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2010年09月08日

『ビジネス技術実用英語大辞典V5』発売記念オフ会に出席

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 9月4日、新宿某所で開催された標記オフ会に出席。浅草でスカイツリー初観察、東京で人に会った後、会場へ。出席者は約30名。主役はもちろん、この辞典を初版以来編集し続けてきた海野文男、和子ご夫妻である。

産業翻訳者として実務を積み重ねる中、多くの状況において役立つと感じられた訳語や用例をまとめた作品なので、初版以来翻訳者にとって貴重な知的財産として尊ばれてきた。そのような行為を営々と継続する方に一度お会いしたい、との気持ちが実現し、感無量である。


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オフ会は終始なごやかな雑談で終始し、出席者が気さくに歓談できたように思う。これは、編者のお二人が少しも偉ぶることなくざっくばらんに出席者と対話してくれたことが主因だが、この会合を企画・運営したNestさんと、それに賛同した人々が醸し出す雰囲気がそれをさらに後押しした感も受けた。

今回の第5版(今後想定されるマイナーな改訂に備え、「バージョン5」と呼ぶのが正しいようだ)改訂にあたり、最近2年間は特に本来の実務翻訳作業を差し置いて辞典の編集に尽力されたと聞いた。大ざっぱに書くと、ご主人がユニークな訳し方を創出して新用例を提出し、奥様が「一般標準的な観点から」審査して採否を決定する。

また、編纂作業に必要なソフトウェア知識は奥様が担当されているとのこと。このような状況をざっくばらんに話していただけたので、お二人が編集作業中にやり合う様子が想像できるような気がした。

この編纂作業は決して恵まれたバックアップ体制の下で行われたものではない。とても厳しい資金状況の中、自分たちの経験から紡ぎ出されたエッセンスを同業者に伝えたい、との強い思いでこの苦闘を続けられたと聞いた。

まさに過去の版発行時の序文等に書いてある通りの実践を長年続けられていることを知り、さらに感動を深めた次第である。

『ビジネス技術 実用英和大辞典』 『ビジネス技術 実用和英大辞典』序文


この辞書を毎日の翻訳作業にうまく使っていくことはもちろんのこととして、この辞書の特長や活用経験を伝えて、一人でも多くの人に入手していただけるよう啓蒙していくことにも取り組みたいと思っている。

Pothos Directオンラインストアにて割引価格で注文受付中。

今回の出逢いは、技術者から翻訳者に転進してから体験した諸事の中でも横綱級のビッグな出来事となった。

【このオフ会に出席された方のブログエントリーなど】

「うんのさんの辞書」V5 発刊記念パーティー(禿頭帽子屋の独語妄言 side A)

うんのさんの辞書新版発刊記念オフ(Buckeye the Translator)



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この記事へのコメント
こんばんは。

海野さんご夫妻にお会いできたとは。
それはいい思い出になりましたね。
私もオフ会へ行きたかったです。
Posted by Yuki at 2010年09月10日 20:50
Yukiさん、

とても良い思い出になりました。

これからも、できるだけリアル会合には参加したいのですが、家計プレッシャーがそれを許しません。

せめて年に1回は死守したいです。

実際に出かける前の情報のやり取りによって、当日どれだけ楽しめるかが左右されるように思います。
Posted by あきーら at 2010年09月10日 23:17
『ビジネス技術 実用英和大辞典』 『ビジネス技術 実用和英大辞典』序文、を拝見しました。よかった。
 (個人による)辞書編集者の苦労話に興味を持っています。最も感動したのは、「言海」編集者・大槻文彦の苦労。その苦労振りは「言海」に付された「ことばのうみの おくがき」で知ることができる(下記の「青空文庫」で全文入手可能)。
 また、高田宏著『言葉の海へ』はおすすめです
http://www.aozora.gr.jp/cards/000457/files/43528_17152.html
Posted by かっちゃん at 2010年09月11日 19:54
かっちゃんさん、コメントありがとうございます。

辞書を編むような方は、どこか徹したところがあるんでしょうね。

私も興味を持っています。海野夫妻に直接出会えたことを良き思い出として、新たな出逢いも求めていきたいと思います。

これからは、WEB時代に即した別の「辞書」形態も生まれてくるんでしょうね。
Posted by あきーら at 2010年09月11日 23:17