ジェームズ・ボンド

どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。

さて、『007』シリーズの最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が新型コロナの影響でまたまた延期になってしまいました。

当初は2020年2月14日に全世界公開が予定されていたものの、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて20年4月に延期。その後、20年11月に再度延期されましたが、さらに2021年4月へ再々延期。

しかし「やれやれ、ようやく4月に観られるか」と思っていたら、なんと4度目の延期が決定!新たな公開日は2021年10月8日になってしまったのです、トホホ。

しかも悲劇はこれだけにとどまらず、あまりにも延期を繰り返したせいで”ある問題”が発生し、とうとう撮影をやり直すはめになったらしい。いったいどんな問題が…?

『007』シリーズと言えば、ジェームズ・ボンドがカッコいい最新アイテムを駆使して華麗に活躍するシーンが見どころの一つですが、そういうアイテムはメーカーから提供される場合が多いんですよね。

例えば、世界的に有名な携帯電話会社のノキアは『ノー・タイム・トゥ・ダイ』とコラボレーションし、2019年9月に発売した「Nokia 7.2」や、2020年3月に公式発表したばかりの最新型5Gスマートフォン「Nokia 8.3 5G」を劇中内に登場させていました(発売は2020年10月)。

ノー・タイム・トゥ・ダイ

もし、当初の予定通り2020年2月に本作が公開されていれば、ジェームズ・ボンドがこれら最新のスマホをカッコよく使いこなすシーンがノキアにとって絶好のアピールポイントになっていたでしょう。

しかし、公開が2021年10月に伸びてしまうと、その時点で次の新型スマホがすでに発売されているため、ボンドが「ちょっと古いスマホ」を使っていることになるわけです。これはノキアにとってプラスにはならず、ボンドにとってもあまりいいイメージではありません。

同じ理由で、アディダスの服やボランジェのシャンパン、オメガの高級腕時計なども変更を余儀なくされ、その結果「これらが映っているシーンを全部撮り直そう」という結論に至ってしまったのですよ。まさかそんな理由で再撮影になるとは…。

というわけで、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は公開延期を繰り返した挙句、「劇中に出ているアイテムが古くなって撮り直し」という、前代未聞の事態に陥っていることが判明しました。

いや〜、ただでさえ映画会社はコロナの影響で苦しんでいるのに、さらに再撮影の費用までかかるって悲惨すぎるでしょ…(T_T)