2016年12月

強調の「给我」と全力の「吃奶」

1.四宫:船越医生,你在干嘛,快点
2.船越:抱歉,我小指折了,使不上力
3.四宫:啥,给我使出吃奶的力气推
4.鴻鸟:船越医生你先休息吧,下屋快去换他
5.下屋:啊,哦
6.加濑:虽然没人叫我,将将将
7.鴻鸟:加濑医生
8.加濑:船越医生,我来换你
9.船越:抱歉
10.加濑:亏你骨折了还这么努力
11.船越:拜托了
12.加濑:准备好下一袋
13.四宫:急救科有空吗
14.鴻鸟:别这样
15.加濑:空倒是不空,不过我来了帮了大忙吧
16.鴻鸟:是的
17.鴻鸟&四宫:帮大忙了

 上記は《产科医生鴻鸟》で一番好きなシーン。秒数にして30秒くらい。
 
 3行目、「给我」は語気を強める言い方。
 そう言えば「给我闭嘴(黙れ)」というのを見たことがあるし、人を罵るときには、「你给我去死(死ね)」というらしい。
 
 同じく3行目。
「吃奶的力气」は「吃奶的劲」と同じで、死にもの狂いの力。ここのように「使出吃奶的力气」と使うことが多いらしい。辞書には「使尽吃奶的力气(ありったけの力を振り絞る)」というのが載っていた。
 乳を飲むのって、そんなに全力なんだろうか、全力なんだろうな、うん、全力だ。
 
 10行目の「亏」は、http://cjjc.weblio.jp/content/亏の7の②
(容易にできないことが意外にもできたという驚きを示し)よくもまあ(…したものだ)
 
 14行目は、これ、本当に面白いと思った。元はたしなめるように、「こらこら」って言ってるの。
 
 外来語の医療用語なんかは、日本語よりむしろ中国語で書かれている方がイメージとして理解しやすい(笑)
 
 
 
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『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

 最近いろいろあって夜も寝つきにくかったりするので、強引に気分を変えようと、映画を見にいった。
 
  ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
 
 最初はいろいろ考えて集中できなかったんだけど、そのうちに引き込まれていった。
 滑稽な姿より、人の一生懸命な姿が一番面白いと、改めて思った。最後にじーんとくるシーンがあって、でも、それがハッピーエンドでなって(なりそうで)、見終わって優しい気持ちになった。みんな優しい人ばかり。
 主人公ニュートがピケットを手放そうとするシーンと、コワルスキーが雨の中に出ていかなければならなくなるシーンがお気に入り。
 
『ハリー・ポッター』のときも上手いなあと思ったんだけど、魔法界や魔法によって引き起こされたことを表現するのに、必ず魔法界について無知な人を登場させてる。
 
『ハリー・ポッター』だと、ハリーは自分が魔法使いだと知らずに人間の中で育ったので、魔法界のことにいちいち驚く。ロンは魔法使い一家の子だから逆に魔法界のことを当たり前だと思っていて、ハリーがなぜこんなことに驚くんだろうと驚く。ハーマイオニーはマグルだけど魔法界のことについてよく勉強しているので、ハリーが何に驚いているのかもわかるし、ロンが何を言っているのかもわかるから、二人の橋渡しをしてくれる。そうすることで、ハリー視点にいる私たちにも魔法界のことがわかるという仕組みだ。
 
『ファンタスティック・ビースト』のコワルスキーも、缶詰工場に勤めていてパン屋を開業したいと思っている普通の中年男性。
 逃げた魔法動物ニフラーを追いかけてニュートが宝石店の中をひっかき回しているのを、コワルスキーが通りから呆然と見ているシーンがあるおかげで、「これって普通に見たら宝石強盗だよな」となんの説明もなしでわかる。
 このコワルスキーさん、最初は風采の上がらないどこにでもいるような中年男性なんだけど、そのうちに格好良く見えてくるから不思議。
 
 ホグワーツやダンブルドア、リタ・レストレンジなんて名前が出てくるので、『ハリー・ポッター』ファンには嬉しいけど、『ハリー・ポッター』を見ていなくても十分楽しめる。
『ハリー・ポッター』が完全な子供向けというわけではないけど、主人公が大人である分、やはりちょっと大人向けの印象。
 主人公ニュートの姓・スキャマンダーというのは有名らしいが、それはお兄さんがいい意味で有名だからのようだ。この伏線もきっといつか回収してくれると信じて、楽しみにしている。
 
 
 

やっぱり笑顔っていいと思う

 前回、先生のミスを書いてしまったんだけど、今回は私がやってしまった。
 いつも家事が一通り終わる朝10時に授業を受けているものだから、今日も朝10時にスタンバイして、10時を1分過ぎてもコールがなかったのでこちらからコールしたんだけど、先生が出られない。
 という時点でハッと気づき、確認したら、今日に限って10時半からだった。
 先生から「10:30」とメッセージが来て、うわーっとなって、取り急ぎ簡単にお詫びを入れた。先生はきっと今別の人と授業中だ、と思い、グダグダグダグダ言い訳を書いて、前の人と私の授業の間を見計らって送った。
 すぐに先生から返事が来たんだけど、ちょっと、意味がわからなくて。まあいいや、すぐ授業だし、そのときちゃんと謝ろうと思い、放っておいた。
 
 オンライン中国語レッスン15日目。
 今日はP老师。今日本に来ていらっしゃるP老师は男性だけど、こちらのP老师は若い女性。
 
 Skypeが通じると同時にいきなり謝られた。
 なんで?
 いやいやいやいやいやいやいやいや、先生の授業の邪魔をしたのは私の方なので、私が謝るべき。慌ててグダグダとした言い訳を交えつつ謝った。
 
 先生は照れ笑いをしながら謝ってくださったのだけれど、よくよく聞くと、さっきの私の言い訳メッセージの後にくださったと思ったメッセージが、別の方に送るはずだったものを間違って私の方に送ってしまった、ということらしい。
 そのくらいのこと、気にしていただかなくていいのに。
 いただいたメッセージは私が見ても意味がわからないだけで、漏らしてはいけない情報らしきものは載っていなかったし、すぐにこうして話せたので、問題ないと思うんだけど、先生はずっと謝ってる。
 
 その様子が、こういうことを書くのもどうかと思うんだけど、めっちゃ可愛い。笑顔が。めっちゃ。感動するくらい可愛かった。ほんと可愛かった。
 
 でも、学習者としては、笑みを含んだ話し方は実は聞き取りにくい。顔が見えて、きっとこういうことを言ってるんだろうと予測がつくので大体意味はわかるけど、これが全く顔の見られない電話で、突然の話題だったら、絶対に無理だ。
 
 自己紹介で、「大学の専攻は中国古典で、『史記』と『漢書』を中心に」と言ったら、日本語で勉強するのか中国語で勉強するのかと聞かれた。書き下し文の説明はうまくできない。よその国の古典を自国の言語で読む、それも義務教育で必修なんて、やっぱりどこか変な気がする。
 
《汉语口语速成 提高篇》第12课 课文2〜4
 対話式の课文2は交互に読んだ。他のものは私だけ。
 もめてるらしい二人の会話で「干吗?」と不満げに言ったら、大笑いされた。可愛い〜(しつこい)。
 あと、声調誤りを訂正してもらった。
 
慢慢 man4man1
 
 课文に出てくる重要な単語を中国語で説明したり、それを使って造句をしたりした。造句、久しぶり。それもその場でとっさに。めっちゃ難しかった。
 
可谈的 = 值得谈
不妨 = 最好还是
 特に「不妨」は、昔書類で使ってた「〜することを妨げない」という口語には向かない表現に引きずられがちなので、「やっぱり〜したほうがいい」としっかり覚えておきたい。
 
 授業後、ホームページに先生がメッセージをくれるんだけど、今回はすっごく長いメッセージをいただいてた。
 先生の経験なんかが書かれていて、これはもう同じ熱量でお返事をしなければ、と自分と中国語の関わりについてなどを交えて一生懸命書いて返信した。
 メッセージの最後に、「これからも楽しんで中国語を話してほしい」と書かれていた。素敵な先生だった。
 
 
 
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王陽先生の話をもっと真面目に聞いておくんだった

 オンライン中国語レッスン14日目。
 今レッスンを受けている会社は、時間になったら生徒が先生に電話を入れることになっているが、大体が、10時をすぎて1分もたたないうちに先生の方からコールをくれる。
 が、今日は1分ちょっとすぎてもコールがなかったので、私の方からかけた。
 
 今日の先生はAl老师という女性の先生。ビデオはなし。
 話していると、なんだか謝ってくれているみたい。私の中国語のレベルのせいで、要領は得ないんだけど、どうやら授業の時間を間違えたのか、別の人に電話をしていたらしい。
 ま、どちらから電話をかけても電話代が発生するわけでもないので、気にしないでくださいと応えた。
 
 いつものように学習歴だの、普段何をしているかだのの話をした。
 私の住む県の大学に、先生の友人が留学していらっしゃるらしくて、「空気や景色が綺麗って言ってた」とおっしゃってた。
 
 中国語の流行語をなにか知っているかと聞かれたので、「月光族」をあげて、その意味を中国語で説明した。あと、私の娘が筋骨隆々で性格も男らしい「女汉子」だとか。
 流行語は覚えても何年か後には使えなくなっているかもしれないからわざわざ覚えるようなことはしないようにしているのだけど、世間話にはいい話題なのかもしれない。テレビで中国語、いつもかけっぱなしにしているだけなので、もっと真面目に見ておけば良かったな。
 
《汉语口语速成 提高篇》第12课 课文2。
 课文2を交互に読んだ。
我想你不妨当面跟他说说。
 は、
我想/你不妨当面跟他说说。
 と「/」のところで少しずつ切って読んだ方が良いとのこと。冒頭「我想你……」第3声が3つ続くので、223と読まないで、23,3と読んだ方がいいんだろう。
 
 その後、なんと、全文を日本語に訳したよ。やったことがなかったので、緊張した。訳した日本語がたどたどしすぎて、「私って何人だ」って自分で思った。
 
「夜猫子」って日本語に訳すとどんな言葉になるかと聞かれたんだけど、「宵っ張り」って若い子は使うのかなあ。「宵っ張り」という意味だけど、これは古い言い方なので、「夜更かしをする人」という意味だと説明したけど、通じただろうか。
 
 授業が終わるときにも、なんだか一生懸命謝ってもらって、???って感じだったのだけれど、その後メールチェックをしたら、この学校のスタッフから、no-show の注意メールがきていた。
 なるほど、先生は10時に私じゃない人にコールして、出ないから、サイトのスタッフにその旨を告げ、サイトのスタッフが私にメールをくれた、と。そうしたら私から先生へのコールがあって、先生はその間違いに気づいて、謝ってくれた、ということか。
 ちゃんと待機していたのに来たno-showのメールは確かに愉快ではないけれど、誰にだって間違いはあるし、正直にそれを話してくれて謝ってくれたし、なにより、先生はうちの娘とほとんど同い年なのに、「子供がいるって、1歳か2歳くらいの子だと思った」と私の声を盛大に褒めてくださったので、気にしない気にしない。
 というか、話をしていて楽しかったし、うちの娘とそう変わらないのに、しっかりしていて落ち着いたいい方だなあ、と思った。
 
 
 
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そり舌と有気音

 一体いつまで風邪をひいているんだろう。
 今日は朝から耳が聞こえにくい。体の中の気圧と体の外の気圧の調整がうまくいかなくて、耳が詰まった感じがひどかったので、昨日から何度も耳抜きしていたら、今度は音がボワンボワンしている。
 でもたぶん、これが治ればこの風邪から卒業できる、はずだ。
 
 オンライン中国語レッスン13日目。
 今日は、12月1日に調子が悪くてキャンセルしたEl老师という女性の先生。先生の摄像头の調子が悪いらしく、今日はビデオなしの授業がだった。
 簡単に名前と学習歴を確認をして、すぐに授業……となるはずだった。
 先生の言われる題名が全く思い当たらないものだったので確認すると、先生は《汉语口语速成 高级篇》を開いていたらしい。提高篇ですと告げると、「今ダウンロードしてる」とのことだった。
 なるほど、教科書の電子版を会社全体で共有しているのか。
 ダウンロードを黙って待っているのも間が持たないので、ベラベラと自分のことを。まあ、実質自己紹介になった。
 子供の年齢を言うと、「声が若い。20数歳だと思ってた」と言っていただいた。わーい、これでもう絶対摄像头は使えない(笑)
 
《汉语口语速成 提高篇》生词。
 
 単語を発音していく。
「ch」と「r」の発音を何度も直された。「chi、ou、chou1」、「ri、e、re3」と、音を分解して、一つずつ。
「ch」は有気音になっていないらしい。「r」は舌の位置がおかしい。「巻いて」「巻きすぎ」と一つ一つ丁寧に。
 こんな日に限って、というか、気にするからか、今回の生词には「r」が多いこと。软弱とか忍让とか。
 
 それから、単語の意味のわからないものを聞いた。
 辞書はひいたので単語の意味は大体わかるけど、ニュアンスというか、辞書のままだと本文中の使われ方では意味が取りにくいところは、やっぱりに人に聞けるとありがたい。
 先生は高校生に日本語を教えているそうで、「日本語で言うとこんな感じですか」と聞いても理解してもらえるので助かった。
 
 
 
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