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松坂世代
著者:
矢崎 良一

  まこと、野球には、世代というものがあって、特に、学年で華やかなところがある。

 昭和55年遅生まれの学年が松坂世代である。

 そのほか、昭和21年生まれだと、星野仙一、田淵幸一、山本浩二であり、昭和30年生まれだと、掛布雅之、江川卓の世代である。

 その前後の学年もなぜかよく頑張っている。それをクラスター現象と言うのだそうだ。

 さて、その松坂世代であるが、この松坂大輔を軸にして高校時代から様々な名勝負を産んできたのである。

 あるものは、大学に行ってからプロに入り、あるものは、ただただ敗れ去っていった。敗れ去っていったものもまた実は、非凡な野球選手であった。

 その中の一人、関大一高の選手だが、彼もまた非凡ではあったものの、敗者は敗者なのである。

 その対岸にいる松坂大輔は、怪物と呼ばれるほどの天才なのだろうか?

 2002年の日本シリーズでライオンズの松坂は、ジャイアンツの清原にホームランを打たれた。そのときの薄ら笑いについてさまざまな人がコメントを述べている。それだけ、松坂大輔という選手の影響力が高いと言うことだろう。このときに彼は、清原を凌駕していたのだ。

 このことについて、江夏豊は、否定的なコメントを出しているようだが、彼のコメントは、どうもいかん。昨年もタイガースの応援団がノックアウトされた敵チームの投手交代時、「蛍の光」を演奏するのが気にくわないようなことを言っていたが、そういうあなたは、一体いかがであったのか?タイガースであなたが勝手なことをした分、タイガースの優勝が昭和39年から昭和60年までの21年間皆無ではなかったか?

 私は、松坂は、間違いなく天才だと思う。が、それが検証されるのは、これからであろう。彼が、メジャーリーガーとしてどのような活躍をするのか。それに触発された後発のプレーヤーがどのように動くのか。その動きいかん、つまり、日本球界が根本的に変わってしまうような事態に陥れば、やはり、松坂は、大天才だったと言うことになろう。

 松坂世代は、よくてあと10年というところだ。次の世代がつかえていると言うことだ。

 松坂世代は、野球というスポーツを野球道から1つのアスリートに変えた世代になろう。