秋葉原プログラミング教室、新教室のお披露目会を無事終えることができました。ホントに大勢の皆様にお越しいただき、心から感謝です。ありがとうございました。

と言ったものの、実はホスト役のワタクシが当日はインフルエンザに罹っていることがわかり、まさかの欠席。会を呼びかけた本人が不在とは・・・。なので、感謝の前に、まずは深く深くお詫び申し上げます。すいませんでした!

それから、自分の代わりにホスト役を果たしてくれた清水氏には本当に感謝です。トークセッションでは古川さん、遠藤さんの濃ゆい話も聞けて、2人にも感謝のしようがありません。あ、実はスタッフがつなげてくれたskypeでこっそり見てました。


トークセッションの途中で古川さんが仰っていた、“天才と言われた人に共通していることがある、それは子どものころに、ねじ回しがあればなんでも分解したことと、百科事典を端から端まで全部読んだ体験」というのがとても印象に残っている。それって、教育学者、キエラン・イーガンの言う「物語的想像力」の話だと思った。プログラムをただ創る(creation)のではなく、プログラミングによって変わる未来を想像する(imagination)こと。それが成し遂げられれば、僕らのこの試みの成功が見えてくるに違いない。

そんなわけで、60代、頑張ります。

*まだまだお呼びできていない皆様、この先も何度かこうした会をやっていきたいと考えてますので、その際にはぜひお越し下さい。よろしくお願いします。
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というわけで、お披露目会で配布した、当日のワタクシのあいさつぶんを下に載せておきます。


みなさん、こんばんわ

今日はお忙しい中、当教室のお披露目会にご参加いただき誠にありがとうございます。日頃の悪行が祟ったのか、一生に何度もないであろうこんなハレの日に、インフルエンザに罹ってしまいました。大変申し訳ありません。

そう言えば、ここ10年以上続けている小唄と三味線ですが、3年前に名取りを襲名しました。で、神田明神での名取り式に臨むことになっていたのですが、ちょうどそのとき、肺結核を患って絶賛隔離中だったため、このときもハレの席に出ることができませんでした。後日、お弟子さんのひとりがその名取り式の写真を送ってくれたのですが、未だにそれを見ていません。きっと「悔しい」んです、僕は。

「悔しい」という言葉は、母親の口癖でした。テストの点が悪かったとき、「悔しくないん?」「悔しいいう気持ちがないん?」と、よく怒られました。母親の悔しさが子に伝染した瞬間です。「嫉妬」とも「敗北感」とも異なる、この「悔しい」という気持ち。そんな決してポジティブでない言葉から、僕はずっと目を背けてきました。自分の行動の源泉は、そんな負のエレルギーじゃないと、そう思い続けてきたのです。今流行りの言葉で言うと、心の景色を意図的に書き換えていたように思います。

3年前、肺結核での隔離療養中、病院の最上階から外の景色を夕方、毎日眺めていました。所沢あたりの夕景、高尾山の向こう側に沈んでいく夕陽。まだ赤々とした西の空から天上付近の漆黒までのグラデーションがぞっとするほど美しかった。自身がこの闇の中に埋もれていくような感覚。でも、怖くはありませんでした。そんなことより、ここから出られないことが、どうしようなく悔しいと思いました。そう、このとき初めて、本当の「悔しさ」を知ったように思います。


昨年の5月、UEI代表の清水氏からプログラミング教室をやってみないか、と打診がありました。以来、10ヵ月。社会に出てからのほとんどを編集者として、しかも現場仕事にタッチしない編集長として過ごしてきた自分には、すべてが初めて体験することばかりでした。端から見れば会社ごっこにしか見えなかったでしょうが、当人は真剣です。週刊アスキーを創刊する前以来、と言うとどのくらい本気かわかっていただけるでしょうか?


負けることが悔しいんじゃない。何もできないことが悔しいのだ。だから、何かをやり続けないことには、悔しさだけがスパイラル状に貯まっていく。だから、「悔しさ」がバネでもいいじゃないか。何かを「やれる」ことは、これほどまでに尊く輝かしいものなのだから。


週刊アスキーのときと同様、今回も優秀なスタッフが揃いました。自分はいつもスタッフに恵まれています。今日も僕がいなくてもちゃんとしたお披露目会が・・・できてますよねw

本日は本当にありがとうございます。教室としてはスタートアップの段階ですが、今日みなさんが集ってくれたこの場所から、日本の、いや世界のプログラミング教育を刷新するような新しいパラダイムを生み出していきたいと思います。最後に、こんな新しい世界に誘ってくれた清水亮氏と、「何かをやり続ける」ための船出に駆けつけてくれた皆様に、心より感謝申し上げます。

2018/03/14
株式会社UEI エデュケーションズ代表取締役社長
                福岡俊弘 拝