ワーロック [DVD]
リチャード・ウィドマーク
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2013-04-18



 久しぶりの西部劇である。
 子供の頃は西部劇ごっこなどしていたが、今思うとあんな、一発入れば、すぐに死んでしまうようなそういう殺人の武器で遊んでいたのはなぜだったのだろうか。
 人を殺すのを小さい頃は何とも思わなかったのだろうか 。
 そもそも西部劇は人を殺さなければ自分が生きて行けないというシチュエーション、これが基本である。
 そこに人間模様を色々ねじ込んで、まるで正義であれば人を殺しても良いと言うかのような錯覚を起こしてしまう。
 だから殺される方は憎々しいほどでいいのであって、安易に殺されてはいけないということになるのかもしれない。
 実際私は正義であるはずの保安官補が殺されるとばかり思っていた。
 右手に重傷を負って帰るが、その手で拳銃を使用できるわけがない。
 しかしながら彼は主人公だった。
 ヘンリー・フォンダは脇役でリチャード・ウィドマークが主人公であることを考えれば、彼は死なない。
 そして西部の荒くれ男が幸せな結婚などできるわけがないではないか。
 結局結婚しながら結婚した妻を置いてまた旅に出かけなければならない。
 そういう役回りだ。
 幸せな結婚もできないしまともな友情もないということ、それが西部の荒くれ男の 真実なのかもしれない。
 しかしながらこの映画、最後の方で、泣いた赤鬼、を彷彿とさせるエピソードが ねじ込まれているのを 私は見逃さなかった。