夕顔絵夢二郎の江戸ハブ日記

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カテゴリ: 著者 ま行

チベットからの遺言
将口 泰浩
産経新聞出版
2008-09


 チベットというところは中国から侵略されたことになるのだろうか。
 それはともかく広義のチベット文化圏というのは 

 チベット文化圏は現在の行政区分中国のチベット自治区だけではなく,北はモンゴル,南はネパールとブータン,西はインド 北部 ラダック, 東は四川省までと広大だ。

とのこと。
 そのチベットにおける婚姻制度は

 「私の地方では僧でも皆家内を持っている。僧が家内を 持たれてこの世を楽しく過ごされると言うことはまことに利口なこと(略)」
 (略)
 「チベットでは大抵兄弟3人あっても5人あっても嫁さんは1人しかもらわん。 兄さんが嫁さんをもらってその他のものはその嫁さんと一緒にいてやはり夫婦の関係になっている」

で,女性が大切にされているということなのか,それとも血筋を大切にするということなのか,人口,少子高齢化との連関,などは一体どうなるのだろうか。
 一般的な数学では当然一夫多妻のほうが人口は増えることになるのではなかろうか。
 文化がそうなっているのだから,なんとも言えないが,一妻多夫では人は増えない。




 第48回(2002年)江戸川乱歩賞受賞作。
 元に戦時下の出来事があり,それがフイルムに残されていたということ,しかも虐殺の模様が記録されていた。
 まあいつまで経ってもこの日本という国が戦争をしたということは負い目になるということだろう。
 殺られた方は忘れられないというのが真理だ。
 それはともかくそういう重いテーマをこの新人賞にもってくるあたりは著者の勇気を感じますなあ。
 文学かミステリーかとなにも構える必要はあるまいが,重苦しいテーマで特に解くような問もないものをミステリーと呼べるのだろうか。
 文学のミステリー化,ミステリーの文学化とでも言う現象か。
 それはともかく,ミステリーの文学化はいけませんぜ。
 ミステリーは独立すべき分野だ。
 文学的香りは必要ありません。
 この賞をもらいたければ,一つでも多くの謎を残せって言うの。

隻眼の少女
麻耶 雄嵩
文藝春秋
2013-05-10



 第64回(2011年)日本推理作家協会賞受賞作。
 優秀な小説は読めば読むほど奥が深いと感じてしまうのは私だけだろうか。
 特にこの,日本推理作家協会賞受賞作,には波が少なくて毎回ドキドキして読んでいる。
 本作は順当なミステリーであり様々な展開をワクワクしながら読んだ。
 ミステリーの醍醐味は犯人捜しである。
 パズル,知的スポーツでもある。
 そしてミステリーのルールに則っていなければならない。
 それが読み手vs.書き手の戦いになり,読み手が,参りました,と言ったときに正当なミステリーということになる。
 しかしながら本作の最後はメッセージのルールを大きく逸脱したものであったことから正当とも言えないのかなと思ったところである。

 「そこです問題は。なぜ犯人は雪菜ちゃんを標的にしたか。それもあえて18年前を思い起こさせる方法で。犯人は当時と全く同じ手段で殺害していますが,この事件は封印し手口を少し変え便乗犯と思わせた方が犯人にとってよっぽど有利だったはずです。その結果当時あの場所にいた人物であるという前提がされるわけですから」
 「まあそうだけど。こうは考えられないか。18年前はアリバイや何かで完全に容疑の圏外にいたから安心して同じ手法を使ったと」


 いずれにしてもとにかく犯人を突き止めて行くのが探偵役というふうになるわけで

 「つまり犯人は左側から左手で無理をしてライターをつけたのは犯人の左目が使えなかったからだという結論を出させないためにわざわざ右側からつけたのです。もちろん左目が見えない犯人には奥は見えませんが,何かを探すのと違ってただ底板を焦がすだけでいいのですから見えなくても構わないのです。それに該当するのは…」

 ということでついに犯人に行き当たる仕掛けだ。
 ミステリーはパズルだ
 読み手が犯人はこの人だと理詰めで納得できないのならその作品は負けということになる。
 ミステリーの構図は書き手vs.読み手である。
 つまり私が言いたいのはルールに基づいて読み手vs.書き手の構図の結果犯人がこの人だというふうな 根拠に行き当たるならばそのミステリーは正当なものだと言えよう。
 だから本作がミステリー正当論から言えば最初に述べた通りルールから逸脱しているところで正当ということからは逸脱しているから,順当な,というあたりが評価となろう。




 第62回日本推理作家協会賞受賞作(2009年)。
 10年前の受賞作である。
 確かにいい作品なのだが,果たしてこの大賞に値するだけの作品だったかどうかは,?,である。
 というのはこれまで同賞受賞作品を読んできたが,ミステリーにこだわるものでもなく独創性豊なSFあり人間模様ありという文学的に非常に高度な作品が多かったと感じられたところ,本作は正当なミステリーの端っこあたりに位置するような作品で大どんでん返し小どんでん返しがたくさんあり,読者は何度もあっと言うんだけれど,だからってこの作品をもう一度読みたくなるだろうかということですよねえ。
 私は本作は佳作だと思います。
 けれどもどうも本賞はブレが大きいような気がしてならない。
 推理作家協会賞と言いつつミステリーからかけ離れたりあるいは本作のようにミステリーをあちこちに散りばめているにもかかわらず,まあ,言わせてもらえば,素晴らしい小手先,だよねえ。
 本当に面白い作品です。
 ミステリー好きはぜひ一読を!
 




 難しくてめんどくさくて時間がかかりしかも高価な料理など作ることはできない。
 でも常備菜というのは実によくできていると思う。
 簡単で短時間でできしかも保存がきく。
 作れば作るほど奥深さに感激してしまう。

 牛肉の大和煮
 牛肉250g,生姜大1かけ,水1カップ,A(醤油大3,酒,みりん各大2,砂糖大1),醤油大1/2
1 牛肉は食べやすい大きさに切る。生姜は1cm四方の薄切りにする。
2 フライパンに水,Aを入れ1〜2分したら牛肉も入れる。
  再び煮立ったらあくを引きアルミホイルで落し蓋をし弱めの中火で汁が少し残るくらいまで約20分煮る。
  最後に醤油を加えて汁がなくなるまで2〜3分煮る。


 これなんざしぐれ煮とも違う味になるんじゃないかな。
 ちょっとたのしみだ。
 それから,

 油揚げのふくめ煮
 油揚げ3枚,だし汁2カップ,A(砂糖,みりん各大1,醤油大1 1/2)
1 油揚げは熱湯を回しかけ油抜きをし(さっと茹でても良い)小さめの三角形に切る。
2 鍋にだし汁を入れて中火にかけ1を入れて1〜2分煮る。
  Aを順に加えアルミホイルで落し蓋をして弱めの中火で約15分煮てそのまま冷やす。 
 

などというのも超カンタンと言う感じだ。
 もう少しレパートリーがあってもいいな,と思う今日この頃である。




 小物高級官僚の大罪と題した贈収賄事件の真相である。
 防衛庁事務次官まで上り詰めたキャリアは

 いや,防衛庁に対する国民の理解を深める仕事だと思っています。相違うpバガンだの仕事をやりたいと考える次第です。それでも中曽根は合点がいかない。

という入庁時のポリシーがあったらしい。
 また関係議員について

「石破代議士は口舌の徒というほかない」守屋の石破評は最低だ。

と冷静に分析していた。
 それほどのキャリア官僚がなぜ落ちぶれてしまったか。
 その一つがゴルフだったらしい。
 守屋夫妻をゴルフ漬にするというもの。
 具体的な指導。

「まず打ち放しからですよ。トラック1台分くらいのボールを打ってからでないと飛ぶようにはならないからね」
 守屋にそう指導した。
 そして守屋は神宮前にあるゴルフ練習場に通うようになる。

 いやあわかりやすいですな。
 そして接待ゴルフです。
 接待する側は休日もない。

 宮崎は土曜日に接待ゴルフがあったため守屋夫妻とのラウンドはたいてい日曜日だった。
 ラウンドスタートの予約は早朝一番が多い。
 7時半のスタートに間に合うよう宮崎が山田洋行のホンダアコードのレンタカーを運転させ6時に守屋宅に迎えに来る。

 と具体的になる。
 はめられるというのはこういうことなんだろうな。
 贈収賄の典型例だ。



 世の中には面白い本がある。
 この本もそうだ。
 今,一生懸命,栄養や料理の勉強を私はしているが,この,ゆでおき,という本は とてもためになった。

 次にブロッコリーのゆで方と肉,魚の茹で方について抜き書きしたけれども,特に肉と魚の茹で方は素晴らしい。
 フレンチトーストを作るためブロッコリーを茹でる必要があったので,そのことが書かれてある本を探していたらこの本に当たったということである。
 この本は自分の近くに置いて使うべき本かもしれない。

牧野直子
◎ブロッコリーの茹で方
1 ブロッコリーは小房に切り分け貯めた水で洗う。
  房部分は小房に切り分け茎は硬い部分を除いて食べやすく切る。
  房には砂が溜まっていることがあるのでためた水の中でふり洗いする。
2 沸騰した湯で2〜3分茹でる。
  大きめの鍋に湯をたっぷり沸かし塩を加える。
  ぐらぐらと沸騰した状態の湯にブロッコリーを入れ軽く沸騰する火加減で2〜3分茹でる。
3 ざるにあげて水気をしっかり切る。
  時間が来る少し前に茹で加減をチェック。
  緑色が鮮やかで歯ごたえが残る少し固めがグッド。
  ざるの上に茹でこぼししっかりと湯を切る。
4 冷めたら保存容器へ。
  水にとると水っぽくなるのでざるに上げたまま冷ます。
  冷めたらキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れ包んで保存。
○ 同じ茹で方 野菜カリフラワー
☆ 熱湯から茹でる。水に取らない。

◎  薄切り肉の茹で方
1 湯はぐらぐら沸騰させないが鉄則。
  湯は一度沸騰させネギの緑の部分と生姜を入れ少し温度を下げ火を止める。
  薄切り肉を茹でる時は1切れずつぐらぐらとさせないのがコツ。
2 さっと茹でてすぐに引き上げる。
  肉の色が全体的に白くなれば OKなので茹で時間はわずか。
  茹でたらざるにあげる。
  湯の温度が下がってきたら沸騰しない程度に弱く火をつけて。
3 キッチンペーパーを敷いた保存容器へ。
  ざるの上でしっかり水気を切った後キッチンペーパーを敷いた保存容器に入れ乾燥しないようキッ チンペーパーをかぶせて蓋をし冷蔵庫へ。
○ 熱湯から茹でる。水に取らない。

☆ 応用 鮭の切り身
  薄切り肉の応用で魚もゆでおき
○ 熱湯から茹でる。水に取らない。
1 鮭の切り身は塩,酒,各少々をふってまぶし10分ほどおいて水気をふく。
2 鍋にたっぷりと湯を沸かし,沸騰直前で火を止める。
  切り身は1切れずつ入れ再び火を付け水面が静かに揺らぐ程度の火加減(沸騰させない)で3〜4分ほど茹でざるにあげる。
  そのまま置いて冷まし完全に冷めたらキッチンペーパーを敷いた保存容器に入れ乾燥しないようキッチンペーパーをかぶせて蓋をし冷蔵庫へ。



 私は定年退職,一年の再任用を経て今はボランティア+年金暮らし。
 これは実は理想の生き方ではないのかと一人楽しんでいる。
 そして妻は,そんな私に合わせたようにキャリアアップを果たし,ケアマネになり,この11月16日から正職になる。
 今はその前段のお試し期間。
 私は,半主夫ですな。
 朝,コーヒー,紅茶をこの7年間毎日出していたが,玄米食に凝り,ごはんの友の研究をしているうち様々なストックになりました。
 冷蔵庫に今入っているのは,きんぴらゴボウ,牛肉のしぐれ煮,鮭のふりかけ,小松菜のふりかけ,やみつき無限キャベツ,そして冷凍庫には,玄米ごはん,です。
 最近まで湯がいたあとの豚肉も冷蔵庫に入っていました。
 これは味噌汁にも重宝しました。
 つまり,牛肉,豚肉,塩鮭,生鮭,小松菜,ごぼう,人参,蓮根,キャベツ,ツナ缶,という10素材に決まってきたということです。
 これらを常時買っておきましょうということです。
 なんか本当に料理は楽しい。
 これまた私の趣味になりました。
 ありがとう!
 
鮭のちゃんちゃん焼き風
材料 生鮭切り身2切れ,キャベツ1/8玉,A(みそ,めんつゆ,酒,各大さじ1(計45ml),砂糖小さじ1),バター大さじ2/3,塩ひとつまみ。
作り方
1 鮭は4等分に切って塩をふり皮に切れ目を入れる。
  キャベツは食べやすい大きさに切る。
2  耐熱容器にAを合わせ1の鮭全量とキャベツ1/2量を入れて混ぜバターを加え残りのキャベツをのせてざっくり混ぜる。
  ラップをふんわりかぶせレンジで4分加熱する。
  取り出して別の清楚な箸でざっくり混ぜ 再びラップをかぶせ レンジで1分加熱する。
  調理時間10分。冷蔵保存3日。

小松菜と油揚げのおひたし
材料 小松菜1束。 油揚げ1枚。めんつゆ,水各大さじ3(45ml)。
作り方
1 油揚げはペーパータオルでくるみ レンジで30秒加熱して半分に切り細切りにする。
2 小松菜は上下に隙間を開けてラップでレンジで3分〜3分30秒加熱する。
  ラップに包んだまま30秒ほど水につけて冷ましラップを外して水気を取り4〜5センチの長さに切る。
3 保存容器に1,2を入れて混ぜ合わせる。
  調理時間7分。冷蔵保存3日。



 まず,うまみそだれ,を作る。

 うまみそだれ
 配合 味噌,塩麹,みりん,酒,各大さじ1(15ml)
 全ての材料を混ぜ合わせる。


 その代表的料理は,豚肉の甘味噌漬,である。

 豚肉の甘味噌漬け
 材料  豚こま切れ肉300g,味噌だれ全量,サラダ油適量。冷凍保存5日。
 作り方 
1 豚肉をポリ袋に入れうま味噌だれを加えて10分漬ける。
2 フライパンにサラダ油を弱めの中火で熱し豚肉を4〜5分炒める。 
  調理時間15分。 

 私の場合,サラダ油の代わりにオリーブオイルを使います。
 次,おかずの定番,豚肉の生姜焼き。
 

豚肉の生姜焼き
調理時間13分
材料 豚こま切れ肉300g,玉ねぎ1/2個,人参1/2本,サラダ油適量,A(生姜すりおろしひとかけ,醤油,酒,みりん各大さじ2(30ml),砂糖大さじ1。
作り方
1 合わせたAと豚肉をポリ袋に入れ5分以上漬ける。
2 玉ねぎはくし形切りにし人参は短冊切りにする。
  耐熱容器に入れてラップをふんわりかぶせレンジで1分30秒加熱する。
3 フライパンにサラダ油を中火で熱し,1の豚肉を炒める。
  タレは袋に残しておく。
  色が変わってきたら2を入れ,袋に残ったタレを加えてよく混ぜる。


 本日紹介した料理はいずれも豚肉300g。
 これは湯がいて保存する方法を覚えたのでいつでも準備できるということになる。
 サラダ油は使わずオリーブオイルを使うことにこだわる。
 豚肉は牛肉よりも安価であり,しかもビタミンが豊富なのでこれからどんどん作りたいものだが,先に牛肉のしぐれ煮を覚えてしまい,その旨さも覚えてしまったので,この豚肉料理はかなり吟味しないと定番になりづらいかもしれない。



 まずは,トマトすき焼き。
 冷蔵保存5日,レンジ調理である。
 見た目がとってもいいね。
 すき焼きにトマトの取り合わせというのがなんだか俳句的だ。

トマトすき焼き
材料 牛細切れ肉300g,トマト大1個,玉ねぎ中1個, A(酒,水,各50ml,醤油,砂糖各大さじ2,めんつゆ大さじ1/2)
1 玉ねぎはくし形切りにし,耐熱容器に入れてラップをふんわりかぶせレンジで2分加熱する。
2 トマトはくし形切りにして,フライパンに入れヘラで潰す。
  そのまま中火にかけ炒めて水分を飛ばす。
  水気が飛んでフライパンの底が半分以上見えるようになったら玉ねぎと牛肉を加えて炒める。
3 牛肉に焼き色が付いたら Aを加え全体を混ぜながら水分を飛ばして煮詰める。

 本日もキャベツの料理。
 これは冷蔵保存3日。
 レンジ調理。
 前日のキャベツも1/4個だったので今日のキャベツで1/2個になるという計算か。

肉味噌キャベツ
材料 キャベツ1/4個,豚ひき肉150g,A(味噌,醤油,酒,砂糖各大さじ1,豆板醤小さじ1/2強)
1 キャベツはざく切りにして耐熱容器に入れラップをふんわりかぶせレンジで2分30秒加熱する。
2 取り出してひき肉と合わせたAを加え箸でざっくり混ぜる。
  再びラップをかぶせレンジで4分から4分30秒加熱し別の清潔な箸でざっくり混ぜる。

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