2009年03月21日
ダウト!フェイク三国志エヴォリューション
☆2月25日
『フェイク シティ ある男のルール』
ベー師匠が出たはります。
『ラストキング・オブ・スコットランド』以来、この人の笑顔は逆に怖すぎます。
ぜったいなんかウラがあります・・・。
満足度:★★★☆(3.5点)
☆2月28日
『三国志』
おそらくレッドクリフの尻馬に乗ったと思しき作品です。
趙雲が主人公です。アンディ・ラウって確かに趙雲っぽいかも。
とくに晩年の感じはなんとなくイメージにピッタリ。
でも、映画の中身はめちゃくちゃでしたけど。
しかし、ひさびさにサモハン観たわぁ・・・。
そして、寝たわぁ・・・。疲れてたうえに、オープニングから駄作感満載だったので、開始10分から爆睡です。
満足度:★★(2点)
☆3月14日
『ダウト 〜あるカトリック学校で〜』
地味〜にいつの間にやら、ソラリアシネマでだけこっそりやってました・・・。
おっと、あぶない!思わず見逃すとこでしたね。
オスカーWノミネーションのメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技合戦が見応えありです。
に、してもこの校長・・・あきれてものが言えん・・・。
まぁでも、こういう性格異常っぽいクソババァ、たまに居ますよね。おいらの職場にも居るんよね・・・。まぁ直接関わらんでも済むんでいいけどね。
それはそうと、この映画、またまたおいら好みな感じでよく出来てます。
あちこちダウトがちりばめられまくってて、鑑賞後、多少のモヤモヤ感がのこりますが、そこがまたああだこうだ想像できたりして、あと引く美味しさです。
満足度:★★★★☆(4.5点)
☆3月15日
『DRAGONBALL EVOLUTION』
「おっす!オラ悟空!」
とはさすがに言いませんでしたね。
それはさておき、一応架空の世界みたいなんですけど、思いっきりアメリカナイズされた感じの舞台設定です。
で、悟空のキャラ自体が、色気づきまくったティーン感満載のアメリカのガキって感じです。
こんな悟空はイヤだ・・・。
せめて、世間知らずな純朴なカッペ少年の設定にしてほしかった。
チチとディープなチューをする悟空なんて見たくありません!
端からこんなもんだろ・・・という仕上がりではありましたが、それなりに映画として評価しようかと思いましたが、やっぱ『ドラゴンボール』のイメージはアタマから消えません・・・。せめてキャラのイメージくらいは大事にしてよね・・・。
満足度:★★(2点)
・・・最近、観たい映画があんまりないので、今月はまだ2本しか観てません。
とか言いながら、ただ、『バイオハザード5』に夢中なだけですけどね。でももうだいぶ飽きてきたので、ぼちぼち映画三昧に戻ることにします。
2009年02月22日
2008年下半期ベスト10
7月
『歩いても歩いても』 ★★★★★(5点)
『クライマーズ・ハイ』 ★★★★(4点)
『アウェイ・フロム・ハー/君を想う』 ★★★☆(3.5点)
『スピード・レーサー』 ★★★(3点)
『マンデラの名もなき看守』 ★★★★(4点)
『ドラゴン・キングダム』 ★★★★(4点)
『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』 ★★★☆(3.5点)
『たみおのしあわせ』 ★★★☆(3.5点)
8月
『インクレディブル・ハルク』 ★★★☆(3.5点)
『リボルバー』 ★★★(3点)
『百万円と苦虫女』 ★★★★☆(4.5点)
『ダークナイト』 ★★★★★(5点)
『ハンコック』 ★★★★(4点)
『デトロイト・メタル・シティ』 ★★★☆(3.5点)
『純喫茶磯辺』 ★★★★(4点)
『帰らない日々』 ★★★★(3.5点)
9月
『イントゥ・ザ・ワイルド』 ★★★★★(5点)
『おくりびと』 ★★★★☆(4.5点)
『パコと魔法の絵本』 ★★★★☆(4.5点)
『20世紀少年』 ★★★☆(3.5点)
『ウォンテッド』 ★★★☆(3.5点)
『イキガミ』 ★★★★(4点)
『アキレスと亀』 ★★★(3点)
『落下の王国』 ★★★★(4点)
10月
『アイアンマン』 ★★★★(4点)
『トウキョウソナタ』 ★★☆(2.5点)
『ゲット・スマート』 ★★★☆(3.5点)
『容疑者Xの献身』 ★★★★(4点)
『イーグル・アイ』 ★★☆(2.5点)
『12人の怒れる男』 ★★★★(4点)
『宮廷画家ゴヤは見た』 ★★★★★(5点)
『僕らのミライへ逆回転』 ★★★(3点)
『チェブラーシカ』 ★★★★(4点)
11月
『ブタがいた教室』 ★★★★(4点)
『ブーリン家の姉妹』 ★★★☆(3.5点)
『まぼろしの邪馬台国』 ★★★☆(3.5点)
『私は貝になりたい』 ★★★☆(3.5点)
『ヤング@ハート』 ★★★★★(5点)
『青い鳥』 ★★★★☆(4.5点)
『ブラインドネス』 ★★★★(4点)
12月
『レッド・クリフ Part 1』 ★★★(3点)
『ウォーリー』 ★★★★☆(4.5点)
『地球が静止する日』 ★★☆(2.5点)
『バンクジョブ』 ★★★★☆(4.5点)
『天国はまだ遠く』 ★★★★★(5点)
『ワールド・オブ・ライズ』 ★★★★(4点)
『ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』 満足度なし
計47本
第1位
『ダークナイト』
第2位
『ヤング@ハート』
第3位
『イントゥ・ザ・ワイルド』
第4位
『天国はまだ遠く』
第5位
『歩いても歩いても』
第6位
『宮廷画家ゴヤは見た』
第7位
『パコと魔法の絵本』
第8位
『おくりびと』
第9位
『百万円と苦虫女』
第10位
『ウォーリー』
というわけで、次は総合ベスト10を決めたいと思います。
2009年02月21日
ベンジャミン・サックリングの手紙
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
今年のオスカーの最多ノミネート作品です。
まぁ、そういうことはさておいて、デビッド・フィンチャーとブラピのコンビというだけで、無駄に期待しまくりたい感じです。
で、無駄に期待しまくった場合、あとで必ずガッカリするわけですけど、これはガッカリいたしませんでした。
ある意味逆、まぁなんだかんだ言っても、ハリウッドの話題作だしね。ブラピ主演だしね。スターものだしね。って逆の肩透かしを味わう気持ちも半分くらいあったんですが、いやいやどうして。
80代の身体で生まれ、歳をとるごとに若返っていく男、という奇想天外なストーリーながらも、普遍的なテーマがちりばめられてますし、何より良く出来た物語。原作は有名な小説家の短編小説だそうで、ちょい気になったので本屋で探してみましたが、50ページくらいの短編です。で、それを3時間くらいの映画に脚色したわけですから、物語としてもかなりしっかり作りこめたんでしょうな。
徐々に若返っていくブラピと徐々に歳を重ねていくケイト・ブランシェットの特殊効果もかなり楽しい。それに何より、このふたりのキャスティングが絶妙でした。
二十歳代のブラピ、「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃のようです。
満足度:★★★★★(5点)・・・でも、スラムドッグが勝つんでしょうけどね。
☆2月15日
1本目
『チェ 39歳別れの手紙』
前作から10年後のお話です。デルトロさんの実年齢にだいぶ近付いたせいか、見てて違和感ありませんでした。
まぁ、正直、前作は二十歳代にしては皺くちゃでしたからね・・・。
それは置いといて、やっぱりドキュメンタリーみたいです。
興味がある方なら、楽しめるのかも知れませんが・・・、やっぱ、ちょびっと寝た・・・。
満足度:★★★(3点)
2本目
『少年メリケンサック』
やっぱパンクはサイコーです!
とはいっても、この映画の主人公である「少年メリケンサック」はちょいハードコアすぎますが・・・。曲的には後期のラモーンズっぽいかも。
例の「ニューヨークマラソン」って聞こえる曲の歌詞、全部聞いてみたい。
何も考えずに笑いたいときにピッタリの一本です。
「篤姫」あたりから、過剰に力の入りすぎた感のある宮崎あおいの演技ですが、こういうアホ映画にはちょうどいいですね。それがまた、いい感じに効いてました。
満足度:★★★★(4点)
☆2月21日
『チェンジリング』
クリント・イーストウッド大先生の新作です。
もう、それだけで観る価値有り!っす。やっぱ、脚本はポール・ハギス先生?みたいな感じで確認いたしましたが、今回は違うらしい・・・。ちぇっ!って感じで、なぜかテンション20ポイントくらいダウン。しかも、実話を元にした作品らしい・・・。実話ものか・・・さらにテンション30ポイントダウン・・・。
でも、ちょうどいい塩梅に期待感が薄まっていただけに、めっちゃ満足いたしました。
まぁ、でもクリント先生の最近の作品としては、やや善と悪とかが明確な図式化がされすぎてる感じでした。まぁ、そういう物語ですからね・・・でも、ロサンゼルス警察・・・いくらなんでも・・・とちょっとツッコミを入れたくはなりましたが・・・。
珍しく気の毒な女性の役を演じたアンジェリーナ・ジョリー、意外なほどにハマっていて、ちょっとビックリいたしました。
満足度:★★★★☆(4.5点)
2009年02月15日
ハラショー。
と原城って響きが似てますよね。
まちゃくん曰く、オヤジギャグは老化した脳が活性化すべく働いている証拠だそうです。
最近、いろいろとありまして、小旅行になかなかいけません。鹿児島に行こうと計画していましたが、当分中止です。ということで、昨日とりあえず島原へ。
いつものちょっとした遠乗りですので、またまたまちゃくんにお付き合いいただきました。
目的地は以前から気になっていたところ。
島原の乱の舞台となった場所。
最後、2万7千とも3万7千ともいわれている一揆勢が皆殺しにされた本丸は思った以上に狭い。
海の縁に位置する小高い丘になっていますので、確かに天然の要害という地形でしたが、逆に言うと、逃げ道がまったくありません。
無惨です・・・。
桃太郎っぽいけど、四郎です。
そのあと、ちょっぴり気になっていた「がまだすドーム」へ。
20年ほど前の雲仙普賢岳の噴火からの復興と、火山をテーマにした博物館です。
入場料千円です。高っ!
今まで行ったことのある、こういう単体テーマものの博物館では一番高額かもしれません。
でも、展示はかなり気合が入ってます。
まぁ、そんくらいは仕方ないかも、という納得の内容ではありますね。
天気は良かったんですけどね・・・、残念ながら霞んでますが、真ん中のが平成新山です。
で、あとは、島原名物「具雑煮」というやつを食って帰ってまいりました。
次こそは泊りがけ。春過ぎに福井です。多分・・・。
2009年02月08日
初更新!
・・・って、もう2月ですよ・・・。
ということで、とりあえず、今年観た映画の一言コメントとお星さまのみ。
☆1月3日
『K‐20 怪人二十面相・伝』
ハリウッドっぽい娯楽作品です。なかなかのエンターテインメント。どんでん返しがありますが、アンタだと思ったよ・・・って感じが無きにしも非ずです。
満足度:★★★★(4点)
☆1月10日
『チェ 28歳の革命』
まさにキューバ革命の只中にいるゲバラを追体験するような作品です。ただ、ゲバラって?みたいな人は観てはいけない映画かもしれません。おいらも名前を少々知ってるくらいで、『モーター・サイクル・ダイアリー』を観た程度。
正直、眠たくなりました・・・。
満足度:★★★(3点)
☆1月11日
『この自由な世界で』
満足度:★★★☆(3.5点)
『禅 ZEN』
道元の生涯を描いた作品です。2時間ほどの長編なんですけど、なんとなく博物館とか記念館とかで観れる紹介ミニ映画っぽい雰囲気です。高橋伴明監督作品なのに・・・。出演者もそこそこ豪華なのに・・・。2時間で子供時代から入滅まで無理やり詰め込んだからでしょうな・・・。
満足度:★★★(3点)
☆1月18日
『007/慰めの報酬』
ダニエル・クレイグのボンド、めっちゃ屈強です。
まぁ、それまでのシリーズはまったく観たことないんですけど、どことなくこじゃれたスパイ・アクションのイメージがあったんですけど、みなさんどうなんでしょ?
おいらはこのハードさ加減がかなりツボっす。
満足度:★★★★(4点)
☆1月31日
『BOY A』
過去ってどこまでも追ってくるものなんでしょうね・・・。
苦い、苦い、結末です。
満足度:★★★★☆(4.5点)
『エレジー』
こういう恋愛ものって、映画や小説なんかで意外とよくあるような気がします。
で、ベタ満載なんですけど、涙腺のゆるいおいらには効きますね、やっぱ。
満足度:★★★★(4点)
☆2月1日
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』
これまた苦い、苦い、結末の一本。
ケイト・ウィンスレットの演技はさすがですが、ディカプリオもなかなかどうして・・・。
ジャックとローズのおままごとから、一皮も二皮も剥けまくったふたりの演技合戦が見応え有りです。
満足度:★★★★☆(4.5点)
☆2月6日
『誰も守ってくれない』
「世間一般の目」が『BOY A』とやや共通している感じがいたします。いくらなんでもそこまで・・・って感じはしますが、野次馬の悪意って結構そんなもんかもね、って思いますよね。2ちゃんねるとかってあんな感じなんでしょ。・・・気分悪くなりそうだから見らんけど・・・。とか言いつつも、おいらも多少は野次馬だったりもするんですけどね・・・。
それはそうと、松田龍平ってビックリするくらい、お父さんに雰囲気似てきたねぇ。
満足度:★★★★(4点)
『20世紀少年<第2章>最後の希望』
いよいよ第2章ですが、物語中の最も激動な感じの部分を描いているだけに、とっちらかった感じの仕上がりです。原作を知らない人は何がなんだかわからんでしょうね。ただでさえ油断するとわけわからんくなりそうな物語なのに・・・。
満足度:★★☆(2.5点)
・・・はぁ・・・やっと追いついた。
2008年12月31日
ワールド・シャイン・バンクはまだ遠く
きょうびの携帯音楽プレーヤーはスゴいっす・・・と、i-phoneをいじくりつつ思う今日この頃です。おいらはアプリというより、CDをガンガンおとしてるんですけど、入るは入る!すでに224枚のアルバムが入ってます。2枚組なんかを合体させてこの数ですし、ベスト盤みたいな長いアルバムが入ってたりもするので、どんだけ入るって感じです。
でも、あと2,30枚が限界ってとこか、あと2年くらいは使わないといけないので、そろそろ打ち止めですな。その頃には、32ギガ以上には容量も増えそうだし・・・。
とか思ってたら、いきなり壊れた!ベース音がビリビリバリバリ割れまくり・・・。
ガビーン!
でも、他は正常。もしや・・・と、イヤホンをウォークマンのに刺し換えたら、ちゃんと聞こえるので、どうやら、イヤホンのせいのようです。
仕方ないので、来年の初お出かけの際に、i-phone用のイヤホンを探しに行こう・・・。
そんなことはさておき、今年最後の映画日記です。
☆12月22日
1本目
『バンク・ジョブ』
ジェイソン・ステイサム主演でこのタイトルだったら、間違いなく銀行員のお話ではありません。案の定、強盗です。
でも、この映画の元ネタになったのはイギリスで起きた実在の未解決事件だそうで、そう言えば「世界まる見えテレビ特捜部」かなんかで、以前やってましたね。
地下にトンネルを掘って、地下金庫に侵入し、中身をゴッソリという事件だそうで、被害額もものすごかったらしいですが、誰も傷つけずに行われた犯行ということで、ある意味、イギリスでは日本の3億円事件と同じような扱いをしている事件らしいっす。
で、この映画では、その事件を上手い具合に調理してありまして、王室スキャンダルとか、ロンドンの裏社会を絡めたスリル満点のクライムサスペンスに仕上がっておりました。
歴史ミステリーというと大袈裟かも知れませんけど、ある意味、過去の謎多い出来事を材料にしたエンタテインメントとしては、お手本のような見事な出来栄えの作品でした。
満足度:★★★★☆(4.5点)
2本目
『天国はまだ遠く』
これまた、めっちゃおいらが好きなタイプの映画でした。
平たくベタな感じで一言であらわすと、自殺志願の女性と民宿を営む青年の心の交流みたいな感じなんですけど、加藤ローサとチュートリアル徳井のふわふわした感じの空気感が絶妙にいい感じです。
みなまで言わん感じも、いろんなものが微妙に噛み合わん感じも良いです。
だから、どうこうって感じもなくて、ただただ心地よい2時間を味わったって感じっす。
ひとからもたまに言われるんすけど、おいらは多分に女子的な部分を持っているようで、こういう映画に反応しているときって、そういう部分がめっちゃ共鳴してるんでしょうな・・・。
満足度:★★★★★(5点)
☆12月23日
『ワールド・オブ・ライズ』
今度は一転して、ちょー男くさい映画です。リドリー・スコットっす。
最初はこういう役柄が不自然な感じもあった、ディカプリオっすけど、だいぶ板に付いてきましたね。
題材的には、結構食傷気味な感じもありますけど、スピード感のある展開がかなり良かったです。
ラッセル・クロウも激太りして、見事にクソ野郎なCIA局員になりきってましたね。
満足度:★★★★(4点)
☆12月28日
『ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』
スコセッシによる、ストーンズのライブ・ドキュメンタリーです。
といっても、8割方はライブです。
60半ばのはずですけど、ミック・ジャガーの元気さにはビビリます。ライブは正味2時間くらいなんでしょうけど、その2時間の間に1万歩は歩いてそうなくらいに動き回ってます。ちょい、落ち着こうや・・・といってあげたくなるくらい。
1曲目、キース・リチャーズのギターリフから始まる『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』でライブはスタートするんですけど、この人もまた、ギタリストとしてどうこうというよりも、なんだか人間国宝的なものを感じて、有難い気分になります。ミックはまだ若さを感じるんですけど、この人の顔の皺とか、もうそれだけで、ありがたや、ありがたや、って感じっす。
これはドキュメンタリーですし、それよりなにより、ライブものなので、満足度はつけません。
以上、今年もよう観た。よう観た。
2008年12月20日
レッド・ウォーリーが静止する日
またまただいぶ更新まで日が開きました・・・。
☆12月7日
『レッドクリフ Part 1』
前回、友だちとリピートの可能性があるということで、内容についてあまり触れないようにしていましたが、『レッドクリフ』はやっぱりか・・・って感じの仕上がりではありました。
観る前の勝手な予想では、今作で赤壁の戦いの大部分をやって、パート2で周瑜が死ぬあたりまで扱うんだろう・・・と思ってましたけど、2部構成なのに赤壁だけなのね・・・って感じです。
とりあえず、ジョン・ウーが三国志を借りてカンフーチックなアクション満載の合戦映画を撮りたかっただけなのね・・・という作品です。なにせ、デビュー作の邦題が『アーメン・オーメン・カンフーメン』の監督さんですから・・・ぷぷぷ。
なんだか、ボロクソに言ってるようですが、そうは言っても、関羽とか張飛とか趙雲とかがスクリーン狭しと暴れまわる姿には血湧き肉踊るっす。
えっ?あんた、なんでそんなところに!?とか、光線反射の戦術って何よ・・・?みたいな感じで、全編にツッコミどころ満載ですけど、それはそれで、それなりにおもしろおかしかったっす。
満足度:★★★(3点)・・・でも、やっぱりこんなもんです・・・。
☆12月14日
『ウォーリー』
おいらは基本的にアニメは観ません!宮崎作品すら無視!です。
なのに、なぜこの作品を・・・という感じですけど、アニメ好きの友人のお付き合いです。
アニメはアニメでも、CGアニメです。
舞台は、ゴミだらけになって人間が住めなくなった2700年の地球。人間達は巨大なスペースシップで暮らしてたりするんですけど、誰も住んでいない地球で一人ぼっちでお片づけをしているお掃除ロボット「WALL・E(ウォーリー)」が主人公。
そんな孤独なウォーリーの前に現われるのが、生物探査ロボのイヴ。この2体のロボのロマンスって感じのお話なんですけど、とにかく、この作品に登場するロボたちが人間以上に人間らしいところがたまらなくかわいいっす。
ウォーリのーポンコツなのに頑丈!みたいな感じとか、絶妙です。
仕舞いには、イヴのためにめっちゃがんばるウォーリーが愛おしくてたまらなくなります。
環境とか健康についてのメッセージなんかはさておいて、ロボットたちのかわいさにやられる一本です。
一家に一台、ウォーリーが欲しくなります。
満足度:★★★★☆(4.5点)・・・タカサキくんが教えてくれなきゃ、絶対観てなかったっすね。
☆12月20日
『地球が静止する日』
やっぱりっちゃ、やっぱり、な感じ満載のSF大作です。
スケールがでかい割には、登場人物がかなり限られる、狭い世界で物語は展開していきます。まぁ、それはそれで別にいいんですけどね・・・。
それはそうと、モンティ・パイソンのジョン・クリースが隠遁中のエライ学者さんの役で出演してます。
かなりおじいちゃんになってますねぇ・・・って感想はそれだけか!って感じです。
満足度:★★☆(2.5点)
2008年12月02日
私はヤング@青い鳥になりたいネス
☆11月24日
『私は貝になりたい』
BC級戦犯を題材にした映画です。
フランキー堺主演のオリジナルは観てませんけど、20年くらい前だかに所ジョージが主演してたTVドラマ版はかすかに記憶にありました。
ラストの独白といいますか、遺書といいますか、には滂沱の涙が流れます。
でも、今作、オリジナルがオリジナルですし、題材が題材なので、かなり心にドスンとくるものはあるんですけど、どこかヘンです・・・。
やっぱ中居くんと仲間由紀恵が主演ってことで、なんだか庶民感が薄いといいますか・・・。高知の人たちが土佐弁をしゃべってなかったりとか、美術がどことなくアメリカ映画の中の日本って雰囲気が漂ってたりとか、いかに山中とは言え、豪雪の高知県とか、なんだか現実感のなさに、しばしば興醒めさせられてしまいました。
60数年前のことですら、日本人スタッフの時代考証がアヤしくなるほどの歴史になったということのようです。
昔々のその昔に、日本でこういうことがありましたとさ、と若い人たちに知ってもらうきっかけにはなるのかも知れませんね。
満足度:★★★☆(3.5点)
☆11月27日
1本目
『ヤング@ハート』
アメリカで活動する平均年齢80歳のコーラス隊を追ったドキュメンタリーです。
おじいちゃん、おばあちゃんのグループとは言え、彼らのレパートリーはロックやパンクです。
ジェームス・ブラウンとかボブ・ディランみたいなちょい古い曲もありますけど、コールドプレイみたいな最近のバンドの曲も歌っちゃいます。
まぁ、選曲してるのは50代のグループの指揮者なんですけど、最初、なんじゃこりゃ?みたいな感じで新しいレパートリーになる曲へのリアクションをするメンバー達が、徐々に曲に馴染んでいく様が面白いです。
みなさんかなりのお歳ですし、大病抱えているメンバーもいたりして、コンサート前にお亡くなりになられる方もいたりして、それでも元気に歌い続けるご長寿さんたちに、拍手喝采したくなります。
何より、ご長寿のお茶目さが満載の、かわいいドキュメンタリーでございます。
ロックやパンクというのが、さらにお茶目さ倍増のような気がいたします。
ホント、疲れたとか言っちゃいかんな、という気になります。
♪I feel good! I knew that I would now !
満足度:★★★★★(5点)・・・ドキュメンタリーに満足度はつけない方針でしたが、思わず・・・。
2本目
『青い鳥』
いじめでの自殺未遂事件が起こったクラスと、心労で体調を崩した担任の代わりに、担任となった吃音の教師のお話です。
阿部ちゃん演じる無口で不器用な村内先生ですが、一見「でくのぼう」っぽいけど、一切ぶれない芯を持ってます。なんとなく、イメージ的に遠藤周作のイエス・キリスト像と重なってしまいました。
教師が人にものを教えることなんてできないけど、一緒にいてやることで、運が良ければ、何かを伝えることが出来るかもしれない・・・って、最後のセリフがまさに、寄り添うイエスを思い出させます。とは言え、まさに仰るとおりだと思います。
素直に心に沁みました。イロモノキャラを演じることの多い阿部ちゃんですけど、いい俳優さんですねぇ。
そういえば、次の大河では上杉謙信ですな。
満足度:★★★★☆(4.5点)
☆11月30日
『ブラインドネス』
突然、蔓延する失明する病。
世界がエライことになります。
とは言え、大半は隔離施設が舞台です。
人間の汚い部分が露わになります。餓鬼道とはこれか!って感じっす。
あの結末からして、人間の本性を試すための神の実験という視点で描かれた物語のようですね。
予告からして、M・ナイト・シャマラン的な、アイデア先行のオカルトものかと思ってましたが、そっちじゃなかったので、自分的には予想外に面白かったです。
満足度:★★★★(4点)
2008年11月15日
彼が二度アイズた休暇
最近、ケータイを変えました。
京都にいた頃、関西セルラーとかいってた頃から12,3年ずっとauを使ってたんですけど、ついにソフトバンクに乗り換えてしまいました。
auがどうとかってことは一切ないです。長年使ってたから、めっちゃ裏切ってる感じがして、後ろめたいくらい・・・ごめんよ・・・au・・・。
そんなんなのに、なぜ変えたのかといいますと、巷で噂の「i-phone」に惹かれまして・・・すまん・・・auよ・・・。
最近またしても、ポータブル音楽プレイヤーがぶっ壊れたりして、いろいろ考えた挙句、音楽プレーヤーとケータイが合体してれば、便利じゃね?ってとこに行き着きまして、だったらこの際「i-phone」にってことで・・・。
いやぁ、しかし参った。びみょーにヘンなノリばっかりで、肝心な対応がおろそかな販売員にあたってしまって、必要な説明とかテキトーだし・・・。で、別の店員さんが受け取りのときに「ホニャニャラについては聞かれました?」「いえ・・・全然・・・」みたいなやり取りをいくつか繰り返して、電話帳のデータの一時保存とかしてくれたのはいいけど、仕舞いには、どこにアクセスして取り出せばいいのやらわからんくなっとるし・・・。ひたすら一から手入力しております。
さらには「i-phone」はメール使うのにアカウント設定とか端末の設定とかいろいろとしないと使えなかったりするし・・・。結局、テクニカルサポートに電話してやっとメール設定ができました。でも、いまだにメールが送信エラーになっちゃう友だちがいたりします。・・・う〜む、弱った・・・。
「i-phone」・・・ムズい・・・。
でも、それよりなにより、音楽プレーヤーとしてはめちゃくちゃいいっす。いままで、「i-pod」使ったことなかったんで、全然知らんかったけど、最近のこういう機械の発達はマジでヤバうぃっしゅ!って感じです。
16ギガってのにしたんですけど、文系アタマのおいらにはこの容量のデカさがいまいちわかってなかったんですけど、すげーのなんの。
最近ずっと聴いてる、The BirthdayとSOIL&“PIMP”SESSIONSの持ってる全部のCDを入れても、ちょっとしか容量使ってません。で、ブランキーとかミッシェルのCDも全部入れてみました。それでもまだまだ10分の1をちょっと超えたくらいの容量を使っただけ。ROSSOやらAJICOやらJUDAやらのとりあえず、好きなんを片っ端から入れてようやっと5分の1くらいの使用容量です。すでに70枚近くのCDが入ってるんですけど・・・。
それに何よりうれしいのが、曲をデータで取り込んでるのに、ライヴ盤とかでも、曲同士の間が途切れたりしないというところです。
恐るべし!あいほん!
ということで、最近あいほんに夢中のおいらですけど、映画も観てます。
☆11月15日
『彼が二度愛したS』
秘密のセックスクラブにハマった会計士が、謎の男の罠にはまっていくというサスペンスものです。
エロいっちゃエロいんですけど、意外とそっちのほうはソフトです。
けど、内容的にはかなりグッとくるミステリーでした。
ありがちといえばありがちなサスペンスものなんですけど、主人公のユアン・マクレガーはさすがです。
出たてのころは、やたらと全裸になってた彼、オビ・ワン役とかでやや落ち着いたキャラも演じれることを実証いたしましたが、今の彼の良さが全編に発揮されてる感じ。
ヒロインもめっちゃ可愛くて、魅力的でした。
満足度:★★★★(4点)
☆11月16日
1本目
『休暇』
新婚旅行のための休暇をもらうために、支え役(首吊りで2階から落下してきた受刑者が息絶えるまで下で支える役目)を買って出た刑務官のお話です。
淡々とした日常を淡々と描いています。
ただし、刑務官たちにとっても「死刑執行」はめったにない非日常。
休暇のために支え役(支え役になると1週間の休暇がもらえます)を引き受けることの葛藤や、同僚の反発やなんかも、大げさでなく、日常の中に地味に描いてます。
晩婚の主人公と再婚の妻と連れ子の微妙な空気感と、刑務所の中で一緒に時間を過ごす刑務官と死刑囚との微妙な関係がまたまた絶妙にシンクロしてたりして、むむむ・・・と唸りたくなるいい映画でした。
ちなみに原作は吉村昭だそうです。歴史ものだけじゃなくて、こういう題材の小説も遺されてたんですね。
満足度:★★★★★(5点)
2本目
『アイズ』
ジェシカ・アルバかわいいっす!
でも、この映画はびっくり演出が多すぎです。
ホラーではないんでしょうけど、おいらにはホラーでしかありません。
ビクッ!ビクッ!としてるうちにグッタリ疲れてしまいました。
最後のまとめ方もいかにもハリウッド的な一件落着で、それでいいのか?って感じです。
でも、ジェシカ・アルバ目当てで観に行ったんだしね。星3つはあげよう。
満足度:★★★(3点)
2008年11月08日
『レッドクリフ Part 1』 パート1
☆11月3日
『レッドクリフ Part 1』
いよいよ、三国志映画の登場っす。プチ三国志男のおいらも興奮を禁じえません。
三国志といえば多士済々の登場人物たちです。
張飛はゴレンジャーで言うと、やっぱりキレンジャーの役回りなのね・・・。
北方謙三の三国志を今年読んだばっかりなので、あの小説での粗野なフリをしつつも、実は繊細で、どこか切なさのある男って張飛像が鮮烈だっただけに、ステレオタイプの張飛には、やっぱこれなのか・・・って感じではあります。
まぁ、基本的にこの映画でのキャラクター造形は三国演義に基づいた、中国でのベタなイメージはこれなんだろうな・・・って感じのものです。
曹操もやっぱりベタな悪役です。こっちもまた、おいらのアタマの中には『蒼天航路』と北方三国志のイメージがどっかり居座っちゃってたりするので、映画の曹操はあまりにショボい・・・。
でも、まぁそういうのはさておいたとしても、三国志の英雄達をスクリーンで拝めるのは、やっぱうれしいもんです。
・・・もちろん、つっこみどころは満載ですけどね・・・。
来週、リピートの予定がありますので、満足度やなんかはそのときに。
ともかく、三国志って、歴史ものというよりも、やっぱキャラものだねぇ〜。