2007年01月16日

マスターズ・オブ・ホラー 三池崇史4



13人のホラー映画の巨匠が“最恐の称号”を賭けて競作した「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズ第1弾。小桃という女を探し浮島の遊郭を訪れたアメリカ人記者が恐怖の夜を体験する、三池崇史監督『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』を収録。



 年をまたいで開催していた「真冬のホラー映画大会」も、とりあえずこの作品で終了という事で。

 まったく怖くない、ホラー映画ばかりという御批判もございましょうが、それもまた一興という事でお許しを(笑)
 まあ、誰も気にしちゃいないでしょうが…。

 ともかく「三池崇史」監督の【着信あり】で始まり、「三池崇史」監督のこの作品で終わるという、考えられた企画という事で…。←ドコガ?
 また、レビューが溜まったら開催するかもしれません。
 誰も期待していない企画を(爆)



 60分のTV枠の中で、カルト的人気を誇る13人の監督が製作した作品達。

 13人 の監督という所は、あちららしい人数ですな。

 時間制限があるから微妙な所も感じられますが、そこら辺の大作映画よりよっぽど面白い作品達(笑)


■【インプリント 〜ぼっけえ、きょうてえ〜】
 原題:IMPRINT
 監督:三池崇史
 代表作:【オーディション】【殺し屋1】【IZO】【着信アリ】など。


《耕作のコメント》

 日本の明治時代のとある地方。愛する小桃を探し求めて日本を放浪するアメリカ人記者クリストファー。ある時彼は、川の中の小さな浮島に建つ遊郭を訪ねる。彼はそこで、小桃を知る醜い素顔の女郎と出会う。やがてクリストファーは、女郎の語るあまりにもおぞましい小桃の最期と、女郎自身の身の毛もよだつ悲惨な生い立ちを聞かされることになるのだった…。


 この監督だけは本当に良く分からん(笑)

 衝撃的な作品を撮ったかと思えば、【妖怪大戦争】のような作品も撮るし…。
 その粗製濫造とも取られかねない製作ペースも異常(爆)
 まあ、そんな強烈な個性も含めて、好きというか、興味ある監督の一人ではありますが…。



 さて、この作品。

 もの凄く凄惨で残酷で衝撃的で オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!! な作品(笑)

 何しろ、唯一日本からの監督として【マスターズ・オブ・ホラー】に参加、この作品を撮ったはいいが、その内容から肝心の放送が出来なかったらしい(笑)
 それぐらい過激な内容。
 日本ではディレクターズ・カット版で劇場公開された。

 明治時代?の日本を舞台に、貧困、近親相姦、堕胎、奇形、拷問、売春等々を、その時代の日本が持つ陰鬱な土着性暴力性で表現している。
 観ていてイヤになるぐらい憂鬱になる作品。
 


 いやぁ、本当に衝撃的…。

 この映像はトラウマになりそう…。
 堕胎された子供を川に流すシーン。
 身体が資本の女郎の為に、目立たない様に“爪の間”や“歯ぐき”に行われる拷問。
 地獄を想わせる、格子窓から伸ばす女郎達の蠢(うごめく)く手

 その残酷な映像は、気分が悪くなるほどグロイ。

 ただ、そのグロイ映像も見慣れてくると、美しくも感じてくるから、不思議というか、その事自体も怖い(笑)
 多分それは、衣装担当の「北村道子」の所為もあるのだろう。
 彼女のデザインした、赤、というより“朱”をベースにした衣装は、作品の世界観を的確に表現していて、とても印象的になっている。
 「佐々木尚」の美術とあいまって、見事に日本の情緒的世界を作り上げていると思う。

 今村昌平の息子である「天願大介」の脚本も日本特有の情念を感じさせる。

 「工藤夕貴」を始めとしたキャストの演技も、特殊メイクも手伝ってお見事。
 原作者の「岩井志麻子」も残酷な女郎役で出演しているが、これが彼女の本質じゃないのか、と思うほど嬉々と演じているのには驚き q|゚Д゚|pワオォ …



 いやぁ、何度も言うようだけど、この世界観は凄い。
 向こうの作品という事で、全編英語で展開していくんだけど、これを日本語でやっていたら、微妙なニュアンスまで伝わってきて、もう直視できないかもしれない。
 それほど凄い、ある意味、異様な世界観を持った作品だ、と思う…。

 しかし、これほどの高い完成度の作品を撮れるのに、なんで【ゼブラーマン】や【妖怪大戦争】みたいな完成度の作品も撮るんだろう…。
 この辺が本当に理解できない(笑)

 ともかく、一見の価値のある作品である事は間違いない。



 他の作品はこちらから
  【ジョン・ランディスVSジョー・ダンテ
  【ミック・ギャリスVSウィリアム・マローン
  【ラリー・コーエンVSドン・コスカレリ
  【ダリオ・アルジェントVSラッキー・マッキー
  【ジョン・カーペンターVSスチュアート・ゴードン
  【トビー・フーパーVSジョン・マクノートン


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この記事へのコメント

1. Posted by 猫姫少佐現品限り   2007年01月18日 00:21
5 こんばんは!いつもありがとうございます!
この監督ねぇ、、、ほんと、そうですね。
でも、ゼブラーマンは、好き、、、
この映画は、美しかったです。
2. Posted by 耕作   2007年01月19日 05:33
◆猫姫様

こちらこそ、です。

>でも、ゼブラーマンは、好き、、、

作っている方が楽しそうでした。

>この映画は、美しかったです。

ある意味、芸術的でした…。
3. Posted by mina   2007年01月21日 21:18
5 この作品、夢と現実の世界がないまぜになって、不思議な空間を創り出していて、それだけで凄いと思いました。
原作は読んだけれど、原作よりもこの映像のインパクトは本当に凄い。
それにしても、あの拷問ババアが原作者だもの、まいった。心から甚振るのを楽しんでいるとしか思えなかった。
4. Posted by 耕作   2007年01月22日 11:51
◆minaさん
この世界観は凄いですよね。
しばらく、頭から映像が離れませんでした。

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