夕顔絵夢二郎の江戸ハブ日記

映画・読書・走る・仏教=江戸ハブ、でしたが、走る、は、泳ぐ、に変わっております。そのほか、ギター弾き語り、絵手紙、料理、が主な趣味です。最近は、神道の勉強もしております。

タグ:家庭

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夫婦のバランス学―それでも離婚しない二人―
著者:
池内 ひろ美

  なぜ、夫婦が不仲になるのか不思議でならない。が、不仲の夫婦が多いのは事実であり、離婚率が高まっているのも事実である。

 更に、熟年離婚がこれからじゃんじゃん増える予想であり、寂しい限りだ。

 理解し合って結婚したのだと思うが、残念ながら理解し得なかったとのだろう。それは、バカと言うことだ。

 逆に、高校時代に知り合ってそのまま結婚した14歳違いの夫婦がいて、今なお仲がよろしいとのこと。このカップルは、妻が先生つまり年上なのである。

 さらには、年収で夫が三百万円妻が一千万円などというカップルもいるそうだが、こちらも円満だそうだ。仲がいいとか悪いとかは、年齢とか年収とか社会的地位によるものではないと言うことが分かる。

 逆DVもある。妻からものを投げられ顔面にあたって網膜剥離になった夫の場合、本当に情けない姿だなと思った。その妻が、今度は、著者を訪ねてくる。そして言う。「夫は、虚言癖がある」と。

 不仲の原因は、要するにお互いにコントロール不能になっていると言うことだろう。

 お互いにすべてをさらけ出していない、つまり、お互いがアンフェアだということ。

 それが原因だろうな。お互いに嘘を付き合っていれば、それが不信につながり、うまくいきっこないという図式だろう。

 お互いがずるければ、そんなのは、そもそも崩壊しているというものであって、そういうのは、最初から成立していないと言うことだと思う。

 男女関係をきちんとするには、最初から、自分をさらけ出すことが必要だろう。真実を見せ合うことが肝要である。

 ここまでをまとめるとこうだ。

 不仲の夫婦は、そもそも最初から崩壊していたと言うこと。なぜなら、すべてをさらけ出していない仮面夫婦だから。

 長い人生を思うと、ベストパートナーに出会えない不幸くらいつらいものはなかろうに。

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荻原博子の「家計力」―2007年、大増税時代に勝つ!
著者:
荻原 博子

  正直言って、我が家の家計は破綻している。ぎりぎりのところで生活していたが、この2年間の出向ですっかり破綻してしまったのだ。家計破綻、こんなのプロでないもの、どうやって立ち直るかだ。再生への道のりは遠い。なのに、家を建てるとかなんだとか、夢だけはあるわけだ。危ない綱渡りをしようと考えているのだ。

 著者は、住宅ローンの借り換えを推奨する。その基準は、1000:10:1である。

 残額1000万円以上、10年以上、利率が0.1パーセント違うなら、即借り換えをしろという。

 家計は、1:1:1でもっていくこと。固定、流動、その他の割合である。固定というのは、毎月の、住宅ローン等の出費である。流動というのは、食費、光熱費等である。その他は、預貯金である。

 そしてとにかく貯金せよという。貯金は、天引きがいい。一年でいくらたまるか?それが大きな基準となる。つまり、それくらいのローンしか組めないのだ。

 今の世の中、まだまだ先行き不透明だから、まず、定額預金で様子見しろという。そして、給振り等銀行と良好な関係を作っておけというわけだ。

 そのような細かい芸当が実は、大事なのだそうだ。

 家賃で家が買えるとは考えないこと。このことも重要だという。確かに、住宅ローンの月々の返済を考えると、家賃と大差ないという観点から新築してしまうものが多いのだが、その考えは、とても危険だと警鐘を鳴らす。

 以上、家計の観点から様々な論を展開してくれる。とても分かり易かった。我々素人が陥りやすいま違いなどはっとすることが多かった。

 ここまでをまとめるとこうだ。

 家計は、慎重であるべきだと言うこと。老後のことも考えると、まず現金を持っていなければならない。借金体質は、脱却すべきだ、そのような主張がなされていたと思う。

 まず、貯めることから始める、基本的なことだと思うのだが、なかなんできないのが欲の深い我々人間である。

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