2018年07月13日

静寂、のお話。

いやー、暑いですねえ。
7月頭で連日30℃を超える日々。
この調子だと12月には45℃くらいになってるんじゃないですかね。

モリヘイです。

サッカーのW杯が盛り上がったと思えば各地で地震や豪雨の災害も起きており、年も半ばですでにいろんな喜びや悲しみが渦を巻いておりますね。

僕自身もこの年になってなかなか一気にいろんな経験をしております。

度々話題にしておりましたわたくしのほぼ不死身と思われていた父なんですが、大きな病気を割と克服して元気にやっておったのですが、今年の春頃にまたちょっとこじらせまして。

結局は治療を断念、これからは流れに身を任せましょう、ということになったんですね。
要するにターミナルケアというやつです。
病気を治すのではなく進行に任せで苦痛を和らげるというもの。

病気が病気だけに、ああやっぱりね、という感じ。
さすがに大きなショックなどはすでに昨年経験しておりましたので、本人や家族それぞれ割と落ち着いたもんです。
腹括っちゃってます。
あといろんな勝手がわかっているので僕や姉でサクサク手続きなんかも事務的にこなします。
慣れってすごいですね。

それに伴って病院も今までの総合病院からターミナルケア専門の病院に移りました。

今までいた総合病院は当然ながら命を救う場所。
ある意味戦場です。

先生や看護師さん、その他スタッフさんが呼び出しベルのなる携帯を持ち走り回っています。
患者さんたちも必死で病気と闘っております。
助けようという人たちと助かろうとする人たちが闘っております。

そこには当然病人さんしかいませんがある意味、都会の満員電車内よりも命の躍動を感じます。
『生』を感じるんですね。
『生』のエネルギーが渦を巻いている感じ。


そして父が移ったターミナルケア専門の病院。
ここは極端なことを言うと治療を目的としてはおりません。
すでにすべてをやり終えた人達が静かに時を過ごす場所。
その中で起こる苦痛を取り除く事を目的とした場所です。

そこには、今まで僕が感じたことのない、静寂がありました。

病院は大きくて、先生やスタッフさんはたくさんいます。
他の病院と同じく皆さん忙しそうに動き回っており、決して物音が静かというわけではありません。
そして、決して悲しみに包まれているとか、そういったんネガティブなものとも違います。

なんていうか、すべてを受け入れてる状況から発せられる静寂、というのか。
音が静か、とかそういう物理的なことではない、そこに流れる空気、時間、気配、そういったものがすべて独特の静寂に包まれております。
うまく言葉では言えないんだけど。

その静寂に包まれながらのんびり父と世間話とかしていると、なんだかとっても穏やかな気持ちになります。
父もつい最近まで精神年齢12歳でしたがすっかり大人になりました。

ほんとにね、決してお涙頂戴の話ではなく、静寂に包まれて穏やかな気持ちになるんですね。
やっぱり人の生き死ににかかわるとその度に人生観って変わりますね。
いままでこだわっていたものがどうでもよくなったり、逆にものどうでもよかったことがものすごく大切になったり。

病院が静岡なもんでしょっちゅう顔出すわけにはいきませんが、そんなこんなで初めていろいろあった父と静かに過ごしたりしております。

ちなみにね、一時ちょっとヤバかったんですが結局持ち直して今は小康状態。
えらく元気。
先生から『お父様・・・。体力すごいですね。あの状態から薬もなく持ち直したの初めて見ました・・・。』だそうだ。

妖怪か!!

そんな感じでいつどうなるかわかったもんじゃありませんが父もわたくしも元気です。
今まで通り東京で楽しく毎日を過ごしておりまして、たまに父のいる静岡へ、ってな生活をしております。

バリバリ元気なので遊んでね。

興味深いと思っちゃうと身内のデリケートなお話もみんなにしたくなっちゃうのは悪い癖ね。
次は死んだときにでも話すか。縁起でもねーか(笑)

まあそんな感じの最近の感想文でした。

みんな、熱中症とかに気をつけてね。

バイバーイ。

花



tiger_morihira at 00:12|PermalinkComments(0)

2018年05月04日

Last Night In The City

【出演情報】

すっかり暖かくなってまいりました。
気がつけばもうすぐ梅雨もやってまいりますね。

そんな湿気の多いアンニュイな気分を吹き飛ばす、楽しい楽しい舞台に出演いたします!
とっても出たくて珍しくオーディションまで受けちゃいました(笑)
前半割、席数は限られておりますが自由席もございますのでご予約はお早めに!!

劇場でお待ちしております!!


シンクロ少女   #19
『Last Night In The City』

【作・演出】
名嘉友美

【日程】
2018年5月30日[水]〜6月3日[日]

【会場】
ザ・スズナリ

【キャスト】
泉政宏
横手慎太郎
中田麦平
田中のり子
名嘉友美
(以上、シンクロ少女)

浅田直美
浅野千鶴(味わい堂々)
小野寺ずる(ロ字ック)
斉藤マッチュ(20歳の国)
中尾ちひろ(おなかポンポンショー)
永山盛平(タイガー)
細井準(コンプソンズ)
宮本奈津美(味わい堂々)
用松亮


舞台監督  本郷剛史
舞台美術  袴田長武(ハカマ団)
音響         田中亮大(Paddy Field)
照明         若原靖(LICHT-ER)
宣伝美術  郡司龍


【タイムテーブル】
2018年
5/30[水]19:30★ 
5/31[木]19:30★
6/1[金]14:30★/19:30
6/2[土]14:30/19:30
6/3[日]13:30/18:30
※当日券販売・受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前です。
 
チケット料金
前売3,800円/当日4,300円
前方自由3,300円(枚数限定)
学生3,000円(前売・当日とも)
★前半割…各前売料金より300円引

ご予約(永山扱い)
https://ticket.corich.jp/apply/90798/mor/

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2018年01月27日

情性、後悔の中に

モリヘイでございます。

年が明けてあっという間にしばらく経っちゃいました。
寒い日が続きますがいかがお過ごしですか?

来たる2月16日(金)より、初めまして、の劇団さんに出演させていただきます。
全員お初にお目にかかる方ばかりなので、稽古場ではそれはもう借りてきた猫のようにおとなしくしております。

頑張ってよいお芝居を作りますのでぜひぜひ観に来てください。
ちょっぴりビターなコメディでございます。

ご予約は下のほうにございます予約フォームか、わたくし永山のこんちくしょうまで直接ご連絡ください!
劇場でお会いできるのを楽しみにしております!!

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South American Party 
5回公演


28回下北沢演劇祭参加作品


『情性、後悔の中に』


今にも潰れそうな自動車整備会社を経営する長男、そこで働く次男。人を殺して刑務所にいる三男。

ある日、遠くで爆発音が聞こえた。

次の日、突然訪れたある男、それは三男だった。


◆脚本・演出◆

山田慎也(South American Party


◆劇場◆

下北沢OFFOFFシアター


◆キャスト◆

永山盛平(タイガー)

村上理(ホリプロコム)

片岸佑太(侍プロモーション)


高田那由太(なゆたハムニダ)
あやこ

道田里羽

幸田有希(オフィスin.harmony


以下South American Party

柴田勇貴

山谷武志



◆公演日程◆

2/16(金)    14:00~19:00~

2/17(土)    14:00~19:00~

2/18(日)    14:00~19:00~

2/19(月)    19:00~

2/20(火)    15:00~


◆チケット値段◆

前売券 3000

当日券 3300

リピート割券 2000


*リピート割は2/1619:00回以降の公演で適用可能です

*受付開始は開演の45分前、開場は30分前になります。


◆スタッフ◆

舞台監督   藍

演出助手   小師カノン

照明                 吉川雄介(SECT

音響     松宮辰太郎(catSSound

音響操作   大橋純七(catSSound

大道具    佐藤あやの

撮影協力   Michelle Kim Inot

映像監督/撮影/編集  

舞台美術/チラシデザイン/制作  

                     奈良崎悠記(South American Party

企画       South American Party




◆ご予約(永山扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/sapzyousei0214?m=0bgagbc




◆お問い合わせ◆

ご不明点、ご質問等がございましたらお気軽にご連絡下さい。

mail:foybkugp0917@gmail.com

tel:09028564306

South American Party
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tiger_morihira at 20:19|PermalinkComments(0)

2017年12月31日

今年。

いよいよ終わります。


皆さんはどのような1年を過ごしましたでしょうか。

僕はなかなかにハードな1年を過ごしました。

おそらく大人というものになってから一番ハードな年。
こんなことってあるんだなと思うくらいの波状攻撃をくらい、楽観的な僕もなかなかくたびれました。
今まで散々好き勝手やってきたツケが回ってきたのか、はたまた罰が当たったのか。

散々僕もSNSなどで言ってきたのでご存じの方もたくさんいらっしゃるでしょうが、なかなかにシリアスなことが夏に起こり実はその後もこれは詳しくは語りませんが僕の心のよりどころというかモチベーションの原動力となっている一部分をごっそりと失うような出来事もあり、僕自身の在り方というかそういったものを根底からひっくり返すような、そんな日々を過ごしました。

夏を境に前と後では別人になったようです。
自分でもわかります。
さすがに心がぶっ壊れ、それでも何とか周りの仲間に助けられ、必死で壊れた破片をかき集め何とか元の形に戻しました。

でもやっぱり一度壊れたものを組み立てなおしても完全に元の状態には戻りません。

どこかが、何かが違います。
あんまり見た目は変わらないようでも根本的な何かが違います。
大きな違和感を今でも感じます。

ものすごく孤独を感じてやたらと人と会いたくなったり、でも今まで通りの自分で人と接することができるか怖くて人と会うのがいやになったり。
いっぱいいっぱいでとても他人にやさしくなんて出来なくなったし。

自分の作品もやりたかったんだけど、ちょっと自分から発信できるような精神状態ではなかった。

40男なのに思春期こじらせたみたいになっちゃいました。

それでも今年はたった2本でしたが素敵なお芝居に参加させてもらうことができて、それだけが本当に救いとなりました。

ホントはそんなところに救いを求めちゃいけないんだけどね。

ちょっと泣き言だらけの文章になりましたが、それでも前は向いております。
来年もまたうだうだ言いながらいろいろやるでしょう。

元に戻らないならいっそのこともっともっと変化して、それを成長といえるように進んでいきたいなと思います。

来年はどうなることやら。

幸いにも思春期こじらせ40男の僕は仲間に恵まれておりますので、甘えさせていただきながらまたバッチリやっていきたいと思います。

ちょっと早いですが、今年1年本当にお世話になりました。

心配も散々おかけしましたがわたくしは元気です。

2018年もよろしくお願いいたします。


タイガー  永山盛平






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2017年09月11日

2017年9月11日の覚え書き

本当は家の深い部分を書くのはよくない事だとは思うのだが、なかなか経験する事が出来ない奇妙な体験をするとどうしても書き残して興味のある方には読んでみて欲しい、と思うのは一応脚本書いたりモノを書く事をしている人間の性でしょうか。

ちょっと重い話だからそういうの嫌な人は読まないでね。うふ。
あと長いです。

先日、二連発あった夏の公演が終わった直後に父から突然『入院する事になったから来てくれてるか?』との連絡。

どうしたどうした、と現在親の住む浜松へ。
父が胸が苦しいとの事で入院。
なんでも心臓の周りの膜に水が溜まっているとの事。
場所が場所だけに即その水を抜く処置。

とりあえず無事処置は済み、良かったねとの事で様々な手続きを済ませ僕は帰京。



数日後。



医者から電話。

『抜いた水より悪性の細胞』

電話で申し訳ないが癌。
ただし非常に稀な状況。
なるべく早く病院にきてほしい、との事。

余りに突然の話で悲しい、とかショックとかよりただただ呆然。
これは数年前の大震災の時にも感じたのだが俺は余りの出来事に直面すると他人事のように冷静になる。

言葉を選びながらの先生の言葉に『ああ、そうですか。すぐにいきます。』との事務的で無感情の返事。

姉にも即連絡。
一緒に行ってくれるとの事で心強い。
怖い人でもこういう時にはいてくれて良かったと思う(本人には言わない)

浜松へ。

まず、母のもとへ。
実は母も数年前より体調を崩し現在は療養所で面倒を見てもらっていた状態。
母と姉、久々の対面でお互い涙。
俺は泣いちゃいけない気がしてただその様子を見守る。

その後。

父のもとへ。
相変わらず憎まれ口をたたく。
実は父と姉、あまり仲がよくない。
一緒に行って貰ったはいいが内心『この二人病院で喧嘩しねえかな・・・』との余計な心配。
実は俺の家庭、ちょっと特殊でそれぞれ揉めると間に入るのはいつも俺。
産まれながらの中間管理職。

父、姉、俺そして先生の面談。

俺と姉は話の内容を知っている。
父は知らない。

先生から父への告知。

父、素直に頷く。
俺は無表情。姉は涙ぐむ。

実は姉が涙ぐんだ事に俺は驚く。

そして、知っているはずの絶望的と言える話を知らないふりして当事者の父と話を聞く。

物凄く特異な状況。
俺も辛いが父の真顔をみて色々な感情を堪える。
涙を流す姉の手を握った。

そして、なぜかこの特異な状況をいつか台本にする日がくるかもという本当に不謹慎な事が頭をよぎる。
俺は芝居に完全に毒されている事をこんなタイミングで気付く。
自己嫌悪にまでなる。これは完全に余計な感情。

専門的な話は省くが父はかなりレアな症状で、どこが悪い癌でこのような状況になっているか現時点で不明。
そのためどの様な治療をするのかも現時点で不明。
寿命も不明。

わざわざ東京から来て頂いて申し訳ないが現時点で説明できるのはそれ以上ない。
判明次第その都度お知らせします、とのこと。

現時点でご質問はありますか?

と質問されるも要するに全部不明な状態と説明されても質問はありませんよ…、と思わず突っ込んでしまう。

そうですよね…、と先生。
しまった、いつもの癖で突っ込んでしまった。
ここは突っ込むところではない。

父がくすっと笑う。

あんた笑ってどうすんのよ!

とりあえず何から何まで現時点では不明。
ただし覚悟が必要、との事で面談終わる。

病室へ戻り父、姉、俺で話す。

『孫の大学入学式は見たかったなあ』と涙声の父。

もしかした父の涙声を聞いたのはこれが初めてかも。
姉は泣く。

その二人をみてここでも俺は泣いてはダメだ、と感じとりあえず色々飲み込み『そういう奴に限ってちゃっかり入学式に参加して「そういやなんだかんだ生きてるね」って皮肉言われるんだよ』と憎まれ口を叩く。

『うるせえなおまえ』

すぐ文句でかえってくる。
反射神経はまだ大丈夫なようだ。
そのあと軽く雑談。

悲しいが、姉が父に涙を流したのを見てなぜかホッとしてしまう。
涙堪えたり誰かが泣いてるのを見て驚いたりホッとしたり。
俺は俺で感情がメチャクチャだ。

今日は俺以外の家族がみんな泣いていた。
俺だけは泣かんかった。
これはなんとなく今日を迎えるにあたって密かに決意していた事。

これから家族みんながいろんな戦いをするだろう。

姉は自分の家庭へと帰った。

俺はまだ明日やる事があるので両親のいない両親の家に戻った。

冷蔵庫から親父のビールを出して、東京の自分の家では観られないBS放送を観ながら一杯やっている。

俺は親を失う事があっても『もっと親孝行しとけば良かった』なんてしみったれた後悔はしない。
自分で決めた道だからね。

ちょっと休む事はあるかもしれないが演技する事もやめません。
それしか出来ないからね。

あ、なんか豪雨が突然降ってきた。

親が住む家はちょっと俺一人だとひろい。

おっぱい触りたい。

今日の夜は長いかな。

おわり。

tiger_morihira at 19:13|PermalinkComments(0)