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2015夏の甲子園特集

第97回全国高校野球選手権大会・まとめ

2015夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)
2015夏の甲子園代表校マップ(クリックで拡大)

<第97回全国高校野球選手権大会>
主催:日本高等学校野球連盟、朝日新聞社
後援:毎日新聞社 特別協力・会場:阪神甲子園球場
期日:2015年8月6日(木)〜20日(木)

出場校:49校(各府県1校。北海道は南北、東京は東西各1校ずつ)
組み合わせ抽選:8月3日(月)

地方大会:6月20日(土)南北海道、沖縄から開幕
参加:3,906校(前年比-11)※連合チームは1校でカウント

<トピックス>
代表校 ・司会進行 ・先導 ・始球式 ・チケット
キャッチフレーズ ・夏の高校野球応援ソング ・今年の『栄冠は君に輝く』

<関連ページ>
2015夏の甲子園特集 ・夏の甲子園名曲の殿堂
バーチャル高校野球 ・NHKオンライン ・スポーツナビ
阪神甲子園球場 ・日本高等学校野球連盟
(外部へのリンク先は全てHP内高校野球特集サイト)

<アーカイブス>
・夏(2014,2013,2012,2011,2010,2009,2008,2007,2006,2005
・春(2015,2014,2013,2012,2011,2010,2009,2008,2007,2006,2005

<組み合わせ・結果>
■第1日(8/6)
▽開会式 選手宣誓:梅谷成悟(鳥羽)
▽1回戦
鹿児島実18-4北海、中京大中京4-1岐阜城北、上田西3-0宮崎日大
■第2日(8/7)
花巻東4-2専大松戸、広島新庄4-2霞ヶ浦、
九州国際大付8-2鳴門、東海大甲府8-7静岡
■第3日(8/8)
早稲田実6-0今治西、敦賀気比4x-3明徳義塾<延長10回>、
大阪偕星7-3比叡山<延長10回>、下関商4x-3白樺学園<延長11回>
■第4日(8/9)
津商9-4智弁和歌山、創成館3x-2天理、
滝川二4x-3中越、仙台育英12-1明豊
■第5日(8/10)
健大高崎10-4寒川、鳥羽7-1岡山学芸館
▽2回戦
秋田商3-1龍谷
■第6日(8/11)
鶴岡東9-6鳥取城北、関東一12-10高岡商、
興南6x-5石見智翠館、花咲徳栄15-3三沢商
■第7日(8/12)
東海大相模6-1聖光学院、遊学館5-3九州学院、
作新学院10-6上田西、中京大中京7-3鹿児島実
■第8日(8/13)
早稲田実7-6広島新庄、東海大甲府9-1下関商、
九州国際大付10x-9大阪偕星、花巻東8-3敦賀気比
■第9日(8/14)
仙台育英7-1滝川二、鳥羽4-2津商、健大高崎8-3創成館
■第10日(8/15)
▽3回戦
早稲田実8-4東海大甲府、花咲徳栄1-0鶴岡東、
東海大相模11-2遊学館、九州国際大付2-0作新学院
■第11日(8/16)
秋田商4-3健大高崎<延長10回>、関東一1x-0中京大中京、
仙台育英4-3花巻東、興南4-3鳥羽
■準々決勝(8/17)
早稲田実8-1九州国際大付、東海大相模4x-3花咲徳栄、
仙台育英6-3秋田商、関東一5-4興南
※8/18は休養日
■準決勝(8/19)
仙台育英7-0早稲田実、東海大相模10-3関東一
■決勝(8/20)
東海大相模10-6仙台育英 【優勝】東海大相模(45年ぶり2回目)

第97回全国高校野球・決勝の結果

東海大相模45年ぶりの全国制覇!小笠原はガッツポーズ(2015.8.20)
2015.8.20 東海大相模45年ぶりの全国制覇!小笠原はガッツポーズ

▽決勝
東海大相模(神奈川)202 200 004 = 10
仙 台 育 英(宮_城)003 003 000 = 6
【優勝】東海大相模(45年ぶり2回目)

 夜半から朝にかけて雨が降った甲子園。しかし、グラウンドにはシートをかけていたため、試合には支障なし。8時50分に開門し、雨で出足が遅かったため観衆43,000人と、満員とまではいきませんでしたが、この夏の頂点を決める一戦に大いに沸きました。
 決勝戦は、育英・佐藤世、相模・小笠原の両エースの先発で、13:02に試合開始。相模は準決勝同様、初回から打線が襲いかかって、3番・杉崎と4番・豊田の連続タイムリーでいきなり2点を先制。3回にも5番・磯網と6番・長倉の連続タイムリーが出て、中軸で序盤に4点を挙げます。
 打線は育英も負けません。4点差とされたその裏、相手のエラーを足がかりに4連打で3点を返して、1点差とします。なお1死1・2塁で、6番・紀伊はピッチャー返しの痛烈な打球を放ちますが、これを小笠原が直接捕球。飛び出したランナーを刺して併殺。同点、リードは許しません。
 相模は直後の4回、2死2塁から2番・宮地がタイムリー。さらに豊田もタイムリーを放って、6-3と突き放します。しかし、佐藤世はここから立ち直り、5回から7回はノーヒットに抑え、またバックもライト・佐々木柊の好守などで盛りたて、徐々に育英ペースに引き込んでいきます。
 そして6回、育英は2死満塁のチャンスを作り、ここで1番・佐藤将がセンターオーバーの3塁打を放って、走者一掃で同点に追いつきます。1塁アルプスだけでなく、1塁側内野からネット裏にかけて大いに盛り上がり、さらに勝ち越しのチャンスでしたが、ライト・豊田が好守を見せて、同点止まりに終わります。
 6-6のまま迎えた9回、相模は先頭の小笠原が初球を叩き、右中間へホームランを放って勝ち越し。さらに相模は得点を重ねて、4点をリードします。自ら決勝打を放った小笠原は、9回を三者凡退に抑えて161球の完投で、15:19にゲームセット。東海大相模が、1970年(第52回)以来の優勝。くしくも、45年前と同じ決勝の日付、スコアでの勝利でした。神奈川県勢としては98年(第80回)の横浜以来、7回目の優勝となりました。

 3,906校の頂点は、東海大相模が立ちました。優勝候補本命のプレッシャーをはねのけて、小笠原、吉田のダブルエースを軸に、準決勝までは継投で、そして決勝は小笠原が完投。伝統の打線も、5試合すべて2桁安打で合計67安打。杉崎の1大会最多二塁打タイ(6本)、平沢の3ホーマーなど、中軸が特に得点を叩き出しました。45年前の優勝時の監督だった故・原貢氏が今年、育成功労賞を受賞。節目の年を優勝で飾りました。
 仙台育英は26年ぶりの決勝進出でしたが、惜しくも優勝はならず、東北勢悲願の初優勝も持ち越しとなりました。打線は相模に引けを取らず、今日も小笠原相手に粘ってヒットを打って、一時は同点に追いつきました。そしてエースの佐藤世も最後は力尽きましたが、素晴らしいピッチングを見せてくれました。
 高校野球大会100周年の節目の年となった今大会は、特に早稲田実・清宮人気の影響で、連日早朝から甲子園が満員になってしまうくらいの盛況で、総入場者数は昨年より9,000人増の、862,000人となりました。長年甲子園に通っていますが、ここまで毎日凄かったのは初めてだと思います。行く側とすれば、相当大変な夏でした。

 この夏も、ブログやツイッターで夏の甲子園をお伝えしてきました。ご覧になって下さったみなさん、本当にありがとうございました。夏の甲子園は今日で終わりますが、次は28日に日本で行われるWBSC U-18ベースボールワールドカップが控えています。今日、日本代表メンバーが発表されました。次はこちらで盛り上がって、国体、新チームの秋季大会、そして神宮大会と引き続きお伝えしていく予定です。
 高校野球100年の夏、頑張った選手たちにこの夏も感謝!

▼チーム1大会最多二塁打(20)
2015年(第97回)東海大相模

▼個人1大会最多二塁打(6)
1950年(第32回)鳴門・大久保英男
2009年(第91回)中京大中京・堂林翔太
2015年(第97回)東海大相模・杉崎成輝

アルプスの前で胴上げをされる東海大相模・門馬監督(2015.8.20)
2015.8.20 アルプスの前で胴上げをされる東海大相模・門馬監督

深紅の優勝旗を授与される東海大相模・長倉主将(2015.8.20)
2015.8.20 深紅の優勝旗を授与される東海大相模・長倉主将

第97回全国高校野球・準決勝の結果

今大会3本目のホームランを放った仙台育英・平沢(2015.8.19)
2015.8.19 今大会3本目のホームランを放った仙台育英・平沢

▽準決勝
仙台育英(宮城) 7-0 早稲田実(西東京)
東海大相模(神奈川) 10-3 関東一(東東京)

 休養日を挟んで、今日の甲子園は準決勝。待ちに待った試合、しかも注目選手が揃った4チームの組み合わせということで、今朝も早朝から観客が詰めかけ、朝7時に開門となりました。
 まず第1試合、先発は育英・佐藤世、早実・松本。1、2回は両チーム無得点でしたが、3回に育英は松本を攻めて3連打で2点を先制。さらに1点を加えて3-0とします。その裏、早実も2死満塁で4番・加藤という場面でしたが、牽制で2塁走者の山田がアウトとなり、無得点に終わります。
 4回、育英2死2塁の場面で、早実は上條にスイッチしますが、エラーで1点。さらに3番・平沢の2試合連続となるホームランで3点を追加。リードを7点に広げます。早実はその後、ピッチャーをつぎ込んで育英を無失点に抑えますが、自慢の打線が制球に苦しむ佐藤世に3併殺を喫するなど攻めきれず、結局佐藤世は完封。育英が1989年(第71回)以来の決勝に進出。早実・清宮はこの試合、内野安打1本に終わり、1年夏の大会最多ホームランと最多打点の記録更新はなりませんでした。
 続く第2試合、先発は相模・吉田、関東一・阿部。相模は初回から阿部に襲いかかり、3連打で2点を先制。さらに4番・豊田に2ランが飛び出し、計4点を奪います。関東一は早くも阿部を諦めますが、相模は2回に1点を追加。5回には川地と宮地のタイムリーなどで、6回は磯網の犠牲フライで10-0と大量リードします。
 吉田のスライダーに手を焼いていた関東一打線はようやく7回、オコエのヒットを足がかりに、伊藤のタイムリーで1点を返すと、8回は替わった小笠原の速球を打ち返し、鈴木の内野安打で2点を加えます。9回も1死1・2塁と攻め立てましたが、2試合連続ホームランを打っていた長嶋が併殺に倒れてゲームセット。投打に圧倒した相模が、2010年(第82回)以来の決勝進出を決めました。

<明日の予定>
▽決勝
(13:00)仙台育英-東海大相模
▽閉会式
司会:鬼防理子さん(兵庫・武庫川女子大付)、光岡あかりさん(同・龍野)
 ともに準決勝を大勝した、仙台育英と東海大相模が決勝に進みました。宮城県勢にとっては12年ぶり、東北勢は3年ぶりの決勝進出となる仙台育英は、佐藤世がほぼ1人で投げ抜いてきました。打線は3ホーマーの平沢など活発です。一方、東海大相模は小笠原、吉田というダブルエースを擁し、全試合継投と無理をしない選手起用を続けてきました。こちらも打線は活発で、全試合2桁安打を続けています。
 仙台育英が勝てば初優勝で、東北勢としても初優勝となります。東海大相模は45年ぶり2回目の優勝がかかります。3,906校の頂点に立つのはどちらなのか?決戦は13時プレーボールです!

<明日のテレビ放送予定>
12:45-15:50 ABCテレビ(最大延長18:15)
12:55-15:54 BS朝日(試合終了まで放送)
12:45-15:20 テレビ朝日系列20局(テレビ朝日、北陸朝日放送、琉球朝日放送を除く。最大延長16:50)
12:55-15:20 北陸朝日放送、琉球朝日放送(最大延長16:50)
※テレビ朝日は決勝戦の中継はありません

13:00-16:00 NHK総合(延長あり)

第97回全国高校野球・準々決勝の結果

▽準々決勝
早稲田実(西東京) 8-1 九州国際大付(福岡)
東海大相模(神奈川) 4x-3 花咲徳栄(埼玉)
仙台育英(宮城) 6-3 秋田商(秋田)
関東一(東東京) 5-4 興南(沖縄)

 甲子園は準々決勝。お盆休み明けで少し雨模様の中だったため、昨日までのような満員ではありませんでしたが、それでも多くの観衆がスタンドを埋めました。
 まず第1試合、早実が2回に富田の2ランで先制し、4回には清宮の2試合連続アーチ、さらに富田の2打席連続ホームランなどで4点を追加。早実は7回にも4安打を集中して2点を重ね、投げては先発・松本が強力な九国打線を7回の1点に抑えて完投。早実は優勝した2006年以来のベスト4進出。
 続く第2試合、相模が2回に先制しますが、花咲は3回に岡崎と大瀧のタイムリーで逆転し、4回にも追加点。ここで相模は先発・吉田から小笠原へスイッチ。小笠原は花咲に得点を許しません。相模は4回に1点を返し、8回に長倉の犠牲フライで同点とします。そして9回、2死2塁から杉崎のレフトオーバーのタイムリーでサヨナラ勝ち。関東勢同士の対戦を制した相模が、5年ぶりにベスト4に進みました。
 第3試合は、3回まで秋田・成田翔の前にノーヒットだった育英は、4回に平沢のホームランで先制。5回にも2点を追加して、成田翔が一旦降板します(7回から再登板)。6-1で迎えた9回、秋田は2死ランナーなしから粘りを見せ、工藤のタイムリーなどで2点を返しますが、会田がピッチャーライナーに倒れて万事休す。育英は佐藤世が9安打完投。東北対決に勝った育英は、準優勝した1989年以来のベスト4進出となりました。
 雷雨があって試合開始が遅れた第4試合、前半の点の取り合いで3-2と関東一リードで迎えた7回、興南は関東一2番手・金子を攻めて、2死1・3塁で城間のタイムリーで追いつきます。9回、関東一は2死2塁でここまでヒットなしだったオコエが、レフトスタンドへのホームランを放って勝ち越し。その裏、興南も具志堅のタイムリーで1点差とし、なお2死1塁としましたが、最後は金子が踏ん張って、関東一が初めてベスト4に進出。興南エース・比屋根は毎回の13奪三振でしたが、一発に泣きました。

<あさっての予定>
▽準決勝
(11:00)仙台育英-早稲田実
(13:30)東海大相模-関東一
 西日本勢がすべて敗れて、残るは東北1校、関東1校、そして東京2校。東京勢2校がともにベスト4に進んだのは、1987年(第69回)以来となります。第1試合はホームラン連発の早実打線が、育英エース・佐藤世に挑みます。そして第2試合は、相模のダブルエースが一発の出たオコエをどう攻略するのか。東北初優勝の悲願か、史上初の東京決勝か、それとも本命の相模が勝ち上がるのか?
 明日は休養日のため、試合はありません。準決勝はあさって行われます。

第97回全国高校野球・第11日の結果

▽3回戦
秋田商(秋田) 4-3 健大高崎(群馬)<延長10回>
関東一(東東京) 1x-0 中京大中京(愛知)
仙台育英(宮城) 4-3 花巻東(岩手)
興南(沖縄) 4-3 鳥羽(京都)

 甲子園は3回戦、残りの4試合。昨日ほどではありませんでしたが、早朝から多くの観衆で賑わい、4試合とも1点差という熱戦が展開されました。
 まず第1試合、健大が初回に先制しますが、2回に秋田が近野のタイムリーで逆転し、4回にも追加点。健大は8回、1死1・2塁でダブルスチールを仕掛け、相手のエラーを誘って1点を返し、さらに柴引のタイムリーで追いついて延長戦へ。10回、秋田は2死から3塁のチャンスを作り、草なぎのレフト前ヒットで勝ち越し。成田翔は161球の完投で、秋田が1935年(第21回)以来、80年ぶりのベスト8進出。秋田県勢としても20年ぶりの快挙です。
 第2試合、中京が初回に2死満塁のチャンスを作り、佐藤がセンターへ大きな当たりを放ちますが、オコエのファインプレーで無得点。2回以降も、中京・上野、関東一・阿部から金子の投げ合いで、ともに得点が入りません。0-0のまま迎えた9回、関東一は1死で打席に立った長嶋の打球はレフトスタンドへ。大会史上19本目となるサヨナラアーチで、関東一が5年ぶりのベスト8を決めました。
 第3試合は、育英が郡司と佐々木良の連続タイムリーで2点を先制。花巻はその裏に千田のタイムリーで1点を返し、2回に再び2点差とされるも、4回に熊谷のホームランで追いすがります。育英は百目木から佐藤世に継投。育英は6回に追加点を挙げ、佐藤世は1点を失いますが、花巻打線を2安打に抑えて、1点差で逃げ切り。東北勢対決を制した育英が、21年ぶりのベスト8進出となりました。
 そして第4試合、興南が2回に先制。鳥羽が3回に伊那のタイムリーで逆転し、5回にも追加点。後半、興南だ戦は鳥羽先発・松尾を攻めて、6回に1点差とし、7回に仲がスクイズ失敗の後、タイムリーで同点。そして8回、1死3塁で砂川のレフト前ヒットで勝ち越し。このリードを興南先発・比屋根が守って、興南が優勝した2010年(第82回)以来、5年ぶりにベスト8に駒を進めました。

<明日の予定>
▽準々決勝
(8:00)早稲田実-九州国際大付
(10:30)花咲徳栄-東海大相模
(13:00)秋田商-仙台育英
(15:30)興南-関東一
 ベスト8が出揃いました。東北、関東、東京、九州・沖縄が2校ずつと、東高西低がそのまま現れた顔ぶれとなりました。東京が2校ともベスト8に進んだのは、9年ぶりとなります。
 第1試合は早実・清宮、加藤、九国・山本のスラッガー対決、第2試合は関東勢同士、第3試合は東北勢同士、第4試合は興南の比屋根がオコエなどをどう封じるか。「高校野球で一番面白い」準々決勝も、見どころ満載です。

第97回全国高校野球・第10日の結果

▽3回戦
早稲田実(西東京) 8-4 東海大甲府(山梨)
花咲徳栄(埼玉) 1-0 鶴岡東(山形)
東海大相模(神奈川) 11-2 遊学館(石川)
九州国際大付(福岡) 2-0 作新学院(栃木)

 今日から3回戦に入る甲子園。今朝は大量の徹夜組が出て、朝5時の時点で当日券販売の列が甲子園駅まで伸びて、梅田駅発の始発列車は乗車率200%、6時25分開門(この時点で9,500人が並ぶ)、40分に満員通知、7時1分に中央特別自由席が売り切れ、その他の席も8時にはほぼ完売…という今大会最大の出足の早さとなり、第3試合までこの状態が続きました。
 まず第1試合、1-1の3回に早実は無死1塁から、清宮がライトへの「甲子園第1号」を放ち、続く加藤もホームランで3点を先制。甲府も5回に2点差としますが、早実は6回に2死満塁で清宮がライト線への走者一掃のタイムリーで突き放し、勝負を決定づけました。清宮はこの試合、3安打5打点の大活躍。早実が優勝した2006年(第88回)以来、9年ぶりのベスト8進出を決めました。
 第2試合は、鶴岡・松崎、花咲・鎌倉の両先発がランナーを出しながらも、互いに無失点の好投。0-0のまま迎えた7回、鶴岡が1死1・2塁のチャンスで、花咲は高橋に交替してピンチを断ち切ると、その裏に花咲が1死1・3塁で笹谷がセンター前タイムリーで待望の先制点。高橋は8回と9回も抑えて、接戦を制した花咲が夏は初めてのベスト8入り。埼玉県勢としては12年ぶりとなりました。
 第3試合は、相模が遊学館先発・小孫の立ち上がりを捕えて、4点を先制。相模はその後も攻撃の手を緩めず、遊学館の投手陣から18安打を放って11得点。相模先発・小笠原は、速球をややセーブしながらも、遊学館打線を6回の2失点のみに抑える好投。9回は北村がマウンドに上がり、先頭打者を出したものの後続を断って試合終了。相模は準優勝した2010年(第92回)以来のベスト8です。
 そして第4試合、打撃戦が予想された試合ですが、ふたを開けてみると作新・倉井、九国・富山の両先発が好投、バックの好守もあって5回まで0-0。6回、九国は2死から4番・山本が左中間へ2試合連続となるホームランを放って先制。7回にも岩崎のタイムリーで追加点。富山はこのリードを守り、作新打線を7安打完封。九国が夏は初のベスト8進出。福岡県勢としては15年ぶりです。

<明日の予定>
▽3回戦
(8:00)健大高崎-秋田商
(10:30)関東一-中京大中京
(13:00)仙台育英-花巻東
(15:30)興南-鳥羽
 明日も3回戦4試合。第1試合は、前の試合で16奪三振の秋田・成田翔が、「機動破壊」の健大に挑みます。第2試合は、1イニング2三塁打を記録した関東一・オコエを、中京エース・上野はどう攻略するか。第3試合も注目の東北勢対決、第4試合はともに優勝経験のあるチーム同士の対戦。ベスト8をかけた、熱い戦いが続きます。

第97回全国高校野球・第9日の結果

▽2回戦
仙台育英(宮城) 7-1 滝川二(兵庫)
鳥羽(京都) 4-2 津商(三重)
健大高崎(群馬) 8-3 創成館(長崎)

 今日も早朝から甲子園には観衆が詰めかけて、7時に開門、8時半に満員通知が出て、2回戦最後の3試合を見守りました。
 まず第1試合、育英が2回にエース・佐藤世の自らのタイムリーで先制し、4回に追加点。5回には郡司のレフトスタンドへのライナーのホームランなどで4点を追加するなど、2試合連続の2桁安打で滝川二を圧倒。滝川は8回に大嶋のタイムリーで1点を返しますが、反撃もここまで。佐藤世は6安打完投で、育英が3年ぶりに3回戦に進みました。
 第2試合は、鳥羽が3回に送りバントを挟んだ6連打で3点を先制。津商も4回に江川のタイムリーで1点を返しますが、鳥羽は6回に松尾のタイムリー内野安打で突き放し、投げては先発・松尾が4安打2失点で津商打線を抑えて、2試合連続の完投。近畿勢最後の1校となった鳥羽が、ベスト16に駒を進めました。
 そして第3試合、1点を先行された5回に健大は相馬のタイムリーでなどで逆転。しかし、創成館は7回に1点を返し、8回に鷲崎のタイムリーで同点に。追いつかれた健大はその裏、無死満塁で宮本がセンター前にしぶとく落ちるヒットを放って再び勝ち越すと、さらに得点を重ねてこの回一挙5点。リードをもらった健大2番手・川井は9回を三者凡退で締め、昨夏に続いての3回戦に。創成館は健大に盗塁を許しませんでしたが、終盤力尽きて、これで初出場校はすべて姿を消しました。

<明日の予定>
▽3回戦
(8:00)東海大甲府-早稲田実
(10:30)鶴岡東-花咲徳栄
(13:00)遊学館-東海大相模
(15:30)作新学院-九州国際大付
 ベスト16が出揃い、明日からはベスト8をかけた3回戦が始まります。ベスト16のうち、関東・東京勢が7校残っていますが、そのうち5校が明日登場します。第1試合に早稲田実が出るため、また早朝からの混雑が予想されます。また、明日は終戦記念日です。正午に試合を中断して、1分間の黙祷を捧げます。

第97回全国高校野球・第8日の結果

花巻東がセンバツ王者・敦賀気比に打ち勝つ(2015.8.13)
2015.8.13 花巻東がセンバツ王者・敦賀気比に打ち勝つ

▽2回戦
早稲田実(西東京) 7-6 広島新庄(広島)
東海大甲府(山梨) 9-1 下関商(山口)
九州国際大付(福岡) 10x-9 大阪偕星(大阪)
花巻東(岩手) 8-3 敦賀気比(福井)

 本格的なお盆休みに突入し、今朝も早朝から混み合った甲子園。朝6時半開門で、7時15分には満員通知が出て、16時半までずっとこの状態が続きました。今日も2回戦4試合です。
 まず第1試合、早実が3回に清宮のタイムリーで先制し、4回にも追加点。新庄はその裏、北谷のタイムリーやダブルスチールなどで一挙5点を取って逆転しますが、早実はすぐに再逆転。しかし粘る新庄は、8回に杉村のタイムリーでまた同点。激しいシーソーゲームの決着は9回、早実が2死満塁から渡辺がタイムリー。このリードを早実4番手の服部が守りきり、3回戦進出。早実は13人、新庄は17人の選手を使う総力戦でした。
 第2試合は、甲府が2回に飯塚の2ランで先制。中盤以降も甲府は得点を重ねて、下関を圧倒。14安打で9得点と、1回戦に続いて2桁安打をマークしました。甲府先発・菊地は7回途中まで投げて無失点。足がつるアクシデントがあり、松葉に継投しましたが、大量点に守られた甲府が、3年ぶりの3回戦進出を決めました。
 続く第3試合、偕星が3回までに4点をリードしますが、九国が犠牲フライと岩崎のホームランで同点にすると、5回には山本のホームランなどで逆に4点差とします。しかし、偕星は6回に追いつくと、7回に姫野のホームランで再び勝ち越し。ところが、九国もその裏に山本の2打席連続ホームランでまた同点に。そして9回、九国は山口のタイムリーでサヨナラ勝ち。両チーム合わせて4本のホームランが飛び出す、息詰まる打撃戦は九国が制しました。
 そして第4試合、花巻が3回に熊谷のタイムリーで先制し、4回に3点を追加。花巻先発・加藤の前に4回までノーヒットだった気比は、5回に篠原のホームランで1点差としますが、6回から登板した高橋の前にあと一本が出ません。逆に花巻は終盤リードを広げ、気比先発・平沼から18安打を放って大勝。センバツ優勝チームとしてこの夏に臨んだ気比は、ここで春夏連覇の夢が潰えました。

<明日の予定>
▽2回戦
(9:30)滝川二-仙台育英
(12:00)津商-鳥羽
(14:30)健大高崎-創成館
 明日の3試合で、ベスト16が出揃います。好調の東北勢からは仙台育英、関東からは健大高崎が登場。第2試合では、初戦で智弁和歌山に快勝した津商が、また近畿勢の鳥羽に挑みます。

第97回全国高校野球・第7日の結果

▽2回戦
東海大相模(神奈川) 6-1 聖光学院(福島)
遊学館(石川) 5-3 九州学院(熊本)
作新学院(栃木) 10-6 上田西(長野)
中京大中京(愛知) 7-3 鹿児島実(鹿児島)

 今日は朝から第4試合まで、終日4万人以上の観衆で盛り上がった甲子園。今日も2回戦4試合が行われました。
 まず第1試合、相模が初回に2死から4安打を集中して4点を先制し、3回にも連続タイムリーで2点を追加。相模先発・吉田は変化球主体の打たせて取るピッチングで、聖光打線を1失点に抑え、9回1死からは小笠原に継投。小笠原は自己最速を更新する151km/hの速球で、2人をピシャリ。昨夏は初戦敗退だった相模が、今年は初戦を勝って3回戦に進みました。
 第2試合、九学が2回に2本のタイムリーで2点を先制しましたが、遊学館が3回に中村と土倉のタイムリーで追いつき、さらに相手守備の乱れで逆転。遊学館は4回にも追加点を挙げ、投げては先発・小孫が5安打完投。九学は9回に1点を返しましたが及ばず、春に続いて初戦敗退となってしまいました。
 第3試合は、49番目の登場となった作新が序盤に2点を先制。上田が4回に野口のタイムリーなどで追いつきますが、作新は5回に添田のタイムリーで突き放し、7回には打者一巡の猛攻で5点を挙げて、9回にも追加点。上田も終盤4点を返して粘りますが、作新2番手の有田が踏ん張って逃げ切り。作新は17安打10得点と打線が活発でした。
 そして第4試合、1-1の同点で迎えた6回に、中京が矢田崎と内藤のタイムリーで3点を勝ち越し。鹿実も7回に1点差としますが、中京はその裏に安藤タイムリーなどで突き放し、8回にも追加点。中京先発・上野は鹿実打線に対し7安打3失点で、初戦に続き完投。伝統校同士の対決を制した中京が、優勝した2009年(第91回)以来のベスト16進出を決めました。

<明日の予定>
▽2回戦
(8:00)広島新庄-早稲田実
(10:30)東海大甲府-下関商
(13:00)大阪偕星-九州国際大付
(15:30)敦賀気比-花巻東
 明日も2回戦の4試合。1回戦を突破した初出場勢の新庄は第1試合に、偕星は第3試合にそれぞれ登場。甲子園常連校を相手に、ベスト16に進むことができるでしょうか。そして、第4試合はセンバツ優勝の気比が、難敵の花巻と対戦する注目カード。明日も早朝から混雑が予想されますが、雨の予報が出ているので、観戦に行かれる方は最新の気象情報をチェックして下さい。

第97回全国高校野球・第6日の結果

▽2回戦
鶴岡東(山形) 9-6 鳥取城北(鳥取)
関東一(東東京) 12-10 高岡商(富山)
興南(沖縄) 6x-5 石見智翠館(島根)
花咲徳栄(埼玉) 15-3 三沢商(青森)

 熱戦が続く、第97回全国高校野球。今日は2回戦4試合が行われました。
 まず第1試合、点の取り合いで5-3と鶴岡リードで迎えた7回、鶴岡は福谷など3本のタイムリーと犠牲フライで4点を追加。城北はその裏1点を返し、8回に榎のタイムリーなどで3点差としますが、反撃もここまで。鶴岡先発・福谷は8四死球と苦しみながらも、自らの打撃が援護となって完投。鶴岡が夏初勝利を手にしました。
 第2試合は、関東一が3回に伊藤の3ラン、オコエの走者一掃のタイムリー3塁打などで8-0とリードしますが、高岡が4回に1点差として、6回に同点。突き放されても、再び追いつく粘りを見せましたが、8回に関東一は鈴木のタイムリーや相手の守備の乱れで2点を勝ち越し。両チームとも2桁安打、2桁得点の壮絶な打撃戦は、関東一が制しました。
 続く第3試合、興南が同点とされた5回に勝ち越し、さらに6回に2点を追加して突き放しますが、石見が8回に2死ランナーなしから、阿部のタイムリーと興南先発・比屋根の暴投で追いつき、代打・橋のタイムリーで逆転。しかし9回、興南は石川のタイムリーで同点とし、さらに2死1・2塁で代打・城間のタイムリーでサヨナラ勝ち。石見はこの試合、のべ10人の継投で、田中は5度マウンドに上がりました。
 そして第4試合、花咲が1回に楠本のタイムリーなどで4点を先制。花咲はその後も追加点を挙げて、試合の主導権を握って、18安打15得点。三沢は6回に冨田日のホームランで2点を返し、8回にも金渕のホームランが出ましたが、大量失点の前に及ばず。花咲は夏14年ぶりの初戦突破となりました。

▼個人1イニング最多三塁打(2)
1966年(第48回)桐生・須長秀行
2015年(第97回)関東一・オコエ瑠偉

<明日の予定>
▽2回戦
(8:00)東海大相模-聖光学院
(10:30)遊学館-九州学院
(13:00)作新学院-上田西
(15:30)中京大中京-鹿児島実
 明日は第1試合で、小笠原、吉田という左右の剛腕エースを擁し、優勝候補本命と目される相模が登場。第2試合の九学は、1年生で4番・村上がいます。そして第3試合の作新で、甲子園はすべてのチームが試合を行うことになります。
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