夕顔絵夢二郎の江戸ハブ日記

映画・読書・走る・仏教=江戸ハブ、でしたが、走る、は、泳ぐ、に変わっております。そのほか、ギター弾き語り、絵手紙、料理、が主な趣味です。最近は、神道の勉強もしております。

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合併、売却、新規参入。たかが・・・されどプロ野球!合併、売却、新規参入。たかが・・・されどプロ野球!
著者:小林 至
販売元:宝島社
発売日:2004-12-14
おすすめ度:4.0
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 野球人口は,少子化では説明できないペースで減少していること。野球さえうまければいいという選手の姿勢。野球を見る以外にやることのない球場。放送権。商品化権。映像の二次使用権などの財産管理の稚拙さ。野球人気依存体質。親会社依存体質。巨人依存体質。これらの言葉に代表される本気で腰を据えて自分について考えようとしない甘えの構造。球界全体を俯瞰する仕組みのないいびつな経営形態。そして大リーグへの人材と金の流出。
 オリックスは,球団としてはイチローが去ったあと,迷走がつづいているものの,広告媒体としてのプロ野球球団というビジネスモデルにおいては,燦然たる成功を収めた。正にモデルケースである。
 楽天が新規参入表明から決定までのほんの2ヶ月間に350億円の広告効果があったことを明らかにしている。

 

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スタジアムの戦後史―夢と欲望の60年
著者: 阿部 珠樹

 歴史上のスタジアムの情話。
 スタジアムには、人のような存在感がある。
 スタジアムは楽しい。
 あるいは、楽しませてもらった。
 それが、経営状態で消えたり新しくなったり、さまざまな歴史を私たちに見せてくれる。
 確かに存在したのになぜなくなった。
 そう思いたいのが、東京スタジアムだ。
 この球場は、今でも語り草になっている。
 あの「こち亀」にも出たほどだ。
 ところで、東京スタジアムは、たった10年の命だったらしい。
 私にとっては、少年時代の思い出だ。一回は本物を味わいたかった。
 今でこそ、千葉マリンは超一流のチームになっているが、当時は、東京オリオンズといって、東京スタジアムを本拠地にしていた。
 東京下町ということもあったのだろうが、土地の問題で、右中間左中間がまっすぐで、ホームランがとても出やすい球場だった。
 そこで、東京オリオンズは、木樽、成田、小山という投の三本柱とアルトマン、ロペス、江藤という破壊力のあるクリーンアップを擁し、濃人渉監督の下、昭和45年、優勝を遂げたのである。
 あのときの東京オリオンズは、既にロッテオリオンズと名前を変えていたが、本当に強かった。
 あのチームが東京スタジアムでずっと続いていたら、本当に楽しかったろうな。
 あのチームこそ究極のチームではなかったか。懐かしい。
 去年の夏、東京スタジアムがあったらしい所を歩いた。観客席のない普通のグランドになっていた。
 川崎球場も昔の面影がなくなった。だが、存在はしているらしい。
 ここは、横浜ベイスターズが大洋ホエールズの時代の本拠地で、阪神タイガースが来ると良く見に行った。
 川崎駅から歩いていくのが楽しかった。
 ここも本当に下町という感じだった。庶民性が強い。
 これらスタジアムの盛衰を経済とシンクロさせたのは卓見だ。
 これほど大きな物体も、経済によっては、存在が危ぶまれるということ。
 経済は、儲からないものを捨てるのである。
 あの大阪ドームでさえ危なかったのだが、ネーミングライツなどでなんとか助かる運命らしい。
 これからも多くのスタジアムを訪問したいものだ。

 

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