夕顔絵夢二郎の江戸ハブ日記

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カテゴリ: 著者 あ行

監督:山田洋次
出演者:渥美清、 倍賞千恵子、 前田吟、 佐藤蛾次郎、 下條正巳、 吉岡秀隆、 松坂慶子
収録時間:104分
レンタル開始日:2004-11-25

Story
瀬戸内の小島で大阪の芸者・ふみと出会った寅次郎。生き別れの弟に会うのをためらうふみをけし掛けて、寅次郎は一緒に会いに行く。しかし、弟はもはやこの世にはいなかった。そして、柴又へ帰った寅次郎の下へ、ふみが訪ねて来て…。 (詳細はこちら
 
 第27作。
 今の人が観たら、まんぷく、のあの、鈴婆さん、とは気づかないだろうか。
 松坂慶子がそれほど年を取って風貌が変わった、と言われているが、私にとってはこの寅のマドンナも鈴婆さんも同じ松坂慶子だ。
 逆に松坂慶子の見事な年の取り方に感服するほかない。
 それはともかく、この松坂慶子の年齢が微妙で、寅の恋人にもなれば寅が保護者的にもなる的な立ち位置ですなあ。
 最終的に、斎藤洋一、がペロッとかっさらっていくのだ。
 まあでも寅よ、お前には松坂慶子は似合わない。
 そういう意味では、観客も第三者的な目で観られる、シリーズの中では刺し身のツマのような作品だったと思う。
 それにしても、マンネリに堕さず、一つ一つの作品の実に丁寧なことよ、これまた感服する。



 ミステリではよくある離れ小島。
 そこに大学ミステリ研究会のメンバーが訪れるが、
 

 お前たちが殺した千織は私の娘だった。

とのおふれがメンバーになされる。
 犯人の動機は



 千織の生家である角島の青屋敷。
 そこで彼女の両親が巻き込まれた惨劇。
 自分達の好奇心を満足させるためにその島へ渡る彼ら6人の罪人。
 その構図は彼らの全てを何か鮮明な色彩でもって塗りつぶし粛清してやりたいという衝動を煽り立てずにはおかぬものがあった。
 最初は角島で6人を殺しその後自らも死のうと考えた。

というもの。 
 実は得意技の速読をしてわかったつもりだったが、全く理解をしていなかったという私のお粗末でもう一度読み返し、なんとなくそのストーリーはわかったものの釈然としない。
 で、この話もまた叙述といわれるのだが、結局叙述=独善、ということになるのか。
 ミステリとはかくも奥が深いということであり、ひまつぶし(ひつまぶしではないぞ)で読むものではないのだぞ。
 叙述とは独善だがそれでも読み進めるべき価値のあるものでもあると思う。



 第44回(1991年)日本推理作家協会賞受賞作。
 いささか古い受賞作ではあるが,パワーがありますな。
 キャリアから落ちてきた現場の刑事という感じか。
 何もキャリアの警部が一人で捜査する刑事にならなくともいいような気もするけれど,本作はこの後シリーズものになったようで…。
 もしかすると読み続けることに私はなるかもね。
 それはともかく


 警察組織の上層部はことあるごとに暴力団壊滅を謳うが,ノンキャリアの現場組はおいそれとは暴力団が消えてなくならないことを知っている。
 なまじ組織を叩いて構成員が野放しになるならば,各員の所属が明らかな方が対処しやすいと考えるのが現場の空気である。
などと平成3年当時の暴対法についての聴いてきたふうな現場の意見をちょっと述べ,

 
 「いいよいくら考えても。だが忘れるなよ。俺たちはおまえをぱくったわけじゃない。だからお前がよその土地に逃げても追っかけることはしない。だがお前の仲間は違うぞ。どこに逃げても追っかけてきて居場所を突き止め頭を叩き潰しにくるぞ」
などとダーティーな捜査手法を使ったりする。
 そもそも所轄では祭り上げられるばかりのキャリア警部が現場の空気にどっぷりつかっているベテラン警部補と対立し斬ってしまうあたりから,この警部は独立してしまうのだが,よりによって刑事部ではなく当時の防犯部今の生安部の刑事になるというのがまた面白いシチュエーションにしているということになるかな。
 今の刑事はこれだけのパワーがないもんなあ。
 まあとにかく強い人だ。

石の中の蜘蛛
浅暮 三文
集英社
2002-06


 第56回(2003年)日本推理作家協会賞受賞作。
 これもまた読んでいるうちに確か以前読んだ記憶があるとなった。
 つまり何回読んでもわからんものはわからん,人生の時間には限りがあるのだからそんな無駄な生活はしないでしっかり本を読め,という立花隆先生の言が思い浮かぶ。
 でも性懲りもなく最後まで読んだ。
 しかしわからなかった。
 ただ主人公には特殊な才能があるらしい。
 前に住んでいた人の消息を感じることができるのだ。
 

 立花の頭に一つの言葉が浮かんだ。
 二重生活。
 美恵は二人の自分を使いわけていたのではないか。
 昼は銀行に務め夜はピアノ弾きとして暮らしてそれが同時に2つの部屋を借りた理由ではないか。
 このへんになると独善。
 独りよがり本だ。
 

 美恵が消えたのは半年前。 
 二人が銀行をやめた頃だ。
 おそらく金が入ったのはその段階。
 同時に美恵は向こうの部屋から姿を消し,ピアノ弾きとして第二人生を始めた。
 当然田川は消えた美恵と金を必死になって探した。
 極端に言うと主人公が良からぬ幻想を紡いで話を作った,それを読み手が読んでいる,ということになるのか。
 立花隆先生が言うように無駄な時間だったかどうかはわからないが,ともかく2回読んでわけがわからん本だということがわかったということだ。

染五郎の超訳的歌舞伎
市川染五郎
小学館
2013-10-04


 まずは,仮名手本忠臣蔵,から。

 この事件が赤穂浪士がいろは47文字と同じ人数だったことから「仮名手本」そこに大石内蔵助の蔵をつけて「仮名手本忠臣蔵」と題して劇化されます。
 するとお上への不満が溜まっていた庶民は自分と赤穂浪士を重ね合わせたのでしょう。 
 まるで鬱憤晴らしのように興奮し絶大な人気を博すことになりました。


 忠臣蔵を史実に忠実にすると少なくとも劇化されたものとは違うということは多くの歴史家から指摘されていることである。
 しかしなぜ庶民がこの劇に浮かれたかということは上記のとおりである。
 ノンフィクションに自分を重ね合わせるということは今もそのとおり行われていることであり,それがたまたま赤穂の殿様が殿中で刃傷沙汰を起こしたことに端を発し,そんなこと許されることか否かはともかく,討ち入りを果たしたことが,劇化されたことで熱狂的な人気を得たということですな。
 次,勧進帳,ですか。
 関所を通り抜けると弁慶は義経に涙を流して打擲したことを謝ります。
 義経は手を差し伸べ万感の思いをこめて礼を述べます。 
 このことによって主従の絆が更に深まり旅立とうとしたその時富樫が最善疑ったわびにと酒をわたしにやってきます。
 弁慶はそれをありがたくいただき豪勢な舞を披露します。

 それにしても昔の人はこのような歴史的な物事を劇化する能力に秀でていたんですなあ。
 それがほんの50年くらい前まで当たり前のように語られていたのだ。
 つまり幼心にも先述の赤穂浪士の話やこの義経主従の話は覚えていたことだ。
 それが今の小学生にはわかるまい。
 こういう話が日本人から離れていってしまった理由は一体どこにあるのだろうか。

ピアノを読む本 もっと知りたいピアノのはなし
「音楽を読む本」編集委員会
YMM
1994-10-10


 うーむ,ピアノ系の楽器は弾いてみたいと思うのだが,持っているギターさえままならぬ現実がある。
 ところでピアノは

 ピアノはその機構からいえば,打弦鍵盤楽器ということができる。
 ピアノの中には実に様々な楽器の要素が含まれています。
 弦をハンマーで叩いて音を出すことから言えば打楽器。
 弦を使って音を出すから弦楽器。
 鍵盤で発音の仕組みを操作するからやはり 鍵盤楽器,という具合に三つの顔を合わせ持っています。

という多機能な楽器である。
 打楽器であり,弦楽器,鍵盤楽器,の3つの顔を持つというのが学問上の定義でありますな。
 その弾き方については

 その代表がドイツのピアノ教師ルドルフ・マリア・ブライトハウプトであり,腕の重さと弛緩を基本とした彼の動奏法は当時のヨーロッパのピアノ教育にセンセーションを巻き起こした。
 指先だけでなく手首や腕までも柔軟に利用するこの奏法こそが近現代のピアノ演奏の基礎だと言って良い。


というものであります。
 まあ言ってみれば全身を使う奏法ですなねえ。
 パソコンのキーボードを叩いているとこのピアノ系の楽器も演奏してみたいなという思いに駆られる私でした。



 俳句は文学と言うよりは言葉遊びなんだろうな。

 述べないということはどういうことか。
 この句(秋風や模様の違う皿二つ 原石鼎)は述べない俳句の典型といえるでしょう。
 秋風が吹いている。
 模様の違う皿が二つある。
 作者はそれ以上述べていません。
 だからこそ読者はこの情景から自由に連想することができます。


 などと言って勝手に連想しろというのだ。
 別に模様の違う皿が二つあるからと言って一体何だというのだ。
 その言葉遊びの典型は季語があってそれを上五にしてあとの中七,下五で勝負するというもの。
 上記の句も上五が春風やだったら春の話になるというわけ。

 型その一は上五に季語を置いて,や,で切り, 中七,下五を一つの フレーズにして名詞で止めます。
 (略)
 これは最も基本的な形です。
 ◎ 蛍火や山のやうなる百姓屋  富安風生
 ◎ 冬ばらや賞与劣りし一詩人 草間昭彦


 要するに十七音と言いながらこの言葉遊びは明らかに十二音が勝負だということだ。
 なんと難しい遊びだろうか。



 次の小松菜のふりかけは作ってみたが,他の作りおきおかずで十分間に合うので今は作っていない。

 小松菜を生のままできるだけ細かく刻みます。
 これをボウルに入れて上から軽く塩を振ります。
 塩の量は料理にもよりますが,野菜の重量の3%前後が目安です。
 手で混ぜながら全体に塩をなじませたらしんなりして水気が出るまで待ちます。
 ◯ ジッパー付きのポリ袋で保存。


 作ってみようと思った料理のレシピを抜き書きし,ブログにアップしてそのブログの記事を見ながら料理を作るのが基本だが,この料理はブログにアップする前に作り,そしてそのまま作らなくなった。 
 しかしせっかくの料理なのでまた挑戦してみたい。




 今まで作り置きの勉強をしてきてタンパク質については,牛肉,豚肉,鮭,鱈,をなんとか料理できるようになった。
 そのうちの豚肉の料理の1つ,豚肉の生姜焼きは

◎ 豚肉の生姜焼き
  豚肉の片面に片栗粉をふり,指で均一に伸ばします。
  刷り込むのではなく軽く伸ばす感じです。
  そして粉をつけた面を内側にして肉をパタンと半分に折ります。
  この状態で焼くのです。
  フライパンを熱し油を引いて鍋肌になじませます。
  半分に折ったままの豚肉を並べこんがりと焼きます。
  焼き色がついたら,返します。
  (略)
  それぞれの肉の上におろし生姜を好みの量こんもりと乗せます。
  調味料を入れます。
  まずお酒をじゅっと入れたら,火をつけて強火で煮立てます。
  アルコールが飛んだところでみりん,醤油を控えめに加えます。
  (略)
  鍋中が煮立ってきたら,上に乗せた生姜ごと肉を菜箸でひっくり返し,肉の両面に味を絡めます。 


というものである。 
 ぜひ作ってみたい料理だ。



 まずつくりおきのコツであるが,

 私の場合,ちょっと早起きした朝や子供が寝た後の1時間など隙間時間を見つけてちょこちょこと作っています。
 何かのついでに作ることが多くて,朝,お弁当用におかずを作るついでに晩御飯用も作ったりその逆もあったりします。 

なのだそうだ。
 私の場合は,今,夕ご飯時作っていますな。
 前日までに作り置きしていたおかずを出して,その後また作り置きを作っている状況です。
 さてそれでは本書で気になった各論に参りましょう。
 まず豚肉の生姜焼き。

◎ 豚肉の生姜焼き。 冷凍7日。
  袋詰めの作り方
1 玉ねぎ1/2個は薄くスライスする。
2 豚ロース薄切り7〜8枚を広げ塩コショウする。
3 A(酒大2,みりん大2,醤油大2〜3,砂糖大1 1/2,にんにくすりおろし小1,生姜すりおろし大2)と 2のロース肉をよく混ぜこんだら1を入れて袋詰めし冷凍する。
◎ 調理の仕方
  冷蔵解凍しフライパンにごま油大1をひいて肉を両面焼く。
  玉ねぎも一緒に焼く。

 
牛丼

◎ 牛丼。冷凍7日。
 袋詰
1 牛肉細切れ400gに塩を振りさっと混ぜておく。
  玉ねぎ1個はスライスする。
2 ボウルにA(酒大1,みりん大2,醤油大2 1/2,砂糖大1 1/2)を入れ1を入れて混ぜてから袋詰めして冷凍する。
◎ 調理
1 冷蔵解凍して小さめの鍋に袋詰めの中を全て入れ蓋をして弱火で煮る。
  牛肉の赤いところがなくなるまで蒸し煮して汁気が出たら火を止める。
2 ご飯に乗せる。 

マリネのたれ。

 マリネのたれ。 冷蔵1ヶ月。
材料:はちみつ80〜100g,塩小1,酢250cc)
◎ 作り方
1 小さめの鍋に蜂蜜と塩を入れ混ぜながら酢を加える。
  弱火にかけフツフツと湧いてきたら火を止める。
2 粗熱を取り保存容器に移して冷蔵庫で保存する。

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