2013年05月17日

言葉は生き物

言葉は生き物です。

昨今、取り沙汰されている政治家の発言には、多くの方が耳を覆いたい思いをなさっていることでしょう。もちろん私もです。
また、身近な人のほんの一言が傷となってなかなか癒えないこともあります。
心にないことは言葉に出ないはず・・・そう考えると、やり場のない気持ちになりますね。

そんな中、ハッとする言葉に出会ました。
「生きてるってことは、結局人を傷つけていることになる。人を一度も傷つけずに生きてる人間なんて、ありはしないからね」三浦綾子作『天北原野』の中の台詞です。
そうか!私だって、自覚もなく人を傷つけてここまで生きて来たに違いない。
人間とは不完全なもの。だからこそ、言葉には慎重を期さなければならないのではないか。

聖書の箴言12章18節に「軽卒に話して人を刺すような者がいる。しかし知恵のある人の舌は人をいやす」
とあります。
人を見るときには、その言葉に細心の注意を払う必要があるでしょう。
そして、自分自身の口から出る言葉を大切に大切に考えなければならないと思うのです。



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2013年04月23日

私は私らしく生きる

 水野源三詩集「私は私らしく生きる」
(森本ニ太郎氏の写真と私の朗読CD付き・日本キリスト教出版局)
をご覧&お聴きくださったA さんから、お手紙をいただきました。
Aさんは、文中の礼子さんに誘われ、私の朗読会にいらしてくださった時、1度だけお会いした方です。
手前味噌かとも思いましたが、水野源三さんが、天に召された後も、このように人々に勇気を与え続けていらっしゃることに感動し、ご本人ご承諾の上で、紹介させていただきます。

<中村啓子様
 春の強い風、雨と、不安定なお天気が続いております。
 すっかりご無沙汰を致しておりますが、ご活躍のご様子、嬉しく思います。
 先日、礼子さんより、CD付きの本をいただきました。
 本当に!本当に感動でした!!
 水野源三さんの詩に心打たれ、啓子さんの朗読に胸が熱くなり、不思議な世界に誘われた時を感じました。
 私も癌と闘い、二十年・・・未だ病と付き合ってはおりますが・・・
もっと長く闘って大変苦労をなさっていた方が、こんなにも素敵な詩を、この世に生出せる方・・・源三さん!・・・
 神様の恵を一生懸命に信じ!表現し、純粋に自然を愛し、向かい合い慈しみ!守られ、与えられた命を大切に全ての物に愛を持って、懸命に生きて来た 源三さんに、大きな勇気と!希望!を頂いたように思います。
 「私は、私らしく生きる」
 病も個性と思い、この言葉を大切に大事に守り・・・もう少し頑張ってみようと思う気持ちが出て参りました。
 感謝と感動でいっぱいです。本当にありがとう御座いました。

 いつまでも御元気で、お身体大切になさり、病む者、苦しむ者、元気な者達(ひとたち)に、その美しい優しい響きの声で、元気と勇気を与えてください。啓子さんの声・・・母の胸にいだかれた錯覚を覚えます。・・・大勢の人達の為に大事になさって下さいね!元気と勇気を頂けた事に御礼申し上げます。>

 Aさんにお礼の電話をし、クリスチャンでいらしゃるのですか?とうかがいましたら、「いいえ、でも聖書の『神様は乗り越えられない試練は与えられない』という言葉は大好きです」と、おしゃっいました。
 もし、水野源三さんが、脳性麻痺で四肢の自由も語る言葉も失うことがなかったら、この世を去って30年近く経った今もこうして人々に勇気や希望を与え続けることはなかったと思うとき、彼の病は、不幸ではなく、使命だったと、痛感するのです。





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2013年04月21日

先生

福島県須賀川市にあるキリスト教会、中通りコミュニティーの増田牧師が、ショートエッセイを配信なさっています。いつも転送してくださる方があるのですが、今日のエッセイは、ぜひみなさまにもお読みいただきたくて、ご紹介します。


「先生」(2013.4.14)

昨年末に亡くなった将棋の米長邦雄さんは、マスコミでも人気の棋士の一人でした。米長さんは、将棋の7大タイトルのうち、1985年に四冠を達成しました。しかし、名人位はなかなか獲得することができないでいました。

さて、強者があまたいる将棋界でも、七冠を達成した羽生善治さんは、まさに天才と呼ぶにふさわしい棋士です。米長さんは、羽生さんがデビューした頃、彼のことを「坊や」と呼んでいました。実際、羽生さんは米長さんとは親子ほども年が離れています。しかし、すぐに坊やと呼ぶのをやめてしまいました。そして、代わりに「先生」と呼ぶようになりました。羽生さんの実力を認め、積極的に羽生さんの将棋を学ぼうとしたのです。

ある時、米長さんは、「先生」のインタビュー記事を雑誌の中で見つけました。「将棋の進歩に取り残されないためにも、油断は禁物です。自分には、絶えず前向きな勉強が必要だと思っています」という記事でした。天下無敵の七冠王ですら、常に緊張感を持って前進しようとしている。その姿に感動しました。そして、その記事を切り抜いて自室の壁に貼り付けたそうです。

また、他の若手とも積極的に交流して教えを請いました。このようにして修練を積み重ね続けた米長さんは、7回目の挑戦にして、1993年に悲願を達成します。49才。史上最年長でした。

聖書は言います。「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい」(ピリピ2:3)。成長の秘訣は「謙遜」です。

しかし、謙遜というのは難しいですね。最近謙遜だなあと思ったとしたら、すでに傲慢だということですし。

謙遜の秘訣は、お互いが比較し合って優劣を競うというこの世のものの見方を離れ、いっさい比較する対象がいない絶対者、創造主なる神さまを見上げて歩むことです。神さまの前では、とても誇り高く顔を上げてはいられませんから。そして、「どうか導いてください」と膝をかがめるしかなくなりますから。

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2013年04月13日

三浦綾子読書会朗読部門10周年

昨日、三浦綾子読書会朗読部門10周年記念朗読発表会を開催しました。
生徒さん10人と私が、「太陽は没せず」のそれぞれのパートを読むというものです。
ほとんどの人が専業主婦。
初めは、噛まないで読むことすら出来なかった人が、噛まないどころか、ゆらぎを持って読んでいる!
「継続は金なり」という言葉を実感しました。
指導を始めた翌年、母が倒れて、介護と仕事で一睡も出来ない中でのレッスンだったり、プロのOKEIKOとは取り組み方が違い過ぎることに絶望しそうになったり、精神的に戦いの連続でした。
でも、お客様の前で、聞くに足りる朗読をしている姿に、続けて来てよかったと、しみじみ感じたことでした。昨夜は眠れず、今日これからのOKEIKOが心配です(笑)
ご夫婦で「母」の朗読と賛美をなさった飯塚さんご夫妻は、圧巻でした。
これからは、私だけでなく、生徒たちが、三浦綾子さんを伝えるために、どんどん外に出て行きますようにと祈るばかりです。


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2013年04月06日

新学期

今日、ナレーションスクールOKEIKOの新学期が始まりました。
キャリアクラスでは、一斉にボイスサンプル制作を目指してスタート!
New face クラスは、発声と表現の基本を学びました。
授業のあと「楽しかったです!」の笑顔を贈られたのは、最高の喜び。
一人一人の将来に光に満ちた道が開かれますように。
そう祈るばかりです。
半年後には、どこまで成長しているのでしょうか。


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2013年04月02日

もの差し

言葉が通じない。もの差しが違いすぎる・・・。近頃しばしばそんなことを感じる。
どうして?あり得ない!そんな気持ちになることの多いこと。
でも、必ずしも自分のもの差しに狂いがないとも言い切れない。
常に、自己中心や感情ではない、しっかりしたもの差しを持っていたいと思う。
そして、みんなにもそのことに気づいて欲しいと思う。

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2013年03月30日

思いを尽くし

3月初めての投稿となってしまいました。
こんなに長い間休んでいましたのに、今日も多くのご訪問があり、有り難くも申し訳けなく思います。

こんなに人との関わりが多かったひと月は、かつてなかったような気がします。
中でも心に残ったのは、ナレータースクールOKEIKOの納会でした。
1期半年ごとに行うこの会ですが、今期はちょっとグレードアップ。
日比谷公園の中にある白亜のレストラン、日比谷パレスで開催したこの納会、会場の雰囲気、プロフェッショナルな司会、クラスごとに趣向を凝らした朗読発表など、品よく、暖かく、それは素敵なパーティーになりました。
翌日、facebookに投稿されたメンバーの一人からのコメントに、ああ、試行錯誤で続けて来たスクールが、このような会になったのかと、なんとも言えぬ喜びを覚えたことでした。
それは「OKEIKOの結束の強さとお互いを思いやる心」を感じたというものでした。

「思いやる心」と言えば、この日比谷パレスの、おもてなしの心は、極上でした。
二日後に、同級生4人で再び食事に訪れた私は、そのサービスに、ただもう感動するばかりでした。
利益を求めるのではなく、あくまでもお客に喜ばれることを第一に考える。その精神をひしひしと感じさせられのです。帰りには、表に出て、私たちの姿が見えなくなるまで見送ってくださっていたその姿は、私たちそれぞれの胸に深く刻まれたことでした。
仕事であれ、人間関係であれ、実を結ぶのは、このような姿勢なのではないでしょうか。
「心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして・・・」聖書の言葉が浮かびます。

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2013年02月14日

バレンタインデイ多忙

今週は、毎日バタバタで、報告が遅くなりましたが、
11日、明るい陽射しの午後、玉川上水のほとりで開催した「星野富弘 人と詩の世界」朗読会は、2部とも満席のお客様と心をひとつにした素敵な時間となりました。奉仕で助けてくださったスタッフから、それぞれ「楽しかった」「しあわせでした」という声を聴く事が出来たことにも感動!最高のしあわせ・・・それは人に恵まれることだと強く思わされたことでした。みなさま、本当にありがとうございました。

さて、今日はバレンタインデイ。どういうわけか、例年この日は仕事が立て込みます。
朝からゆっくりランチも出来ないまま飛び歩きました。
チョコを手渡すたびに返ってくる言葉は「すみませんねえ。いえ、特にこの日を狙ったわけではないんですけどね。たまたまなんです」ウフフ・・・いいんですよ。こんな機会でもなければ、なかなか感謝の気持ちを表せませんから。

それにしても、昨夜も遅くまでナレーション録りだったこともあり、疲れて目が真っ赤。今夜はこれで休むことにします。おやすみなさい。

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2013年02月10日

笑顔 to 笑顔

礼拝のあと明日の朗読会の最終練習。そして、老人ホームにいる父を見舞いました。日曜日には欠かせない習慣です。
ダイニングで他の人たちとテーブルを囲み、テレビを見ていた父は「どうしたの?こんな時間に。もうすぐ食事だよ」と、バイバイの仕草。この頃いつもあっさりしたものです。父の部屋のクローゼットに洗濯してきたジャケットを掛けて、帰ろうとしたとき、父と同じテーブルに座っているいつも全く表情がなく、話した事もない婦人が、私の方を見て、なにやら声をかけています。傍へ行き、(文字通り)耳を傾けると、「あなたはいつもニコニコして帰って来て、いいねえ」と、にっこり!わ、この人が笑た!!嬉しくなりました。だって去年の10月、父がこの施設に入って以来、この人の表情筋が動いたのを初めて見たんですもの。
笑顔を送ることだけで、笑顔になっていただけるなら、お安いご用!と思いながら、足取りも軽く夕陽を浴びた畑沿いの道を帰りました。

明日は、いよいよ公演本番。笑顔でお客様をお迎えしましょう。


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2013年02月05日

2月11日の朗読会

しばらく穏やかな陽気が続き、春の訪れを感じ始めていたところへ、再び雪の予報・・・寒暖の差が激しい昨今、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。

前回ご案内させていただきました、2月11日の朗読公演は、おかげさまで満席となりました。
ここで、チケット販売を終了させていただきます。
ご協力くださいましたみなさま、本当にありがとうございました。

いよいよあと6日です。お越しくださいます方々とお目にかかれますことを楽しみにしています。


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