夕顔絵夢二郎の江戸ハブ日記

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カテゴリ: 映画 さ行

猿の惑星:創世記(ジェネシス) [DVD]
ジェームズ・フランコ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2014-09-03



 これは時系列的にはどこに入るのだろうか。
 それはともかく,どうも人類の悲劇がこの作品に端を発すると考えられる。
 機長がねえ,感染症にかかり全世界にそのウイルスをばらまくというわけだ。 
 いや,それは本作のテーマではない。
 しかし結果としてそうなる。
 認知症対策のウイルスが猿の知能を上げ,人を感染症に晒す,つまり,猿の惑星,の前哨戦ですなあ。
 それはともかく猿と人との境ははっきりしているのであり,異種の動物の知性が上がるということはそれだけで人類にとっては恐怖である。
 ただし危ないウイルスはその取扱に十分気をつけなければならないということだろう。
 取扱注意。
 ウイルスもそうだが,一体福島の原発の処理はどうなっているんだ。
 危険でないと誰が言えるんだ。
 どうも無責任すぎる。
 本作も結局私利私欲が地球を危ういものにしているということを言いたかったんだろう。
 映画の主張もよく考えて観ると人として考えさせられることがしばしばだ。
 
 

 

新・猿の惑星 [DVD]
ロディ・マクドウォール
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)
2012-07-18



 猿の惑星シリーズを時系列で観ようとすれば,第1作はこの作品なのだそうだ。
 ぼうっとして観ていると,最後,ええっ!あっ!そうか!と驚かされる。
 3050年代から1973年に戻った話で,封切り当時のメーキャップとしては精一杯だったろうなあと思わざるを得ないが,それも映画という文化を考えれば,ひとつの金字塔だろうなあ。
 銃社会アメリカならではの命のあっけなさも感じられるが,そして,赤ちゃんチンパンジーをまるでゴミのように海に投げ出すシーンもあって,あれ?と思った直後,舞台はサーカス団へ。
 第1作の自由の女神のようなショックですなあ。
 第1作は友達と映画館で観たのだが,その友達が観たあと気持ち悪くなって路上で吐いたのを思い出す。
 それもショックだったなあ。
 このシリーズもゆっくり観ていこうと思う。

「忍びの国」通常版 [DVD]
大野智
TCエンタテインメント
2018-02-02



 嵐,をやめたいという大野くんが熱演していた作品。
 何より伊賀の下忍の打算的なところが今までの時代劇とは違う軽いタッチの作品に仕上がることになった。
 ナレーターがミステリーというのもまた面白いところ。
 大野くんがそう簡単にしないのも魅力。
 石原さとみもそれなのに映画映えしていた。
 もう現代はこれほどハチャメチャな思想,デジタル的な動きがなければ,時代劇でさえ振り返られなくなったのだろうか。
 そうかもしれないなあ。
 時代が変わったと時代劇を観て思う時代が来たのだ。
 城を建てて城を爆破するというハチャメチャさ。
 金を貰えば,はいそれまでよという打算,こういうのはこれまで小説にも映画にもなかったものだけに,面白いものになった。
 ヒロインの死がもったいなかった。



監督:野村芳太郎
出演者:丹波哲郎、 加藤剛、 森田健作、 島田陽子
収録時間:143分
レンタル開始日:2004-04-24

Story
松本清張原作の社会派サスペンスドラマを、橋本忍と山田洋次の共同脚本で映像化。親子の宿命を断ち切り、音楽家として成功した和賀英良の目の前に、突如封印したはずの過去が突き付けられる。男の意地とトラウマを映像的に見事に交錯させた傑作ドラマ。 (詳細はこちら
 私はこの作品が好きだ。
 原作よりも優れているこの映画が好きなのである。
 それでも松本清張が調べ上げた出雲弁が東北弁であるという面白さはやはり原作者の功労だ。 
 しかし原作よりもこの映画が上だと感じるのはその人間模様がしっかり映像化されているからだ。
 もちろん原作は悪くはないのだ。
 きちんとした本格ミステリーだ。
 だがこの映画が,原作より上,と断じるわけは人間関係の機微が具体的に描かれているからだ。
 この映画を観てふと感じたことは先の大戦で多くのでたらめな戸籍が作られたであろうこと。
 今やもう名作となった本作のMVPはなんと言ってもあの子役だろう。
 一体今何をしているやら。




監督:是枝裕和
出演者:福山雅治、 広瀬すず、 満島真之介、 市川実日子、 松岡依都美、 橋爪功、 斉藤由貴、 吉田鋼太郎、 役所広司
収録時間:124分
レンタル開始日:2018-03-07

Story
『そして父になる』の是枝裕和監督、福山雅治、役所広司、広瀬すずが共演したサスペンス大作。殺人の前科がある三隅が、解雇された工場の社長を殺し、火を点けた容疑で起訴される。弁護士の重盛は、死刑がほぼ確実な彼を無期懲役に持ち込もうとする。 (詳細はこちら
 なかなか理解しがたい作品だが,是枝裕和監督だもんな。
 現代社会派,なんて言い方でいいのかな。
 あの,万引き家族,の前の作品になるのだろうな。
 それはともかく,広瀬すず,がいい味を出していたなあ。
 真面目ないい女優さんだ。
 吉田鋼太郎は,これからも邦画から外せない名脇役になれそうだ。
 そういう俳優さんて昔からいたもんな。
 役所広司と福原雅治の2トップを競わせていたね。
 ただ役所はほとんど塀の中だ。
 市川実日子は,私はだめだね。
 不機嫌すぎて雰囲気壊しすぎ。
 一体真実は何だったのだ…。
 余り難しく考えることはないということでいいのかな。

ゼニガタ [DVD]
大谷亮平
キングレコード
2018-09-05



 これまた異色の出来。
 暴力シーンが多いが、ヒーロー側が死なないのがいい。
 佐津川愛美を起用したのは監督が期待を込めたところなんだろうな。
 札束を見てそれを欲しがる自分に気づいた。
 それほど銭というのは人に影響を与える。
 10・3というとんでもない利息ですな、これはヤミ金ではあたりまえのこと。
 それでも借りる人間がいるということ。
 そしてその余分な分は実は返す必要はないのだが、たとえば5万借りたら、10日ごとに15,000円を返す。
 この場合最初よこすのは利息分を除いた35,000円だ。
 それでも返し続けるのだから大したもんだ。
 15,000円を4回返したら6万。
 この時点で返済は終了でなおかつ利息制限法上の利息以上を返済したことになるから、余分な分は返す必要がなくなるのだが、そんなことがわからないまま返し続けることになる。
 要するにたった35,000円借りて延々と10日に1ぺん15,000円を返し続けることになるのだ。
 これがヤミ金ならそれより性質のいいサラ金はぎりぎりの利息を設けているが、最近はほぼほぼ銀行系だ。
 しかもサラ金を持たない銀行はカードローンで人を誘う。
 金に困った人の足元を見ている。
 返せども返せども元本が減っていないという奇妙な事態に陥る。
 これがお金である。
 要注意である。
 

ジャッジ! [DVD]
妻夫木聡
松竹
2014-07-09



 いやあまたいい映画に会えたもんだ。
 そもそも題名しか見ていないから洋画だとばかり思っていた。
 そしたらコテコテの邦画でしょう。
 参りましたなあ。
 しかも今をときめく秋風羽織先生がおられるじゃありませんか。
 それはともかく、北川景子、いいですねえ。
 すごいいい女だ。
 で、と、こうなる。
 だからなんなのよって。
 結局、トヨタ、と、エースコック、ですか。
 客観的な記録の問題ではなく人の審査による順位付けというのはことほど左様に不正が生じやすいということだ。
 だからそういう競技というのは信じがたいということになる。
 つまり将来そういうバカバカしい順位付けというのがなくなることになるのではなかろうか。
 そのことを強烈に皮肉っていた映画だったようにも思う。
 まあそれにしてもたいへん楽しい映画だった。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) [AmazonDVDコレクション]
アンディ・サーキス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2018-07-04


 猿の惑星を本当に久しぶりに観た。
 一番最初に観たのは中学校1年生 だったかと思う。
 友人と二人で米沢市内の映画館に行った。
 なぜか友人が映画を観終わった後吐いたのを思い出す。
 あの映画は、猿の惑星、の一番最初の映画だった。
 今更ネタバレもないだろう。
 あの最後のシーン、自由の女神が本当に印象的だった。
 その後続編を何本か観た気がする。
 映画館ではなくテレビでだ。
 今回の、聖戦記、はそれまでのものとは全く違うのかなと思った。
 猿の惑星、というよりも猿対人間の戦いだったのかな。
 その背景をきちんと知らないと何も理解はできないということになるか。
 まあしかし途中で寝ることもなく最後まで見たので良しとしなければなるまい。
 だからといって本当にいいなぁと思うほどのものでもない。
 ただ特殊メイクがすごい。
 それくらいかなあ、この映画は…。

不知火檢校 [DVD]
勝新太郎
KADOKAWA / 角川書店
2017-01-27



 これが、座頭市、のプロトタイプだと言う。
 しかし本当に悪いやつだなあ。
 座頭市もこんなに悪いやつなのだろうか。
 それでも勝新太郎は本当にいい演技をしていた。
 悪いやつに応援をしていた俺はやはり悪いやつなのだろうか。
 なんかいつの間にか応援しているんだよな。
 最後に結局勧善懲悪で、杉の市、はお縄にされてしまった。
 そんなもんだろうな。
 でも小悪がね、とても心地よい。
 それは映画だからだ。
 映画だからこその快感だ。



 12年前にブログにアップしていた。
 その時は5回目と書いてあった。
 なんだか懐かしくてまた観たくなった。
 あの時の記事では米沢市の人口が9万余、だったのが、今は8万5千前後。
 地方は急速に衰退している。
 山河高校の校舎は今はもうない。
 フラワー長井線のラッピングもスウィングガールズのやつは見かけない。
 上野樹里は、今何をしているんだろう。
 そして私自身、その米沢市から山形市に移り住み、もう9年、新築して8年だ。
 忘れてしまったシーンもあった。
 そう一番金銭的に重要なイノシシのシーンなんてすっかり忘れていた。
 エビスヤ、YAMAHA音楽教室、フラワー長井線なのにロケ場所は米坂線の鉄橋、旧高畠高校校舎、上スタ(米沢市営球場、当時上杉スタジアム、今は皆川球場と呼んでいるらしい)、米沢市相生町の交差点(ここは、今回観ると、あの、ビートルズ、のパロディとわかる)、遠くに見える吾妻山、斜平山(なでらやま)、ハラコーの敷地…。
 故郷の山河がてんこ盛り、まさに、山河高校じゃないか。
 私はこれからもおりに触れこの映画を観続けることだろう。

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