2005年09月29日

コーチングバイブル(ローラ・ウィットワースほか)

日本のコーチングの火付け役である榎本英剛氏が習得されたCTIのコーアクティブコーチングについて創設者たちが集大成し、解説した本である。

 コーアクティブコーチングでは、コーチングを、クライアントがよりよく生きるため、その自己基盤(パーソナルファンデーション)を頑丈でバランスがよく、力と希望に満ちたものにしていく、コーチとクライアントの協働作業(互いに関係し合い、影響しあってともに育つ)として捉える。

コーアクティブコーチングの背後にはカウンセリングや心理学の裏づけがあると思われるが、それらをバックグランドにしつつ、心理療法(セラピー)としてではなく、万人の人生や生き方に役立つコーチングとして、理論と手法を体系化し、詳しく、分かりやすくまとめている。コーチとしてのあり方、コーチの哲学、パーソナルコーチングとは何かを知り、コーチング道を極めたい人には欠かせない1冊である。

(東洋経済新報社、2500円+税、 02年9月)

 

  
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2005年09月27日

はじめのコーチング (ジョン・ウィットモア著)

この本は、1995年に日本で一番最初、コーチ21やCTIの榎本さんによる日本への導入よりも前に、翻訳出版され、絶版状態だった「潜在能力をひきだすコーチングの技術」(ジョン・ホイットモア、日本能率協会マネジメントセンター)の3rd version を翻訳したもので、「待ってました」という感じの本です。  

ロシア語、マレーシア語を含め、12カ国で出版されているとのことです。  

この本で著者は、人間性心理学をはじめ、幅広い心理学の素養をもとに、コーチングが人の潜在能力を発揮させる画期的な手法であると紹介し、コーチングの本質をわかりやすく説明しています。  

コーチングのモデルとして、GROWモデルを使い、会話例も、質問集もわかりやすく、水準が高いです。  

日本のコーチングは、これまで、コーチ21のコーチング、CTIのコーアクティブ・コーチング、セルフコーチング、パーソナルコーチング、カウンセリング、コーチングマネジメント、ファシリテーション、エンパワメント、メンタリングなどが、バラバラな感じで紹介され、どこが一緒で、どこがよく違うのかよくわからないもやもやした感じがありました。  

本書は、これらの全体像について、コーチングとは、コーチが的確な質問によって、クライアントの「意識」と「責任感」を高め、「クライアントの潜在能力の顕在化(開花)を支援する手法」という視座から、統一的に説明してくれます。  

要は、これらはどれも本質は同じようなもので、同じ本質のバリエーションか発展形のようなものだということです。  

著者は、ウィットモアなのか、ホイットモアなのか、どっちの発音が正しいのかわかりませんが、イギリス人で、ヨーロッパのコーチング界の大御所です。  

ガルウェイのインナーゲームの考え方をイギリスでビジネスコーチングに取り入れ発展させてきた第一人者であり、CTIの「コーチングバイブル」の原本(Co-Active coaching)の冒頭に推薦文も載せています(コーチングバイブルの翻訳版には、この推薦文の翻訳は省略されています)。  

題名は、「はじめのコーチング」となっていますが、書いてあることを本当に理解するには、コーチングを身体で知っていないと、むつかしいかもしれません。学習が進んでいる人には、理論と技法の整理に役立つ部分が多いでしょう。

(Soft Bank 1600円+税 03年8月)

  
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2005年09月08日

楽しみは日常の中にありー独楽吟に学ぶ心の技法(橘曙覧、武田鏡村著)

橘曙覧は、江戸時代末期の福井県の歌人である。平成6年の天皇のアメリカ訪問の際、カーター大統領が挨拶の中で、「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見るとき」という句を引用されたことを機縁に、この歌人が心の時代の「人生の達人」として見直され始めた。「日々の楽しみ」「心の豊かさ」「人生の極楽」などの意味を考え直すには最適の一冊である。

 コーチングとの関係では、パーソナルファンデーション自基盤)や、個人の精神的な成長、精神性(スピリチュアリティ)を考える際に最適な本だと思われる。禅の修業をして「この世が極楽」と悟った高僧のような心境を歌の中に垣間見れる。(東洋経済、1400円+税 01年3月)

 

 

  
Posted by tikoubou05syohyou at 21:57Comments(0)TrackBack(0)シンプルライフ/生き方

コーチングマネジメント(伊藤守著)

伊藤守氏は日本初のコーチング専門企業である「コーチ21」の創設者である。伊藤氏の本は、いつも自分で咀嚼した言葉で書かれているので、非常にわかりやすい。この本は、コーチ21のトレーニングプログラムの考え方や手法を、コーチングマネジメントという視点からまとめたものである。企業のマネージャー、ビジネスコーチを目指す人には最適の一冊である。ディスカヴァー21、2000円+税 02年7月

  
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会議革命(齋藤孝著)

この本の著者は、「日本経済をダメにしている元凶のひとつは会議だ」という問題意識を持っている。会社の会議、、マンションの運営会議、町内の寄り合い、など、日本中の会議において、時間の割に深い議論ができていない、参加者の意識が低い、意思決定ができない、など、会議の生産性が低い現状を把握した上で、会議の時間を半減し、成果を倍増させ、参加者の気分を爽快にさせる「十の法則+3つのメソッド」を中心に、著者が長年にわたって培ってきた会議ノウハウを紹介している。 PHP研究所 1200円 税別

 

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Posted by tikoubou05syohyou at 21:49Comments(0)TrackBack(0)会議ファシリテーション

コーチングが人を活かす(鈴木義幸著)

ちょっとした努力で誰もが習得できるような「自ら思考し、自ら行動できる人の育て方」があるとすれば、企業も、親も、学校の先生も大喜びだろう。コーチングは、相手に「〜させる」対話技術ではなく、「〜してみたい」と思わせる対話技術である。本書は、誰でもすぐに使える「相手を活かすコーチングの50の対話技術」をコンパクトに紹介した実践的な本である。ディスカヴァー21、1300円+税、00年6月  
Posted by tikoubou05syohyou at 21:44Comments(0)TrackBack(0)コーチング