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2013夏の甲子園特集

第95回全国高校野球選手権記念大会・まとめ

2013夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)
2013夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)

<第95回全国高校野球選手権記念大会>
主催:日本高等学校野球連盟、朝日新聞社
後援:毎日新聞社 特別協力・会場:阪神甲子園球場
期日:2013年8月8日(木)〜22日(木)

出場校:49校(各府県1校。北海道は南北、東京は東西各1校ずつ)
組み合わせ抽選:8月5日(月)

地方大会:6月22日(土)南北海道、沖縄から開幕
参加校数:3,957校(前年比-28校)

<トピックス>
代表校 ・司会進行 ・先導&始球式 ・チケット ・観戦ガイド ・新抽選方式
キャッチフレーズ ・夏の高校野球応援ソング ・今年の『栄冠は君に輝く』

<関連ページ>
2013夏の甲子園特集 ・夏の甲子園名曲の殿堂
朝日新聞デジタル ・ABC朝日放送 ・NHKオンライン ・スポーツナビ
阪神甲子園球場 ・日本高等学校野球連盟
(外部へのリンク先は全てHP内高校野球特集サイト)

<アーカイブス>
・夏(2012,2011,2010,2009,2008,2007,2006,2005
・春(2013,2012,2011,2010,2009,2008,2007,2006,2005

<組み合わせ・結果>
■第1日(8/8)
▽開会式(選手宣誓:帯広大谷・杉浦大斗主将)
▽1回戦
有田工5-4大垣日大、大阪桐蔭10-2日本文理、日川4-2箕島
■第2日(8/9)
聖光学院4-3愛工大名電、熊本工3-2鳥取城北、
修徳8-2大分商、常総学院6-0北照
■第3日(8/10)
鳴門12-5星稜、作新学院17-5桜井、
福井商4-3帯広大谷、仙台育英11x-10浦和学院
■第4日(8/11)
木更津総合7-5上田西、沖縄尚学8-7福知山成美、
聖愛6-0玉野光南、西脇工4-1石見智翠館
■第5日(8/12)
前橋育英1-0岩国商、樟南1-0佐世保実
▽2回戦
延岡学園4-2自由ケ丘
■第6日(8/13)
横浜7-1丸亀、日大山形7-1日大三、
花巻東9-5彦根東、明徳義塾2-1瀬戸内
■第7日(8/14)
富山第一5-0秋田商、済美9-7三重、
常葉菊川5-3有田工、大阪桐蔭4x-3日川<延長10回>
■第8日(8/15)
福井商2-1聖光学院、作新学院4-0熊本工、
常総学院4-1仙台育英、鳴門6x-5修徳<延長10回>
■第9日(8/16)
聖愛4-3沖縄尚学、木更津総合3-1西脇工、前橋育英1-0樟南
■第10日(8/17)
▽3回戦
花巻東7-6済美<延長10回>、明徳義塾5-1大阪桐蔭、
鳴門17-1常葉菊川、日大山形5-2作新学院
■第11日(8/18)
常総学院9-1福井商、延岡学園10-0聖愛、
前橋育英7-1横浜、富山第一8-0木更津総合
■準々決勝(8/19)
花巻東5-4鳴門、日大山形4-3明徳義塾、
前橋育英3x-2常総学院<延長10回>、延岡学園5x-4富山第一<延長11回>
※8/20は休養日
■準決勝(8/21)
前橋育英4-1日大山形、延岡学園2-0花巻東
■決勝(8/22)
前橋育英4-3延岡学園 【優勝】前橋育英(初優勝)

第95回全国高校野球・決勝の結果

前橋育英が初出場初優勝!抱き合う高橋光ら選手たち(2013.8.22)
2013.8.22 前橋育英が初出場初優勝!抱き合う高橋光ら選手たち

▽決勝
前 橋 育 英(群_馬)000 030 100 = 4
延 岡 学 園(宮_崎)000 300 000 = 3
【優勝】前橋育英(初優勝)

 記録的な猛暑の中、「優勝候補」が次々と敗れていった第95回全国高校野球。ここまで勝ち残ったのは、前橋育英と延岡学園の2校。3,957校の頂点に立つチームを決める決勝戦は、43,000人の観衆を集めて12:01にプレーボールしました。
 先発は、ともに準決勝を完投した前橋・高橋光と延学・横瀬。いきなり1回、前橋が1死満塁のチャンスを作りますが、5番・小川が併殺に倒れて無得点。前橋は3回にも2死1・3塁と攻めますが、横瀬がピッチャー返しを体を張って止めて、得点を許しません。一方、高橋光は3回までノーヒットと順調な立ち上がり。0-0で進みます。
 試合が動いたのは4回、延学が2死満塁から7番・薄田のサードへの当たりを、堅守を誇る前橋・荒井が一塁へ悪送球(記録は内野安打とエラー)。これで2点を先制し、高橋光は今大会初の自責点。さらに9番・横瀬のタイムリーで、延学が3点目。しかし前橋は直後の5回、先頭の8番・田村がレフトへのホームランを放って1点を返して試合の流れを取り戻すと、さらに2つのエラーで無死1・3塁。ここで延学は井手に継投しますが、2番・高橋知のスクイズ、さらに5番・小川のタイムリーで同点に追いつきます。延学は奈須がマウンドへ。奈須は四球を出しますが後続を断ち、3-3の同点で後半を迎えます。
 後半は高橋光と奈須の投げ合いが続きますが、7回に前橋が3番・土谷のライト線を破る3塁打で出塁、これを4番・荒井がタイムリーで返して均衡を破ります。延学は8回にランナーを出すも、併殺で無得点。そして9回、延学は先頭の5番・濱田が死球で出塁、続く6番・田中がセンター前ヒットで無死1・2塁として、同点、サヨナラのチャンスを作りましたが、高橋光が踏ん張り、最後は9番・奈須を三振に打ち取って14:15に試合終了。前橋育英が4-3で勝ち、初優勝を決めました!

 前橋育英は、群馬県勢としては1999年(第81回)の桐生第一以来の優勝。そして93年(第73回)の大阪桐蔭以来となる初出場初優勝となりました。2年生エースの高橋光の好投が光りましたが、それを支えたのは鉄壁とも言える守備。決勝こそ初の自責点(2)にエラーがありましたが、効果的な攻撃でそれを乗り切り、頂点まで駆け抜けました。当初は、荒井直樹監督と海斗主将の「父子鷹」が注目されていましたがそれだけではなく、ベンチ全体が強い絆で結ばれた、本当に素晴らしいチームだったと思います。高橋光は来年も楽しみです。
 延岡学園は優勝旗にあと一歩届きませんでしたが、宮崎県勢として初めて甲子園決勝に進む快挙を成し遂げました。こちらは突出した選手はいなかったものの、各選手がそれぞれに最大限の力を発揮して、1試合1試合を勝ち上がってきました。決勝は先制したものの、ホームランやエラーで流れを渡してしまったのが残念でした。試合後は泣き崩れる選手もいましたが、閉会式では晴れやかな表情で準優勝メダルを首にかけてもらっていました。優勝の夢は次代に受け継げられていきます。

 今大会から新日程として、全試合抽選と準々決勝一括開催の復活、そして休養日の新設がなされましたが、準々決勝は4試合とも1点差と盛り上がり、近年大差の試合が多かった準決勝と決勝も締まった僅差のゲームとなって、大会を通じてスリリングな展開になったと思います。今後、夏はこれで継続されるでしょうが、センバツでもぜひ導入してほしいと思います。
 そして、この夏もたくさんのブログへのアクセス、ツイッターへの参加など、本当にありがとうございました。「THP blog×2013夏の甲子園特集」はまとめをした段階で終了となりますが、この夏に活躍した選手を中心とした日本代表が出場する「18U野球ワールドカップ」が30日から台湾で始まりますし、9月には東京国体もあります。また、新チームの秋季大会も始まっています。まだまだ今シーズンの高校野球は続いていきますので、今後ともよろしくお願い致します。
 2013年夏、頑張った選手たちに感謝!

深紅の優勝旗を授与される前橋育英・荒井海斗主将(2013.8.22)
2013.8.22 深紅の優勝旗を授与される前橋育英・荒井海斗主将

第95回全国高校野球・準決勝の結果

高橋光(左)は依然自責点0。前橋育英が初の決勝進出(2013.8.21)
2013.8.21 高橋光(左)は依然自責点0。前橋育英が初の決勝進出

▽準決勝
前橋育英(群馬) 4-1 日大山形(山形)
延岡学園(宮崎) 2-0 花巻東(岩手)

 昨日は甲子園初の「休養日」で、全チームが中1日で臨む準決勝。激戦を制して、決勝に進むチームはどこなのか?
 まず第1試合、先発は山形・庄司、前橋・高橋光。1回、山形は高橋光の立ち上がりを攻めて1死満塁として、吉岡が痛烈な打球を放ちますが、セカンドの高橋知がこれを好捕し、ダブルプレーで無得点。その裏、前橋も1死2・3塁のチャンスを作り、ここで荒井が犠牲フライを放って先制。前橋は2回にも楠のタイムリー、3回は荒井のタイムリーで徐々に点差を広げていきます。山形は毎回のようにランナーを出しますが、高橋光の要所を締めたピッチングの前に得点を挙げられません。
 5回、前橋が1死2塁としたところで、ここまで一人で投げ抜いてきた庄司が降板。佐藤和にマウンドを譲ります。佐藤和はこの回を無失点で切り抜けると、直後の6回に山形は奥村の2塁打と相手の返球エラーで無死3塁として、吉岡の犠牲フライで1点を返します。しかし、前橋は8回に山形3番手・齋藤から追加点を挙げて突き放し、投げては高橋光が7・8回は三者凡退、9回はランナーを出すものの併殺で締めて、前橋が初出場で決勝に進出。山形は山形県勢初の決勝進出の夢は叶いませんでした。
 続く第2試合は、勝てばどちらも県勢初の決勝進出となる試合。先発は花巻・中里、延学・横瀬。両先発ともテンポの良い投球でリズムを作り、ランナーを得点圏に進めながらも後続を断ち、ともに得点を与えずに中盤まで0-0で進みます。試合が動いたのは6回、延学が2死2塁から今大会好調の濱田がライト前へのタイムリーで均衡を破ると、続く今大会初スタメンの田中が左中間を破る3塁打を放って2点目。横瀬を援護します。
 8回から花巻は細川へ継投、延学は細川を攻めて1死3塁としますが、スクイズ失敗で無得点。しかし、今日の横瀬は2点の援護で十分で、最後まで自分のペースで花巻打線を寄せ付けず3安打完封。延学が宮崎県勢として甲子園春夏通じて決勝進出を決めました。花巻は2009年(第81回)に続く準決勝でしたが、またしても決勝進出はなりませんでした。

<明日の予定>
▽決勝
(12:00)前橋育英-延岡学園
▽閉会式
司会:井上寧々さん(兵庫・小野)、霈緲香さん(兵庫・北須磨)

 優勝候補と呼ばれたチームが次々に破れ、ともにいわゆる「ダークホース」と呼ばれるチームが決勝に勝ち上がりました。前橋の2年生エース・高橋光は、ここまでの5試合41イニングを2失点で、自責点は0。状況によって投球スタイルを変えて、ほぼ危なげないピッチングでここまで来ました。一方、延学は打線が好調。特に濱田は打率、打点ともチームトップで、今日も打点を挙げています。横瀬、奈須、井手と計算できるピッチャーが多いのも強みです。
 ともに勝てば初優勝ですが、前橋が勝てば群馬県勢として14年ぶり、初出場校として22年ぶりの優勝がかかります。一方、延学は宮崎県勢の甲子園初優勝をかけての決勝です。3,957校の頂点がついに決まる夏のフィナーレ、ぜひ最高の試合を見せて下さい!

<明日のテレビ放送予定>
11:57-14:50 ABCテレビ、BS朝日(延長あり)
※ABCテレビは11:30-11:38に「第95回甲子園決勝まもなくプレーボール」を放送
11:57-14:25 テレビ朝日系全国ネット(延長あり)

11:30-11:54,13:05-15:00 NHK総合(延長あり)
11:54-13:05 NHKEテレ

第95回全国高校野球・準々決勝の結果

▽準々決勝
花巻東(岩手) 5-4 鳴門(徳島)→詳細
日大山形(山形) 4-3 明徳義塾(高知)→詳細
前橋育英(群馬) 3x-2 常総学院(茨城)<延長10回>
延岡学園(宮崎) 5x-4 富山第一(富山)<延長11回>

 日程変更により、10年ぶりに4試合一括開催となった準々決勝。甲子園で一番面白いとされる日の名にふさわしく、4試合とも1点差となる大熱戦が繰り広げられました。
 まず第1試合、前半は花巻・細川、鳴門・板東の両先発の投げ合いで0-0。試合が動いたのは6回、花巻が無死1塁で岸里の2ランで先制すると、その裏鳴門は中軸の3本のタイムリーで逆転。3-2と鳴門リードで迎えた8回、花巻は2死2塁から、多々野のファーストへの当たりが1塁ベースで大きく跳ねて、野手の頭を超えるタイムリーとなり同点。さらに山下、茂木もタイムリーを放って勝ち越し。鳴門も9回に1点を返して、なおも2死満塁としましたが、花巻3番手の河野がしのいで逃げ切り。花巻は菊池雄星投手(西武)などを擁した2009年(第81回)以来のベスト4進出。
 第2試合は、明徳が常に先手を取るも、山形が追いつくという展開。2-2と追いつかれた直後の6回、明徳は西岡のタイムリーで勝ち越しますが、山形は8回に2死2塁で峯田のタイムリーで3たび追いつき、さらに2死1・3塁で吉岡のライト前へのタイムリーでこの試合初めてのリード。山形先発・庄司は8回に1死満塁の大ピンチを無失点で切り抜けると、9回は三者凡退でゲームセット。159球の完投で明徳を破り、山形県勢として初めての夏ベスト4を決めました。
 第3試合は、常総が2回、前橋先発・喜多川から1死1・3塁で高島の左中間へのタイムリーで2点を先制。以降は喜多川、常総先発・飯田がともに無失点に抑え、前橋は6回からエースの高橋光へスイッチ。2-0のまま迎えた9回、完封ペースだった飯田の足が痙攣。飯田は治療後2球を投げましたが、結局降板して金子へ継投。前橋は2死から金子に襲い掛かり、セカンドのエラーを足掛かりに2死2・3塁として、高橋光の同点タイムリーで延長へ。延長10回、前橋は1死2・3塁で土谷のセンター前ヒットでサヨナラ勝ち。初出場の前橋が初めてベスト4。高橋光は5回を投げて10奪三振の無失点でした。
 そして第4試合、富山・石川、延学・井手と両チームとも2年生が先発。試合は2回に富山が犠牲フライで先制した後、中盤からは富山・宮本、延学・横瀬とエースに継投。試合はそこから動き、6回に延岡が濱田のタイムリーなどで逆転。直後の7回に富山は3本のタイムリーで再び逆転するも、8回に延岡が1死2塁で岩重がレフト線を破るタイムリーで同点。9回途中で、延学は3番手の奈須が登板。1死1・3塁のピンチで併殺を取るも、審判のタイムのかけ忘れでやり直しとなり、ここで気迫の連続三振。試合は第3試合に続いて延長に入り、11回に延学が1死1・2塁で薄田のセカンドゴロが併殺を焦った富山内野陣の悪送球を招き、その間に2塁走者がサヨナラのホームイン。激戦を制した延学が、宮崎県勢として48年ぶりのベスト4に進みました。

<あさっての予定>
▽準決勝
(11:00)日大山形-前橋育英
(13:30)花巻東-延岡学園
 明日は「休養日」で、試合はありません。準決勝はあさってとなります。花巻以外はすべて初のベスト4で、前橋以外は優勝すれば県勢初優勝となる、下馬評を大きく覆す顔ぶれとなりました。
 第1試合は、山形・庄司と前橋・高橋光の投げ合いが予想されます。第2試合は、延学の横瀬、奈須、井手の投手陣が、非常にしつこい花巻打線をどう攻略するかが焦点でしょうか。1日休みをおくことで、いい休養と相手の分析ができると思います。万全の態勢で、準決勝に臨んでほしいと思います。

24年ぶり快挙!東北勢2校がベスト4進出

▽準々決勝(第12日第1試合)
__東(岩_手)000 002 030 = 5
___門(徳_島)000 003 001 = 4

▽準々決勝(第12日第2試合)
日 大 山 形(山_形)001 001 020 = 4
明 徳 義 塾(高_知)100 101 000 = 3

 一部の地域で40℃を超える猛暑が続いた、この夏。その影響なのか、今年の夏の甲子園は優勝候補と目されたチームが次々に敗れ、ベスト8は非常にフレッシュな顔ぶれとなりました。
 そして行われた今日の準々決勝、ベスト4をかけた戦いは4試合とも熱戦となり、2000年(第82回)以来の全試合1点差。その結果、東北勢2校がベスト4に残りました。

 2校残っていた東北勢は、いずれも四国勢との対戦となりました。まず第1試合で登場した花巻は、鳴門のエース・板東湧梧投手を攻略。その切り込み隊長になったのは、2番の千葉翔太選手でした。身長156cmと今大会出場選手中で最も小さい千葉は、打席では身体を折り曲げてストライクゾーンを狭くし、際どい球はすべてファウルにする技術に優れています。対戦した各チームは千葉に手こずり、3回戦の済美戦ではレフトが内野まで出てくる「内野5人シフト」を敷きましたが、それをあざ笑うかのようにヒットを連発しました。
 千葉はこの試合でも粘りに粘って、5打席1安打4四球とすべて出塁。千葉だけで板東を41球投げさせて、疲労の累積した後半に集中打。千葉もしっかり得点に絡みました。鳴門の反撃も、花巻の3投手の継投で逃げ切り。菊池雄星投手らを擁した09年(第91回)以来のベスト4に駒を進めました。

 続く第2試合、山形は明徳に3度もリードされる苦しい展開ながら、打線が明徳の2年生エース・岸潤一郎投手に立ち向かい、3度同点に追いつき、さらに8回2アウト1・3塁で5番・吉岡佑晟選手がライト前へヒットを放って、ついにこの試合初めてのリードを奪います。
 しかし、ここまで一人で投げ抜いてきた山形の庄司瑞投手の疲労もピークに達して、その裏に3四死球で1死満塁の絶体絶命のピンチ。ここで、監督の伝令やナインから「自信を持って行け」と励まされ、庄司は気力で相手のスリーバントスクイズを阻止して、さらにショートフライで無得点に抑えると、9回は三者凡退。日大三、作新学院、そして明徳義塾という歴代優勝校を次々に下してのベスト4は、山形県勢にとっても夏初めてという快挙になりました。

 東北勢が夏にベスト4に2校残ったのは、1989年(第71回)の仙台育英(準優勝)と秋田経法大付(ベスト4。現・明桜)以来となります。両校は抽選の結果、準決勝では対戦しないことになりました。東北勢同士の決勝となれば、その時点で優勝旗の「白河越え」が確定します。5校が初戦を突破して勢いに乗る東北勢の夢、ついに実現するかもしれません。

第95回全国高校野球・第11日の結果

▽3回戦
常総学院(茨城) 9-1 福井商(福井)
延岡学園(宮崎) 10-0 聖愛(青森)
前橋育英(群馬) 7-1 横浜(神奈川)
富山第一(富山) 8-0 木更津総合(千葉)

 大会も佳境。今日もベスト8をかけた3回戦4試合が行われました。
 まず第1試合、序盤は常総・飯田、福商・長谷川の両先発が無失点に抑えますが、常総が5回に眼龍のホームランで先制すると、6回と7回にも追加点。9回には内田の今大会2本目のホームランなどで一挙6点を取りました。飯田は福商打線を7回の1点のみに抑え、3試合続けての4安打完投。常総は優勝した2003年以来のベスト8進出です。
 続く第2試合は、延岡が3回に先制。中盤の5回と6回に4点ずつを取って試合を決定づけ、8回にも追加点。延岡先発・奈須は8回を投げて聖愛打線を散発の6安打無失点に抑え、9回は井手がピシャリ。延岡は初のベスト8で、宮崎県勢としては4年ぶり。初出場ながら2勝した聖愛ですが、延岡投手陣の前に完封を喫しました。
 第3試合は注目の関東勢同士の対戦。前橋が初回に荒井、小川の連続タイムリーで2点を先制。横浜も2回に1点を返しますが、前橋は4回に工藤、田村の連続ホームランが飛び出して突き放すと、その後も小刻みに加点。前橋先発・高橋光は2回に甲子園初失点を喫したものの、3回以降は横浜打線を零封。特に強力な浅間、高濱、渡辺のクリーンナップを無安打に抑えて、前橋が快勝。こちらも初のベスト8を決めました。
 そして第4試合、前半は富山・宮本、千葉・笈川の両先発の投げ合いで0-0。6回、富山が1死1・3塁で幸山の犠牲フライで先制点を挙げると、打線が繋がりこの回一挙3点。さらに9回は6安打を集中して5点を追加して、勝負を決めました。宮本はこの試合も2桁奪三振(10)で完封。富山も初のベスト8で、富山県勢としては実に40年ぶりの快挙となりました。

<明日の予定>
▽準々決勝
(8:00)鳴門-花巻東
(10:30)明徳義塾-日大山形
(13:00)前橋育英-常総学院
(15:30)富山第一-延岡学園
 ベスト8が出揃い、明日は準々決勝。10年ぶりに1日で4試合すべてを行います。第1試合と第2試合はともに東北×四国対決。第3試合は、3試合で1失点と快投を続ける前橋・高橋光が、内田など打線が強力な常総に挑みます。第4試合は勢いに乗る両校の対戦。もし富山が勝てば、富山県勢夏史上初のベスト4となります。

第95回全国高校野球・第10日の結果

▽3回戦
花巻東(岩手) 7-6 済美(愛媛)<延長10回>
明徳義塾(高知) 5-1 大阪桐蔭(大阪)
鳴門(徳島) 17-1 常葉菊川(静岡)
日大山形(山形) 5-2 作新学院(栃木)

 今日から第95回全国高校野球は3回戦。第1試合から好カードが並ぶとあって、甲子園は早朝から観客が押し寄せ、開門が何と6時25分、満員通知が9時前に出るという盛況ぶりとなりました。
 まず第1試合、花巻が済美先発・安樂の不安定な立ち上がりを攻めて、1回に3連打と押し出し死球、犠牲フライで2点を先制し、3回にも追加点。花巻は早めの継投で済美を6回まで無失点に抑えますが、終盤に追いつかれて延長へ。4回以降、安樂から得点を奪えなかった花巻打線が延長10回に再度爆発。小熊と茂木のタイムリーなどで4点を勝ち越して、花巻が4年ぶりのベスト8進出。安樂は183球を投げ、10回には自ら3ランを放って意地を見せましたが、2年の夏も優勝には届きませんでした。
 続く第2試合、桐蔭が初回に峯本の先頭打者ランニングホームランで先制しますが、明徳が2回に相手のエラーで追いつき、岩見のタイムリーで勝ち越し、3回にも追加点。明徳先発・岸は8安打を打たれながらも、失点は初回の1点のみに抑え、117球の完投。昨夏準決勝の再戦は明徳がリベンジ。連覇をかけて勝ち上がった、桐蔭はここで力尽きました。
 第3試合は、初回から鳴門打線が爆発。相手のエラーなどから作ったチャンスで、連続タイムリーを放って3点を先制すると、4回には5連打も絡めて5点を追加。その後も鳴門は攻撃の手を緩めず、3試合連続2桁安打となる21安打で17得点。投げては鳴門先発・板東が1失点の完投。鳴門が夏は63年ぶりにベスト8に駒を進めました。
 そして第4試合、作新が初回に先制しましたが、その裏に山形が浅沼と武田の連続タイムリーで逆転。作新は6回に小林のホームランで1点差に詰め寄りますが、8回に山形が貴重な追加点を挙げて勝負を決めました。山形先発・庄司は6安打12奪三振の好投で完投勝利。山形が7年ぶりとなるベスト8を決めました。

<明日の予定>
▽3回戦
(8:00)常総学院-福井商
(10:30)聖愛-延岡学園
(13:00)横浜-前橋育英
(15:30)富山第一-木更津総合
 明日の4試合で、ベスト8がすべて出揃います。初出場勢3校はすべて明日登場、いきなりのベスト8をつかむことができるでしょうか。

第95回全国高校野球・第9日の結果

▽2回戦
聖愛(青森) 4-3 沖縄尚学(沖縄)
木更津総合(千葉) 3-1 西脇工(兵庫)
前橋育英(群馬) 1-0 樟南(鹿児島)

 甲子園は2回戦残りの3試合が行われ、ベスト16が出揃いました。
 まず第1試合、ともに初回に1点ずつを取り合った4回、聖愛が外川と一戸のタイムリーで3点を勝ち越し。沖尚は7回に平良のソロホームラン、8回に諸見里のタイムリーで1点差としますが、聖愛が逃げ切り。青森県勢で青森山田、八戸学院光星以外のチームが夏に2勝をしたのは、1969年(第51回)に準優勝した三沢以来となります。
 続く第2試合、木更津が序盤に3点を先制。木更津は先発の千葉が肩痛のために、わずか6球で笈川に交代。笈川は急遽の登板ながらも、3回の1失点だけに抑える好投で西脇打線を寄せ付けず、9回2死満塁のピンチも切り抜けて、木更津に初めて3回戦進出をもたらしました。
 第3試合は、初戦ともに完封した前橋・高橋光、樟南・山下の両先発の好投、そしてバックの好守備で前半は0-0で進みます。5回、前橋が2死3塁から田村のセカンドゴロを、樟南・島田がトンネルをしてしまい先制。高橋光は6回〜8回はパーフェクト、9回もランナーを背負いながら3者連続三振で2試合連続の完封。こちらも初めての3回戦進出です。

<明日の予定>
▽3回戦
(8:00)済美-花巻東
(10:30)明徳義塾-大阪桐蔭
(13:00)鳴門-常葉菊川
(15:30)作新学院-日大山形
 明日からは、ベスト8をかけた3回戦が始まります。どの試合も注目ですが、第2試合は昨夏準決勝の再戦カードが実現。昨夏は大阪桐蔭が勝ちましたが、今回はどうなるでしょうか。明日観戦に行かれる方は、本当に早く行かないと売り切れ必至です。

第95回全国高校野球・第8日の結果

好返球!常総・内田が体を張って先制点を阻止(2013.8.15)
2013.8.15 好返球!常総・内田が体を張って先制点を阻止

▽2回戦
福井商(福井) 2-1 聖光学院(福島)
作新学院(栃木) 4-0 熊本工(熊本)
常総学院(茨城) 4-1 仙台育英(宮城)
鳴門(徳島) 6x-5 修徳(東東京)<延長10回>

 6時半に開門した前日ほどではなかったものの、今日もお盆で多くの観衆が来場した甲子園。2回戦4試合が行われました。
 まず第1試合、福商が1回に死球と送りバントで2死2塁から、4番の大石のタイムリーで先制。福商は2回以降も出塁したランナーを送りバントで得点圏に進めますが、聖光先発・石井の前に追加点を奪えません。6回に聖光が園部のタイムリーで同点に追いつき1-1で迎えた8回、福商は石井がバントを決めるなど、2死2塁として林のライト前タイムリーで勝ち越し。6犠打と徹底的にバント攻めをした福商が、7年ぶりに3回戦に進出しました。
 続く第2試合、作新が初回に山下の2ランで先制。5回と8回にも追加点を挙げます。作新は5回まで先発・渡辺が無失点に抑え、6回無死1塁からは朝山に継投。朝山も熊工打線に得点を許さず完封リレーで、3年連続の3回戦進出。熊工は先発・山下が175球4失点完投も、援護を得られず敗れました。
 第3試合は、常総・飯田、育英・鈴木による投げ合いで前半は0-0。鈴木の前に5回までパーフェクトに抑えられていた常総は、6回に初ヒットと打撃妨害などで1死1・2塁のチャンス。育英はここで馬場に継投しますが、眦腓その代わり端に右中間へのタイムリーを放ち2点を先制。8回、育英は菊名のソロホームランで1点を返しますが、その裏に常総が2点を加えて勝負あり。飯田は1失点の完投で、常総が10年ぶりの3回戦進出を決めました。
 そして第4試合、鳴門が序盤に4点のリードを築きますが、修徳が小刻みに加点をして反撃。7回、修徳は1死3塁として遊佐のセカンドゴロがフィルダースチョイスになって、ついに同点に追いつき延長に。延長10回、鳴門が無死満塁から、松本がレフト線を破る痛烈な打球を放ってサヨナラ勝ち。鳴門の3回戦進出は、実に33年ぶりとなります。

<明日の予定>
▽2回戦
(9:30)沖縄尚学-聖愛
(12:00)西脇工-木更津総合
(14:30)前橋育英-樟南
 明日の2回戦3試合で、ベスト16が出揃います。初出場の聖愛、西脇工、前橋育英が登場しますが、ベスト16に飛び込むことができるでしょうか。

第95回全国高校野球・第7日の結果

▽2回戦
富山第一(富山) 5-0 秋田商(秋田)
済美(愛媛) 9-7 三重(三重)
常葉菊川(静岡) 5-3 有田工(佐賀)
大阪桐蔭(大阪) 4x-3 日川(山梨)<延長10回>

 済美や大阪桐蔭など注目校が登場することもあり、昨日以上の早い出足となり、4試合とも観衆46,000人以上を記録した甲子園。今日も2回戦4試合が行われました。
 まず第1試合、富山が5回に犠牲フライで先制すると、7回と8回にも追加点を挙げる理想的な試合運びでリードを広げます。富山先発の宮本は、秋商打線から10個の三振を奪って完封。初出場の富山が快勝で甲子園初勝利。秋商は2年続けての初戦突破はならず、東北勢全校初戦突破も叶いませんでした。
 続く第2試合、注目の済美・安樂は立ち上がり2点を失いますが、いきなり155km/hの甲子園最速タイを記録して後続を断つと、2回以降は無失点に抑えます。済美打線は3回に逆転すると、後半は毎回得点で大量リード。楽になったはずの安樂ですが、9回に三重の猛反撃に遭い、最終的に2点差まで詰め寄られて冷や汗ものの初戦突破となりました。
 第3試合は、常葉が2回に3点を先制。有工が3回に1点を返した直後の4回、常葉は桑原の2ランで5-1。その裏、有工も2点差としますが、常葉先発・堀田の前に5回以降はパーフェクトに抑えられ、9回2死にようやくヒットを放つも得点を重ねることができず。49番目に登場した常葉が初戦を飾りました。
 そして第4試合、日川が2回に先制。桐蔭打線は日川先発・三枝を打ちあぐねていましたが、6回に無死満塁として、替わった山田から香月の当たりはセカンドへ。これを後逸して2者が還って逆転し、7回にも追加点。しかし、日川は8回に1点を返し、9回2死2塁から相手のエラーで同点に追いつき、今大会初の延長戦に突入。10回、桐蔭が1死1・3塁のチャンスを作り、福森の詰まった打球がライト前に落ちてサヨナラ。日川の粘りに苦しみながらも、桐蔭が3回戦に進出しました。

<明日の予定>
▽2回戦
(8:00)福井商-聖光学院
(10:30)熊本工-作新学院
(13:00)常総学院-仙台育英
(15:30)鳴門-修徳
 明日も2回戦4試合。第3試合は、2001年春(第73回)決勝と同じカード。常総・内田と育英・上林の注目バッター同士の直接対決は、どちらのバットが火を噴くでしょうか?
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