2007年03月13日

バッテリー3

製作年度 2006年
製作国 日本
上映時間 118分
監督 滝田洋二郎
原作 あさのあつこ
脚本 森下直
音楽 吉俣良
出演 林遣都 、山田健太 、鎗田晟裕 、蓮佛美沙子 、萩原聖人 、上原美佐 、
濱田マリ 、米谷真一 、山田辰夫 、塩見三省 、岸部一徳 、天海祐希 、岸谷五朗 、菅原文太

バッテリー

解説: 累計380万部を超える驚異的な売上げを記録している、あさのあつこの同名原作を、『陰陽師』シリーズの滝田洋二郎監督が実写ドラマ化。野球に青春を捧げる少年たちを主人公に、その家族、兄弟、クラスメイトとのきずなをみずみずしいタッチで映し出す。天海祐希、岸谷五朗、菅原文太ら実力派俳優陣と、オーディションで選ばれた若手とのコラボレーションが実現した。舞台となった風光明媚(ふうこうめいび)な岡山の大自然も見逃せない。


 野球にすべてを賭け、自分のピッチャーとしての才能に絶対の自信を持っている原田巧(林遣都)は、中学入学を控えた春休みに岡山県境の地方都市に引越す。引越し早々、巧はキャッチャーの永倉豪(山田健太)と出会い、バッテリーを組むことを熱望されるが、二人が入部した新田東中学の野球部は、監督に徹底的に管理されていた。

【耕作のコメント】

 原作は累計380万部(一説には800万部?)の大ベストセラー。
 最も一冊じゃないけど…。
 コミックにもなっているらしいけれど、やはり未読の作品です。


 感想の前に、ちょっと余談を…。
 この作品を観に行って少し驚いたことがあります。
 この日は【ハッピー フィート】や【ナイト ミュージアム】が先行上映され、いわんやモンスター作品の【映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜】の公開初日だったので、中高生やファミリー向けで客層が重なる、この作品はガラガラだろうな、と思っていたのですが…。

 劇場に入ってみると、驚く事に中高生や小学生までの少年少女達で、700人は入る劇場の席がほぼ埋め尽くされていました。
 いや、この光景には驚いた、ビックリした(笑)
 聞くとはなしに聞いた感じでは、彼らはどうやら地元の野球チームの子供達らしい。
 なんか嬉しくなりました(笑)

 年代的にはサッカーよりも野球の方が好きなオイラとしては、最近の野球人気の下降には残念な気持ちを多少ならずとも持っていたので、なんか癒された感じがしました(笑)
 上映中はスポーツ少年・少女だけにマナーを守りつつも、真剣に映画を見ているために「あの球速え〜」とか「カッカすんなよ〜」とか、思わずこぼれる彼らの言葉にまたもや癒される感じが…。
 なんか、いいなあ〜 とか思っちゃいました (*^o^*)

 さていい加減に感想に行きましょうかね。

バッテリー2

 この作品も間違いなく、中高生向けのファミリー向け&野球少年・少女向けの作品です。
 だから、野球を題材にした作品という事だけで、過度な期待はせずに鑑賞いたしました。



   う〜ん、とっても爽やかな作品でした♪


 「滝田洋二郎」監督にしては、感情表現を映像の積み重ねではなく、退屈な長台詞で済ましちゃおうという部分や、野球映画にしては投球シーンばかりで、試合シーンがないのは寂しい、とか、下手をすると致命的とも思える部分がありましたが…。
 物語もエピソードが多くて、しかも構成が悪いので、詰め込み感が否めませんけど。

 それを救ったのがキャスティング。
 特に主人公の女房役 “永倉豪” を演じた「山田健太」の、体型を含め大らかさと愛嬌を感じさせる演技、その笑顔には多くの人が癒されるのではないでしょうか。
 下手をするとデブキャラに流れそうな感じですが、その爽やかオーラは癒し力を持ち将来を期待させる子役ではないでしょうか。

 主人公:原田巧を演じた「林遣都」は将来的にはイケ面俳優ですか?(笑)
 主人公の孤独感や焦燥感、自信家の天才肌を感じさせる、クールな雰囲気を持った子役ですね。
 この役にはピッタリのキャスティングだと思います。
 投球フォームもつま先まで神経を使っていて綺麗だったし(笑)

 この二人をキャスティングできた事が、この作品の良さの全てといってもいいぐらいですね。
 野球の経験者という事で、野球シーンも違和感なくこなしているし。
 特に「山田健太」のキャッチングは、現役野球部員だけあって上手く見える。
 ストレートのスピード感ある映像も秀逸。
 もっとも、印象に残る映像は、この投球シーンだけだけど(笑)
 本当に何故きちんと試合シーンを撮らなかったんだろう?
 でも、この二人を観ているだけで、ちょっとだけど自分の子供の頃を思い出しました。

バッテリー4

 脇もベテランの演技陣が支えています。
 「菅原文太」はやっぱり渋いし、「岸谷五朗」も珍しく真っ当なお父さん役だし、「萩原聖人」の野球部監督も意外に髭が似合ってました。
 主人公の弟:原田青波、“はらだせいは”と読むらしいのですが、今っぽい名前というかオジさんには意味不明(笑)
 その青波君を演じた「鎗田晟裕」君も、つぶらな瞳が印象に残る癒し系子役です。
 無理っぽい広島弁がキュート(笑)

 主人公と対決する、横手中の3,4番コンビは中学生には見えないガタイの良さ。
 どう見ても高校生か大学生にしか見えないだろうと思っていたけど、考えてみればヤンキースの松井秀喜も、中学生時代は大人顔負けの身体だったと思い出し納得(笑)
 でも、この二人はまるっきり漫画のようなキャラだったなあ。

 と、まあ、このキャスト有りき、な作品です。
 特に子役達。
 よくぞ見つけた、という感じですか。


 前記したように、全体的な演出には面白味がなく、広島という場所を意識した風景描写もないのは痛いですけど。
 そして、前半の野球に取組む少年達のエピソードに、無理矢理に家族の感動のエピソードをくっつけたような感じも免れないし…。

 なんか、全体的に描かれるエピソードが中途半端な薄味な演出になってしまった、という印象です。
 特に主人公にほのかな恋心を抱く、「蓮佛美沙子」演じる矢島繭のエピソードは、あれはあれで進展しているのでしょうか?
 この作品に、本当に必要なエピソードだったのかなぁ…。

 そして、その家族の再生を描く為のクライマックス。
 これでもか、まだ来るか、というくどくてベタな感動の押し売りには、思わず引いちゃいましたけど…。
 とか、何だかんだ言いながら、結局はポロポロを流しちゃったんですけどね(笑)
 まあ、これはこれで良いのかな…。


 ともかく、本当にキャストの清涼剤ような雰囲気を楽しむ作品でしょうか。
 たまにはこういう作品も観ないと、自分の心が汚れていく気がするから良かったかも(笑)

 でも、DVDでも良かったかな、とも思う…。


 オフィシャルサイトはこちら


 次回は、先週観るタイミングが合わなかった【ゴーストライダー】です。


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この記事へのコメント

1. Posted by アイマック   2007年03月15日 12:50
こんにちは!
TBありがとうございました!

私がいった劇場もほぼ満員でしたね。
私も野球は昔から好きなので、こういう野球映画はいいですね〜
こどもたちの間では、この原作は大人気らしいです。
子役が野球も上手だし、役にはまってましたね。
さわやかでした〜
2. Posted by 耕作   2007年03月19日 07:54
◆アイマックさん
本当に爽やかな作品でした。
たまにはこんな作品もいいものですね。
心が洗われます(笑)

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