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明日の記憶 [DVD]明日の記憶 [DVD]
出演:渡辺謙
販売元:東映
発売日:2006-10-21
おすすめ度:4.5
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この映画の出始めから1年くらいしたときに一度,それから地上波でも一度観た覚えがある。そのとき以上に今日は感情移入してしまった。というのも,渡辺謙や樋口可南子が演じる人たちに自分の境遇が,つまり,年齢も仕事上の立場も子どもも似ており,見につまされる状況だからである。
最初観たときは,主人公と同じくらいの年だったように思う。それからまた5年以上たっているから,今度はわが身にアルツハイマー病が降りかかるころになってきたこともある。
また,義母が初めてこの映画を観たときあたりから,同じ病気にかかっている。でも,映画で言っているとおり,病気を遅らせる薬があるらしく,あれからほとんど病状が進行していないようにも思う。
この映画は,淡々とした時間配分が一つの特徴だ。うまく日常を醸し出している。孫の誕生と成長もあり,ディティールに気を配った作品である。
樋口可南子の眼の赤さがリアルだ。
配偶者があんなふうになったら,毎日泣きくずれるほかないもんな。
やはり,泣いても我慢しながら生きて行くほかないだろう。
翻って自分は,あんなふうになったら,つまり渡辺謙のようになったら,思い切り施設に入れてもらうことにしよう。今から妻に言っておこう。
今回のシチュエーションは考えられないことではないこと。だから感情移入が激しくなる。
逆に奥さんがこんな風になったらどうしようかとも考える。
逆に認知症に至った人は,幸せなのではないかと思うこともある。何がなにやらわからないんだからな。