ブログネタ
本を読む。 に参加中!

 

秘伝!!ジークンドー護身術―ブルース・リーが生みだした格闘術
著者: 御舘 透

 ブルース・リー、何という懐かしい名前か。私たちが高校生の時のヒーローである。
 これがあっという間に死んでしまい、ますますヒーロー性が高まったのである。
 その彼が残したものがあったとは、この本を読むまで知らなかった。
 「ジークンドー」である。護身術の中の護身術という感じである。
 素人でも使えそうな技があり、これからの防犯に役立つような機がする。
 他の格闘技と違うのは、構えが逆と言うこと。攻撃を早くするため、足と手は、同じ方を出しておく。右でパンチを繰り出すとすれば、右足を前にしておくのだ。そうすると、瞬時にパンチを繰り出すことが出来るのである。
 手指3本を固めて繰り出す目つぶしの技も十分に使える。
 女性でも十分に使えるので、覚えていて損ではないと思う。
 ジークンドーを趣味にするのならともかく、護身術の一つとしてとらえるのであれば、この本を座右に置くだけで十分と思う。
 その中でも、今話した構え、パンチの繰り出し方、目つぶし技のほか、後ろから抱きつかれたら、後頭部をしたたか相手の顔面にぶつけ、思い切って足の甲を踏んで逃げるというようなことさえ覚えれば、十分なような気がする。
 ところで、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」という映画は、72年にあったものだ。あの当時「ゴッド・ファーザー」と並んで大ヒットした作品だった。
 カン・フーのまねが実にはやり、教室の後ろやら廊下で、「燃えよドラゴン」の音楽とともに高音のかけ声が学校中に響き渡ったものだった。
 ブルース・リーは、今で言うところの「一発屋」でもあったように思う。その後、2,3作のシリーズはあったものの、「燃えよドラゴン」ほど流行はしないまま、一部では、腹上死の噂がついて、この世から去ったのであった。
 それっきりだった。
 そうしたら、何と脈々とジークンドーが続いていて、このような時代、護身術にもってこいの技と言うことが分かったのである。
 人生とは、後世に何を残すかと言うことも実に重要なことだと思った。

 

秘伝!!ジークンドー護身術 ブログ人気ランキング