全体の感想としては、前に《花香小镇》を読んだときや、昨日書いた5月オンライン原書会「ラブストーリー」と変わらないのだけれど、物語個々で見れば、やるせない感じがする。
《狐狸的窗户》は民話にありがちな取り返しのつかない終わり方だし、《花椒娃娃》もラブストーリーと言っても構わないと思うんだけど、悲しくて理不尽だとさえ思う。
《天空颜色的摇椅》ではバラを悲しく思うし、《雨点儿喝温柔的女孩》では身勝手さと愚かさに苛立つ。
《夕阳之国》は大人の言うことが真実だろうとわかってはいる辛さがあり、《谁也不知道的时间》ではどうしてそこまでという気持ちになる。
どれも、薄い爪で引っ掻いたような痛みを残す作品ばかりだった。
〜2017.5.31
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