこともあり、今日はほぼ満員の観衆の中で3回戦3試合が行われました。
 まず第1試合、1回に菊川が、5回に高知がそれぞれ4番打者の犠牲フライで1点ずつを取り合い、中盤に両チームともエースに継投。がっぷり四つのまま1-1の同点で迎えた8回、高知が1死3塁で上田のタイムリーで勝ち越し、さらにエラーで追加点。このリードを2番手で登板した坂本優が守りきり、高知が優勝した1975年(第47回)以来のベスト8進出を決めました。
 続く第2試合、こちらも済美・安樂、済々黌・大竹の両先発による投げ合いで、得点は5回に挙げた1点ずつのみ。こちらも試合が動いたのは8回、済美が2死1・2塁のチャンスで、4番を打つ安樂の走者一掃の3塁打で2点を勝ち越し、続く太田もタイムリーで突き放しました。安樂は6回以降はノーヒットに抑え、この試合も159球で完投。済美は優勝した2004年(第76回)以来のベスト8。大竹は11奪三振の好投も、終盤の痛打に泣きました。
 そして第3試合、桐蔭が初回に2点を先制しましたが、岐阜が2回に集中打や相手の守備の乱れで4点を奪い逆転し、3回にも追加点。桐蔭も3回と5回に得点し、2番手として5回から登板した葛川が岐阜打線を無失点に抑えますが、岐阜先発・藤田が死球で右足を負傷しながらもこれ以上の失点を許さず、最後は9回2死1・2塁で桐蔭・福森のヒットで2塁ランナーのホームクロスプレーが守備妨害の判定となりゲームセット。岐阜は36年ぶりのベスト8。桐蔭は森友を怪我で欠いた状態で奮戦しましたが、3季連覇の夢はここで潰えました。

<明日の予定>
▽準々決勝
(11:00)聖光学院-敦賀気比
(13:30)北照-浦和学院
 ベスト8が出揃いました。北から北照、仙台育英、聖光学院、浦和学院、敦賀気比、県岐阜商、済美、高知の8校です。いわゆる雪国の健闘が光り、逆に近畿、中国、九州・沖縄の西日本勢は1校も残れない結果となりました。ここからベスト4、決勝、そして優勝するチームはどこになるのか? まず明日は準々決勝2試合が行われます。

右足負傷も気力の167球!県岐阜商・藤田が夢砕く

9回2死、負傷の藤田(右)を励ます神山(2013.3.30)
2013.3.30 9回2死、負傷の藤田(右)を励ます神山

▽3回戦(第9日第3試合)
県 岐 阜 商(岐_阜)041 000 000 = 5
大 阪 桐 蔭(大_阪)201 010 000 = 4

 県岐阜商のエース・藤田凌司投手は、味方から援護点をもらうも5回に1点差に詰め寄られ、迎えた直後の打席。大阪桐蔭・葛川知哉投手が投じた球は、藤田の右足を直撃…。
 臨時代走を出して治療を受け復帰しましたが、ピッチャーにとって足はコントロールの要。しかも5回を終えて投球数が100球をすでに超えていて、なおかつ相手は主軸の森友哉選手を欠きながらも、さすが史上初の甲子園3季連覇を狙うだけあって、バッティングで鋭い振りを見せている大阪桐蔭。絶体絶命のピンチです。
 しかし、藤田はここから踏ん張りました。回を追うごとに痛みが増して、マウンド上でしきりに右足を動かし、しかめ面を隠せない状況でも、直球と変化球の巧みなコンビネーションで、桐蔭打線に得点を与えません。9回も連続三振で2死ランナーなし。神山琢郎捕手も胸を叩いて励まします。
 しかし、3季連覇へ後がない桐蔭も粘って、ヒットとさらに味方のエラーで1・2塁。迎えるは4番に座る福森大翔選手。福森の打球はセンター前へ、センターの青木翔哉選手のホームへの返球はストライク。しかし、2塁ランナーの峯本匠選手とのクロスプレーとなり、神山と激突!ボールが落ちた!同点か!?

 判定は「守備妨害」。くしくも桐蔭の森友が昨年のU18世界野球で、何度もホームクロスプレーでタックルを受けて負傷したのをきっかけに、高校野球では同種のプレーによる判定が厳しくなり、峯本の突入をラフプレーと判断。アウトとなり、試合終了。その瞬間、藤田は足の痛みを忘れたかのように両腕を突き上げてジャンプしました。この試合の投球数は167球、桐蔭の夢を打ち砕き、チームを36年ぶりにベスト8に導きました。
 藤田は「本当に何も言えない。うれしくて感無量」と喜びを語りましたが、試合後、校歌を歌い終えてアルプスへの挨拶はせずにベンチに下がり、松葉杖を突いて球場を後にしました。すぐに診察を受けて、全治2〜3日の打撲と診断されました。また、神山もクロスプレーで右手首を捻挫。こちらも全治2〜3日とのことです。

 今大会、藤田はどちらかと言えば明宏監督の長男でエースという、“父子鷹”の話題が多かったですが、今回の力投でその実力も大きくアピールしました。明後日の準々決勝までに怪我が癒えるかが心配ですが、母校の73年ぶりの優勝に向けて、本当に大きな壁を超えたと思います。

ピンチに伝令を送る県岐阜商・藤田監督(2013.3.30)
2013.3.30 ピンチに伝令を送る県岐阜商・藤田監督

第85回選抜高校野球・第8日の結果

▽3回戦
北照(北海道) 6-3 尚志館(鹿児島)
浦和学院(埼玉) 11-1 山形中央(山形=東北絆枠)
仙台育英(宮城) 4-1 早稲田実(東京)

 第85回センバツは、ベスト8行きをかけた3回戦。今日も3試合が行われました。
 まず第1試合、北照が初回から先制攻撃を見せ、1死満塁として富田が走者一掃の3塁打を放ち先制し、さらに1点を追加し、この回4点。さらに4回にも1点を追加。尚志館は後半に北照先発・大串を攻めて3点を返しますが、反撃もここまで。北照が勝ち、3年ぶりのベスト8進出を決めました。
 第2試合は、浦学が初回に2点を先制。山形は5回に1点を返しますが、直後の6回に浦学は高田のソロホームランなどで突き放し、7回、8回にも追加点を挙げて、13安打11得点の大勝。浦学は2年連続のベスト8進出となります。
 そして第3試合、早実が3回に山岡のタイムリーで先制。早実は先発の二山が、7回まで育英打線を無得点に抑えてリードを守りますが、育英は8回に1死から代打・佐々木のヒットを足がかりに満塁として、暴投で同点。さらに2死2・3塁で、4番・上林が技ありのセンター前ヒットで2点を勝ち越し。9回にも追加点を挙げた育英が、準優勝した2001年(第73回)以来のベスト8に駒を進めました。

<明日の予定>
▽3回戦
(9:00)高知-常葉菊川
(11:30)済美-済々黌
(14:00)県岐阜商-大阪桐蔭
 明日でベスト8がすべて決まります。なんと明日出場の6校は、すべて優勝経験があるチームです。6校とも今大会も順調に勝ち上がり、注目選手も盛りだくさん。熱い戦いになることを期待しましょう。

第85回選抜高校野球・第7日の結果

▽2回戦
大阪桐蔭(大阪) 11-1 遠軽(北海道=21世紀枠)
▽3回戦
聖光学院(福島) 4-3 鳴門(徳島)
敦賀気比(福井) 3-0 盛岡大付(岩手)

 今日も雨となった甲子園でしたが、2回戦1試合と3回戦2試合が行われました。
 まず第1試合は、3季連覇を目指す大阪桐蔭が登場し、いきなり初回に峯本のランニングホームランで先制点。遠軽もその裏に同点に追いつきますが、桐蔭は2回、3回と追加点。遠軽は6回からエースの前田に継投しますが、桐蔭はその前田を打ち込み終盤に大量点を重ねて、結局10安打で11点を奪い快勝。大事な初戦をまず取りました。
 第2試合から3回戦に突入。まず初回に聖光が2点を先制して、4回に追加点を挙げて3-0。鳴門は5回に河野と日下のタイムリーで同点に追いつきますが、後半は調子を取り戻した聖光先発・石井の前に打線が沈黙。聖光は7回に、4番・園部のバックスクリーンへ飛び込むホームランを放ち、これが決勝点。聖光がセンバツでは初めてのベスト8入り。福島県勢としては13年ぶりとなります。
 そして第3試合、気比が4回に浅井のタイムリーで先制、続く5回にも2点を追加します。盛岡は毎回のように先頭打者を出して気比先発・岸本を攻め立てますが、岸本は要所を締めたピッチングで最終回まで抑えきり7安打完封。気比は3年ぶりのベスト8進出。初戦で悲願の甲子園初勝利を手にした盛岡でしたが、惜しくもベスト8入りはなりませんでした。

<明日の予定>
▽3回戦
(9:00)尚志館-北照
(11:30)浦和学院-山形中央
(14:00)仙台育英-早稲田実
 明日は初戦で劇的な逆転勝利を決めた尚志館が、初のベスト8をかけて第1試合で北照と対戦。好調の東北勢も2校が登場。聖光学院に続いて、ベスト8への切符を手にすることができるでしょうか?

第85回選抜高校野球・第6日の結果

▽2回戦
常葉菊川(静岡) 4-3 報徳学園(兵庫)
山形中央(山形=東北絆枠) 6-2 岩国商(山口)
県岐阜商(岐阜) 8-3 花咲徳栄(埼玉)

 第2試合の頃から雨模様となった今日の甲子園ですが、無事に2回戦3試合が行われました。
 まず第1試合は、1点を争う好ゲーム。1-1の同点で迎えた7回に報徳が勝ち越しますが、菊川は直後の8回に2死満塁から、遠藤が左中間を破る走者一掃の3塁打を放ち逆転。報徳は9回に1死2・3塁から山口の犠牲フライで1点差とし、さらに返球が逸れたのを見て2塁ランナーも一気にホームを狙いかけてオーバーラン、これを菊川の落ち着いた守備で三本間で挟んでタッチアウト。菊川が3回戦に進出しました。
 続く第2試合、岩国が5回に1点を先制しますが、山形がその裏に連続長打で3点を奪い逆転。山形は6回、8回にも追加点を挙げて、試合を優位に進めます。岩国は毎回の13安打を放つも、山形の高橋凌、高橋和の継投、そして9回からは右目下の負傷から復帰した石川が抑えて逃げ切り。東北絆枠で出場した山形が、甲子園初勝利を飾りました。一方、中国勢はこれで4校とも姿を消しました。
 第3試合は、岐阜が2回に野田のタイムリーなどで3点を先制。花咲も追い上げますが、岐阜が追加点を重ねて点差は縮まりません。岐阜は終盤の7回に相手守備の乱れで1点を挙げ、さらに8回に2本のタイムリーで2点を追加して突き放し、センバツは36年ぶりの白星となりました。

<明日の予定>
▽2回戦
(9:00)大阪桐蔭-遠軽
▽3回戦
(11:30)鳴門-聖光学院
(14:00)盛岡大付-敦賀気比
 明日の第1試合で出場36校がすべて登場。しんがりは甲子園3季連覇を狙う大阪桐蔭、ここまでまだ勝ち星のない近畿勢ですが、その連敗を止めることができるかどうか。第2試合からはベスト8行きをかけた3回戦がスタートします。
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