さて2020年の12月にワーナー・ブラザースから「『ワンダーウーマン』シリーズの第3弾の製作が正式に決定した」とアナウンスされていたのですが、なんと突然「製作中止」が発表されたそうです。えええ!?
2020年の時点では、第3作でもガル・ガドットが主演、パティ・ジェンキンスが監督・脚本を続投することが決まっており、「バーバラ/チーター(クリステン・ウィグ)が再登場するのでは…」などと言われていました。
またガル・ガドットもストーリーや舞台となる時代について「60年代とか50年代に戻ることはないと思います。2作目で1984年を舞台にしていましたが、3作目ではもっと先(現代?)へ進むでしょう」とコメント。
さらにワーナー・ブラザースの会長であるトビー・エメリッヒ氏も「ガルとパティというリアルのワンダーウーマンと一緒に、ワンダーウーマンの物語を継続できることにとても興奮しています」と当時のインタビューで語っていました。
そして2022年10月にはパティ・ジェンキンス監督が3作目のシナリオを書き終えたことを報告し、「2023年からいよいよ撮影が開始される」と言われていたのです。
ところが先日、米エンタメ情報誌のThe Hollywood Reporterが「『ワンダーウーマン3』の企画は現在の姿のまま死んだ」と伝え、米Deadlineも「中止になったとの確認が取れた」と報じたのですよ。なんてこった…
どうやらパティ・ジェンキンス監督が書いた脚本を米ワーナー映画部門共同CEOのマイケル・デ・ルカとパメラ・アブディに提出したところ、それを読んだマイケルたちが「『ワンダーウーマン3』は新DCユニバースに適合しない」と判断したらしい。
今年の8月には、製作費9,000万ドル(約122億円)を投じて作られた『バットマン』のスピンオフ作品『バットガール』がお蔵入りになったと報じられファンをザワつかせましたが、まさか『ワンダーウーマン』まで中止されるとは…。
現在、劇場ではDCエクステンデッド・ユニバースの最新作『ブラックアダム』が公開中ですけど、2023年以降に公開が予定されている『ザ・フラッシュ』や『アクアマン2』もどうなるか分かりませんねぇ(撮影が完了していてもお蔵入りになるぐらいだから油断できない!)。