アサシンゲーム


■ストーリー『スナイパーを雇い非合法的に犯罪者を一掃したインターポールは、証拠隠滅を図るため、その全てを知る男フリント抹殺を計画する。そして、フリントが個人的に恨みを持つ犯罪者ポロを出所させ、行方不明の彼をおびき出す作戦に打って出るが、謎の人物から依頼を受けた別のスナイパー:ブラジルがポロ暗殺に乗り出す。フリントとブラジル、二人のスナイパーは同じ標的をめぐり激しく対立するが・・・。ジャン=クロード・ヴァン・ダム待望の最新作!肉体派の新鋭スコット・アドキンスを相手役に迎え、ガンアクション、格闘アクション満載で放つ壮絶バイオレンスムービー!』



昨日、『プレデター』の記事を書いたら「プレデター ジャンクロードバンダム」というワードで検索してくる人が意外と多くてびっくりしました。「プレデター役を演じていたのは若手俳優時代のヴァン・ダムである」という都市伝説をいまだに信じている人が結構いるんですねえ(実際は別の人)。最近目立った活躍を聞きませんが、『エクスペンダブルズ2』で久々にヴァン・ダムさんのアクションが見られそうなので楽しみです。というわけで、本日は『アサシンゲーム』のレビューを。

う〜ん、何と言うか・・・内容自体は悪くないんですが、あまり個性が感じられない映画でしたね。銃撃戦もアクションもサスペンス要素も全て「それなり」にまとまっていて、最後まで飽きさせることはありません。ただ、全部が「それなり」のレベルしかないのでインパクトに欠けるというか。映画の売りは「ジャン=クロード・ヴァン・ダムとスコット・アドキンスの共演」なんですけど、肝心の二人のアクションが意外とあっさりしてるんですよ。もうちょっと派手に暴れて欲しかったなと。


で、ヴァン・ダムさんに関しては、ずいぶん久しぶりに見たなあというか、しばらく見ないうちに老けたなあというか、これまた微妙な感じ。もちろんアクションは相変わらず見事です。ただ、お互いスナイパー同士ということもあって直接対決するシーンが少ないのが残念。アクション自体もアドキンスより少ないような・・・というか、むしろ劇中の扱いとしてはスコット・アドキンスの方が主役なんですよね。「ヴァン・ダム待望の最新作!」とか銘打たれているのに(泣)。


そんなわけで、ジャン=クロード・ヴァン・ダムのファンにとってはあまり納得できる内容ではないかもしれませんが、テレビ東京あたりで昼間に放映されているB級サスペンスを観るような気持ちで観れば、そこそこ楽しめるんじゃないかと思います。



以下、ネタバレ



あと、レーザーポインターがマークした個所を、銃と連動させたセンサーが感知し、標的を自動的に狙撃する秘密兵器(?)について気になった点をひとつ。これ、技術的には特に難しくもないし充分実現可能なんですけど、劇中では部屋の中の標的を外から撃ってるんですよね。そんな離れた場所からセンサーでターゲティングできるのか?部屋の中もほとんど見えないのに(自分に弾が当たりそうで怖いよw)。