スター・ウォーズ

先日3月5日に上映が終了した映画『スター・ウォーズ』シリーズの完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、4月29日に早くもブルーレイ&DVDとして発売されることが明らかになりました(4月8日には先行デジタル配信もスタート)。

最終的に『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、日本での興行収入が80億円近くの大ヒットを記録し、世界興収も1,100億円を超えるなど、シリーズの完結編に相応しい成功を収めたと言えるんじゃないでしょうか。

まあ個人的には色々と言いたいこともありますけどね。「え?ハックス将軍の出番ってそれで終わり?」とか「チューイを普通に救出するなら”死んでしまった”のくだりは別にいらなかったのでは?」とか「結局フィンは何を言おうとしてたんだよ!?」とか(笑)。

ちなみに”レイの出生”に関する唐突な方向転換について、『エピソード9』のシナリオを書いた脚本家のクリス・テリオは次のように語ったそうです。

出生の秘密が『エピソード8』で全て明らかになったとは、僕たちは思えなかったんだよ。『エピソード7』でレイが見たビジョンはかなり悩ましいからね。両親が惑星を去っていくあのビジョンは。それに『エピソード8』の出来事は『エピソード7』の出来事の直後に起きたものだ。つまり48時間の中で、レイのフォースは親から受け継いだのか?と思ったら、翌日には「君の両親は何者でもないガラクタ漁りだ。何も関係なかった」って言われてることになる。それだと話の辻褄が合わないと僕たちは考えたんだ。レイが何年も両親に焦がれ続けてたってことを考えるとね。もっと何かがあるはずじゃないかと思ったんだよ。

こうして「実はパルパティーンの孫だった」という設定が新たに付け加えられた…とクリス・テリオはインタビューで説明したらしいのですが、それって多くのファンが指摘している通り「ライアン・ジョンソンが台無しにしたストーリーをJ.J.エイブラムスが必死で修復した」という状況が事実だったと、ほぼ認めちゃってるんじゃないの?う〜ん……

ただ、『エピソード8』の設定や伏線を豪快にぶっちぎってくれたおかげで、『エピソード7』から直接『エピソード9』を観ても特に困らないというか、敢えてJ.J.エイブラムスがそういう構成にしたのかよく分かりませんけれども(笑)、ビックリするぐらい色んな要素が詰め込まれているので、話のボリュームだけは充実していると思います(^.^)

そんな『スカイウォーカーの夜明け』のBDには本編に加えて、2時間45分を超えるボーナスコンテンツを収録。なかでも2時間を超える特典映像「スカイウォーカーの遺産」には、監督のJ・J・エイブラムスが、撮影初日の現場で「僕にとってここはあまりにも特別だ!」と喜びの声をあげる姿や、完結編に向けた思いを語るキャストたちの姿などの舞台裏が収められているそうです。

さらに「クリーチャーが生まれるまで」などメイキング映像も多数収録。若き日のマーク・ハミルや故キャリー・フィッシャーらのインタビューなど、シリーズを支えたレジェンドたちの秘蔵映像も収められています(初回限定版のみ、レイとカイロ・レンが対峙するポスターアートを使用したアウターケース付きでパッケージもブラック仕様)。

また、スカイウォーカー・サーガ全9作品の 4K UHD 本編と特典ブルーレイ、マーク・ハミルからのレターとオリジナルビジュアルブックがセットになった「スター・ウォーズ スカイウォーカー・サーガ 4K UHD コンプリートBOX(数量限定)」も同時発売。

特典には『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』から「メイキング・オブ・エピソード1」、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から「失われていたインタビュー」などディスク初収録の映像もあり、ファン必携のアイテムになりそうですね。