医療を受けるにあたり、患者が覚えておかなければならないこともある。
もはや、医療機関にお任せの時代は過ぎた。
かといって、いたずらに色々な医者にかかってもしょうがない。
自分の病気をきちんと認識し、その正しい治療をきちんと知った上で、セカンドオピニオンも大事にしなければならない。
セカンドオピニオンは、大事だ。
患者が第一だからだ。
だが、患者も何をしたいかはっきりすべきである。
何をしてもらいたいか主張するためには、知識がなければならないと言うことになる。
だが、高度な医学の知識など誰も彼も分かるわけでもない。
ただ、今日、たとえばガンという病気については、数多くの本が大衆向けに出版されている。
それらを読めば、今日のガン治療の実態が垣間見えてくる。
そのような今日的な医療の実態を考えると、確かに医師第一主義から、患者の時代に変わってきつつあるということを感じる。 そのような時代だ。医師になんでもおまかせではだめである。患者は、勉強をしなければならない。
本屋さんに行けば、そのような本がたくさんある。
まず、読んでみることだ。
何もかも頭の中には入らないが、たとえば、ガンの治療には、放射線に手術に、化学療法に免疫療法があると言うことが分かる。
しかも、それらは、1つ1つのガンにとっては、有効だったり無効だったりするのだ。
だから、まず知識を詰め込み更新しなければならないのである。
ところで、セカンドオピニオンとは、2つ目の病院または医師と言うことではない。
複数の医療機関又は医師にかかり、その意見を参考にして自分にとってより良い治療法を見つけて突き進むというものである。
そのために、患者も自分の病状を良く理解しなければならないと言うことなのだ。
ここまでをまとめるとこうだ。
お任せの治療から自分で納得のいく治療へ。
そのために、病の勉強もしなければならない。
※参考文献
先生、別の医者を紹介してください!―納得の医療を受けるための医師との賢いつき合い方
著者: 嵯峨崎泰子
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