最深部~さいしんぶ~

同人サークルのHP。パワプロ、デレステ(主に姫川友紀)、その他のイラストや小説を扱っております。このサイトのイラストは二次創作を含み、非公式です。ファンサイトってやつ。直リンク禁止。どうぞごゆっくり。

こんばんは。

花鳥風月140に参加させていただきました!初参加でした!

同人誌、ラミカ、サークルペーパーなどを手に取っていただいた方々、話しかけていただいた方々、
ほんとうに嬉しかったです!

カープのユニフォーム(ちなみに背番号55エルドレッド選手)を着て売り子もやっていたのですが、カープ好きだよ!と声をかけてくださった方も・・・!そして花鳥風月140イベントレポでカープファンがいたと書いてあったり・・・ああ、参加してよかったと思っております!

次の花鳥風月141も参加しようかと考えています~。

今日はお疲れさまでした&ありがとうございました!

ありがとう




お久しぶりです。

連載小説の更新が早くも滞っておりますが・・・今回は参加するイベントのお知らせです。

8/26 に島根県松江市のくにびきメッセで行われる同人即売会、花鳥風月140に参加します!
ジャンルはパワプロ、サークル名は最深部です。場所はB53-54です。パンフレットにも場所が載っています。


お品書きも載せておきますね。

同人誌「あおいさんのお腹にパワプロさんの赤ちゃんが?」・・・200円
サンプルはこちらhttp://blog.livedoor.jp/tikasaishinnbu/archives/10257432.html
同人誌の表紙


同人誌「兄さん、パワプロさんからお花をいただきましたよ。」・・・200円
サンプルはこちらhttp://blog.livedoor.jp/tikasaishinnbu/archives/10820741.html
表紙色塗り


水着姿のパワプロキャララミカ(パワプロ、早川あおい、猪狩守、猪狩進)・・・各20円


以上です。

サークルペーパーはご自由にお取りください。当日はお立ち寄りいただけると嬉しいです。


監督「早川、行ってこい!」

 

あおい「はいッ!」

 

少年野球大会、地方大会決勝・・・おてんばピンキーズ 対 猪狩ブルース

試合は9回裏、猪狩ブルース最後の攻撃、おてんばピンキーズは2点差で猪狩ブルースをリードしていた。

おてんばピンキーズのリリーフ、早川あおいは継投を告げられマウンドに向かう・・・。

 

あおい「ここで、ボクが決めないと・・・・!」

 

早々相手を追い詰めたが、あと一球が決まらない。

 

「フォアボール!!」

 

あおい「・・・・落ち着け、ちょっと緊張してるだけじゃない。いつも通り投げれば・・・そのうち・・・。」

 

「フォアボール!!」

 

ノーアウト12塁。不幸なことに迎えた相手は4番。

もしここでホームランが出たら。最悪の結末があおいの頭の中を埋め尽くしていた。

 

カキーン!!!!

 

グラウンドに爽快な金属音が響く。大きな弧を描き歓声の湧く方へ落ちていくボールをあおいはただ見つめることしかできなかった。

 

早川あおいの小学生最後の夏が終わった。

 

 

 

 

 

・・・・・・・

 

4

昼休み

-南中学 保健室-

 

がららッ

 

パワプロ「失礼しま~~すぅ、せんせぇ~~お腹が痛いです~~薬くださ~い。」

 

パワプロ「ってあれ・・・・いないのか・・・・。ん?ベッドが1つ使用中・・・。」

 

パワプロ「あのぅ、すみませ~ん・・・。ここ使うの初めてなんですけど~・・・。」

 

パワプロ「もしもーし。」

 

しーん・・・

 

パワプロ「ちぇ。昼休みもう終わっちゃうし、自分で薬探すか。えーと?薬は・・・・・

あの棚かな?よし・・・・。」

 

ごそごそ・・・・(背が小さいので椅子を用意する)

 

パワプロ「あ、奥にあった・・・よし、ゲット・・・・」ぐらッ

 

パワプロ「わーっ!!!」(どんがらがっしゃーん!!!)

 

(使用中のベッドのカーテンの中からあおいが出てくる。)

 

あおい「・・・大丈夫?」

 

パワプロ「へ、へへ。」

 

・・・・・

 

あおい「この紙に名前と今日の日付、あと保健室に来た理由を書いて。」

パワプロ「はーい。」

 

あおい「書けたら先生の机の上に置いといて。あとからボクが伝えておくから。」

 

パワプロ「ありがと!えーと・・・・早川さん!」(あおいの名札を見る)

 

あおい「・・・どういたしまして。」

 

パワプロ「あっ、名札の枠が緑ってことは、オレと同じ一年生なんだ!」

 

あおい「・・・そう、なんだ?」

 

パワプロ「オレ、一組のパワプロ!よろしく!あおいちゃんは何組?」

 

あおい「・・・3組。」

 

パワプロ「へー!じゃあ3階の教室か!オレ2階~。」

 

あおい「へー・・・。」

 

パワプロ「早川さんは熱かなんかでここにいるの?」

 

あおい「ま、まあそんな感じかな。」

 

パワプロ「そっかー・・・ってうわ!もうこんな時間!?午後の授業始まる!」

 

パワプロ「早川さん!」

 

あおい「・・・?」

 

パワプロ「お大事に!ゆっくり休んでね!」にっこり

 

あおい「・・・ありがと。」

 

・・・・4月のまた別の日

 

午後の授業中、保健室

 

がららッ

 

パワプロ「うおーーん、給食食べすぎちゃった・・・お腹痛い・・・・。」

 

パワプロ「って先生またいないのか。またベッドが1つ使用中・・・。」

 

パワプロ「まあいいや、ここの紙に書いて薬取ればいいんだから。」

 

がららッ(あおいが保健室に入る)

 

あおい「あ。」

 

パワプロ「あ、君は・・・・早川さん!」

 

パワプロ「どうしたの?今日も具合悪いの?」

 

あおい「ま、まあね・・・。」

 

パワプロ「そっかあー。あ、やっべ!腹痛のこと忘れてた!」

 

あおい(棚の腹痛止めの薬を取る)

 

あおい「はい。蛇口そこにあるから飲んでおいでよ。」

 

パワプロ「あ、ありがとー早川さん!いいなあ背が高いって。」

 

あおい「・・・・。」

 

パワプロ、薬を飲む

 

パワプロ「ふう、・・・オレこの授業休もうかなー。」

 

あおい「ふーん。」

 

パワプロ「ねね、早川さんは何の部活入った?」

 

あおい「・・・入ってない。」

 

パワプロ「えー!?まじで!?部活楽しいよ?」

 

あおい「・・・パワプロ君は何の部活にしたの?」

 

パワプロ「オレはね、野球部!」

 

あおい「・・・そう。・・・どうして野球?」

 

パワプロ「それはね、去年親父に連れてってもらったんだよ、甲子園!高校野球!もう、すごく感動しちゃってさー!青春だなって!だからオレも青春するために、今から野球始めようって決めたんだ!」

 

あおい「ふーん・・・。」

野球部に


がららッ

 

保健室の先生「あっ!どうしたの授業は!」

 

パワプロ「やベッ!!」

 

保健室の先生「元気なら授業に戻りなさーい!」

 

パワプロ「へーい。失礼しました~。」

 

がらがらがら(パワプロが扉を閉める音)

 

保健室の先生「早川さんはどうする?今のうちに帰る?」

あおい「いえ・・・もうちょっと自習しています。」

 

・・・・・

 

三日後

 

パワプロ「あーっ!しまった!数学の教科書忘れた!あ、そういえば、3組が午前中に数学あったっけ!よし、3組に行ってみよう!」

 

パワプロ「おーい木村!数学の教科書貸してくれないか?」

 

木村「パワプロ!ほらよ。」

 

パワプロ「サンキュー!」

 

パワプロ(きょろきょろ)

 

木村「どうした?」

 

パワプロ「なあ、早川さん、休み?」

 

木村「早川さん?早川さん・・・あー、いつも休んでいる人か。」

 

パワプロ「休んでいる?」

 

木村「そそ、登校拒否ってやつかな?全く見かけないな。」

 

パワプロ「へー・・・。」

 

木村「お前なんで早川さんのこと知ってんだよ。お前、西小出身だろ?」

 

パワプロ「んーちょっと知り合いになったっていうかなあー。早川さんは何小出身なんだ?」

 

木村「オレと同じ東小だよ。六年生の時は同じクラスじゃなかったけどな。6年生の2

学期あたりかな?学校に来なくなったって聞いたのは。」

パワプロ「ふむふむ。」

 

木村「で、お前どこで早川さんと知り合った?」

 

パワプロ「保健室。」

 

木村「へー。それでも学校に来てるんだな。」

 

パワプロ「木村は早川さんが保健室登校になったきっかけとか知ってるの?」

 

木村「あー・・・なんか女子によっぽどひどいこととか言われたんじゃねえの?それにうちのクラスの女子、東小で早川さんと同じクラスだった人がほとんどだからさ。教室に来るのは難しいだろうな。」

 

パワプロ「青春もできないなんてかわいそうじゃないか?」

 

木村「まあな。」

 

パワプロ「・・・そうだ。オレ決めた!」

 

木村「何だよ。」

 

パワプロ「オレが早川さんの青春になるんだ!」

 

木村「お、おう。早川さんの恋人になるとか?」

 

パワプロ「いや、そうじゃないけど考えがあるんだよ・・・・。」

 

・・・・・

 

-保健室-

 

がららッ

 

パワプロ「失礼しまーす。」

 

パワプロ「おーい、早川さん。オレだよオレ!パワプロ!」

 

あおい「・・・・何?」(ベッドのカーテンから顔を出す)

 

パワプロ「今日の放課後5時に、学校の近くの河川敷で待ってる!」

 

あおい「・・・・。そう。」

 

パワプロ「待ってる!じゃあね!授業始まるから!」

 

あおい「・・・・・。」

 

・・・・・

 

-河川敷-

 

あおい「・・・・・。」

 

放課後。今日は部活が休みでみんなそそくさと帰ってしまったのだろう、下校のピークはとっくに過ぎていて生徒の騒がしい声が聞こえない。

 

保健室の先生「もうみんな帰ったようだよ。」

 

あおい「はい。それじゃあボクも帰ります・・・・。今日もお世話になりました。」

 

保健室の先生「はーい。」

 

失礼しましたと言って保健室を出た。廊下は西日の黄金色を反射している。

「誰もいないよね。」

別に口に出してはいないのに自分の声が聞こえた気がした。それほど校舎は静かだった。

「待ってる!」

昇降口の時計を見る。515分。パワプロ君はまだ待っているだろうか?

いや・・・そんなことないでしょ。はあ、とため息をついて下駄箱の靴を取った。

 

綺麗な黄昏だなと思う。平地に河川敷はあって、河川敷の向こうに賑やかそうな町が、そのまたずっと向こうに山が見える。この河川敷からの眺めは好きだ。

空から河川敷の原っぱへ目を移す。

別に期待しているわけじゃないけど。

パワプロ「早川さーん!!!!」(たったった)(あおいに向かって駆けて行くパワプロ)

 

ボクを見つけた男の子は声変わりしていない高い声でボクを呼んだ。

 

パワプロ「来てくれたんだ!」

 

あおい「・・・ここ、帰り道だし。で、何か用でも?」

 

パワプロ「はい、これ!」

 

・・・野球のグラブ。なんで、どうして。9回裏あのマウンド。ボクを責める声、クラスにいるチームメイトの冷たい視線。いろんなことがフラッシュバックする。

 

パワプロ「早川さん!いくよー!」

 

パワプロ君の声で我に返る。パワプロ君が投げたボールは大きな弧を描き、ぽす、と音を立ててボクの左手のグラブに入った。

ストレートとはまだほど遠い球、形になっていないフォームにボクは思わず吹き出す。

 

あおい「ぜんっぜんだめー!!!」

 

パワプロ「えーーーー!?」

 

あおい「こう!」

 

(シュッ)

(ビュイーン!!)

 

バシッと音を立ててパワプロ君のグラブに収まる。

 

パワプロ「す・・・・すっげーーーー!」

 

素っ頓狂な声を上げて再びボク向かってボールを投げる。


パワプロ「早川さん、野球やったことあるのー!?」

 

あおい「ちょっとねー!」

 

ボールを投げ返す。

 

パワプロ「ポジションは何やってたのー!?」

 

あおい「ピッチャー!」

 

パワプロ「すげー!!!!」

 

パワプロ「いいこと考えたー!」

 

あおい「なーにー!?」

 

パワプロ君はこっちに駆けてきて屈託のない笑顔でこう言った。

 

パワプロ「オレ、早川さんに野球教えてもらえばいいじゃん!」

 

あおい「へ?」

 

パワプロ「どうやったらまっすぐ投げられるようになるの!?こう?それとも早川さんみたいに下から投げるの?」

 

大きく輝いた目で見られると、なんだかくすぐったい。

 

あおい「あーもう!1から教えてあげるから!」

 

パワプロ「やっほーい!お願いします!」

 

ばんざーいと言わんばかりに喜ぶパワプロ君。つられてボクも笑みがこぼれる。

久々に笑えた気がした。


キャッチボール





 

 

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